ルーシーとサマンサ〜テレビ黄金期のヒロイン

 現在、雑誌で海外ドラマに関するコラムの連載を執筆しているが、個人的に好きな海外ドラマはというと「ルーシー・ショー」、「陽気なルーシー」に「奥様は魔女」がダントツだろう。どれも60年代(「陽気なルーシー」は74年まで放送)の人気ドラマだ。60年代といえば、「サンセット77」とか「サーフサイド7」、「ルート66」、「ララミー牧場」、「コンバット」、「逃亡者」、「ドクター・キルデア」、「0011ナポレオン・ソロ」・・・と、数多くのアメリカン・ドラマが日本でも放送されて絶大な人気を誇った時代。その中でも、とりわけお洒落でキュートでカラフルで腹絶倒の面白さを誇ったのが、ルーシーとサマンサの番組だったと言えるだろう。
 もちろん、1968年生まれのボクは、どの作品もリアルタイムで見てはいない。さらに言うならば、再放送を見ていたボクは何故だか「ルーシー・ショー」を「アイ・ラブ・ルーシー」だとばかり思っていた。その後、15年ほど前に初めてアメリカに行った時、テレビで再放送されていた「アイ・ラブ・ルーシー」が白黒番組だった事にビックリ。しかも、ルーシーにダンナさんがいる。あれっ?と思い調べてみたところ、どうも自分が見ていたのは「ルーシー・ショー」だったらしい事を知った。
 ボクの不勉強というより不注意が原因の誤解だったが、見方を変えてみればそれだけルーシーのキャラが立っていたとも言える。おしゃべりで人懐っこくておっちょこちょいでユーモアのセンス溢れるおば様ルーシー。片や、「奥様は魔女」のサマンサはキュートでお茶目な若奥様。どちらも万人に愛される楽しいキャラクター。ストーリーよりも登場人物たちのキャラクターや人物設定に重点を置いていたからこそ生まれたヒロインたち。シットコムの歴史は彼女たちから始まったと言っても過言ではないだろう。

 

 ルーシーことルシール・ボールのキャリアは1930年代にまで遡る。ニューヨークの演劇学校を卒業(クラスメートに後の大女優ベティ・デイヴィスがいた)後、1933年にコーラス・ガールとして映画界入り。RKOの専属となるものの、回ってくる役と言えばB級映画のヒロインや主人公の友達といった2番手ばかり。美人女優がひしめいていたスタジオで、彼女は一つでも多く役を得ようと他の女優が嫌がるような汚れの仕事も進んで引き受けた。1940年にMGMに移籍してからは大役を得ることもあったが、結局伸び悩んでしまう。そんな時、彼女が目をつけたのが新しいメディアであるテレビだった。
 夫である有名なラテン楽団のリーダー、デジ・アーナズと共に、自らの私生活をヒントにした「アイ・ラブ・ルーシー」の企画を各テレビ局に持ち込んだルーシーだったが、ことごとく却下される。まず問題視されたのが、ラテン系の夫を持つ白人女性という主人公の設定。演じるルーシーとデジの二人が実の夫婦とはいえ、白人の女性がマイノリティの男と結婚するなど、当時の一般常識としては不謹慎極まりないことだったのだ。
 さらに、ルーシーは自らの活動の拠点であるハリウッドからの放送にこだわったのだが、当時テレビ局のスタジオは全てニューヨークにあった。しかも、当時のテレビは生放送が主流。物理的にハリウッドからの放送は不可能だったのだ。
 そこで、ルーシーは勝負に打って出る。夫と共に女優としては史上初の制作プロダクションを設立したのだ。そして、自腹でパイロット版をフィルム撮影。これが好評で、CBSが放送権を獲得した。フィルムでの撮影、再放送、海外への権利の販売など、現在のテレビ・ビジネスの原型を作ったのは、実はルシール・ボールだったのである。彼女の目論みは見事当たり、「アイ・ラブ・ルーシー」は1951年から1957年まで続く国民的ヒット番組となり、デジルー・プロはこれ以外にも「アンタッチャブル」などの人気番組を生み出し、遂にはルーシーの古巣であるRKOスタジオを買収するまでに至るのである。

