THE HOUSE OF THE DEVIL (2009)

 

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(P)2010 Dark Sky Films (USA)
画質★★★★★ 音質★★★★☆
DVD仕様(北米盤)
カラー/ワイドスクリーン(スクィーズ収録)/5.1chサラウンド/音声:英語/字幕:英語・フランス語/地域コード:1/95分/製作:アメリカ

特典映像
メイキング・ドキュメンタリー
キャスト&スタッフ・インタビュー
未公開シーン集
オリジナル劇場予告編
監督&女優J・ドナヒューの音声解説
監督:タイ・ウェスト
製作:ロジャー・キャス
   ジョシュ・ブラウン
   ラリー・フェッセンデン
   ピーター・フォク
脚本:タイ・ウェスト
撮影:エリオット・ロケット
音楽:ジェフ・グレイス
出演:ジョセリン・ドナヒュー
   トム・ヌーナン
   メアリー・ウォロノフ
   グレタ・ジャーウィッグ
   A・J・ボーウェン
   ディー・ウォーレス

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アパートを借りることになった女子大生サマンサ(J・ドナヒュー)

お金のない彼女に家主(D・ウォーレス)は敷金の免除を申し出るが・・・

 昨年の10月に全米都市部の映画館で限定上映され、ホラー・マニアの間ではかなり話題となったオカルト映画。80年代初頭のアメリカを舞台とし、役者のヘアスタイルやファッションはもとより、インテリアや小道具、クレジット・ロゴからカメラワークに至るまで、70〜80年代の低予算ホラーを忠実に再現した野心作だ。
 主人公は平凡な女子大生サマンサ。大学の寮を出てアパートを借りることになった彼女だが、苦学生ゆえ家賃の支払いに困ってしまう。そこで、学内の掲示板に貼られたベビーシッターのアルバイト募集広告に応募してみたところ、それは悪魔崇拝のカルト教団による恐るべき罠だった・・・。
 何よりも感心させられるのは、作り手側の姿勢がビックリするくらいに真面目だということ。往年のB級ホラーを茶化したりパロったりするようなことなど一切なく、80年代という時代の空気や映画というメディアを含めた当時の文化を限りなく忠実に再現すべく本気で取り組んでいるのだ。
 監督はイーライ・ロスの大ヒット・スプラッター『キャビン・フィーバー』の続編“Cabin Fever 2 : Spring Fever”(09)に抜擢されたタイ・ウェスト。まだ弱冠29歳という気鋭の新進監督である。
 その“Cabin Fever 2”では『キャリー』(76)や『プロムナイト』(80)を彷彿とさせる往年の学園ホラーの要素をふんだんに盛り込み、本人曰く“スプラッター版『ロックンロール・ハイスクール』”とも言うべきシニカルなホラー・コメディを目指したウェスト。
 しかし、制作会社ライオンズゲイトの幹部やプロデューサーにはその意図が全く伝わらなかったらしく、試写を見た彼らは激怒してしまったという。クランクアップから1年以上経っても劇場公開のめどが立たず、結局ライオンズゲイト側は全編に渡って再編集を施すという暴挙(?)に。これが劇場用長編デビューだったウェスト監督にとっては苦い経験となってしまったようで、本人も“出来ればアラン・スミシー名義にして欲しかった”とすら洩らしている。
 一方、本作では自主制作時代からの恩人であるラリー・フェッセンデンがプロデューサーとして参加し、カルト・ホラー専門のDVDメーカーDark Sky Filmsを擁するMPIメディア・グループが全面的にバックアップ。製作サイドは彼の作風や個性を予め理解しており、編集までウェスト本人に任せてくれるというくらい自由に撮ることができたようだ。

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親友ミーガン(G・ジャーウィッグ)はベビーシッターのバイトに反対

