FANTASTIC SILENT MOVIES SELECTION

 

 

青い鳥
The Blue Bird (1918)
日本での劇場公開年は不明
VHS・DVD共に日本未発売

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(P)2005 KINO International (USA)
画質★★★☆☆ 音質★★★☆☆

DVD仕様(北米盤)
モノクロ(着色)/スタンダードサイズ/ステレオ/音声:サイレント(伴奏音楽・音響効果あり)/字幕:英語/地域コード:ALL/81分/製作:アメリカ

特典映像
1918年NYタイムズ批評
原作戯曲脚本からの抜粋
M・ターナー監督バイオグラフィー

監督:モーリス・ターナー
製作:アドルフ・ズーカー
戯曲:モーリス・メーテルリンク
脚本:チャールズ・メイン
撮影:ジョン・ヴァン・デン・ブローク
美術:ベン・キャレ
出演:トゥーラ・ベル
   ロビン・マクドーガル
   エドウィン・E・リード
   エマ・ロウリー
   リリアン・クック
   ウィリアム・J・グロス
   フローレンス・アンダーソン
   ガートルード・マッコイ

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幼い兄妹チルチル(R・マクドーガル)とミチル(T・ベル)

ベルリゴット夫人の娘はチルチルの飼ってる鳥を欲しがる

穏やかな眠りについたチルチルとミチル

 日本でも広く愛されている名作児童文学『青い鳥』を、ハリウッド映画草創期の巨匠モーリス・ターナーがトリック撮影をふんだんに散りばめて映像化した作品。まるで古い童話本の挿絵がそのまま動き出したかのような、それはそれはファンタジックで美しいサイレント映画の傑作だ。
 主人公は幼い兄妹のチルチルとミチル。ある晩、彼らの枕元に美しい妖精が現れ、二人は一緒になって幸福を運んでくると言われる“青い鳥”を探しに出かける。お供をするのは、水の精やパンの精、犬の精など身近な精霊たちだ。夜の宮殿や幸福の宮殿、未来の王国など様々な世界を巡ったものの、結局は青い鳥を見つけることが出来なかったチルチルとミチル。しかし、朝になって目覚めてみると、探していた青い鳥は家の鳥かごの中にいた。本当の幸せは家庭の身近なところにある、本当の幸せは努力した末に得られる・・・というささやかな教訓を描いた物語というわけだ。
 監督のモーリス・ターナーはフランスの出身で、当時ニューヨークへ進出したフランス資本の映画会社から派遣されて渡米。そのままアメリカに拠点を置くようになり、ハリウッドへ移って数多くのヒット作を生み出した人物だった。中でも、当時の大女優メアリー・ピックフォード主演の『一門の誇』(17)や『モヒカン族の最後』(20)は、アメリカ映画サイレント期を代表する名作として知られる。『キャット・ピープル』(42)などのRKOホラーで知られる名匠ジャック・ターナーの父親として記憶している映画ファンも少なくなかろう。
 本作では撮影のジョン・ヴァン・デン・ブローク、美術のベン・キャレなど常連組スタッフを動員し、優雅でメルヘンチックな映像世界を巧みに表現。時としてため息が出るほどに美しく、繊細かつ優しいタッチで物語を紡いでいく。動物や物体だけでなく母性愛や安らぎ、眠りといった感情や事象までをも擬人化し、豊かにイマジネーションを広げていく手法は、19世紀の象徴派絵画を思わせるものがあるし、そのエレガントな美術デザインにはアール・ヌーヴォーの影響も少なからず感じられることだろう。モノクロならではのシルエットを生かした華麗なセット装飾も幻想的だ。
 さらに、シンプルで他愛のないトリック撮影がまた、郷愁溢れるのどかなムードを醸し出して楽しい。なにしろ90年以上も前の作品なので、特撮などと呼べないくらいに原始的なトリックばかりなのだが、それがまた味わい深いと言えよう。ターナー監督の母国フランスといえば、トリック撮影の元祖ジョルジュ・メリエスを生み出した国。メリエスの見世物小屋的なスタイルから一歩進化し、トリック撮影の技法にアーティスティックな洗練を加えたのが本作の強みだ。
 現存するフィルムは経年に起因する劣化が若干目立つものの、米国立映画保存基金による修復作業のおかげで繊細な映像美の大部分が見事に甦った。是非とも、そのノスタルジックな映像美の世界を童心に帰ったつもりで堪能して欲しい。