 

 「アイ・ラブ・ルーシー」終了後、しばらく「よろめき珍道中」('60)など映画女優としての活動を優先させていたルーシーが、満を持してテレビ界に復帰したのが「ルーシー・ショー」。これも1962年から1968年まで放送される大ヒットとなる。私生活でデジ・アーナズと離婚したルーシーが演じるのは、夫に先立たれた子持ちの未亡人ルーシー・カーマイケル。そんな彼女と共同生活するのは子連れで離婚したばかりの大親友ヴィヴィアン(「アイ・ラブ・ルーシー」のヴィヴィアン・ヴァンス)。この2家族の奇妙な共同生活から奇想天外な笑いが生み出される。これがまた、古さを全く感じさせない毒の効いたナンセンス・ギャグの連発で、水が流れっぱなしのシャワールームに閉じ込められるなどの体を張った笑いまで披露。ほとんどドリフのノリだ。
 ちなみに、ボクが再放送で見ていたのはどうも第4シーズン以降らしい。というにも、「ルーシー・ショー」も当初は白黒番組で、カラーになったのは第4シーズンから。しかも、ボクが憶えている「ルーシー・ショー」はルーシーと会社の上司のムーニー氏との掛け合い漫才のような内容なのだが、この設定も第4シーズンからなのだ。
 このルーシーとムーニー氏のコンビがまた絶妙。皮肉屋で風見鶏で小心者のムーニー氏相手に、おっちょこちょいでお調子者でお気楽なルーシーが次々とトラブルを巻き起こす。親友メアリー・ジェーンとのおバカなガール・トークやルーシーのカラフルでモダンなファッションも楽しい。ちなみに、ムーニー氏役のゲイル・ゴードンは、「アイ・ラブ・ルーシー」のレギュラー第一候補だったが、スケジュールの都合がつかずに実現しなかったという経緯があった。
 毎回登場するゲストも魅力だったが、中でもセミ・レギュラーとして登場したキャロル・バーネットは最高。地味で目立たない独身の変わり者の図書館司書だが、酒に酔うと歌って踊って男を手玉に取るファム・ファタールに変身するという強烈なキャラクターで、ミュージカル女優バーネットの芸達者ぶりが遺憾なく発揮されていた。バーネットは、その後60〜70年代に爆発的ヒットとなったシットコム「キャロル・バーネット・ショー」で一時代を築くことになる。

 

 その、「ルーシー・ショー」を終えたルーシーが、引き続きCBSで主演を張ったのが「陽気なルーシー」(1968年〜1974年)。この番組では実の子供であるルーシー・アーナズとデジ・アナーズ・ジュニアが、ルーシーの子供として登場。「ルーシー・ショー」でムーニー氏を演じたゲイル・ゴードンが、ルーシーの職場の上司でもある義理の兄役で再び登場している。一家の住む場所がロサンゼルスということもあり、ゲストにはハリウッド・セレブが実名で数多く登場。ダニー・オズモンドが娘ルーシーに恋したかと思えば、おしどり夫婦エリザベス・テイラーとリチャード・バートンの間に割って入ってしまうルーシー。さらには息子デジがアン=マーグレットとテレビで歌い、ルーシーはひょんなことからジンジャー・ロジャースのお怒りを買ってしまう。ほとんどバラエティ・ショーのノリだが、古き良き時代のショー・ビジネスの香りがプンプンして、とても楽しい。
 しかし、この番組と共にテレビ界における女王ルシール・ボールの黄金期は終焉を迎えてしまう。時代は70年代。テレビ・ドラマは様変わりし、リアリズムやニヒリズムが求められるようになっていた。そんな中で、常に万人受けするユーモアと安心感を売り物にしてきたルーシーの番組は、明らかに時代遅れだったのである。その後、1986年に往年の栄光よ今一度と新シリーズ“Life with Lucy”が放送されるが、僅か8週間で打ち切り。その3年後の1989年、ルーシーは永遠の眠りにつく。

 

