ハンデ・イェネール Hande Yener
女王セゼン・アクスの秘蔵っ子

 

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 27歳でデビューという遅咲きながら、今やトルコで最も人気の高い女性アーティストとなったハンデ・イェネール。トルコ音楽界のゴッド・マザーであるセゼン・アクスの秘蔵っ子であり、同じくアクスの息のかかったタルカンやセルタブとはまた違ったユーロ・ディスコ寄りのサウンドがトルコの若い世代に熱狂的に受け入れられている。コブシを効かせたパワフルなボーカルとセクシーで野性的なルックスも魅力で、最新作の“Apayri”は発売後5日間で15万枚を売り上げるという爆発的なヒットとなった。
 1973年1月12日、イスタンブールに生まれたハンデは、19歳の時にデパートで働いているところを買い物に来たセゼン・アクスに見出された。その後、アクスの付き人兼バック・ボーカリストとして修行を積み、2000年にアルバム“Senden Ibaret”で念願のデビューを果たす。
 彼女の人気を決定付けたのは2004年にリリースされた“Ask Kadin Ruhundan Anlamiyor”で、このアルバムからは実に6曲ものシングル・ヒットが生み出されている。さらに最新作の“Apayri”では、これまでのユーロ・ディスコ路線からさらに一歩進化し、非常に芸術性の高いポップ・サウンドを聴かせてくれている。また、伝統的なトルコ歌謡のコブシ回しを出来るのが当たり前というトルコ音楽界では、歌の上手いボーカリストは掃いて捨てるほど沢山いるが、その中でもハンデのパワフルでスケールの大きな歌いっぷりは群を抜いている。特に、ここ数年は師匠であるセゼン・アクスをも圧倒するような貫禄を身に付けており、これからが楽しみな大器晩成型の大物と言えるだろう。
 ということで、いわゆる民族音楽としてのトルコ音楽ではなく、現在進行形のターキッシュ・ポップスを聴いてみたいという人には是非ともオススメしたい、今まさに旬の女性アーティストだと思う。

“Kirmizi”のプロモ・ビデオは ココ で見れます!(ちょっと画質悪いけど)

“Yoksa Mani”のプロモ・ビデオは ココ で見れます!

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Senden Ibaret (2000)

Extra (2001)

Sen Yoluna...Ben Yoluma...(2002)

Ask Kadin Ruhundan Anlamiyor (2004)

(P)2000 DMC (Turkey) (P)2001 DMC (Turkey) (P)2002 Erol Kose (Turkey) (P)2004 Erol Kose (Turkey)
1,Yalanin Batsin
2,Bunun Adi Ayrilik
3,Guvenemiyorum
4,Yoksa Mani
5,Haykirdim Seni
6,Senden Ibaret
7,Anlamadin Ki
8,Bitmesin Bu Ruya
9,Guvenemiyorum (Remix)
10,Yalanin Batsin (Vers.2)

produced by Erican Saatci
1,Surunuyorum
2,Yalanin Batsin
3,Senden Ibaret
4,Guvenemiyorum
5,Bitmesin Bu Ruya
6,Yalanin Batsin (Club Mix)
7,Surunuyorum (Club Mix)

produced by Erican Saatci
1,Sansin Bol Olsun
2,Duyduk Duymadik Demeyin
3,Sen Yoluna... Ben Yoluma...
4,Yanmisiz
5,Uzgunum o kadin ben degilim
6,Kus
7,Evlilik Sandali
8,Elin Diline Sakiz Ederim
9,Sozun Soz Mudur
10,Hadi Gecmis Olsun
11,Wendil
12,32 Kisim
13,Bakarim Keyfime
14,Bana Olanlar
15,Kazanamadik
16,Sen Yoluna... Ben Yoluma... (Dans Version)
17,Duyduk Duymadik Demeyin (Alaturka)
18,Yanmisiz (Ud Version)
19,Yanmisiz (Greko Latin)

