〜DANCE
CLASSICS〜
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Alexander O'Neal
80年代半ばから90年代にかけて、R&Bがまだブラック・コンテンポラリー(通称ブラコン)と呼ばれていた時代に活躍した男性ボーカリスト。ジミー・ジャム&テリー・ルイスのコンビがプロデュースを手がけた最良のアーティストだった。特に、“Fake”や“Criticize”といったポップでキャッチーなダンス・ナンバーはムチャクチャカッコよくて、当時はジャネット・ジャクソン、シェレールと並ぶジャム&ルイス・ファミリーの稼ぎ頭だったと言えるだろう。
1953年11月15日、ミシシッピー州はナッチェスの生まれ。20歳の時にミネアポリスへ移り、アマチュア・バンドを幾つも渡り歩いた。その中の一つが、ジャム&ルイスの在籍していたフライト・タイムというバンド。後のザ・タイムだった。プリンスと契約してメジャー・デビューするに当たり、音楽的な方向性を巡る対立が原因でオニールはバンドを脱退。その後、シカゴで自分をバンドを結成したものの成功せず、84年にソロ・シンガーとしてタブー・レコードと契約した。
85年にジャム&ルイスのバック・アップでアルバム“Alexander
O'Neal”をリリースしてメジャー・デビュー。同じくジャム&ルイスが手がけた女性歌手シェレールとのデュエット“Saturday
Love”の大ヒットで脚光を浴び、86年にはセカンド・アルバム“Hearsay”をリリース。ここからシングル・カットされた“Fake”と“Criticize”が大ヒットをして、ソロ・アーティストとしての地位を確立した。特にUKでの人気が高く、“Criticize”は全英チャートで最高4位をマークしている。
しかし、91年のサード・アルバム“All
True
Man”がイギリスではチャート2位という大ヒットを記録したものの、本国アメリカではいまひとつの結果に。93年にはタブー・レコードとの契約を打ち切られ、以降はインディペンデントで活動を続けている。近年はイギリスでの活躍がメインとなっているようだ。
Hearsay-All Mixed Up
(1988) Baby Come To Me
(1997) Criticize '98 Mix
(1998)
(P)1988 Tabu/CBS Sony
(Japan)
(P)1997 One World/SPV
(Germany)
(P)1998 One World/Positivity
(UK)
1,Fake 88 (House Mix) 6:58 ビデオ
2,(What Can I
Say) To Make You Love Me
(Hateful Club Mix) 5:47
3,Never Knew
Love Like This (feat. Cherrelle)
(Extended Version)
5:38
4,Criticize (Ben Liebrand Remix) 7:24 ビデオ
5,The Lovers
(Extended Version) 7:02
6,Criticize (Remix) 7:02 ビデオ
7,(What Can I
Say) To Make You Love Me
(Ben Liebrand Remix) 6:41
8,Fake
(Extended Version) 5:18
9,You Were Meant To Be My Lady
(88
Keith Cohen Extended Remix) 6:44
10,Innocent (88 Keith Cohen House Mix)
8:00
produced by Jimmy Jam & Terry Lewis
except 4&6 by
Jellybean Johnson1,Baby Come To Me (Dynamic Mix)
3:58
2,Baby Come To Me (Kojo Mix) 5:00
3,Baby Come To Me (RN'B Mix)
4:37
4,No One But You 4:42
produced by Dennis Charles &
Ronnie Wilson.