さて、ルーシーことルシール・ボールと並んでテレビ界の女王と呼ばれたのが「奥様は魔女」のサマンサことエリザベス・モンゴメリー。彼女もルーシーと同じように映画界でのキャリアに見切りをつけ、テレビ界で成功を収めた女優だった。父親は1930〜40年代に活躍した2枚目俳優ロバート・モンゴメリー。映画史を勉強したことのある人なら、世界初の一人称映画「湖の女」('47)の監督・主演を務めた人物として御馴染みだろう。18歳の時に父がプロデュースを手掛けたテレビシリーズ“Robert Montgomery Presents”で女優デビュー。ゲイリー・クーパーと共演した「軍法会議」('55)や「ひとりぼっちのギャング」('63)などの映画に出演するも、どうもパッとしなかった。かわいい顔しているが小粒で目立たない、というのが映画女優エリザベス・モンゴメリーの印象だった。というよりも、印象に残らないタイプの女優だったと言えるかもしれない。
 63年にテレビ監督ウィリアム・アッシャーと結婚したエリザベスは、夫と一緒に出来る仕事を探していた。そこへ持ち込まれたのが「奥様は魔女」の企画だった。1964年にスタートした番組は、実に8年も続く驚異的な長寿シリーズとなる。その最大の理由は、エリザベスのキュートな魅力だったと言って間違いないだろう。彼女の親しみやすい個性(言葉を変えれば平均的な容姿)は、大きなスクリーンより小さなブラウン管向きだった。また、名女優アグネス・ムーアヘッド演じる母エンドラをはじめ、夫のダーリン、クララおばさん、お隣のグラディスさんなど、脇のキャラクターの際立った個性もユニークで、視聴者の誰もがまるで町の住人にでもなったかのようにドラマの世界にすんなりと入っていける。単純なように見えて、実に計算しつくされたドラマ構成が見事だった。
 また、高度成長期にあった日本では、ドラマの中で描かれるアメリカ中流階級の生活が一つの目標・憧れともなり、エリザベス・モンゴメリーは日本のTVコマーシャルに出演するほどの国民的なスターとなった。もちろん、アメリカでも同様の人気で、エリザベスは夫アッシャーと共に制作プロダクションを設立、番組ラスト・シーズンの制作も手掛けた。また、映画「ビキニ・ガール・ハント」('65)では、バスター・キートンの娘役でカメオ出演。サマンサ人気にあやかって魔女という設定だった。
 ちなみに、第4シーズンからダーリン役を演じたディック・サージェントは、実はもともとダーリン役の第一候補だった。ところが、先に主演と監督に決定したエリザベス・モンゴメリーとウィリアム・アッシャーの二人がディック・ヨークを強力に推薦し、サージェントはダーリン役を逃してしまう。ところが、ヨークの健康状態が悪化し、シリーズを続けることが出来なくなったため、サージェントに白羽の矢が立ったのだった。


 さて、そんな「奥様は魔女」がシリーズ終了を迎えた大きな原因は、「アイ・ラブ・ルーシー」の時のルシール・ボールと同様に夫との不仲だった。ルーシーはシリーズ終了後に離婚しているが、エリザベスは放送中の73年にアッシャーと離婚。結局、そのシーズンが最終となってしまった。そういえば、ルーシーもエリザベスも70年代には積極的にゲイ・リブを支援した事で有名だ。2代目ダーリン役のディック・サージェントが自らゲイである事を公表してゲイ・リブ活動を展開、エリザベスはその支援者としてゲイ・パレードなどにも参加した。一方のルーシーは映画界での古くからの友人にゲイが多かったという。当時のインタビューでも「私が今まで出会った最も才能のある人の殆どがゲイだった。彼らを否定なんか出来ないわよ」と語っている。
 「奥様は魔女」終了後のエリザベスはサマンサ役のイメージから脱却すべく、似たような役柄の仕事を一切断るようになる。「私は犯された」('74・テレビ映画)ではレイプ被害者の主婦を、「女死刑囚の秘密」('75・テレビ映画)ではタイトル通りの女死刑囚役をと、シリアスな役どころを積極的にこなし、“テレビ映画の女王”と呼ばれるようになった。晩年の「インモラル・ハンター」('91・テレビ映画)では、変態のダメ息子可愛さのあまり彼を守るために殺し屋まで雇う、傲慢で非情な大富豪夫人を怪演。あのサマンサと同一人物とは思えない極悪バアさんぶりはショッキングでさえあった。そんなエリザベス・モンゴメリーも、1995年に癌のため死去。