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二人の前に妖精ベリルーン(L・クック)が現れる

ベリルーンによって呼び出された精霊たち

青い鳥を探すために空高く飛び立つ

 それはとある国のとある小さな町。幼い兄妹チルチル(ロビン・マクドーガル)とミチル(トゥーラ・ベル)の二人は、優しい両親(エドウィン・E・リードとエマ・ロウリー)の豊かな愛情に恵まれ、決して裕福ではないが幸せな生活を送っていた。
 ある日、隣家に住む貧しい未亡人ベルリゴット(エドワード・エルガス)がやって来る。病気で寝たきりの幼い娘(キャサリン・ビアンキ)が、ミチルの飼っている鳥を欲しがっているというのだ。だが、恥を忍んでやって来たベルリゴット夫人の願いをミチルは無下に断ってしまった。
 その晩、眠りについたチルチルとミチルは、通りの向うに住む金持ちの子供たちの家から漏れてくる眩い光に誘われて目を覚ます。その楽しげな様子を羨ましそうに眺める二人。すると、そこへ妖精ベリルーン(リリアン・クック)が姿を現した。
 彼女はベルリゴット夫人の娘のために、幸せを運んでくると伝えられる“青い鳥”を探すよう二人に告げる。そして、家の中のパンや水、光、釜土の火、ミルク、砂糖、犬、猫らに宿る精霊を呼び出す。世の中のあらゆるものには魂があるのだ。
 そして、妖精ベリルーンは精霊たちと共に、チルチルとミチルを“青い鳥”探しの旅へと連れ出す。空高く舞い上がるチルチルとミチル。やがて、彼らはベリルーンの宮殿へとやって来た。そこが旅の出発点。兄妹を心から慕う犬の精(チャールズ・アスコット)は、邪まな考えを持つ猫の精(トム・コーレス)と対立するが、妖精ベリルーンと光の精(ガートルード・マッコイ)になだめられる。
 次に彼らが向ったのは夜の宮殿。そこは妖精や物の精霊が立ち入ることが出来ないため、兄妹と犬、猫だけでやって来た。彼らを迎えるのは夜の女王(リン・ドネルソン)。チルチルは夜の女王から預かった鍵で様々な部屋の扉を開けるが、そこには幽霊や戦争、恐怖といった魔物ばかりが存在した。
 しかし、最後に開けた扉の中に無数の青い鳥が。喜び勇んで篭へ入れて持ち帰ったチルチルとミチルだったが、ベリルーンのもとへ着いた頃には篭の鳥は死んでしまっていた。本物の青い鳥ではなかったのだ。
 今度はベリルーンによって死者の甦る墓場へとやって来たチルチルとミチル。そこには、今は亡き祖父母(ウィリアム・J・グロスとフローレンス・アンダーソン)の家があった。懐かしい祖父母の顔を見て駆け寄る兄妹。中には、幼くして亡くなった兄弟たちが勢ぞろいしている。思わぬ家族との再会に喜ぶチルチルとミチルは、祖父母から青い鳥を受け取って帰るものの、気がつくと鳥は篭の中から消えていた。
 さらに、一行はご馳走と快楽に溢れた幸福の宮殿へ。そこには世の中のありとあらゆる贅沢品が何でも揃っていたが、唯一無いのが青い鳥だった。そして、彼らが最後に行き着いた場所は未来の王国。そこには、これから生まれてくる子供たちが大勢いた。世の中ってどう?お父さんやお母さんってどう?生まれてよかった?次から次へと質問を浴びせられるチルチルとミチル。
 やがて、家に帰らねばならない時間がやって来た。とうとう見つかなかった青い鳥。妖精ベリルーンや精霊たちは次々と姿を消し、チルチルとミチルもお母さんの声で夢から覚めた。結局、ベルリゴットさんの娘のために探した青い鳥はいなかった。その時、ふと鳥かごを見たチルチルとミチルは我が目を疑うのだった・・・。

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ベリルーンの宮殿へと到着した一行

チルチルとミチルは夜の宮殿へとやって来る

そこには恐怖や戦争など闇の魔物が棲んでいた

 製作を手掛けたのは、現在のパラマウント映画の前身であるフェイマス・プレイヤーズ=ラスキー・コーポレーション。ハリウッド・モーグルと呼ばれる大物製作者の一人アドルフ・ズーカーが社長を務め、当時メアリー・ピックフォードやルドルフ・ヴァレンティノ、グロリア・スワンソンといった超大物スターを何人も擁したサイレント期ハリウッド最大の映画スタジオである。
 メーテルリンク自身の書いた戯曲を脚色したのは、『名花薔薇』(18)や『魔界の髑髏島』(23)などモーリス・ターナー作品には欠かせない脚本家チャールズ・メイン。自身もメアリー・マイルズ・ミンター主演の『牧童と婦人』(22)や『渓谷の乙女』(23)といった監督作を残している人物だ。
 また、撮影のジョン・ヴァン・デン・ブロークと美術デザインのベン・キャレもターナー作品常連組。キャレは他にもジョン・バリモア主演の『ドン・ファン』(26)やダグラス・フェアバンクスの『鉄仮面』(29)といった時代劇を得意とした人物である。
 なお、後にグレタ・ガルボ主演の『アンナ・クリスティ』(20)や『アンナ・カレニナ』(25)、エリザベス・テイラーの『緑園の天使』(45)など数多くの名作を世に送り出す巨匠クラレンス・ブラウンが、本作に編集マンとして参加していることも付け加えておきたい。

