ミレイユ・マチュー Mireille Mathieu
“エディット・ピアフの再来”として鳴り物入りでレコード・デビューし、60年代から70年代にかけて全盛期を誇った偉大なシャントゥーゼ。その人気はフランス国内のみならず世界中へと広がり、ドイツやイタリア、ソビエト、中国、アメリカ、カナダ、そして日本などでも親しまれた。これまでに売り上げたアルバムの数は1億5000万枚以上と言われており、敬愛するピアフや先輩ダリダなどを抑え、世界で最もCD・レコードを売ったフランス人歌手と呼ばれている。
しかし、その一方で、彼女は熱心なシャンソン・ファンや音楽評論家にはあまり評判が良くない。その最大の理由の1つとして、品行方正かつ優等生的な彼女のイメージを挙げることが出来るだろう。ピアフやダリダ、ジュリエット・グレコといったシャンソンの女王たちは、己の自由奔放で情熱的な恋愛や波乱万丈の人生を歌に反映させることで、多くの聴衆の共感を得てきた。しかし、ミレイユはデビュー以来浮いた話やスキャンダルの1つもなく、60歳を超える現在まで独身を貫いている。雑誌のインタビューで恋愛観について聞かれても、“私は歌と結婚したんです”などとサラリと言ってのけてしまう優等生ぶりだ。
さらに、彼女の卓越した歌唱力についても、デビュー当時から批判されることが少なくなかった。圧倒的な声量と伸びやかな声質。音程に寸分の狂いもなく、思わず背筋を正してしまうくらいに立派な歌いっぷりは彼女のトレードマークでもある。しかし、その全く非の打ちどころのないボーカルは、逆に一部の評論家から“まるでロボットのようだ”と揶揄されていたことも事実だ。
また、いわゆる固定概念としてのシャンソンだけではなく、英米の最新ヒット・ポップスのカバーや古今東西の名曲なども節操なく歌ってしまう商業主義的なところも、うるさ型のシャンソン・ファンから軽んじられてしまう大きな要因だろう。商業主義という点ではダリダだって負けてはいなかったが、彼女の場合は数多の破滅的な恋愛遍歴を経て、『18歳の彼』のように枯れた大人のラブ・ソングを歌うことで、本格的な芸術家として認められるようになった。それに比べると、やはりミレイユは“歌う操り人形”的なイメージから抜けきれないまま現在に至っていると言わざるを得ない。
恐らく、とても生真面目で不器用な人なのだろう。しかし実は、それこそが歌手ミレイユ・マチューにとって最大の魅力でもある。あえて歌い手としての立場に徹し、ファンの求めるミレイユ・マチュー像をひたむきに演じ続けているのだ。デビュー当時からほとんど変わらない髪形なども、その象徴と言えるかもしれない。
選ぶ楽曲のタイプにしたって、デビュー当時からほぼ一貫している。猫も杓子もディスコに走った70年代末、トレンドを完全に無視してバラードやポップスを歌い続けたのは彼女くらいのものだった。
“変わらない”ということもひとつの美徳である。また、シャンソンに大衆歌謡的な一面があることも確かだろう。多分、“エディット・ピアフの再来”と呼ばれてしまったことは、彼女にとって必ずしも良いことではなかったのかもしれない。
ミレイユにはパリのナイトクラブよりも、華やかなオランピア劇場のステージやテレビのスポットライトがよく似合う。悲しい愛の歌や痛々しい娼婦の歌よりも、甘くロマンティックなラブ・ソングの方がしっくりとくる。
ゴージャスでセンチメンタルな“Pardonne-moi
ce caprice d'enfant(気まぐれを許して)”、爽やかで甘酸っぱい“Donne ton coeur donne ta
vie(果てしなき愛)”、異国情緒溢れる“Acropolis
adieu(アクロポリス・アデュー)”といった大衆向けポップスこそが彼女の真骨頂だ。
そして、その魅力はデビューから40年以上を経た今もほとんど変わることがない。それゆえにヒット・チャートの第一線からは退いてしまったわけだが、だからこそ多くの熱心なファンに支えられ続けているということもまた事実だろう。ミレイユ・マチューという存在そのものが、シャンソンやポップスなどの垣根を越えた、ひとつのジャンルなのである。
![]() |
![]() |
![]() |
1946年7月22日、ミレイユは南フランスの古都アヴィニョンに生まれた。父親ロジェは地元のしがない石工で、14人もの子供を抱えて大変貧しい生活を送っていた。長女だったミレイユは母親と共に幼い弟や妹たちの世話をし、家系を助けるため13歳で学校を辞めて働きに出る。幼い頃から歌が大好きで、歌手になることを夢見ていたというが、それは同時に彼女にとって貧困から抜け出すための唯一の道だったに違いない。
地元のソング・コンテストで優勝したミレイユは、1965年11月21日に行われたテレビの人気のど自慢番組“Tele-Dimanche”に出場。背格好から声までピアフにソックリだったということもあり、たちまちフランス中にセンセーションを巻き起こした。
イヴ・モンタンやジョニー・アリディを手掛けた敏腕マネージャー、ジョニー・スタークがすぐさま彼女をスカウトし、デビューへ向けて一大プロジェクトが組まれる。ポール・モーリアが音楽監督として就任し、徹底的なボーカル・トレーニングやセッションが行われた。同時に髪形やメイク、ファッションなどのイメージ作りにも細心の注意が払われる。フランス芸能界の大御所モーリス・シュヴァリエも彼女の才能に惚れこみ、強力な支援者となった。
テレビ出演から一ヵ月後に行われたオランピア劇場でのお披露目公演を経て、翌66年春にリリースされたデビュー曲“Mon
credo(愛の信条)”は記録的な大ヒットとなり、ミレイユはまたたく間にフランスを代表するトップ・スターとなる。商売人ジョニー・スタークはすぐさま各国のレコード会社と契約し、彼女を国際マーケットでも積極的に売り出した。
ドイツやイタリア、カナダ、スペイン、ポルトガル、スウェーデン、日本、メキシコ、ブラジルなどでも彼女のレコードが次々と発売され、アメリカでもアトランティック・レコードが66年にショーケース的アルバム“The