 こうして、テレビ・ドラマ黄金期を作り上げた2大ヒロインは永遠に我々の前から姿を消してしまった。80年代以降も、イギリスのコメディエンヌ兼歌手のトレイシー・ウルマンが歌に踊りに笑いにと、往年のルーシーを彷彿させる大活躍ぶりを見せて大ヒットした“Tracey Ullman Show”や、キャンディス・バーゲンがルシール・ボールに代わるコメディの女王と呼ばれるようになった「TVキャスター マーフィー・ブラウン」、アメリカの人気テレビ女優アン・ジリアンが30年代の映画女優の幽霊に扮したファンタジックでお洒落なコメディ「陽気な幽霊ジェニー」、イギリスの天才コメディエンヌ、ジェニファー・サウンダースが元ボンド・ガールのジョアナ・ラムレーと組んだ、カラフルなトップ・モードと毒舌ギャグ満載の「アブファブ」、魔法使いの女子高生が大活躍する「サブリナ」など、ルーシーやサマンサのファンの琴線に触れるようなドラマが数多く生まれてきたが、やはりルーツにはかなわない。「奥様は魔女」なんて、日本版リメイクがあったり、ニコール・キッドマンの映画版リメイクがあったりと未だに愛され続けているが、やはりサマンサはエリザベス・モンゴメリーでなくちゃいけないのだ。
 「アリーmyラブ」のアリーなんかも、いろんな意味でルーシーやサマンサの系譜に位置するキャラクターだと言えるだろう。アメリカのテレビ・ドラマにおいて、ルーシーとサマンサは永遠のプロトタイプなのかもしれない。しかし、彼女たちの存在が今も人々を魅きつけてやまないのは、そのキャラクターの魅力、脚本の面白さに加えて、あの時代にしか生み出せない素朴な笑いのセンス、ファッション、カルチャーが背景にあったからだと思うのだ。
 もちろん、アリーも大好きだし、「アブファブ」のパッツィーとエドナなんか密かに我が心の酒飲み友達状態(笑)なのだが、ルーシーとサマンサは全くの別格。ボクにとっては、殆ど神のような存在と言ってもいいのかもしれない。

 

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ルーシー・ショー
The Lucy Show

ルーシー・ショー
The Lucy Show

ルーシー・ショー
The Lucy Show

ルーシー・ショー
The Lucy Show

(P)2000 Madacy Entertainment(USA) (P)2000 Madacy Entertainment(USA) (P)2000 Madacy Entertainment(USA) (P)2000 Madacy Entertainment(USA)
DVD仕様(北米盤)
カラー/スタンダード・サイズ/モノラル

収録エピソード
#1"Lucy Gets Jack Benny's Bank Account"
#2"Little Old Lady"

映像特典
トリビア・クイズ
着せ替え人形

DVD仕様(北米盤)
カラー/スタンダード・サイズ/モノラル

収録エピソード
#1"Lucy Gets Trapped"
#2"Lucy, The Babysitter"

映像特典
トリビア・クイズ
着せ替え人形

DVD仕様(北米盤)
カラー/スタンダード・サイズ/モノラル

収録エピソード
#1"Lucy Gets A Roommate"
#2"Lucy & Carol In Palm Springs"

映像特典
トリビア・クイズ
着せ替え人形

DVD仕様(北米盤)
カラー/スタンダード・サイズ/モノラル

収録エピソード
#1"Lucy, The Star Maker
#2"Lucy Meets Robert Goulet"