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青い鳥を見つけたと思ったチルチルとミチルだったが・・・

懐かしい祖父母の家へ駆け寄る二人

最後の訪問先、未来の王国へとやって来る

 チルチルとミチルを演じているのは、これが映画初出演だったロビン・マクドーガルと、ターナー監督の『人形の家』(18)で主人公ノラの娘役を演じたトゥーラ・ベルの二人。当時はまだ子役という職業が確立していなかったのかどうか分らないが、いわゆる子役らしい子役ではないところが好印象だ。
 それ以外の脇役は舞台俳優を起用し、いわゆる映画スターは一人も使っていない。もともとターナー監督はスター・システムそのものに反対していた人だから、当然といえば当然なのだろうか。唯一の例外が光の精を演じるガートルード・マッコイで、母国イギリスでは主演作もある中堅クラスのスター女優だったらしい。

 

 

The Headless Horseman (1922)
日本では劇場未公開
VHS・DVD共に日本未発売

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(P)2005 Alpha Video (USA)
画質★☆☆☆☆ 音質★★★☆☆
DVD仕様(北米盤)
モノクロ/スタンダードサイズ/モノラル/音声:サイレント(伴奏音楽あり
)/字幕:英語/地域コード:ALL/76分
/製作:アメリカ
※The Mechanical Man (21)とカップリング収録

特典映像
なし
監督:エドワード・D・ヴェンチュリーニ
製作:カール・スターンス・クランシー
原作:ワシントン・アーヴィング
脚色:カール・スターンス・クランシー
撮影:ネッド・ヴァン・ビューレン
出演:ウィル・ロジャース
   ベン・ヘンドリクス・ジュニア
   ロイス・メレディス
   チャールズ・グラハム
   メアリー・フォイ
   バーナード・レイノルド
   ジェームズ・シェリダン
   ジェリー・デヴァイン

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新しい学校教師イカボッド・クレイン(W・ロジャース)

金持ちの娘カトリーナ(L・メレディス)

カトリーナの恋人エイブラハム(B・ヘンドリクス・ジュニア)

 アメリカの作家ワシントン・アーヴィングが書いた19世紀の有名な短編小説を、往年の国民的喜劇スター、ウィル・ロジャースの主演で映像化したホラー風ファンタジー・コメディ。日本ではティム・バートン監督の『スリーピー・ホロウ』(99)で知られるお話だが、これは短編を含めて史上3度目の映画化に当たる。
 主人公は田舎者の若い学校教師イカボッド・クレイン。彼はニューヨーク州の小さな村スリーピー・ホロウへとやって来るのだが、この地には“首なしの騎士”と呼ばれる幽霊が出るという伝説が残されていた。迷信深くて愚かだが人一倍欲の深いイカボッドは、豪農の娘カトリーナに財産目当てで言い寄り、ライバルの若者エイブラハムと浅ましい争いを繰り広げる。ところが、ある晩彼は“首なしの騎士”の幽霊と遭遇し、そのまま行方をくらましてしまった・・・。
 ティム・バートン版に慣れ親しんだファンは、本作の主人公イカボッドのキャラクターに少なからず驚かされることだろう。なにしろ、こいつが頭でっかちの変わり者で、わがまま、傲慢、自己中心的、臆病者、嘘つき、欲張り、女好きと、とにかくいいところが全くない超最低人間なのだから。
 実は、アーヴィングの原作に登場するイカボッドも同じような欠陥人間。ティム・バートン版では彼をオタク気質のヒーローと設定し、物語に大胆な脚色を施していたのだが、本作ではアーヴィングの原作をほぼ忠実に映画化しているのである。これが、結果としては裏目に出てしまった。
 やはり、感情移入の全く出来ない男が主人公というのは映画として大いに問題がある。作り手側としては、どこまでも愚かなイカボッドの繰り広げる失態の数々で笑いを取ろうという算段なのだろうが、これは観客の神経を逆なでするばかりで全くの逆効果。ウィル・ロジャースのトボケた表情と演技が、さらにイライラ感を倍増させること必至だ。
 これで恋敵のエイブラハムがまともな人間なら多少は救われるのだが、こちらもカトリーヌを我がものにすべく、あの手この手の陰謀を企てるという卑怯者。肝心の“首なしの騎士”も出番が極端に少なかった。
 そもそも、本作は小説で描かれている出来事のみをただ羅列しただけなので、アーヴィング独特の風刺寓話的な魅力が全く伝わってこない。当たり前のことだが、優れた物語をそのまま映像化すれば優れた映画になるとは限らないのである。
 ただ、舞台となる18世紀アメリカにおけるオランダ系移民の文化を忠実に再現したセットや衣装、正統派のアメリカン・ゴシック的ムードを生かした美術デザインなどはなかなか秀逸な出来栄え。歴史的資料という観点から言えば、一見の価値ある作品と言えるかもしれない。