Fabulous New French Singing Star Mireille
Mathieu”をリリース。全くの新人でありながら、これほど大規模な世界進出を図ったフランス人歌手というのも前代未聞だったろう。
アメリカでは『エド・サリヴァン・ショー』や『ダニー・ケイ・ショー』などのテレビ番組にも出演し、フランク・シナトラやディーン・マーティンのラスベガス公演にもゲスト出演。75年にはカーネギー・ホールでのコンサートも大成功させた。また、イギリスではエンゲルベルト・フンパーディンクの代表曲『ラスト・ワルツ』をカバーした“La
derniere
valse”が、67年に全英チャートで最高26位をマーク。これはフランス語のシングルとしては異例の大ヒットだ。
さらに、当時“鉄のカーテン”と呼ばれた共産圏へも進出し、ソビエトでは西側の歌手としては異例とも言えるほどの人気を博した。実際に僕自身モスクワに住んでいたわけだが、ラジオやテレビでは彼女のヒット曲を頻繁に流していたものだった。
もちろん、ヨーロッパ各国におけるミレイユの人気も相当なものだった。ドイツ語やイタリア語、スペイン語など各国語で吹き込んだアルバムやシングルが次々と売り出され、テレビや街角のポスターで彼女の姿を見ない国は稀だったと言えよう。日本でもNHK教育テレビのフランス語講座で紹介された“Les
chateaux de
sable(砂の城)”がヒットし、来日コンサートも行われるほどの人気ぶりだった。
その他、マルチェロ・マストロヤンニとカトリーヌ・ドヌーヴ主演の映画『モン・パリ』(70)に本人役で出演したり、アバの大ヒット曲“The
Winner Takes It
All”を実際にアバのビヨルンとベニーのプロデュースでレコーディングしたりと、その活躍ぶりはとにかく華々しかった。
しかし、80年代に入ると徐々にその人気にも翳りが見えてくる。特にフランス国内での人気低迷ぶりは顕著だった。それでも、1986年にニューヨークで行われた自由の女神100周年記念式典でアンディ・ウィリアムスとのデュエットを披露したり、1988年のソウル・オリンピックではオープニング・セレモニーに招かれて歌ったりと、フランスを代表する大物歌手としての国際的地位は揺るぎなかった。
ところが、彼女にとって芸能界の父親代わりであったジョニー・スタークが89年4月に死去。強力な後ろ盾を失ったことから、またたく間に仕事がなくなってしまった。スタークの助手だったナディーヌ・ジョベールが新たなマネージャーとなり、当時の音楽トレンドを積極的に取り入れたアルバム“L'American”で新生ミレイユ・マチューをアピールするものの失敗。フランスでは彼女のCD・レコードが売れないばかりか、テレビやステージに立つことさえ殆んどなくなってしまった。
その後、98年12月にオランピア劇場の舞台に立って本格的なカムバックを果たし、99年にはシラク大統領からレジョン・ドヌール勲章を授与されたミレイユ。アルバムもコンスタントに発表するようになり、コンサートやテレビ番組への出演も増えたが、やはり全盛期のような人気を取り戻すには至っていない。
その一方で、フランス国外におけるミレイユの人気は健在だ。ドイツでは頻繁にドイツ語アルバムが製作され、好調なセールスを記録している。中国やウクライナなどでも頻繁にコンサートを行っているし、ロシアでは05年にクレムリンで行われた第二次世界大戦終結60周年記念式典に当時のプーチン大統領から直々に招かれて歌っている。07年にはサンクト・ペテルブルグで大規模なコンサートを行い、一晩で12000人もの観客を動員した。
なお、90歳を超える母親マルセルは今も健在で、一緒に暮らしているという。弟や妹たちもミレイユのスタッフとして働いているようだ。つまり、彼女は未だに一家の大黒柱としての役割を務めているのである。そう考えると、彼女は歌と家族のために人生を捧げてきたのだと言えよう。なにかその辺りに、ミレイユのアーティストとしての本質があるような気がしてならない。
最後に、僕自身は父親がミレイユの大ファンでレコードを集めていたこともあり、幼少の頃から彼女の歌に親しんで育った。ソビエト在住時代も、父がヨーロッパ出張へ行くたびに買ってくるミレイユの新作を心待ちにしていたものだ。もちろん、当時のソビエトでも彼女の人気は非常に高かった。政治的・モラル的なカラーの全くない彼女の作品は、クレムリン当局にとっても“安全”な音楽だと見なされていたのだろう。また、僕自身も家族旅行でヨーロッパ各国へ行くたびに、彼女の姿をテレビで見かけたり、街角でポスターを見かけたりして、その人気の高さを内心嬉しく思ったものだ。
しかし、日本へ戻って来て、自分のお小遣いでCDやレコードを買えるようになった頃には、彼女のアルバムは日本で発売されることがなくなっていた。辛うじて輸入盤では手に入ったものの、置いてある店は都内でもごく僅か。その状況は今も大して変わりはない。グレコやバルバラみたいにスノッブな通好みの渋いシャンソン歌手とはタイプが違うし、かといってフランス・ギャルやフランソワーズ・アルディのようにヒップでお洒落なフレンチ・ポップスでもない。よって日本国内での売り方が難しいのだろうことは理解できるが、売り手側のマーケティング努力不足という面も当然否めないだろう。いすれにせよ、ネットの普及によって海外から気軽に彼女のCDを購入できるようになったのは嬉しい限りだ。
![]() |
![]() |
05年オランピア劇場のデビュー40周年記念コンサートにて |
リハーサル中のミレイユ |
![]() |
![]() |
親友のファッション・デザイナー、クリスチャン・ラクロワと |
母親マルセルと |
CD
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
Les plus grands success Vol.1(1966-1970) |
Les plus grands success Vol.2(1970-1975) |
Les plus grands success Vol.3(1975-1980) |