募集主はすぐにでも来て欲しいという

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そこは人里離れた一軒屋だった

ウルマン氏(T・ヌーナン)は募集の目的を偽っていた

 舞台は1983年。学生寮で暮らす女子大生サマンサ(ジョセリン・ドナヒュー)は、しょっちゅう男を連れ込んでばかりいるルームメイトに辟易していた。そこで、彼女は大学の近くに小さなアパートを借りることにする。
 理想的な物件を見つけて即決するサマンサだが、銀行残高80ドル少々という彼女にとって一ヶ月の家賃300ドルはちょっと痛い。親切な家主(ディー・ウォーレス)が敷金の免除を申し出てくれたものの、それでも家賃を前金で用意しなければならないのは大問題だった。
 あれこれ思い悩みながら大学へ戻った彼女は、キャンパスの求人ボードに貼られた“ベビーシッター募集”の広告を見て電話をかけてみる。相手は留守電だったが、なぜかその直後に公衆電話へ返事の連絡がかかってくる。なんとなく怪訝に思いながらも、募集主と大学で面接の待ち合わせをするサマンサ。しかし、約束の時間が過ぎても相手は現われなかった。
 仕方なく、親友のミーガン(グレタ・ジャーウィッグ)とピザ・ショップでランチを食べるサマンサ。ミーガンはベビーシッターのアルバイトに猛反対だった。見ず知らずの他人の家へ上がりこむこと自体が危険だし、雇い主の家族とトラブルになることだって多い。なにしろ、近頃では頭のおかしな人間が沢山いる。もっと安心して稼げるアルバイトがあるはずだ。しかし、給料日まで待たなければいけない普通のアルバイトよりも、今のサマンサには即金の稼げる仕事が必要だった。
 その日の夕方、寮に戻ったサマンサにルームメイトが伝言を渡す。例のベビーシッターの募集主から電話があったというのだ。早速サマンサが相手に電話をかけると、どうしても今晩来て欲しいのだという。今夜は皆既月食が見られるということで、世間ではお祭りムード一色だった。どうやら、募集主も子供を家に置いて、夫婦で見学パーティに出かけるつもりらしい。
 サマンサはミーガンに頼んで、車で送ってもらう事にした。募集主は人里離れた郊外の一軒家に住んでいる。心配するミーガンは自分も家へあがって相手を確認する、もし怪しいヤツだったらその場で引き返そうと言って譲らなかった。
 募集主はウルマン氏(トム・ヌーナン)という物静かな初老の男性だった。彼は打ち明けねばならないことがあるという。ベビーシッター募集というのはウソで、実は年老いた母親の面倒を見て欲しいというのだ。
 部屋から殆んど出てくることはないし、身の回りのことも自分で出来るから、なにも面倒なことはない。ただ万が一の場合を考えて家にいて欲しい、とウルマン氏は言う。最初から老人の世話をして欲しいと募集広告を出しても人が集まらないことから、苦肉の策で嘘をついたのだというのだ。
 とはいえ、これまで老人介護の経験などないサマンサは断ろうとするが、ウルマン氏は400ドルのアルバイト代を提示する。今のサマンサにとってはノドから手が出るほど欲しい金額だ。一瞬ためらったものの、彼女は仕事を引き受けることにした。
 どんな事情があるにせよ、ウソの広告で人を募集する時点でおかしい、とミーガンは猛反対する。しかし、即金が必要なサマンサの事情も分かっていることから、仕方なく車で帰って行った。翌朝迎えに来る約束をして。
 その道すがら、ミーガンはタバコを吸うために近所で車を止めた。すると、森の茂みの中から若い男(A・J・ボーウェン)が現われる。君がベビーシッターか?と訊ねる彼に、ミーガンは“違うわ”と返答。すると、男は隠し持っていた拳銃でミーガンの顔面を吹っ飛ばした。

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森の茂みから現われた男はミーガンの顔面を銃で吹き飛ばす

怪しげな雰囲気のウルマン夫人(M・ウォロノフ)