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スリーピー・ホロウに出没する幽霊“首なしの騎士”

イカボッドは臆病者で迷信深い男

財産を狙ってカトリーヌに言い寄るイカボッド

 時は1790年。オランダ系移民が暮らすニューヨーク州の小さな村スリーピー・ホロウには、独立戦争で戦死した傭兵の亡霊“首なしの騎士”が現れるという伝説が残されていた。この保守的で閉鎖的な村へ、イカボッド・クレイン(ウィル・ロジャース)という若い学校教師が新しく赴任して来る。
 片時も本を離さないイカボッドは見るからに変わり者で、村人の中には“奇妙なヤンキーが来たもんだ”と嫌悪感を露わにする者も少なくない。また、迷信深い彼は怪談話をするのが趣味だったが、そのくせ人一倍臆病者だった。
 そんな彼は、カトリーナ・ヴァン・タッセル(ロイス・メレディス)という若い娘に目をつけた。彼女は村一番の金持ちである豪農バルタス・ヴァン・タッセル(バーナード・レイノルド)の娘。イカボッドにとって彼女の美貌は勿論のこと、その父親の土地と財産がなによりも魅力だった。
 なんとしても彼女と結婚したい。そう考えたイカボッドは、賛美歌のレッスンでカトリーナに優しく接し、自宅のディナーへ招待してもらう。ここで彼女の両親にいいところを見せなくてはと奮い立つものの、どうも話の歯車がかみ合わない。食事の後は庭へ出て、カトリーナの手を取りながら見え透いたウソの自慢話をひけらかしてみせるが、やはりいまひとつ彼女の心を動かすには至らなかった。
 一方、カトリーナにはエイブラハム・ヴァン・ブラント(ベン・ヘンドリクス・ジュニア)というボーイフレンドがいる。イカボッドのカトリーナに対する露骨な態度が腹に据えかねた彼は、なにかにつけて嫌がらせをするのだった。
 ある晩、エイブラハムと仲間たちは誰もいない学校へ忍び込み、イカボッドの教室をムチャクチャに破壊する。これが村人たちにあらぬ疑念を抱かせることとなった。というのも、イカボッドが悪魔崇拝者ではないかというのだ。噂の出所は、以前から彼のことを快く思っていなかった噂好きの酒場の女将マートリング(メアリー・フォイ)と、イタズラ少年エイドリアン(ジェリー・デヴァイン)の父親ハンス・ヴァン・リッパー(チャールズ・グラハム)。
 エイブラハムはこの噂を利用すべく、エイドリアンに小遣いを渡して“イカボッドに呪いをかけられた”とウソをつかせる。具合の悪そうなふりをするエイドリアンを見て、村の人々は怒りと恐怖でパニックに陥った。
 暴徒と化した村人に捕らえられ、リンチを加えられそうになるイカボッド。そこへ事態を知らされたヴァン・タッセルが駆けつけ、エイドリアンのウソを暴露する。黒人の召使がエイブラハムとエイドリアンのやり取りを目撃していたのだ。
 ひとまず悪魔騒動が一件落着し、ヴァン・タッセル邸で華やかなパーティが開かれることとなった。相変わらず、カトリーナを巡って醜い争いを繰り広げるイカボッドとエイブラハムの二人。エイブラハムは“首なしの騎士”の話でイカボッドを震え上がらせ、ニンマリとほくそ笑んでみせる。
 その後、イカボッドは帰り際に思い切ってカトリーナへプロポーズするが、にべもなく断られてしまった。悪態をつきながら馬に乗って帰路へつくイカボッド。ところが、ひと気のない夜道で、彼は“首なしの騎士”と遭遇してしまった。血相を変えて逃げ回るイカボッド。それを追いかける“首なしの騎士”。果たして、イカボッドの運命やいかに・・・?

