SA-FIRE サファイア
ラテン・ヒップ・ホップのファースト・レディ
フリー・スタイルがまだラテン・ヒップ・ホップと呼ばれていた時代に登場し、フリースタイル・ミュージック全盛期を築き上げたトップ・スターの一人である。ShannonやArthur
Bakerのサウンドの影響をモロに受けたデビュー曲“Don't Break My
Heart”は初期のニューヨーク系フリースタイルを代表するヒット曲。また、バラード曲“Thinking Of
You”はビルボードのポップ・チャートで最高12位をマークし、一躍彼女をメジャー・スターに押し上げた。
ボーカリストとしては決して巧い人ではなかったものの、Andy
Panda TripoliやThe Latin Rascals、Marc
Anthony、Noceraといった優れたスタッフに恵まれ、見事に時流に乗ることが出来たのは幸運だった。C&C Music
FactoryやGerardoらと共に行った武道館の来日コンサートでは、予想以上にパワフルで見事なステージ・パフォーマンスを披露。一緒に行った友達と狂喜乱舞したもんだったけど、恐らくあの会場でサファイアの登場に大興奮していたのって俺たちだけだったろうなあ・・・。今となっては懐かしい大切な思い出である。
サファイアは本名をWilma
Cosmeという。生まれはプエル・トリコのサン・フアンだが、ニューヨークのイースト・ハーレムで育った。もともとセッション・ボーカリストとして活動していたが、当時Fever
Recordsと並んでニューヨークのラテン・ヒップ・ホップの総本山だったCutting Recordsのオーディションで見出され、1986年に“Don't
Break My Heart”でデビューを果たす。この曲とセカンド・シングルの“Let Me Be The
One”がニューヨークのラジオで大ヒットしたことから、メジャーのMercury
Recordsが全米のディストリビュート権を獲得。88年にリリースされたサード・シングルの“Boy, I've Been
Told”がダンス・チャートで13位、ポップ・チャートでも48位をマークして幸先の良いスタートを切る。
さらにバラードの“Thinking Of
You”がポップ・チャートで12位、アダルト・コンテンポラリー・チャートで4位を記録し、The Cover
Girls、Expose、TKAらと共にフリースタイル全盛期の到来を象徴する存在となった。当時、フリースタイル系のアーティストの中でメジャー級の成功を収めていた女性ソロは彼女とBrenda
K. Starrくらいのもので、文字通りフリースタイルのファースト・レディー的な地位を獲得する。
ただ、Mercury
Recordsは当時ダンス系のアーティストにはそれほど力を入れていなかった事もあり、その他の“Love Is On Her Mind”や“Gonna Make
It”といったシングルはダンス・チャートでしか振るわなかった。それでも、ファースト・アルバムから5曲もシングルを生み出すというのは立派なもの。
91年にはCutting
Recordsを離れ、完全にMercury Recordsの所属アーティストとしてセカンド・アルバム“I Wasn't Born
Yesterday”とシングル“Made Up My
Mind”をリリース。しかし、既にポップ・チャートにおけるフリースタイル・ミュージックは勢いを失いつつあり、どちらもあまり売れなかった。セカンド・シングルとして選んだのは“Taste
The
Bass”。当時ダンス・ミュージックの主流となっていたハウスを全面に押し出した作品で、プロデュースには90年代のハウス・シーンを代表するクリエイター、David
Moralesを起用。目論みは当たってダンス・チャートで6位を記録するヒットとなったが、それは同時に彼女にとってフリースタイルへの決別宣言でもあったと言える。
その後、すっかり鳴りを潜めていたサファイアだったが、96年にSonyからサード・アルバム“Atrevida”をリリース。これは、サルサへ転向して大成功したIndiaに影響された作品で、プロデュースを担当したのは再婚相手のKenny
Diaz(最初のダンナはThe Latin RascalsのAlbert
Cabreraだった)。サルサにヒップ・ホップのテイストを加えた内容だったが、残念ながら中途半端な仕上がりの失敗作だった。サルサの世界は完全なる男社会。よほどの実力とバイタリティーがなければ、女は生き残っていけない。そのチャレンジ精神は認めるべきかもしれないが、彼女には荷が重すぎたとも言えるだろう。結局、サルサへの転向はこれ1枚で終わってしまった。
そして時は変わって2001年の秋、突如サファイアは“Don't
Break My Heart 2002”で再度カムバックを果たす。さらに、過去のヒット曲のリミックスと新曲で構成されたアルバム“Bringing Back