L'american (1989) |
(P) 1988 Carrere (France) | (P)1988 Carrere (France) | (P)1988 Carrere (France) | (P)1989 Carrere (France) |
1,Mon Credo ビデオ 2,Celui que j'aime ビデオ 3,Le funambule 4,La derniere valse ビデオ 5,C'est ton nom ビデオ 6,Un homme et une femme 7,Ce soir ils vont s'aimer 8,La vieille barque ビデオ 9,Un monde avec toi 10,Je ne suis rien sans toi ビデオ 11,Petit papa Noel 12,C'est a Mayerling 13,Mon bel amour d'ete 14,Tous les violons de vienne 15,A force de rever 16,Paris en colere ビデオ 17,Qu'elle est belle 18,Quand on revient ビデオ 19,J'ai garde l'accent 20,La premiere etoile ビデオ |
1,Pardonne-moi ce caprice
d'enfant ビデオ 2,Si Paris etait en provence 3,Un jour viendra 4,Donne ton coeur donne ta vie ビデオ 5,Pourquoi le monde est sans amour ビデオ 6,Acropolis adieu 7,Mille fois bravo 8,Ciao mon coeur 9,L'amour oublie le temps ビデオ 10,En frappant dans nos mains 11,Une histoire d'amour 12,La marche de sacco et vanzetti 13,La terre promise 14,La chanson du depart 15,Tous les enfants chantent avec moi 16,La Paloma adieu ビデオ 17,On peut encore mourir d'amourビデオ 18,Folle, folle, follement heureuse 19,Le vieux cafe de la rue d'amerique 20,Les matins bleus |
1,La vie en rose ビデオ 2,Santa Maria de la mer ビデオ 3,Un clown dans mon coeur 4,A dix-sept ans ビデオ 5,Mille colombes ビデオ 6,Une femme amoureuse ビデオ 7,Il a neige sur Mikonos ビデオ 8,Elle pense a lui 9,Encore et encore 10,Bravo tu as gagne ビデオ 11,New York, New York 12,A Santa Maria 13,Nos souvenirs (Memory) 14,Trois milliards de gens sur terre 15,La demoiselle d'Orleans 16,Comme d'habitude 17,Un prince en Avignon 18,Ne me quitte pas ビデオ 19,Made In France |
1,L'american ビデオ 2,Killer 3,De gaulle 4,Je suis nee pour chanter 5,La violence celle qui tue avec les mots 6,Ainsi soit-il 7,Je me parle de toi ビデオ 8,Caruso ビデオ 9,Aux marches des eglises |
初期のヒット曲ばかりを集めたベスト盤シリーズ第1弾。改めてデビュー曲#1を聴くと、かなりピアフを意識して作られた楽曲であることが良くわかりますね。個人的にはアズナヴール作曲のドラマチックなバラード#2や、バロック風ギターの哀しげな旋律と透明感のあるストリングスの音色が美しい#8、映画主題歌として有名な#16、ロマンティックで耽美的なワルツ#20はとても好きなナンバー。古き良きシャンソンの魅力を十二分に伝えてくれる一枚です。 | こちらは70年代前半の代表曲で構成された第2弾。この時代のミレイユが実は一番好きだったりします。オープニングを飾る壮大で華麗なラブソング#1と、爽やかでノスタルジックなポップ・ナンバー#4は名曲中の名曲。これこそ70年代のシャンソン。どちらもパトリシア・カルリが作曲を手掛けています。同じくカルリの手による#5やバロック風の哀愁バラード#3、ギリシャ民謡風の#6、夢見心地なワルツ#14、B・ゴールズボロのカバー#15なども大好きです。 | そして、70年代後半のヒット曲を中心に集めた第3弾。半分以上がカバー曲というのも、この時代の特徴を物語っているかもしれません。アバの『ザ・ウィナー』のカバー#10は、ビヨルンとベニーがプロデュースを手掛け、フリーダもバック・ボーカルに参加しています。その他、#4はジャニス・イアンの『17歳の頃』、#6はバーブラ・ストレイサンドの『ウーマン・イン・ラブ』、#13は『メモリー』(キャッツ)のカバー。どれもアレンジはあくまでも原曲に忠実です。 | 当時パトリシア・カースをスターに育て上げ、フランス音楽界きってのヒット・メーカーとして活躍していたディディエ・バルベリヴィエンを主な作曲家・音楽監督として迎え、イメージ・チェンジを図ろうとしたアルバム。#8はルチオ・ダッラのカバー。ニューウェーブ的なポップ・ロック風アレンジを大胆に導入し、かなりスタイリッシュでドラマティックな作品に仕上がっています。#1や#6は結構好きでしたが、全体的に楽曲のインパクトが薄いのは難点かもしれませんね。 |