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イカボッドが悪魔崇拝者だと噂をふりまく人々

暴徒と化した村人に捕らえられたイカボッド

エイブラハムの企みが暴露された

 ご存知の方も多いかもしれないが、スリーピー・ホロウは実在のタリータウンという村がモデルとなっている。“首なしの騎士”はもともとドイツの民話に出てくる幽霊だし、イカボッド・クレイン以下の登場人物やストーリーもフィクションだが、アーヴィングの原作があまりにも有名になってしまったため、タリータウンは1997年に村の名前をスリーピー・ホロウに変えてしまったのだそうだ。
 本作は、そのタリータウンにほど近いハドソン・ヴァレーにて撮影が行われた。90年以上も前のことだから、まだ辺りは少なからず開拓時代の面影を残しており、オーセンティックな雰囲気を醸し出している。そういった意味では、とてもリアルに“スリーピー・ホロウの伝説”を再現した作品とも言えるかもしれない。
 演出を手がけたエドワード・D・ヴェンチュリーニは、これが監督処女作だった模様。その後スパニッシュ・コミュニティ向けのインディペンデント作品やB級西部劇を何本か撮っているみたいだが、詳しいことはよく分らない。
 製作と脚色を担当したカール・スターンス・クランシーもインディペンデント系のプロデューサーで、当時ウィル・ロジャース主演の短編コメディを大量に作っていた人。撮影監督のネッド・ヴァン・ビューレンは、当時フェイマス・プレイヤーズを中心に活動したアメリカ映画草創期のカメラマンの一人だった。

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カトリーヌを巡って対立するイカボッドとエイブラハム

パーティからの帰り道にイカボッドが遭遇したのは・・・

ほかでもない“首なしの騎士”だった!

 主演のウィル・ロジャースはヴォードヴィル芸人から身を立てたコメディアンで、映画のみならずラジオや舞台などでも活躍した国民的トップ・スター。アメリカでは切手になったこともあるくらい有名な人物だが、本作が作られた当時の映画界ではまだ売り出し中の新進スターだった。
 一方、カトリーナ役のロイス・メレディスは、当時ブロードウェイで活躍していた舞台女優。その他の出演者も、ほとんどがニューヨークの舞台俳優で固められているようだ。

 

 

ロスト・ワールド
The Lost World (1925)
日本では1925年劇場公開
VHS・DVD共に日本発売済
(日本盤DVDと北米盤DVDは別仕様)

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(P)1998 Slingshot Inc. (USA)
画質★★★★☆ 音質★★★★☆
DVD仕様(北米盤)
モノクロ(着色)/スタンダードサイズ
/ステレオ/音声:サイレント(伴奏音楽・音響効果あり)/字幕:英語:地域コード:ALL/64分/製作:アメリカ

特典映像
当時のプロモーション用フィルム
W・オブライエン初期短編集
オリジナル劇場予告編
スチル・ギャラリー
監督:ハリー・O・ホイト
原作:アーサー・コナン・ドイル
脚色:マリオン・フェアファックス
撮影:アーサー・エディソン
特撮:ウィリス・H・オブライエン
出演:ベッシー・ラヴ
   ウォーレス・ビアリー
   ルイス・ストーン
   ロイド・ヒューズ
   アルマ・ベネット
   アーサー・ホイト
   ブル・モンタナ

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サー・ロクストン(L・ストーン)と記者マローン(L・ヒューズ)

恐竜の生存を力説するチャレンジャー教授(W・ビアリー)