The
Groove”もリリース。フリースタイルへの完全復活を遂げる。ただ、フリースタイル全盛期は遥か過去の話。ディープ・ハウスやガラージ・ハウスとの融合を試みているが、必ずしも成功したとは言えなかった。現在はライブを中心に活動を続けており、5月28日にニューヨークで行われたクラブ・イベント"Freestyle
Fever 2006”ではIndia、Little Louie Vega、Corina、Nayobe、TKAらと共演している。しかし、ニューヨークを中心としたフリースタイルの根強い人気というのは、殆ど演歌のそれに近いような気もしたりして・・・。
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Don't Break My Heart (1986) |
Let Me Be The One (1987) |
Boy, I've Been Told (1988) |
Thinking Of You (1989) |
(P)1986 Cutting Records (USA) | (P)1987 Cutting Records (USA) | (P)1988 Mercury Records (USA) | (P)1989 Mercury Records (USA) |
Side A Don't Break My Heart 7:44 Don't Break My Heart (7" Ver) 3:48 Side B Don't Break My Dub 9:37 produced by Carlos Rodgers, Omar Santana & Aldo Marin |
Side A 1,Vocal 6:48 2,Bonus 3:25 Side B 1,Dub 6:45 2,Rock Dub 5:18 produced by Carlos Rodgers mixed by Aldo Marin, Carlos Rodgers and The Latin Rascals |
Side A 1,Club Mix 6:10 ビデオ 2,7" Version 4:00 Side B 1,Rascal Dub 5:40 2,Two In A Room Dub 5:52 produced by Carlos Rodgers & Peter Schwartz mixed by Aldo Marin & Carlos Rodgers |
Side A 1,Thinking Of You 4:48 2,El recuerdo de ti 4:48 Side B 1,Thinking Of You(Instrumental) 4:48 2,Boy I've Been Told (The Music House Mix) 6:48 #1,#2,#3 produced by Carlos Rodgers & Aldo Marin #4 produced by Carlos Rodgers & Peter Schwartz remixed by Aldo Marin |
サファイアの記念すべきデビュー・シングル。Shannonの“Let The Music Play”を意識している事は明らかで、ヘヴィーな打ち込みに派手なサンプリング、キャッチーなサビが気持ち良い。後の彼女の作品に比べるとアンダーグラウンド色が濃いものの、初期のラテン・ヒップ・ホップを代表する名曲と言っても過言ではないと思う。 | 当時のThe Cover Girls路線に近い、よりポップ色を強めたセカンド・シングル。ファンの間では彼女の代表作としてダントツに人気が高い1曲でもある。ただ、全体的に軽めの打ち込みが今聴くと安っぽく聴こえてしまったりするのが難点。ちなみに、Exposeにも“Let Me Be The One”という曲があるけど、もちろん同名異曲。 |
個人的には、この曲でサファイアにハマりました。彼女にとって初のメジャー・ヒットとなった作品。ラテン色バリバリのウルトラ・キャッチーなシンセ・リフに哀愁感炸裂のメロディアスなサビと、フリースタイルの醍醐味を思う存分に味わえる傑作ナンバー。作曲は今やラテン・ポップスのトップ・スターとして、そしてJennifer Lopezのダンナとして有名なMarc Anthony。つくづく、当時のフリースタイル・シーンは優秀な人材の宝庫だったんですねー。 |
ビルボードのトップ100で12位を記録したサファイア最大のヒット曲。とはいうものの、仕上がりとしてはどう聴いても情緒に欠ける凡庸なバラード。フリースタイル系のバラードはどうも苦手です。とりあえず、ここでしか聴けない“Boy, I've Been Told”のハウス・ミックスに要注目。とは言っても、打ち込みをハウス風に差し替えただけの代物。武道館の来日コンサート時には全く別物のハウス・ミックスをバック・トラックに使用していたけど、あっちの方が遥かにカッコ良かったです。プンプン(笑)。 |