 その頃、ウルマン氏が出かける準備をしている間、サマンサは居間で一人待っていた。すると、地下室で毛皮のコートを探していたというウルマン夫人(メアリー・ウォロノフ)が現われる。その怪しげな雰囲気にサマンサは居心地の悪さを感じた。
 やがて、夫婦は赤いボルボに乗って皆既月食パーティへと出かけていく。夕飯はピザの宅配を頼むようにと言い残し、ピザ屋の連絡先を書いたメモも置いていった。一人残されたサマンサは、しんと静まり返った屋敷の中を散策して回る。部屋が幾つもある広い家の中は、やはりどこか薄気味が悪い。
 テレビを見たり大学の宿題をやろうとしても、なんとなく落ち着かないサマンサ。電話で注文したピザを待つ間、ウォークマンで音楽をガンガンかけて気を紛らわそうとする。だが、その弾みで置物の壺を壊してしまった。慌てて掃除をする彼女は、物置の奥に隠された写真を幾つも発見する。
 それは、この家の住人たちの家族写真だった。しかし、サマンサはそれを見て思わず愕然とする。映っているのがウルマン夫妻ではなかったからだ。おかしい、絶対におかしい。不安を抑えきれなくなった彼女はミーガンの家に電話をするが、留守番電話のままだった。1時間以上経っているのに帰宅していないなんて変だ。
 すると、どこかからか水の滴り落ちる音が聞こえる。だが、キッチンの流しには何の異変もない。包丁を手にして恐る恐る二階へあがるサマンサ。ウルマン氏の母親がいるはずの部屋に声をかけてみるが、鍵がかかっている上に何の返答もない。サマンサはさらに奥へと進む。その部屋の中に、この家の本当の住人たちが血まみれの死体で横たわっていることも知らずに。
 水滴の音は二階のシャワールームから聞こえてくるようだった。恐る恐るシャワーカーテンを開くサマンサ。そこには大量の黒い髪の毛が落ちていた。その瞬間、玄関の呼び鈴が屋敷中に鳴り響く。ピザの宅配が到着したのだ。
 ナーバスになっているサマンサは店員からピザを奪うように受け取り、代金を渡してすぐにドアを閉めた。怪しげな様子で家の中の様子を伺う店員。それは、先ほどミーガンを惨殺した若い男だった。
 気を鎮めようとテレビを見ながらピザにかぶりつくサマンサ。だが、味がおかしい。なんて不味いピザだろう。ゴミ箱にピザを捨てたサマンサは、今度は二階から人の足音が聞こえてくることに気付く。それは、屋根裏部屋からだった。
 なんとか不安と恐怖を抑え、屋根裏の電気をつけようとするサマンサ。その瞬間、電球がショートして家中の灯りが消えてしまった。パニックに陥って逃げようとするサマンサ。しかし、ピザに混ぜられていた薬物が回り、彼女はその場で気を失ってしまう。
 高鳴る心臓の鼓動。徐々に開けてくる視界。次の瞬間、サマンサは手足を縛られた状態でペンタグラムの上に横たわる自分を発見して驚愕する。叫び声を上げて完全なパニック状態となったサマンサ。そして、ロウソクを手にしたウルマン夫妻の後に続き、暗闇の中から不気味な姿を現す老婆。そう、今まさに悪魔への生贄の儀式が執り行われようとしているのだ・・・!

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サマンサを一人残して出かけていくウルマン夫妻

サマンサは静まり返った屋敷の中を一人で散策する

 “この映画は本当の未解決事件を基にしている”とオープニングの字幕で語られているが、もちろんこれは80年代の低予算映画でよく使われたハッタリ。当時のアメリカでは悪魔崇拝のカルト教団が人をさらって生贄にするという都市伝説が広まり、多くの人々が本気でそれを信じていたという。まだ幼かったウェスト監督も、家族や近所の人々がそうした噂を真に受けて怯えている様子を鮮明に記憶しており、それが本作のヒントになったのだそうだ。
 そして、実際に映像化するにあたって監督が心がけたのは、単なる80年代ホラーへのオマージュにはしないこと。リアリズムを徹底的に追及することを考えた彼は、あたかも80年代当時に作られたかのような、“本格的な80年代ホラー”の製作を目指したのである。
 そのため、プロダクション・デザイナーは当時実際に使われていた公衆電話やソニーのウォークマン、コカコーラの紙カップ、ノートや筆記用具など、ありとあらゆる小道具をeBayのオークションで集めたという。当時のファッションも、ロサンゼルスにある古い衣料倉庫のデッドストックをあさって探した。
 さらに、当時の低予算映画らしい雰囲気を再現するために撮影では16ミリ・フィルムを使用。カメラワークや編集のスタイルも、70〜80年代の映画で一般的だったテクニックを細部まで踏襲した。
 もちろん、本作の面白さはそうした技術的な面だけに終始するわけではない。ショック・シーンや残酷描写にほとんど頼ることなく、クライマックスまで緊張感と恐怖を持続させるウェスト監督の腕前には正直驚かされるだろう。
 実際、本作は急転直下のクライマックスまで、これといって血生臭い事件が起きるわけではない。ミーガンが謎の若い男に殺されるシーンだけが唯一の例外で、あとはほとんど“何も起きない”のである。特に、サマンサが広大な屋敷に一人残されてからはセリフすらほとんどなくなってしまう。
 にも関わらず、誰も話し相手のいないサマンサの心細さやひっそりと静まり返った暗い屋敷の薄気味悪さなどを丁寧に丁寧に描きこんでいくことによって、観客の不安を嫌がおうにも煽っていく演出はまさに絶妙。
 神経を逆撫でするようなジェフ・グレイスの音楽スコアも効果テキメンだし、何げない音にも得体の知れない気味の悪さを感じさせるサウンド・デザインも見事だ。テンポは非常にスローペースであるはずなのに、片時も画面から目が離せないのは凄いとしか言いようがない。
 ただ、ちょっと残念だったのはサバトへ突入してからのクライマックス。ここだけなぜかライティングや編集が現代風に様変わりしてしまい、かなり唐突な印象を受けてしまう。とりあえずエンディングではもとのペースとスタイルへ戻るのだが、皮肉を効かせたつもりのオチが逆に通り一遍等な感じになってしまった。それまで粘りに粘っていた緊張感から一気に解放されたせいもあるのかもしれないが、どうも尻つぼみになってしまったように感じる。