探検家の娘ポーラ(B・ラヴ)は恐竜の目撃者だった

 アーサー・コナン・ドイルの傑作SF小説『失われた世界』を、ストップモーションによる特撮や特殊メイクを駆使して映像化した作品。その後の『キング・コング』(33)からスピルバーグの『ジュラシック・パーク』シリーズへと至る、全ての特撮モンスター映画の原点と言うべき傑作だ。
 物語は当時のロンドンに始まる。変わり者のチャレンジャー教授は南米に恐竜が生息していると主張するが、世間では嘲笑の対象となっていた。ゆえに、探検隊を組織することもままならない。しかし、教授の説に確かな裏付けがあることを知った新聞記者マローンは、独占取材を条件に新聞社からの資金調達に成功する。
 早速現地へと向かった探検隊の一行は、秘境の奥地に広がる壮大な恐竜の世界を発見。数々の困難を経て、アパトサウルスをロンドンへと持ち帰ることに成功した彼らだが、輸送中の事故によって恐竜がロンドンの街へと解き放たれてしまう・・・。
 原作には登場しないポーラ・ホワイトという女性をヒロインに据えることで、物語にラブ・ストーリー的なアクセントを加えているものの、それ以外はほぼコナン・ドイルの原作に忠実。ただ、あくまでも主人公は恐竜をはじめとする古代生物であり、ポーラを巡る男女の三角関係などの人間ドラマは必要最小限に止められている。
 やはり、本作の最大の見どころは、ストップモーション・アニメによって生命を吹き込まれた恐竜たちの活躍であろう。最初に出てくるプテラノドンは動きが多少ギクシャクしているように感じられるが、続いて登場するアパトサウルスやアロサウルスなどの動きは非常に滑らか。中でも、ティラノサウルスとトリケラトプスのダイナミックなバトルは特撮ファン必見だ。
 また、探検隊の一行がティラノサウルスに襲撃されたり、火山の大噴火から脱出を試みるなどのシーンにおける、ストップモーションとライブ・アクションの合成も見応えある。クライマックスでアパトサウルスがロンドンへ上陸するシーンでも、逃げまどう群衆とミニチュアの合成が迫力満点だった。
 もちろん、現在のVFXとは比べものにならないくらいに原始的な技術ではあるものの、80年以上も前のサイレント映画でこれだけの特撮をモノにしていたというだけでも絶賛に値するだろう。
 これらのスペクタクル・シーンを手掛けたのは、特撮の父と呼ばれるSFXのパイオニア、ウィリス・H・オブライエン。ストップモーション・アニメの先駆者として『キング・コング』や『猿人ジョー・ヤング』(49)などの特撮映画を手掛け、弟子のレイ・ハリーハウゼンをはじめとする数多くのクリエイターたちに多大な影響を及ぼした人物だ。当時はまだSFXという言葉すら存在せず、全てが暗中模索であったため、本作の製作には7年もの歳月が費やされたという。その結果、それ以前の単純なトリック撮影からスケールの大きい特撮へと映像技術が飛躍的に進歩し、特撮映画という新たなジャンルが誕生することとなったわけだ。

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南米アマゾンへとやって来た探検隊

一行はジャングルで野宿することに

その様子をうかがう猿人(B・モンタナ)

 舞台はイギリスのロンドン。新聞紙ロンドン・レコード・ジャーナルの野心的な若手記者マローン(ロイド・ヒューズ)は、恐竜生存説を主張して世間から嘲笑の的となっているチャレンジャー教授(ウォーレス・ビアリー)の講演会へとやって来た。会場はマスコミの立ち入りが禁止されていたが、彼は友人である有名な探検家サー・ロクストン(ルイス・ストーン)に同伴して忍び込む。
 チャレンジャー教授によると、南米アマゾンの奥地に恐竜の生息する地域があるのだという。聴衆は非難の野次を飛ばすが、教授は大真面目。その姿勢に感銘を受けたサー・ロクストンが探検隊への参加に名乗りを上げたことから、マローンもこれに同調するものの、記者であることがバレて会場を追い出されてしまった。
 それでも諦められないマローンはチャレンジャー教授の自宅へ乗り込み、自分が極めて真剣であることを伝える。はじめは頭に血が上った教授だったが、マローンの熱意に打たれて探検隊への参加を認めるに至った。
 実は、教授の説には確かな裏付けがあった。というのも、彼の友人である探検家メイプル・ホワイトが、実際にジャングルの奥地で恐竜と遭遇していたのだ。ホワイト自身は消息を絶ってしまったが、彼と同行していた娘ポーラ(ベッシー・ラブ)が日誌を持ち帰っていた。しかもポーラ自身も恐竜を目撃していたのだ。
 しかし、実際に探検隊を組織するには資金が不足していた。そこで、教授とポーラから事情を聞いたマローンは、今回の探検を独占取材するということを条件に、新聞社からの資金提供を引き出そうと考える。
 かくして必要な資金を調達することに成功し、探検隊は南米のジャングルへと向かった。参加者はチャレンジャー教授にマローン、サー・ロクストン、ポーラ、昆虫研究の第一人者サマーリー教授、そして召使のオースティンとザンボの計7人だ。
 アマゾン川を下り、ジャングルの奥地へとやって来た一行。恐竜が生息するのは、数百メーターはあろうかという高台の上で、しかも深い断崖絶壁を跨いでいかねばならない。チャレンジャー教授たちは崖の傍にある大木を倒して渡ることに成功する。だが、彼らはその様子を猿人が物陰から見ていることに気付いていない。
 大木の橋を渡った一行が見たものは、巨大な草食恐竜アパトサウルスだった。やはり恐竜は生きていたのだ。興奮と感動を抑えきれないチャレンジャー教授やマローンたちだったが、そのアパトサウルスが大木の橋を破壊してしまう。帰り道が閉されてしまったのだ。
 文明社会へ戻ることができないかもしれない。そんな不安を抱えつつ、彼らは野宿をすることにした。周囲では様々な恐竜が生息している。突然ティラノサウルスの襲撃を受けた彼らだが、なんとかライフル銃で撃退することに成功した。また、猿人も一行の行く手を邪魔しようとするが、こちらもライフルで威嚇したところ逃げて行った。
 外が安全ではないことを悟った彼らは、近くに洞窟を発見して避難する。そこは、中が高台の地下深くへと無数の部屋が迷路のように連なった場所で、その隅の部屋からは高台の外へ出ることが出来る。だが、その下は断崖絶壁。人が降りることの出来るような高さではない。
 サー・ロクストンは高台の下で待機している召使のオースティンとザンボの二人に声をかけた。彼らは縄を使って即席のハシゴを作り、ペットのチンパンジーにそれを持たせて洞窟へ登らせることを考える。
 その頃、マローンとポーラはお互いの愛情を確かめ合い、結婚を誓い合っていた。二人から報告を受けたサー・ロクストンは複雑な表情を垣間見せる。というのも、彼もまた秘かにポーラのことを愛していたからだ。
 チャレンジャー教授はマローンらを引き連れて恐竜の生態を観察し、サー・ロクストンはポーラに彼女の父親の白骨体を発見したことを伝える。やがて、いきなり火山が噴火して辺り一面が火の海となった。逃げまどう恐竜たち。チャレンジャー教授たちもまた、そのパニックの中を辛うじて生き延びた。
 ようやく火山の噴火が沈静した。一行はチンパンジーが運んできた縄のハシゴを使い、高台からの脱出を試みる。再び猿人によって邪魔をされたものの、なんとか全員が無事にジャングルへと降り立つことが出来た。
 すると、彼らは付近の泥沼に倒れているアパトサウルスを発見した。ティラノサウルスと格闘した末に高台から落下したのだが、泥がクッションになって一命を取り留めていたのだ。チャレンジャー教授は到着した救援隊の協力を得て、このアパトサウルスをロンドンへ連れ帰ることにする。
 ロンドンへ戻った教授は、恐竜が生きているという自説が正しかったことを講演会で報告した。すると、そこへ港にいるマローンから緊急の連絡が入った。貨物船で運ばれてきたアパトサウルスが、檻を破って逃げてしまったというのだ。ロンドンの街はたちまち大パニックに。果たして、アパトサウルスを捕獲する術はあるのだろうか・・・?