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Sa-Fire (1988) |
Love Is On Her Mind (1988) |
Gonna Make It (1989) |
Gonna Make It (1989) |
(P)1988 Mercury Records (USA) | (P)1988 Mercury Records (USA) | (P)1989 Mercury Records (USA) | (P)1989 Mercury Records (UK) |
1,Boy, I've Been Told 4:59 2,Love Is On Her Mind 4:51 3,Thinking Of You 4:48 ビデオ 4,I Wanna Make You Mine 4:56 5,It's A Crime 4:40 6,You Said You Loved Me 4:39 7,Gonna Make It 4:54 ビデオ 8,Better Be The Only One 4:27 9,Together 4:53 10,Love At First Sight 4:27 11,Let Me Be The One (12" Version) 6:39 produced by Carlos Rodgers, Peter Schwartz,The Latin Rascals, Andy Panda Tripoli, Aldo Marin, Floyd Fischer, Nocera, Marc Anthony, David Harris, Angelo Cosme |
Side A 1,12" Remix 7:20 2,7" Dub 4:05 Side B 1,House Version 7:08 2,Rascal Beats 3:40 3,Dub Version 6:00 produced by The Latin Rascals & Andy Panda Tripoli mixed by The Latin Rascals |
Side A 1,Dance Mix 6:46 2,Dub Mix 5:15 3,Rascal Beats 3:20 Side B 1,Club House Mix 6:15 ビデオ 2,Dub House Mix 5:12 3,LP Version 3:57 produced by David Harris & Angelo Cosme mixed by Albert Cabrera & Aldo Marin |
Side A 1,Lower East Side Mix* Side B 1,Rascals Club House Mix 2,Feeling The Bronx, Freestyle Mix* produced by David Harris & Angelo Cosme *remixed by Freddy Bastone mixed by Albert Cabrera & Aldo Marin |
もう涙ちょちょ切れる(死語)くらいに懐かしいサファイアのファースト・アルバムです。11曲中5曲(#1,#2,#3,#7,#11)がシングル・カット・ナンバー。それ以外では#6がドラマチックでキャッチーなフリースタイル・ディスコに仕上がっていて出色。正直ダンス・ナンバーとしてはインパクトの弱い#2よりも、こっちをシングル・カットするべきだったと思う。改めて聴くと、全体的に出来不出来の差は激しい。 | 当時ノリにノッていたフリースタイル系コンビThe Latin Rascals(Tony Moran & Albert Cabrera)、そしてThe Cover Girlsの生みの親であるAndy Panda Tripoliをプロデューサーに迎えた哀愁系フリースタイル・ナンバー。ただ、このメンツにしては意外にも地味めな仕上がりで、ダンス・チャートでも29位止まりだった。 | ファースト・アルバムから最後のシングル・カット曲。スターの座を狙うタフな女の子の野望を歌ったパワフルなダンス・ナンバーで、ダンス・チャートで31位止まりだったのが信じられないくらいに良く出来た作品。キャッチーで煌びやかなメロディに力強いメッセージを持った歌詞が見事にハマっていて、彼女のディスコグラフィーの中でも楽曲の完成度の高さでは群を抜いている。 | こちらはUK盤。Bananaramaの“Cruel Summer '89”やTaffyの“I Love My Radio”のUSリミックスを手掛けていたアンダーグランド・ハウス系のDJ、Freddy Bastoneによるリミックスを収録している。A面がBastoneらしいディープなガラージ・ハウス、B面はストレートなフリースタイル・ミックスに仕上がっており、当時のアンダーグラウンドなクラブ・シーンを強く意識してか、どちらも原曲のポップさを極力排除している。原曲のイメージにさえこだわらなければ、これはこれで正解。 |