Hymne a l'amour
(1990) Ce soir je t'ai perdu
(1990) Mireille Mathieu
(1991) Chante Piaf
(1993)
(P)1990 Carrere (France)
(P)1990 Carrere (France)
(P)1991 Carrere (France)
(P)1993 Atlantic Recording Corp
(USA)
1,Hymne a l'amour (Himno al amor)ビデオ
2,El cant
dels ocells
(El canto de los Pajaros) ビデオ
3,Creo que va
a volver
(Serenata Espanola) ビデオ
4,Un dernier
mot d'amour
(Mi confesion) ビデオ
5,Por tu amor
(Rosor)
6,Himno a la algria
7,Nostalgia ビデオ
8,Embrujo
(Capricho Arabe)
9,Siempre Amor
10,Paris en colere (Arde
Paris)1,Ce soir je t'ai perdu ビデオ
2,Vis ta
vie ビデオ
3,Maitresse
d'ecole
4,Une femme amoureuse
5,Mon Dieu
6,Parler d'autre
chose
7,Celui que j'aime
8,Amour defendu ビデオ
9,Paris en
colere1,Que pour toi
2,La musique du
bonheur
3,Enfants d'amour et d'avenir
4,L'enfant de l'Irlande (Danny
Boy)
5,Pour la vie
6,L'amour viendra
(My Own True Love) ビデオ
7,Mes soirs
de blues
8,Maria Rosa (Immenso amor)
9,Conte de fees
10,Comme si
c'etait ecrit1,La vie en rose ビデオ
2,La
foule
3,Sous le ciel de Paris
4,Mon Dieu
5,L'homme a la
moto
6,Exodus
7,Padam padam
8,L'hymne a l'amour
9,Mon manege a
moi
10,Jezebel
11,Milord
12,Non, je ne regrette rien ビデオ
もともとはスペイン語圏向けに制作されたスペイン語アルバム。ピアフの『愛の賛歌』#1や映画主題歌『パリは燃えているか』#10のようなお馴染みのナンバーは、あくまでも名刺代わりといった感じでしょうか。それよりも、ロマンティックなバロック調の#2や哀愁のフラメンコ・バラード#3、ロベルト・カルロスのカバー#4、ノスタルジックでメロウなバラード#7など、ラテン風味の効いたクラシカルな楽曲の数々はなかなかの聴きものです。
ポップ・ロック的なアレンジという点では、“L'american”の路線を踏襲したアルバムと言えるかもしれませんね。ディディエ・バルベリヴィエンの書いた新曲を歌う一方で、バーブラの『ウーマン・イン・ラブ』のカバー#4やアズナヴール作曲の#7、『禁じられた遊び』#8のように、過去の作品を改めて吹き込み直しており、いまひとつアルバムとしての統一感がありません。どうしても企画盤的な印象しか残らないのが残念ですね。
ジャンヌ・マスをスターに育て上げ、セリーヌ・ディオンやエルサ、シルヴィー・ヴァルタン、ティナ・アリーナなどのヒット曲を数多く手掛けているロマノ・ムスマラをメインのソングライターに迎えたアルバム。なかなか良く出来たポップ・アルバムに仕上がっています。『風と共に去りぬ』のテーマ曲を爽やかなポップ・バラードとして甦らせた#6なんか巧いと思いますね。ちなみに、ジャケットのイラストは俳優ジャン・マレーが書いてます。
ミレイユの敬愛するエディット・ピアフへオマージュを捧げたトリビュート・アルバム。奇をてらうことなく正攻法でレコーディングされた作品で、ミレイユの圧倒的な熱唱を心行くまで堪能できる仕上がりです。こうやって改めて聴くと、Rの発音から声質まで本当にピアフそっくりなんですよね。それでいながら、ミレイユにしか表現できない凛とした清々しさもあって。数あるピアフのカバー作品の中でも、他の追随を許さない傑作です。
Alles nur ein spiel
(1999) Mes plus grands succes Volume
1 Mes plus grands succes Volume
2 De tes mains
(2002)
(P)1999 BMG Ariola
(Germany)
(P)2000 Coeur de lion
(Canada)
(P)2000 Coeur de lion
(Canada)
(P)2002 EMI Music
(France)
1,Wie soll ich leben ohne
dich
2,Paris
3,Leg dein herz in meine hand ビデオ
4,Das echo
der verlor'nen zeit
5,Eine liebe so tief wie das meer
6,Immer frei
sein
7,Niemals ohne dich
8,Alles nur ein spiel ビデオ
9,C'est ca
l'amour
10,Zu spat fur tranen
11,Wenn die sehnsucht erwacht ビデオ
12,Liebe