except #4 by B-Cube & Kazir.1,Criticize
('98 Critical
YoJo Working Radio Mix) 3:59
2,Criticize
('98 Chill Out
Positivity Krew Radio Mix) 4:38
3,Criticize
('98 Critical YoJo
Working Club Mix) 6:56
4,Criticize
('98 House Positivity Mix)
4:20
produced by Errol Jones & John Cirvan
except #2 by
Kirwin
Rolle
#3
by Remano Dunkley & Kirwin Rolle
セカンド・アルバム“Hearsay”からカットしたシングルの12インチ・バージョンに、ファースト・アルバムからのヒット曲のリミックスを加えた企画盤。#1はこのアルバムのために製作されたハウス・ミックスですが、どこがハウスですか!?と一瞬耳を疑ってしまうくらい、バキバキにブラコンしてるんですよね。#4と#7は遊び心溢れるハウス・ミックスですが、オリジナルをしっかりと尊重しているのはさすがベン・リーブランド。改めて聴きなおすと、80年代のブラコンってポップで分かりやすいですよね。
ラブー・レコードを離れた後にリリースされたシングルで、かつてのレーベル・メイトでありベスト・パートナーだったシェレールとのデュエット作品。パティ・オースティンとジェームズ・イングラムがヒットさせた名曲のカバーです。抜群に息のあったデュエットで、非常に良く出来たシングルだと思います。というか、原曲そのものが最高だしね。ただ、#3のミックスは個人的にあまり好みじゃないかも。渋すぎです。#4は普通のR&B。基本的に気取ったR&Bは好きじゃないのでパスです。
売れなくなったアーティストが、かつてのヒット曲をセルフ・リメイクしはじめたら危険信号ですね(笑)このシングルなんぞは、まさにそんな感じ。#2のソフトでアーバン・ソウルなテイストは悪くないんですけど、#1と#3のハード・ハウス・ミックスは非常に微妙。原曲のイメージを極力生かしているという点では安心できるんですけどね。#4はプログレッシブ・ハウス仕様なんですけど、打ち込みの安っぽさが致命的。お金をかけられないインディペンデントの弱点が露呈してしまった感じです。
Andrea True Connection
1976年に全米最高4位を記録したディスコ・ヒット“More More
More”で有名なアンドレア・トゥルー・コネクション。ボーカリストのアンドレア・トゥルーは、当時アメリカで名を知られたハードコア・ポルノ女優だった。
正直なところ歌手としての実力は素人並み。お世辞にも上手いとは言えない。しかし、作曲兼プロデュースにグレッグ・ダイヤモンドを起用したのは先見の明だったと言えるだろう。アンドレアのポルノ女優としてのイメージを最大限に生かした、セクシーでキャッチーなアーバン・ディスコ。それでいて、全く下品にならない洒落たセンスが素晴らしかった。ディスコ全盛期を語る上で欠かせない傑作だ。
ちなみに、この作品の誕生秘話がちょっと面白い。当時ポルノ女優として売れっ子だったアンドレアは、知り合いの不動産会社に頼まれてテレビ・コマーシャルを製作するためにジャマイカへ渡った。ところが、滞在中に政治クーデターが起きてしまい、一切の現金が国外持ち出し禁止となってしまったのだ。CMは撮影できないし、かといって製作費を持ち帰ることも出来ない。だったら何かに投資して使ってしまった方が得策。しかし、ジャマイカで何に投資する?ということで彼女が思いついたのが、現地のレコーディング・スタジオを借りて音楽を制作することだった。
早速、彼女はアメリカから知人で当時はまだ無名だった音楽プロデューサー、グレッグ・ダイヤモンドを呼び寄せ、現地のミュージシャンを使って楽曲を吹き込む。それが“More
More
More”だったというわけだ。本国に持ち帰った音源テープは大御所トム・ムールトンによってリミックスされ、リリースされるや否や大ヒットを記録。イギリスやヨーロッパ各国でも軒並みトップ10に入った。その勢いで作られたファースト・アルバムも見事にチャート・イン。77年のセカンド・アルバムからは、シングル“N.Y.