映像特典
トリビア・クイズ
着せ替え人形
出演:ルシール・ボール
    ゲイル・ゴードン
    メアリー・ジェーン・クロフト
ゲスト出演:ジャック・ベニー
    デニス・デイ
出演:ルシール・ボール
    ゲイル・ゴードン
    メアリー・ジェーン・クロフト
ゲスト出演:メアリー・ウィックス
出演:ルシール・ボール
    ゲイル・ゴードン
    メアリー・ジェーン・クロフト
ゲスト出演:キャロル・バーネット
    ダン・ローワン
出演:ルシール・ボール
    ゲイル・ゴードン
    メアリー・ジェーン・クロフト
ゲスト出演:フランキー・アヴァロン
    ロバート・グーレ
    メアリー・ウィックス
 画質最悪なMadacy Entertainmentからリリースの北米盤DVD。色褪せの激しい画像が何とも寂しい限りだが、内容は最高。テレビの王様ジャック・ベニーに銀行口座開設を勧めるエピソードでは、インディアンからゴリラ、果ては流砂まで駆使した奇想天外なセキュリティー・サービスに抱腹絶倒。9月発売予定の日本盤の画質に期待ですな。  仮病で仕事を抜け出してデパートの特売セールに繰り出したルーシーが騒動を巻き起こす#1はまずまずの出来。傑作は、ルーシーがチンパンジーの子守をする羽目になってしまう#2。奇想天外なアイディア満載のルーシー・ショーならではのギャグが連発。「天使にラブ・ソングを・・・」などで御馴染みの名脇役女優M・ウィックスが顔を出している。  ルーシーのルームメイト、キャロルが登場する傑作エピソードを収録した1枚。特にキャロルが初登場するエピソード#1はもう最高。ちょっとお下品なガール・トークも冴え渡るが、何と言ってもズレまくったキャロルのキャラクターが抱腹絶倒。#2ではキャロルとルーシーの歌とダンスのパフォーマンスまで堪能できる。これぞエンターテインメント!  ムーニー氏の上司の甥っ子として当時全米で大人気だったアイドル歌手フランキー・アヴァロンが登場するエピソード#1とラスベガスのトップ・エンターテイナー、ロバート・グーレが登場する#2。どちらもハリウッド色濃厚な古き良き時代のショー・ビジネスの雰囲気が味わえる楽しいエピソード。

 

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ルーシー・ショー
The Lucy Show

Lucy,The Plumber & The Barbershop

The Funny World of Lucy

The Funny World of Lucy Vol.2

(P)2000 Madacy Entertainment(USA) (P)2000 GoodTimes Home Video(USA) (P)2000 GoodTimes Home Video(USA) (P)2000 GoodTimes Home Video(USA)
DVD仕様(北米盤)
カラー/スタンダード・サイズ/モノラル

収録エピソード
#1"Lucy & Paul Winchell"
#2"Lucy Flies To London"

映像特典
トリビア・クイズ
着せ替え人形
DVD仕様(北米盤)
モノクロ/スタンダード・サイズ/モノラル/48分

収録エピソード
#1"The Barbershop"
#2"The Plumber"

DVD仕様(北米盤)
カラー&モノクロ/スタンダード・サイズ/モノラル/84分
DVD仕様(北米盤)
カラー&モノクロ/スタンダード・サイズ/モノラル/90分
出演:ルシール・ボール
    ゲイル・ゴードン
    メアリー・ジェーン・クロフト
ゲスト出演:ポール・ウィンチェル
    パット・プリースト
出演:ルシール・ボール
    ヴィヴィアン・ヴァンス
ゲスト出演:ディック・マーティン
出演:ルシール・ボール
    デジ・アーナズ
    ボブ・ホープ
    アボット&コステロ
    他
出演:ルシール・ボール
    デジ・アーナズ
    ボブ・ホープ
    ダニー・ケイ
    他   
 #1では「くまのプーさん」のティガーの声で知られ、つい先頃亡くなったばかりの腹話術師ポール・ウィンチェルが登場。こういう、日本ではなかなかお目にかかれない伝説的エンターテイナーの姿を見る事ができるのも、この番組の醍醐味の一つだろう。初の海外行きに有頂天になったルーシーのドタバタぶりを描く#2の、あり得ないようなナンセンスぶりは時代を超越した傑作。  ルーシー一家と親友のヴィヴィアン一家が同じ屋根の下で暮らす初期エピソード2編を収録。オープニングのアニメーションが何ともかわいい。ファン必見はシャワールームの工事費をケチったおかげで、最後には水槽状態になったシャワールームにルーシーとヴィヴィアンが閉じ込められるという体を張ったエピソード#2。あとはDVDの画質がもう少し良ければ・・・。  ルシール・ボールの半生を追ったドキュメンタリーの前半。コーラス・ガールからスタートし、2番手の汚れ役女優として映画界で重ねた苦労、そして「アイ・ラブ・ルーシー」の大成功までを、ルーシー本人の生前のTVインタビューなどを織り交ぜながら描く。演劇学校時代の初々しい写真やデジと共演したテレビCMなど、貴重な資料の数々が興味深い。ルーシーへの愛に溢れた好感の持てる作品だ。しかし、バラエティ番組で男連中がバカバカとたばこを吸いながら話してるのにはビックリ。まあ、スポンサーがたばこメーカーだから仕方ないのか。今だったら絶対放送できないはず。  「アイ・ラブ・ルーシー」の大成功からデジとの離婚、「ルーシー・ショー」や「陽気なルーシー」の成功、映画界での活躍などを追ったドキュメンタリーの後半。「アン・サザーン・ショー」やジョーン・ドリュ主演の"Adventures of a Model"など今では見ることの出来ないデジルー・プロ制作の番組の貴重な映像や、ルーシーとデジがゲスト出演した数多くのテレビ番組がめいっぱい楽しめる。惜しむらくは、晩年のルーシーをもっと詳しく取材してくれれば、もっと深みのあるドキュメンタリーに仕上がったと思うのだが。