Stirbt nie
produced by Bernd Meinunger & Willy Kluter1,Mon credo ビデオ
2,Un homme,
une femme
3,Santa Maria de la mer
4,Acropolis adieu
5,Donne ton
coeur, donne ta vie
6,Ce soir ills vont s'aimer
7,Mille
colombes
8,Une femme amourouse ビデオ
9,Je ne suis
rien sans toi
10,La Paloma adieu ビデオ
11,La
derniere valse
12,Les bicyclettes de belsize ビデオ
13,On ne vit
pas sans se dire adieu
14,Je t'aime avec ma peau
15,Reste avec
moi
(Unbreak My Heart) ビデオ
16,New York,
New York1,La premiere etoile
2,Comme
avant (duo Paul Anka)
3,Pardonne-moi ce caprice d'enfant
ビデオ
4,Et je
t'aime
5,Il a neige sur Mykonos
6,Tous les enfants chantent avec
moi
7,Ma delivrance
8,La Paloma revient
9,Je veux
l'aimer
10,Tu n'as pas quitte mon coeur ビデオ
11,Amour
defendu
12,Qu'elle est belle
13,Nos souvenirs (Memory)
14,Trois
milliards de gens sur terre
15,Toi et moi
16,Ne les derangez
pas
17,Pourquoi le monde est sans amour1,La solitude ビデオ
2,Embarque
pour un voyage
3,Les larmes de tes yeux
4,Aujourd'hui je
reviens
5,Si tu m'aimes assez
6,La meme histoire
7,La vie n'est
plus la vie sans nous
8,Personne
9,De tes mains
10,Chansons des
rues
11,Pense a moi
direction artistique Mick
Lanaro
ミレイユはドイツ語でもオリジナル・アルバムを数多く出していますが、けっこう泥臭い歌謡ポップスみたいなのが多いんですよね。そうした中で、本作は70年代初期のミレイユを彷彿とさせるようなロマンティックで美しい楽曲と、90年代スタイルの洗練されたアレンジが見事に融合した佳作。切なさ全開のドラマティックなバラード#3や昭和歌謡風のメランコリックな#8、哀愁のハイエナジー・ハウス#11なんかは特にオススメ。全体的にセリーヌ・ディオンっぽいかもですね。
カナダで企画・制作されたベスト盤シリーズの1枚目。この2年前にフランスでは2枚組ベストがリリースされましたが、そちらの選曲をベースにして構成されています。トニー・ブラクストンのカバー#15はフランス盤にも収録されていた新曲。これがなかなか良く出来たカバーです。トニー・ブラクストンの枯れた歌声も良かったですけど、こちらはまるでミレイユのために書かれたかのような出来栄え。名曲揃いなのは勿論ですが、あまりCD化されていない#12もオススメです。
そして、こちらがその第2弾。お馴染みのヒット曲・名曲が並んでおります。全体的に80年代のナンバーを中心とした選曲ですね。ポール・アンカとのデュエット#2はAORもどきの中途半端な出来栄えで、個人的にはあまり好みではないかもしれません。ヴァンゲリスもどきのシンセがなんとも寒々しい#8も、この種のベスト盤に相応しいかどうか疑問。フランス盤にも新曲として収録されていた#16は、クラシカルでエレガントなアレンジの光る叙情的な名曲です。
ミレイユにとっては7年振りとなるフランス語アルバム。映画『白い婚礼』や『はじらい』などで知られる作曲家ジャン・ミュジーが全体のアレンジを手掛け、作曲にも参加しています。これがとてもシリアスな内容。フル・オーケストラを動員したゴージャスなサウンドと相まって、かなり重たい印象を受けるアルバムに仕上がっています。芸術的な完成度という点では抜きんでていますが、好きかどうかと問われると微妙かな(笑)#7と#10ではフランシス・レイが作曲を担当してます。
L'Essentiel Bonjour
Mireille Mireille Mathieu
(2005)
(P)2003 EMI Music (France)
(P)2004 BMG Deutschland
(Germany)
(P)2005 EMI Music
(France)
1,Mon Credo
2,Paris en
colere
3,Corsica
4,En frappant dans nos mains
5,Un enfant
viendra
6,Une femme amoureuse
7,Ma vie m'appartient ビデオ
8,La Paloma
reviens
9,La demoiselle d'Orleans
10,Des soleils bleu blanc
rouge
11,Ce soir je t'ai perdu
12,Made In France1,La derniere valse
2,Hinter den
Kulissen von Paris ビデオ
3,Tarata-Ting,
Tarata-Tong ビデオ
4,Der Pariser
Tango ビデオ
5,Korsika
6,Hans
im Gluck
7,Roma, Roma, Roma