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I Wasn't Born Yesterday (1991) |
Made Up My Mind (1991) |
I Will Survive (1990) |
Atrevida (1996) |
(P)1991 Mercury/Polygram (USA) | (P)1991 Mercury/Polygram (USA) | (P)1990 Mercury/Polygram (UK) | (P)1996 Sony Tropical (USA) |
1,Made Up My Mind 4:47 ビデオ 2,Love's Gotta Be There 3:52 3,Whatever Happens 4:45 4,Taste The Bass 4:15 5,I Wasn't Born Yesterday 4:16 6,Some Things Never Change 5:08 7,I Can't Cry 5:16 8,Shame 4:57 9,I Never Heard 4:46 10,I'm A Victim 5:16 produced by Mark Liggett, Chris Barbosa,Tom Keane, David Morales, Ian Prince, Tony Moran,Gerry Brown |
Side A 1,12" Morales Club Mix 7:56* 2,Red Zone Dub 6:10* 3,909 Pop Mix 3:44 Side B 1,Hip Hop Club Mix 7:07 2,Hip Hop Dub 4:32 3,909 Club Mix 5:55 produced by Mark Liggett & Chris Barbosa * remixed by David Morales |
1,12" Remix 2,Radio Edit 3,House Mix produced by Oliver Leiber remixed by Timmy Regisford |
1,Como Tu 2,Amores Extranos 3,Si Tu Me Das 4,Valiente* 5,Eso Fue Ayer 6,Tuve Que Quererte 7,Hiereme Sin Compasion 8,Un Hombre Secreto 9,Juraste 10,Mi Corazon (Interlude) 11,I Don't Care (Interlude) 12,No Pierdas La Fe 13,Interludes Out produced by Kenny Diaz * duet with George LaMond |
フリースタイルを基本にしながらも、当時のメインストリームに合わせたポップ・ハウスやR&Bを大幅に取り入れたセカンド・アルバム。プロデューサー陣も、Mark Liggett & Chris BarbosaやTony Moranのようなフリースタイル畑のメンツ以外に、90年代ハウスの大御所David MoralesやVanessa Williamsを手掛けたR&B畑のGerry Brown、当時Sheena EastonやGlenn Medeirosを手掛けていたダンス・ポップ畑のIan Princeといった幅広い名前が揃っている。ただ、全体的に欲張りすぎて統一感に欠けてしまい、アルバムとしては地味な印象が拭えない。 | Shannonのプロデューサーとして有名なMark Liggett & Chris Barbosaのコンビが手掛けた、華やかでダンサンブルな良質のフリースタイル・ナンバー。楽曲としては“Gonna Make It”の延長線上にある作品で、ファースト・シングルとしては安全牌的なチョイスだったろうと思う。ただ、その分新鮮味には欠けてしまい、ポップ・チャートで82位、ダンス・チャートでも36位とセールス的にはイマイチだった。これを最後に、サファイアはポップ・チャートから姿を消してしまう。 | ご存知、Gloria Gaynorの往年のディスコ・ヒットを映画「シー・デビル」のサントラ用にカバーした作品。プロデュースがOliver Leiberだけあって、仕上がりはまるっきりPaula Abdul。サファイアのボーカルはいつになくパワフルで聴き応え十分なものの、オリジナル・バージョンと比べるとやはり・・・。リミックスは日本でもDJとして人気の高かったTimmy Regisfordが手掛けているものの、印象としては可もなく不可もなく。