You Got Me
Dancing”は全米27位となった。しかし、サード・アルバムでパンクに転向したのが仇となり、人気は急降下してしまった。
その後、ポルノ業界に戻ったアンドレアだったが、さすがに30代後半では仕事もろくになく、さらに喉の腫瘍を摘出したことが原因で歌手としてのキャリアも絶たれてしまった。現在はアルコールやドラッグのリハビリ・センターでカウンセラーをやっているという。
なお、グレッグ・ダイヤモンドは“More
More
More”の大成功で一躍注目され、ルーサー・ヴァンドロスが在籍したディスコ・グループ、バイオニック・ブギーやジョージ・マクレエなどのヒット曲を手掛けて人気プロデューサーとなった。また、93年にはイギリスのバナナラマが“More
More More”をカバーしてヒットさせている。
The Best Of More More More & Other Disco
Millennium Hits
Andrea True
Connection
(P)1991 Buddah/Unidisc
(Canada)
(P)2000 Hypnotic (USA)
1,Party Line 6:49 ビデオ
2,Keep It Up
Longer 4:35
3,More More More 6:16 ビデオ ビデオ
4,Fill Me Up
(Heart To Heart) 10:22
5,Call Me 7:25 ビデオ
6,What's Your
Name, What's Your Number 6:36
7,It's All Up To You 7:57
8,N.Y. You
Got Me Dancing 6:24 ビデオ
produced
by Gregg Diamond1,More More More (Astralasia
Mix)
2,More More More (Meeks Mix)
3,More More More (Classic
Rendition)
4,What's Your Name, What's Your Number
(Classic
Rendition)
5,More More More (Interface Mix)
6,More More More (Make
Up Mix)
7,More More More (Chemical Groove Mix)
8,What's Your Name,
What's Your Number
(Dynamika Mix)
9,N.Y. You Got Me Dancing
(Classic Rendition)
#1 remixed by Swordfish
#2 remixed by Meeks
& Mad City Productions
#3,4,7,8,9 remixed by Julian Beeston
#5
remixed by Julian Synne
#6 remixed by DJ Lavitt & Matt
Green
ベスト盤ということにはなってますが、実際はファースト・アルバムとセカンド・アルバムを丸ごと収録した全曲集。やはり、大ヒットした#3が楽曲的に最も抜きんでていますが、それ以外の作品も都会的でお洒落な仕上がり。ほどよくファンキーで厚みのあるゴージャスなアレンジはグレッグ・ダイヤモンドの十八番です。中でも#1のカッコよさは別格。重厚なベースラインがズッコンズッコンとファンキーな#7もオススメです。
こちらはミレニアム仕様のセルフ・リメイク集。リミックス盤というのが売りみたいですが、ボーカルは全て新録です。すっかり喉は回復した様子ですが、もともと歌唱力のある人ではないですしね〜。基本的にはエレクトロ・ハウス系のファンキーな仕上がりで、これが意外と悪くありません。オリジナル・アレンジを再現した#3、#4、#9もグッド。このレーベルはクレオパトラ・レコード傘下で、他にも往年の人気アーティストのリメイク&リミックスものを数多く出してます。
Angie Gold
荻野目洋子の大ヒット曲“ダンシング・ヒーロー”の原曲“Eat You
Up(素敵なハイエナジー・ボーイ)”で知られるイギリスの女性シンガー。ヘイゼル・ディーンと並んで日本のディスコにハイエナジーを定着させ、80年代のユーロビート・ブームの先駆的存在となったアーティストだ。
本名をアンジェリーナ・カイトといい、そのキャリアは70年代後半にまで遡る。82年にシングル“Get
It
Over”で東京音楽祭の銀賞を受賞。しかし、なかなかヒット曲には恵まれなかった。85年に当時ハイエナジー系の新興レーベルとして注目されていたパッション・レコードに移籍し、シングル“Eat
You
Up”をリリースしたところ、全英ハイエナジー・チャートで爆発的な大ヒットを記録。アメリカをはじめ世界各国でも次々と発売され、中でも特に日本では大成功を収めた。哀愁系のキャッチーなメロディとスピード感のある派手なサウンドは日本人好みだったと言えるだろう。
その後も“Timebomb”や“Applause”などのシングルをリリースするものの、“Eat
You
Up”に匹敵するような成功には繋がらず、88年にはパッションを離れることに。幾つかのレーベルを転々とした彼女は、95年にインディペンデント系のハイエナジー専門レーベル、クローン・レコードと契約し、現在に至っている。
クローンはオールマイティ・レコードの成功に影響される形で登場した弱小レーベルで、基本的に往年のヒット曲や最新ヒットのハイエナジー・カバーばかりリリースしている会社。アンジーは本名のアンジェリーナ・カイトやプリンセス・パラゴン、プリマなどの名義を使い分けながら、“Don't