8,Der Zar und das Madchen
9,La Paloma
ade ビデオ
10,Der
Wein war aus Bordeaux
11,Kleine Schwalbe
12,Walzer der
Liebe
13,Santa Maria de la mer ビデオ
14,Zu Hause
wartet Natascha
15,Nur fur dich
16,Die Spatzen von Paris ビデオ
17,Hit
Medley1,Bravo tu as
gagne
2,Onl'appelait chicano
3,A blue bayou
4,Quand on pense a
l'amour
5,Der traurige Tango ビデオ
6,Il me faut
vivre
7,L'amour oublie le temps
8,New York, New York
9,So leb
dein Leben
10,Wann kommst du wieder
11,Le vieux cafe de la Rue
d'Amerique
12,Trois milliards de gens sur
terre
13,Barcarole
14,Et quand tu seras la
15,Wenn Kinder
singen
16,Wenn du mich liebst ビデオ
17,Meine
erste Liebe1,Un place dans mon coeur
2,Tout
au bout de l'amour
3,Tu es celui ビデオ
4,Rien de
l'amour
5,Ton nom est ma sule priere
6,Si l'amour savait
mourir
7,Si je revenais
8,Toute une vie ビデオ
9,L'homme est
un dieu
10,Un peu d'esperance ビデオ
realisation
Jean Musy & Patrick Hampartz
oumian
こちらはEMIがリリースしている廉価ベスト盤シリーズの1つとして企画されたアルバム。よくありがちなベストではなく、大ヒット曲とマイナー・ヒットをバランス良く配置しているのが特徴かもしれません。特に、ジャン・ミュジーが手掛けた#7やディディエ・バルベリヴィエンによる#10は、他では滅多にみかけないレア・ソングです。ま、ミレイユは未だにCD化されていない音源の方が圧倒的に多いんですけどね。ちなみにこのベスト盤、04年にもジャケット違いで再発されています。
ドイツでシングル・カットされた楽曲ばかりで構成された2枚組ベスト。当然ながら、殆んどがドイツ語のナンバーです。こちらの1枚目はチャート上位にランクされた楽曲のみが集められているようですね。全体的にシャンソンというよりも、シュラゲル(中欧・北欧の民族歌謡)に近いような軽いタッチのポップな作品が多いのは、やはりドイツ向けだからでしょうか。ドイツ語版の当たり外れが激しいのは、その辺が主な理由だと思うんですけどね。#17のヒット・メドレーはなかなか巧く出来ていると思います。
こちらの2枚目は半分以上がフランス語のナンバーで構成されています。ドイツ語ナンバーはレア・トラックが満載。#13と#15、#16、#17が初CD化だそうです。シナトラやフンパーディンク辺りが好んで歌いそうなバラード#16は結構お気に入り。フランス語の原曲がどれなんだか分からないんですけど(笑)ひとまず、ファン必携のコレクションだとは思います。
オランピア劇場での衝撃的デビューから40周年を記念してリリースされた、3年ぶりのフランス語アルバム。前作がとても重苦しい内容だったので心配しましたが、今回はまさにミレイユ・マチューの王道復活といった仕上がりです。注目すべきは、#2と#3、#6で30年ぶりにボビー・ゴールズボロの作品を歌っていること。もちろん書き下ろしです。そして、エンディングを飾る壮大なバラード#10はフランシス・レイの作品。ファンにとってはいろいろと感慨深いアルバムに仕上がっていると思います。
Platinum
Collection
(P)2005 Capitol Music/EMI Music
(France)
CD 1
1,Mon Credo ビデオ
2,Viens dans
ma rue
3,Qu'elle est belle
4,Paris en colere ビデオ
5,La derniere
valse ビデオ
6,Quand tu
t'en iras
7,J'ai garde l'accent
8,Una canzone
9,Ensemble
10,La
premiere etoile ビデオ
11,Mon bel
amour d'ete
12,Vivre pour toi
13,Pardonne-moi ce caprice
d'enfant
14,Donne ton coeur, donne ta vie ビデオ
15,Une
histoire d'amour (Love Story)
16,Acropolis Adieu ビデオ
17,Corsica ビデオ
18,En
frappant dans nos mains
19,J'etais si jeune
20,Roma, Roma, Roma ビデオCD 2
1,La Paloma
adieu
2,Folle, follement heureuse ビデオ
3,L'amour
oublie le temps
4,Un million d'enfants
5,On ne vit pas sans se dire
adieu
6,Addio
7,Tous les enfants chantent avec moi
ビデオ
8,Ma melodie
d'amour ビデオ
9,Ciao,
bambino, sorry ビデオ
10,L'esclave
11,Qu'attends-tu
de moi?