 

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Lucy's Lost Episodes

陽気なルーシー
Here's Lucy

ステージ・ドア
Stage Door (1937)

Stone Pillow (1985)

(P)2000 GoodTimes Home Video(USA) (P)2004 SMV (USA) (P)2005 Warner Bros (USA) (P)2005 Koch Vision (USA)
DVD仕様(北米盤)
モノクロ/スタンダード・サイズ/モノラル/83分
DVD仕様(北米盤)
カラー/スタンダード・サイズ/モノラル&ステレオ/720分

収録内容
4枚組・24話収録

特典
オーディオ・コメンタリー(キャロル・バーネット、ウェイン・ニュートン、他)
リハーサル風景集
撮影風景集
未公開シーン集
プロモーション・フィルム
TV「アン・マーグレット・スペシャル」
その他多数収録

DVD仕様(北米盤)
モノクロ/スタンダード・サイズ/モノラル/91分/英語・フランス語・スペイン語字幕

特典
ミュージカル短編"Ups and Downs"
ジンジャー・ロジャース&ロザリンド・ラッセル出演ラジオ版(音声のみ)

DVD仕様(北米盤)
カラー/スタンダード・サイズ/ステレオ/94分

 

出演:ルシール・ボール
    デジ・アーナズ
    エド・サリヴァン
    ボブ・ホープ

出演:ルシール・ボール
    ルーシー・アーナズ
    デジ・アーナズ・ジュニア
    ゲイル・ゴードン
ゲスト出演:エリザベス・テイラー
    リチャード・バートン
    ジョニー・カーソン
    ジャック・ベニー
    サミー・デイヴィス・ジュニア
    ダニー・オズモンド
    ヘレン・ヘイズ
    ウェイン・ニュートン
    アン・マーグレット
    ジンジャー・ロジャース 他