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世間では皆既月食が話題を独占している

発見された家族写真に写っているのはウルマン夫妻ではなかった

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屋敷内で不気味に響く水滴の音が不安と恐怖を高める

開かずの部屋では本当の住人たちが虐殺されていた

 なお、上記でも述べた通り、完成に至るまでかなりの自由が許されたウェスト監督。しかし、最後の最後で思わぬ事態が待ち受けていた。というのも、ファイナル・カットが上映されたモニター試写でアンケートをとった結果、トータルで4分の削除が余儀なくされたのだ。
 削除の対象となったのは、屋敷内を散策するサマンサが広間でピアノを弾くシーン。一見するとどうってことないような場面にも思えるのだが、彼女の人間性をより深く掘り下げるという意味において、ウェスト監督にとっては絶対に外せないシーンだったのである。当然のことながら彼はその決定に抗議したものの、モニター試写の反応を重視するプロデューサーたちには聞き入れてもらえなかった。ハリウッドではプロデューサーが最高権力者。最終決定権を持たない監督は、その決定に従わざるを得ないのである。なので、ウェスト監督にとって本作は“Cabin Fever 2”に続いて不満の残る作品となってしまったようだ。
 ただ、少なくとも完成された作品を我々が見る限りにおいては、失われた4分間がそれほど大きな影響を残しているようには思えない。80年代ホラーをビデオで見て育った世代の監督たちが映画を撮るようになって久しいが、単なるノスタルジーやオマージュの域を出ないものがほとんど。それはそれで悪くはないのだが、結局そこで完結してしまうほかないのも事実だろう。
 本作は、古いテクニックやスタイルを以って新しい感覚の恐怖を生み出すという試みがまず面白い。100%成功しているとは言えないかもしれないが、十分な成果は上げていると断言していいだろう。それこそ、『ハロウィン』(78)の頃のジョン・カーペンターを彷彿とさせるような才能と言えるかもしれない。これでまた一人、しばらく目が離せないホラー映画監督が増えた。

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サマンサはピザの奇妙な味に気付く

薬物で気を失ってしまうサマンサ

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目を覚ますとペンタグラムの上で手足を縛られていた

暗闇の中から姿をあらわす不気味な老婆

 最後に、スタッフやキャストについても触れておきたい。撮影監督を担当したのは、『レプティリア』(00)や『フランケンフィッシュ』(04)などの低予算映画を数多く手掛けてきたエリオット・ロケット。プロデューサーのラリー・フェッセンデンは自らも映画監督として低予算ホラーを手掛ける傍ら、ウェスト監督の自主制作映画にも協力してきた人物だ。また、音楽のジェフ・グレイスも監督とは自主制作時代からの付き合いで、本作では昨年のスクリームフェストで最優秀音楽賞を獲得している。
 主演のジョセリン・ドナヒューはJ・T・ぺティ監督の『ディセントZ-地底からの侵略者-』(08)にも顔を出していた女優で、これが初の大役となる。現在はハーヴェイ・カイテル主演の新作コメディ“The Last Godfather”(10)でヒロイン役を務めているようだ。
 その親友ミーガン役のグレタ・ジャーウィッグは、もともとインディペンデント映画の女優兼監督、脚本家として活動してきた女性。本作の後にベン・スティラーの最新作“Greenberg”(10)のヒロイン役に抜擢されており、これからも3本の主演作が全米公開予定という注目の若手である。
 そして、ヒロインに罠を仕掛けるウルマン氏を演じているのは、『刑事グラハム/凍りついた欲望』(86)のシリアル・キラー役が有名な巨人俳優トム・ヌーナン。『ラスト・アクション・ヒーロー』(93)の殺人鬼役で記憶している人も多いかもしれない。
 一方のウルマン夫人役を演じているのは、アンディ・ウォーホルやロジャー・コーマンの作品でお馴染みのカルト女優メアリー・ウォロノフ。この顔も個性も強烈過ぎる大ベテラン2人がカルト教団のメンバーというのは、まさに最強のキャスティングと言っていいだろう。
 また、『ハウリング』(81)のヒロイン役や『E.T.』(82)の母親役でお馴染みのディー・ウォーレスが、アパートの家主として冒頭にチラリと顔を出すのもホラー・ファンには嬉しいサービスだ。

 

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