12,Amour defendu
13,Mille colombes
14,Chante pour le
soleil
15,A Blue Bayou ビデオ
16,Santa
Maria de la mer
17,Je t'aime avec ma peau ビデオ
18,Un enfant
viendra
19,Une femme amoureuse
20,C'est peut-etre moi qui
partiraiCD 3
1,Bravo, tu as gagne
2,Tu
chanteras demain
3,Nos souvenirs
4,New York, New York
5,Trois
milliards de gens sur terre
6,On est bien
7,Les avions, les
oiseaux
8,Made in France
9,Apres toi
10,Rencontres de
Femmes
11,L'enfant que je n'ai jamais eu
12,L'american ビデオ
13,Ce soir,
je t'ai perdu
14,Vous lui direz
15,Aujourd'hul je reviens
16,Les
temoins
17,Le rossignoi anglais
18,Ce n'est pas fini
19,Appelle
moi
20,La couleur de l'or
そして、こちらは同じくデビュー40周年を記念して発売された3枚組ベスト。この1枚目では66年から73年までのシングル・ヒットが網羅されています。定番の名曲は勿論のこと、滅多にCDで聴くことのできない作品も含まれているのが嬉しいですね。ちなみに、#19は初CD化とのこと。
73年から81年までのヒット曲を収録した2枚目。#6と#8、#10
、#11、#14が初CD化です。南欧風の切ないバラード#6、B・ヴィントンをカバーした#8は子供の頃に大好きだった記憶があるので、個人的にはとても懐かしいナンバーです。アレンジはガブリエル・ヤーレだったんですね。さすが! ラストを飾る3枚目は、81年以降のヒット曲に加えて、未発表のレア・トラックが収録されています。#2と#6、#7が初CD化。そして
、#16〜#20までがレア・トラックになります。ちなみに、#6はヤズーの“Only
You”のカバー。これが意外としっくり来るのにはちょっと驚きました。
Films &
Shows In meinem Herzen
(2007)
(P)2006 Capitol Music/EMI Music
(France)
(P)2008 Sony BMG
(Germany)
CD 1
1,La bonne annee
2,Paris
en colere
3,Une histoire d'amour
4,C'est a Mayerling
5,Un homme
une femme
6,Amour defendu
7,Une fille au coeur cousu de fil
blanc
ビデオ
8,Over the
Rainbow ビデオ
9,Les yeux de
l'amour ビデオ
10,Un jour tu
reviendras
11,Don't Rain On My Parade
12,Jean qui rit
13,Chante
alleluia
14,I'd Rather Be Blue
15,La plus belle chose au
mondeCD 2
1,Come to the Show
2,Dans
la maison des chansons
3,Mireille Antoinette
4,Trolly
Song
5,Jambalaya ビデオ
6,Amour,
castagnettes et tango
7,La fete a la galette
8,Le vendrei a la
nouvelle orleans
9,Dolly Sisters
10,J'ai envie de chanter
11,Pour
qu'un homme m'aime
12,Le coeur a l'envers ビデオ
13,Vive la
musique (I've Got rhythm)
14,Si mes amis pouvaient me voir
15,Une
fille a marierCD 1
1,In meinem Herzen ビデオ
2,Tauch in
ein Gefuhl
3,Du warst meine Liebe
4,Der wundervollste Mensch
5,Au
Revoir heisst nicht Adieu
6,Die Farben der Traume
7,Es gibt nichts
zu bereuen
8,Was Dir bluht
9,Sing ein Liebeslied
10,Gott im
Himmel
11,Leben will ich nur mit Dir
12,Seit ich Dir gehor
13,Sie
ist die Frau
14,Du bist die Welt
produced by Jan-Eric
KohrsCD 2
1,Einmal im
leben
2,Bonsoir l'artiste (frz-version)
3,Tara-Tating, Tara-Tatong
(frz-version)
4,La Paloma adieu (4-sprachig)
5,Underneath the
Bridges Of Paris
映画や舞台の主題歌・挿入歌を集めた2枚組の企画盤。1枚目は映画主題歌コレクションです。やはり、友人でもあるフランシス・レイの作品が一番多いですね。『オズの魔法使い』#8や『ファニー・ガール』#14などは英語で歌っていますが、ミレイユの英語ってフランス人独特の訛りが気になって、なんだか違和感があるんですよね(^^;
その点