監督:グレゴリー・ラカーヴァ
脚本:モリー・ライスカインド
    アンソニー・ヴェイラー
製作:パンドロ・S・バーマン
撮影:ロバート・デ・グラッセ
音楽監督:ロイ・ウェッブ
出演:キャサリン・ヘップバーン
    ジンジャー・ロジャース
    アドルフ・メンジュー
    ゲイル・パトリック
    コンスタンス・コリアー
    アンドレア・リーズ
    サミュエル・S・ハインズ
    ルシール・ボール
    イヴ・アーデン
    アン・ミラー
監督・製作:ジョージ・シャファー
脚本:
ローズ・リーマン・ゴールデムバーグ
製作総指揮:メリル・H・カープ
撮影:ウォルター・ラッサリー
音楽:ジョルジュ・ドルリュー
出演:ルシール・ボール
    ダフネ・ズーニガ
    ウィリアム・コンバース・ロバーツ
    スティーブン・ラング
    スーザン・バトソン
 ロスト・エピソードと銘打ってあるものの、実のところはルーシーとデジの二人がゲスト出演したテレビ番組やCM、プロモ映像などを集めたもの。"Funny World of Lucy"シリーズDVDと内容が被るものの、こちらは各映像がフルで収録されている。ルーシー・ファンにはレア映像集としての価値があるかもしれないが、一般的なユーザーには少々退屈な内容かもしれない。画質もあまり良くないし。クイズ番組やトーク番組なんかも収録されているので、アメリカのテレビ黄金期の雰囲気を楽しむのにも良いかも。  オープニングのストップ・モーション・アニメのルーシーもかわいい、カラフルできらびやかな傑作シットコム。特にハリウッド・スターが本人役で登場するエピソードの数々は傑作揃い。中でもエリザベス・テイラーとリチャード・バートン夫妻のエピソードは、プライベートをネタにした上に二人羽織まで見せるエリザベス・テイラーの悪ノリぶりが抱腹絶倒。他にも、サミー・デイヴィス・ジュニアやジンジャー・ロジャースといった大スターが、かなりキワドイ私生活ネタを披露。それもこれも、ルーシーの豊富な人脈と人柄の賜物と言えるだろう。このアメリカ盤DVDは、リハーサル風景やルーシーとスタジオの観客とのやり取りを収めた貴重な映像など盛り沢山の特典を収録。たった今撮影したばかりのような高画質も素晴らしい。  舞台は女優専用の下宿屋。明日のスターを夢見る無名の若手女優から落ちぶれた老女優まで、様々な人々が同じ屋根の下で共同生活を送る場所。彼女たちの悲喜交々のエピソードから、ショー・ビジネス界の厳しい現実と、夢を追い続ける人々の喜びと悲しみを描く傑作ドラマ。お嬢様育ちで理想主義者のヘップバーンと、たたき上げの現実主義者ロジャースの友情と争いを軸に物語が展開する。ルーシーは、舞台の仕事よりもお金持ちの御曹司とのデートに忙しいシニカルな女優の卵を演じる。ルーシーの大親友イヴ・アーデンや無名時代のアン・ミラーなど、女優陣の顔ぶれが賑やか。中でも、女としても女優としても盛りを過ぎてしまった女性の意地とプライドをほろ苦く演じたゲイル・パトリックが秀逸。  ルーシーが偏屈な浮浪者の老女を演じて話題になったテレビ・ムービー。ゴージャスで華やかなコメディエンヌというイメージを完全にかなぐり捨て、汚れ放題の醜悪な老女に扮したルーシーの女優魂には感服するが、往年のファンには少々ショッキングかもしれない。
 物語はホームレスの人々を理解したいという理想主義者の若いソーシャル・ワーカー(ダフネ・ズーニガ)と、皮肉屋で口汚いホームレスの老女フローラベル(ルーシー)の心の交流を中心にして展開する。監督のG・シャファーはキャサリン・ヘプバーンやベティ・デイビスといった名女優の晩年の主演テレビ映画を数多く手掛けたテレビ界の名匠。安手のセンチメンタリズムに陥らない骨太な演出は意外な驚きだった。

 

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奥様は魔女1st Season DVD-Box
Bewitched 1st Season DVD-Box

奥様は魔女2nd Season DVD-Box
Bewitched 2nd Season DVD-Box

奥様は魔女3rd Season DVD-Box
Bewitched 3rd Season DVD-Box

Harper Valley P.T.A. (1981)

(P)2003 Sony Pictures (Japan) (P)2003 Sony Pictures (Japan) (P)2003 Sony Pictures (Japan) (P)2005 HBO Video (USA)
DVD仕様(日本盤)
カラー/スタンダード・サイズ/モノラル/872分/日本語・英語字幕/英語・日本語音声収録/リージョン2

収録内容
6枚組・34話収録

特典
日本語版オープニング・ロール
ボブ・シモンズ(カラー復元担当者)のインタビュー
フィルモグラフィ
DVD仕様(日本盤)
カラー/スタンダード・サイズ/モノラル/921分/日本語・英語字幕/英語・日本語音声収録/リージョン2