ジャジーなピアノ使いがちょっと面白いものの、それ以外は取り立ててどうってこたぁないという感じです、ハイ。 | Sergio George辺りのサウンドを思わせる、いかにも90年代的なニューヨーク・サルサに挑戦したサード・アルバム。随所にヒップ・ホップ・テイストを盛り込んでいるのが特徴ですな。オープニングを飾る#1はキャッチーでダンサンブルな哀愁系サルサとして優れた作品。でも、後は非常に中途半端な出来映え。ラテン・ポップス界の歌姫Myriam Hernandezのカバー#8なんか、あれだけの名曲をもってしてもこの程度にしか仕上げられないのかとガッカリされられてしまう。そういえば、この頃はサルサ系女性シンガーによるMyriam Hernandezのカバーは定番でした。 |
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Bringing Back The Groove (2001) |
Don't Break My Heart 2002 (2001) |
(P)2001 Globe Entertainment (USA) | (P)2001 Globe Entertainment (USA) |
1,Don't Break My Heart (Tony Moran
2002 Anthem Mix) 3:58 2,I'm Feeling It Too 4:07 3,Can You Stand The Rain (feat.Cynthia) 7:54 4,Let Me Be The One (Choco's Old School Mix) 7:01 5,Gonna Make It (Hash Boy Mix) 4:12 6,Love Is On Her Mind (Trans Atlantic Mix) 5:10 7,Eyes Of A Stranger 4:20 8,Boy I've Been Told (DJ Baron Lopez Mix) 4:52 9,Thinking Of You (Ricky Gonzalez Salsa Mix) 4:24 10,Don't Break My Heart (Kenny Diaz Booty Shaker Mix) 4:13 11,Some Things Never Change (feat.Tony Moran) 12,You Said You Loved Me (Fever Mix) 4:45 13,Boy I've Been Told 4:26 14,Thinking Of You 4:47 15,Gonna Make It 4:21 produced by Tony Moran, Kenny Diaz,Choco, Carlos Berrios, Baron Lopez, Ricky Gonzalez |
1,Tony Moran's 2002 Anthem Mix
11:36 2,Kenny Diaz Booty Shaker Mix 4:10 3,Tribal Mix 8:35 4,Dub 11:35 5,12" Mix Show Edit 4:50 6,7" Radio Edit 3:55 7,Mix Show Dub Edit 4:50 8,Tribal Instrumental 8:38 9,Love Is On Her Mind (Trans Atlantic Mix) 6:00 produced by Tony Moran remixed by Kenny Diaz |
かつてのヒット曲のリメイクと新曲で構成されたサファイアのカムバック・アルバム。正統派のフリースタイルからトランス、ディープ・ハウス、ラテン・ハウスまで多彩なサウンドを盛り込んでおり、21世紀仕様のフリースタイル・サウンドを楽しめる。中でも“Let Me Be The One”を繊細でメロディアスな美しいディープ・ハウスにリメイクした#4、“Boy, I've Been Told”をアンダーグラウンドなトライバル・ハウスにリメイクした#8辺りなんか、原曲の雰囲気を最大限に生かしたナイスなアップ・デート・バージョンに仕上がっている。全体的に非常に力の入ったアルバムで、セールス的に伸び悩んだのは、あくまでもプロモーション不足が原因だろう。 | まさに心機一転の再スタートという意味を込めてシングルに選ばれたであろう、サファイアのデビュー曲のリメイク・バージョン。プロデュースはThe Latin Rascals時代からの旧友Tony Moran。12分近くにも及ぶ壮大なトランス・アンセムに仕上げた#1なんかは、その意気込みが十分に伝わってくる。ただ、フリースタイル/ラテン・ヒップ・ホップ色は皆無なだけに、原曲のファンには賛否両論だろうとは思うが・・・。その点では、ダンナのKenny Diazが手掛けた#2がフリースタイルっぽい音作りだが、残念ながら安手の2 STEPにしか聴こえなかったりする。 |