、フランス語でカバーした『慕情』はお見事。シャンソンにしか聴こえませんから(笑) こちらはミュージカルの挿入歌や舞台のスタンダード・ナンバーなどで構成された2枚目。具体的にクレジットはされていませんが、初CD化の音源も多いんじゃないかと思います。ハンク・ウィリアムスの名曲『ジャンバラヤ』をアフロ・スタイルのサンバに変身させた#5はなかなかの傑作。まあ、全体的にラスベガスのショーみたいな選曲なので、個人的にはあんまりピンと来ないかもですね〜。
07年リリースのドイツ語アルバムにボーナスCDを加えたリニューアル盤。いわゆるシュラゲルの王道を行くような歌謡ポップスに仕上がっています。#2と#11ではシュラゲル界の歌姫クリスティナ・バッハがソングライターとして参加してます。それにしても、本作はミレイユの声の衰えがかなり目立ちますね。もちろん、年齢を考えれば十分にパワフルではあるのですが、すっかりオバさんぽい声になってしまったのは少々寂しく感じられます。
08年のリニューアル盤のみ付いてくるボーナス・ディスク。いずれも過去の作品とはいえ、初CD化の貴重なナンバーばかりです。中でも面白いのは、名曲『ラ・パロマ・アデュー』の歌詞をフランス語・英語・ドイツ語・スペイン語でメドレー形式にしてしまった#4ですかね。
DVD
Top A...Mireille
Mathieu Mireille Mathieu A
L'Olympia
(P)2005 LCJ Editions
(France)
(P)2005 Abilene Disc
(France)
画質★★★☆☆ 音質★★★☆☆
画質★★★★☆ 音質★★★★★
DVD仕様(フランスPAL盤)
カラー/スタンダードサイズ/モノラル/音声:フランス語/字幕:なし/地域コード:2/65分/制作:フランス
映像特典
93年テレビ・インタビュー
94年テレビ・インタビューDVD仕様(フランスPAL盤)
カラー/ワイドスクリーン(スクィーズ収録)/音声:フランス語/字幕:なし/地域コード:2/120分/制作:フランス
映像特典
舞台裏ドキュメンタリー
ミレイユ・マチュー インタビュー
1,Ma pomme (Mireille
Mathieu)
2,We'll Fly You To The Promised Land
(Humphrey
Singers)
3,Mille fois bravo (Mireille Mathieu)
4,Meme pendant la
guerre on chante
(Mireille Mathieu & Michel
Delpech)
5,L'amour en wagon-lits
(Michel Delpech &
Sally)
6,Mon homme (Mireille Mathieu)
7,La derniere valse
(Ballet Arthur Plasschaert
8,Tout a change sous le soleil
(Mireille Mathieu & Francis Lai)
9,Un jardin dans mon
coeur
(Sylvie Vartan)
10,On a tous besoin d'un
homme
(Mireille Mathieu & Sylvie Vartan)
11,Old Man Moses
(Humphrey Singers)
12,Tour de chant de (Mireille
Mathieu)
Je n'ai jamais eu de poupee
A
quoi tu penses
Acropolis adieu
Je t'aime a
en mourir1,Mon credo
2,Ce soir ils vont
s'aimer
3,Qu'elle est belle
4,Tous les enfants chantent avec
moi
5,Santa Maria de la mer
6,Paris en colere
7,Si je
reverais
8,Une histoire d'amour
9,La vie en rose
10,Je t'aime
avec ma peau
11,Ma melodie d'amour
12,Une place dans mon
coeur
13,L'aveugle
14,Tu es celui
15,Pardonne-moi ce caprice
d'enfant
16,Tu m'apportais des fleurs
17,Rien de
l'amour
18,Acropolis adieu
19,Une femme amoureuse
20,Nous on
s'aimera
21,Un peu d'esperance
22,Medley:Over The
Rainbow/Sakura/Mpll
y Roy/Solamente una vez,Ochi/Lascia ch'i
o
painga de Haendel/Die Tage der Liebe de Schubert/O chi chorine
23,Quand
on n'a que l'amour
24,Mille colombes
25,La dernere valse
26,Non
je ne regrette rien
1972年4月1日にフランスで放送されたミレイユの特番を収録したDVDです。ゲストにはシルヴィー・ヴァルタンやミシェル・デルペシュ
、フランシス・レイ、そしてボニーMのリズ・ミッチェルが在籍したゴスペル・グループ、ハンフリー・シンガーズという豪華な顔ぶれ。ザ・70年代!という感じのカラフルなスタジオ・セットや衣装も最高ですね。こういう素朴で楽しいテレビ・ショーは大好きです。しかし、シルヴィーと並んだミレイユの小さいこと!まるっきり大人と子供っす。 2005年11月にパリのオランピア劇場で行われた40周年記念コンサートの模様を収めたライブDVD。2時間たっぷりミレイユの歌の世界に浸れるファン必携の1枚です。特典のドキュメンタリーでは、コンサートを見に来た観客の声も収められているのですが、日本やアメリカ、カナダ、ロシア、中国など世界各国からお客さんが来ているんですよね。また、会場にはクリスチャン・ラクロワやジャン=ポール・ゴルチェなどVIPの顔もチラホラ。改めて彼女の凄さを認識できます。
戻る