収録内容
6枚組・36話収録

特典
日本語オープニング・ロール
フィルモグラフィ
DVD仕様(日本盤)
カラー/スタンダード・サイズ/モノラル/812分/日本語・英語字幕/英語・日本語音声収録/リージョン2

収録内容
6枚組・32話収録

特典
日本語オープニング・ロール
フィルモグラフィ
DVD仕様(北米盤)
カラー/ワイド・スクリーン/モノラル/102分/英語・フランス語・スペイン語字幕/英語音声/リージョン1

出演:エリザベス・モンゴメリー
    ディック・ヨーク
    アグネス・ムーアヘッド
    デヴィッド・ホワイト
    アイリーン・ヴァーノン
    マリオン・ローン
    アリス・ピアース
    ジョージ・トビアス
出演:エリザベス・モンゴメリー
    ディック・ヨーク
    アグネス・ムーアヘッド
    デヴィッド・ホワイト
    アイリーン・ヴァーノン
    マリオン・ローン
    アリス・ピアース
    ジョージ・トビアス

出演:エリザベス・モンゴメリー
    ディック・ヨーク
    アグネス・ムーアヘッド
    デヴィッド・ホワイト
    アイリーン・ヴァーノン
    マリオン・ローン
    サンドラ・ゴールド
    ジョージ・トビアス

監督:リチャード・C・ベネット
製作:ジョージ・エドワーズ
脚本:ジョージ・エドワーズ
    バリー・シュナイダー
撮影:ウィリー・クラント
音楽:ネルソン・リドル
出演:バーバラ・イーデン
    ロニー・コックス
    ナネット・ファブレイ
    スーザン・スウィフト
    クリント・ハワード
    パット・ポールセン(特別ゲスト)
 新婚ホヤホヤのサマンサとダーリンが初々しいファースト・シーズン。ダーリンのパパがエンドラに惚れてしまう「離婚もたのし」や猫を美女に変えてしまった事から起きる大騒動を描く「猫じゃ猫じゃ」、クララおばさんのおとぼけが炸裂する「年はとりたくないね」など抱腹絶倒の秀作エピソードが満載。ちなみに、ダーリンの元恋人シーラ役で何度か登場するナンシー・コヴァックは、レイ・ハリーハウゼンの傑作ファンタジー「アルゴ探検隊の大冒険」のヒロイン役で有名な女優さん。  いよいよ念願のベイビー、タバサが誕生するセカンド・シーズン。エンドラを上回るお騒がせ者の名キャラクター、アーサーおじさんも、このシーズンからの登場。さらには、サマンサと瓜二つのいとこセリーナも初登場する。各エピソード自体は比較的小粒だが、それを補って余りある賑やかなキャラクターのオンパレードで、全体的には充実したシーズンになっている。  ナンセンスな笑いの中にアメリカ建国の精神を高らかに謳いあげる「フランクリンてだれだ」と「フランクリン裁判にかかる」、そしてダーリンが恐るべき魔女の毒牙にかかりそうになる「ダーリン危機一髪」など、シリーズを代表する傑作エピソードが目白押しの第3シーズン。そして、2代目グラディスさんも登場。あの日本語吹き替えの“あ〜た!!”ってのは、2代目グラディスさんの方がイメージに合ってるんですよねえ。  「奥様は魔女」のライバル番組の中では最も成功した「かわいい魔女ジニー」のバーバラ・イーデンが主演した傑作コメディ。イーデンが演じるのは年頃の娘がいるとは思えない美人でセクシーでスタイル抜群の未亡人ステラ。鉄火肌で自由奔放な性格が災いして、保守的なPTAのおばさん連中から次々と嫌がらせを受けるものの、持ち前のバイタリティとユーモア・センスで町の人々を味方に付けていく。陰湿な嫌がらせに対するステラと親友アリスの容赦ない報復作戦の凄まじさは痛快かつ抱腹絶倒。アゴがはずれるくらい笑えます。元ネタは美人カントリー・シンガー、ジェニー・C・ライリーの同名ヒット曲。後にイーデン主演でテレビ・シリーズ化もされている。

 

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