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恐竜たちの楽園は高台の上にあった

ティラノサウルスとトリケラトプスの壮絶な闘い

探検隊に襲いかかるティラノサウルス

 実は、この作品には複数のバージョンが存在する。1925年の劇場公開時に上映された『ロスト・ワールド』は、尺が最大で108分(映写機のスピードによって若干異なる)という立派な長編映画だった。ところが、その2年後にトーキーの時代が到来。サイレント映画のマスター・フィルムは大半が滅却処分されてしまったのだが、この『ロスト・ワールド』も残念ながらその例に漏れなかったのである。
 ただ、製作元の映画会社ファースト・ナショナル(現在のワーナー・ブラザーズ)は学校上映などを目的としたレンタル用として、55分の短縮版を16ミリ・フィルムに落としており、それが以降60年以上に渡って唯一のマスター・フィルムとして残されてきたのだ。
 その後、1991年にニューヨークの写真博物館ジョージ・イーストマン・ハウスが、スチル写真や部分的に残されていた35ミリ・フィルムをつなぎ合わせて64分のロング・バージョンを製作。上記のアメリカ盤DVDやIVCから発売されている日本盤DVDは、このロング・バージョンをマスターに使用している。
 さらに、1992年にはチェコでさらに長い92分の35ミリ・フィルムが発見され、ジョージ・イーストマン・ハウスの手によってリマスター作業が施された。ただ、このバージョンは門外不出となっており、今のところDVDなどの商品化は一切されていない。
 また、2000年には複数のフィルムを掛け合わせて再構築された93分のニュー・バージョンが製作されており、これはアメリカのイメージ・エンターテインメントからDVDが発売されている。
 ちなみに、上記の米スリングショット版DVDには、25年の劇場公開時に製作されたプロモーション用フィルムが収録されているのだが、オフタイムにパズルを楽しむ女優ベッシー・ラヴやクロスワードに熱中する俳優ロイド・ヒューズなどの姿が映し出されており、当時の映画舞台裏を垣間見ることが出来るという意味で非常に興味深い内容になっている。