produced by Erol Kose
1,Kirmizi
2,Bedenim Senin Oldu
3,Bir Iz Gerek
4,Acele Etme
5,Bu Yuzden
6,24 Saat
7,Armagan
8,Hosgeldiniz
9,Yanindaki Var Ya
10,Aci Veriyor
11,Acisi Cikiyor
12,Savas Sonrasi
13,Bence Mutluyduk
14,Ask Kadin Ruhundan Anlamiyor
15,Savas Sonrasi (CD Extra Version)
16,24 Saat (CD Extra Version)

produced by Erol Kose
 これがファースト・アルバム。ユーロ・ディスコ路線を前面に押し出しながらも、この頃は結構まだかなりトルコ歌謡っぽい雰囲気を残している。#1と#4がシングル・ヒットしているが、個人的には哀愁系ユーロビートの王道を行くようなダンス・ナンバー#2がお気に入りです。ルックス的にもまだ垢抜けない感じだけど、アルバムの完成度的にもちょっと荒削りで、まだまだこれからといった雰囲気。  こちらはファースト・アルバムに収録された代表的な楽曲のニュー・バージョンとクラブ・ミックス、そして新曲で構成されたミニ・アルバム。全編ディスコ仕様で、もともとはバラードだった#4もトランス色の強いトリップ・ホップに生まれ変わっています。サウンド・プロダクション的には、いま一つインパクトに欠けるというか、90年代のB級ダンス・ポップ的な野暮ったさが気になるかもしれません。  80年代ユーロビートを彷彿とさせる哀愁のターキッシュ・ディスコ#3を筆頭に、ユーロ・ポップスとトルコ音楽を融合させた華やかなダンス・ナンバーが並ぶ名盤。また、トルコ歌謡風の美しくも切ないバラード#4も素晴らしい出来映え。ほど良くダンサンブルなアレンジを施した#18、フラメンコ・バラード風に仕上げた#19と、リミックスも凝ってます。#5や#13のようなラテン風の作品も秀逸。彼女のアルバムの中ではダントツに好きな1枚です。  2年ぶりのリリースとなった4枚目のアルバム。ボーカルもサウンド・プロダクションも大幅にスケール・アップし、ラテンやアラベスクのエッセンスを盛り込んだ完成度の高いダンス・アルバムに仕上がってます。ハンデにとっても、今までのところ最大のセールスを記録したアルバム。何よりも驚かされるのは圧倒的に貫禄を増したボーカルです。アラベスクとヒップ・ホップを合わせたユニークなダンス・ナンバー#5は超オススメの異色作です。

APAYRL.JPG MAXI.JPG

Apayrl (2006)

Hande Maxi (2006)

(P)2006 Erol Kose (Turkey) (P)2006 Erol Kose (Turkey)
1,Yola Devam
2,Apayrl
3,Nasil Zor Simdi
4,Kelepce (Club Version)
5,Kim Bilebilir Askl
6,Bugun Sevgililer Gunu
7,Sefkat Gibi
8,Askin Atesi
9,Kanat
10,Unut
11,Dus Bozumu
12,Sakin Olmaliyim
13,Sorma
14,Kelepce (Clip Version)
15,Insanlar Cok

produced by Erol Kose
1,Biraz Ozgurluk
2,Deri Eldiven
3,Heey Cocuk
4,Kelepce (New Version)
5,Kim Bilebilir Aski (New Version)
6,Yola Devam (New Version)

produced by Erol Kose
 今までのキャッチーでポップなダンス路線からイメージ・チェンジを図った最新作。ダンス・ミュージックを基調にしながらも、芸術性の高いサウンド・プロダクションと洗練されたメロディを聴かせる意欲作。ビジュアル的にも髪を黒く染めて、これまでのセクシー路線からのシフトを試みています。ちょっと最初は面食らいましたが、聴くたびに新しい発見のある密度の濃いアルバムと言えるでしょう。これはこれで結構好きな1枚。  “Apayrl”の大ヒットを受けてリリースされたミニ・アルバム。“Apayrl”収録曲のニュー・バージョンに新曲を加えた構成ですが、どうも“儲かったから勢いで作っちゃいました〜”的な即席感の拭えない出来映え。特に、新曲#1〜#3は全く面白味のない凡庸な作品で、恐らくアルバムでボツになったトラックなのでは・・・。とりあえず、ファン・サービスとしては許容範囲なアルバム、といったところでしょうか。

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