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結婚を誓い合うポーラとマローン

マローンたちは火山の大噴火に見舞われる

火の海と化した楽園を逃げまどう恐竜たち

 監督としてクレジットされているハリー・O・ホイトは、『ボストン・ブラッキー』(27)や『猛獣島』(33)などの活劇映画やロマンティック・コメディを得意とした人物で、脚本家としても『南京豆小僧』(27)や『南京豆小僧天空の巻』(27)といったグレン・トライオン主演の喜劇映画などを手掛けている。いわゆる職人監督として当時売れっ子だったらしい。
 ただ、本作は見せ場の大半がウィリス・H・オブライエンの仕事である上、映画そのものが本来の完全な形では残っておらず、本作以外の監督作品も殆んどが現存していないため、これ一作でホイト監督について語ることはなかなか難しいかもしれない。
 コナン・ドイルの原作を脚色したのは、女流脚本家の草分けでもあるマリオン・フェアファックス。彼女は同じくコナン・ドイルの代表作を名優ジョン・バリモア主演で映画化した『シャーロック・ホームズ』(22)の脚色も手掛けている。
 そして、撮影監督を務めたのは『西部戦線異常なし』(30)や『フランケンシュタイン』(31)、『マルタの鷹』(41)、『カサブランカ』(42)など数多くの名作を手掛けた伝説的カメラマン、アーサー・エディソン。後にドイツ表現主義の影響を受けて独自のモノクロ撮影スタイルを確立するエディソンだが、本作ではライブ・アクション・シーンの躍動感溢れる活劇描写にカメラワークの上手さを発揮している。
 その他、後にワーナーの専属としてベティ・デイヴィスやジョーン・クロフォード、イングリッド・バーグマンなどの女優メイクを手掛けたパーク・ウェストモアがメイクアップを、『オズの魔法使い』(39)で特殊メイクのヘッド・チーフを務めたセシル・ホランドが猿人の特殊メイクを手掛けている。

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一行は傷ついたアパトサウルスを捕獲する

ロンドンで世紀の大発見を報告するチャレンジャー教授

アパトサウルスの上陸でパニックに陥るロンドン市街

 ヒロインのポーラ役を演じているベッシー・ラヴは、当時ハリウッドでも指折りの売れっ子だったトップ女優。純情可憐な娘役を得意とし、サイレントからトーキーへの移行にも成功した数少ない女優だった。そのキャリアは驚くほど長く、チョイ役とはいえシルヴィア・クリステル版『チャタレー夫人の恋人』(81)や『ハンガー』(83)など80年代まで映画に出演。本作ではトップ・ビリングされているワリに出番は少ないものの、オーバー・アクティングなサイレント演技とは一線を画したナチュラルな表現力、そしてつぶらな瞳の愛らしい美貌に、当時の高い人気や評価の片鱗を垣間見ることが出来よう。
 そして、エキセントリックなチャレンジャー教授役には、子持ちの中年ボクサーを演じた『チャンプ』(31)でアカデミー主演男優賞を獲得したウォーレス・ビアリー。『グランド・ホテル』(32)の傲慢な実業家や『奇傑パンチョ』(33)のパンチョ・ヴィラなど、豪快でアクの強い演技でアメリカ庶民から愛された稀代の名優だ。本作のチャレンジャー教授も、まさしくうってつけの適役。画面に登場するだけで異様な存在感と迫力を醸し出している。
 探検家サー・ロクストン役を演じるルイス・ストーンは、ロマンス・グレーの上品な紳士俳優として、数多くの名作映画で警察官や弁護士、検事などのインテリジェントな役柄を演じた名優。アメリカではミッキー・ルーニーの温厚な父親役を演じた『初恋合戦』(38)などの“アンディ・ハーディ”シリーズで親しまれた。本作でも、愛する女性ポーラへの気持ちと若者マローンとの友情の板ばさみになって揺れ動く中年紳士の複雑な心情を演じており、観客が最も感情移入できるキャラクターとして強く印象に残る。
 また、野心的でハンサムな若手新聞記者マローン役を演じているロイド・ヒューズは、フローレンス・ヴィダーの『女性を讃えよ』(21)やメアリー・ピックフォードの『嵐の国のテス』(22)、コリーン・ムーアの『踊子サリー』(25)など、当時トップ女優の相手役として引っ張りだこだった2枚目俳優。
 そのほか、プレストン・スタージェス作品の常連で本作のハリー・O・ホイト監督の実兄でもあるアーサー・ホイト、サイレント版『ピーター・パン』(24)でティンカー・ベルを演じたヴァージニア・ブラウン・フェアなどが登場。ちなみに、特殊メイクで猿人役に扮した元プロ・ボクサー、ブル・モンタナは、後に『フラッシュ・ゴードン スペース・ソルジャーズ』(36)でも猿人役を演じている。

 

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