Cry For Me Argentina”や“Into The Groove”、“Take My Breath
Away”などのカバー曲をリリースしている。
Applause
(1986) Third Finger Left Hand
(1987) Eat You Up (Masterjam Remix)
(1988)
(P)1986 Passion Records
(UK)
(P)1987 Passion Records
(UK)
(P)1988 Passion Records
(UK)
side 1
Applause * ビデオ
side
2
Creature of the Night
produced by Nigel Wright
* mixed by
Ian Levineside 1
Third Finger Left Hand ビデオ
side
2
Landslide
produced by Ian Levine & Fiachra
Trenchside 1
Eat You Up (Masterjam
Remix)
side 2
1,Eat You Up (Original Mix) ビデオ
2,Eat You Up
(Masterjam Instrumental Remix)
produced by Les Hunt
remixed by
Ken E. James
ブロードウェイ・ミュージカル的な雰囲気を持った、ドラマチックでスケールの大きなハイエナジー・ナンバー。マニアの間では非常に人気の高い名曲です。プロデュースを担当したのは、シャカタクのプロデューサーとしてあまりにも有名なナイジェル・ライト。ミックスをハイエナジー界の大御所イアン・レヴィンが手がけております。B面は凡庸なミディアム・バラード。
こちらは往年のモータウン・ヒットのカバー。オリジナルはマーサ&ザ・ヴァンデラスです。オリジナルのアレンジを最大限に生かしているので、あまりハイエナジー度は高くないかもしれません。プロデュースはイアン・レヴィンとフィアクラ・トレンチ。良質のポップ・ナンバーに仕上がってます。B面は彼らの手がけたグループ、クロイセットも歌ってたハイエナジー・ソング。平凡です。
アンジーがパッション・レコードに残した最後のシングルがこれです。“素敵なハイエナジー・ボーイ”のハウス・ミックスになりますね。オリジナルを手がけたレス・ハントがプロデュースを担当。BMPは弱冠早めで、サンプリングなど派手な味付けを施したパワフルな仕上がり。やはりオリジナルの完成度には及びませんが、これはこれで好きなミックスです。
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Angie Gold (1988) |
Eat You Up (1995) |
(P)1988 Black Sheep/Alfa (Japan) | (P)1995 Klone Records (UK) |
1,Haunted House 2,Don't Talk To Strangers 3,Love Really Hurts Without You 4,Let's Make Love 5,Turn Your Love On Me 6,Alibi 7,Live Dangerously 8,Stop Me 9,I Love You 10,It Hasn't Come Off 11,Haunted House (Extended Dance Mix) ビデオ produced by Ben Findon |
A side 1,Eat You Up (Just Desserts Mix) 6:40 2,Eat You Up (Queer Mix) 5:05 B side 1,Eat You Up (Queer Vocal) 6:50 2,Breathless 6:13 produced & mixed by Ian Anthony Stephens. |
パッションを離れたアンジーが日本のアルファ・レコードからリリースしたアルバム。プロデュースはノーランズやドゥーリーズでお馴染みのベン・フィンドン。ポップスのツボを心得た、素晴らしいダンス・ポップ・アルバムに仕上がっています。中でもバッキンバッキンの哀愁ユーロ#2と突き抜けるような爽快ユーロ#9は絶品です。#2は同時期にシルク&スティールというアーティストが、同じフィンドンのプロデュースでシングル・カットしてますね。アンジーのボーカルも抜群の上手さで、超オススメの1枚。 | クローン・レコードからリリースしたセルフ・リメイク・バージョン。プロデュースを担当したのはハイエナジー界の大ベテラン、イアン・アンソニー・スティーブンスということで期待度は大だったのですが、残念ながらとても微妙な出来栄えです。オリジナル当時と全く変わらないアンジーの若々しい歌声は素晴らしいものの、音的にはアンダーグランド路線を狙いすぎたように思います。せっかくのキャッチーなメロディが台無し。できれば、オールマイティで焼き直して欲しかったと思いますね。 |
Animotion
基本的にはニューウェーブ系のロック・バンドである彼らをダンス・クラシック扱いするのには異論あるかもしれないけど、僕にとって彼らは立派なダンス・ポップ・バンドなのでヨシとさせていただきます(笑)
アニモーションの最大のヒット曲といえば、1984年の“Obsession”。ただ、個人的にはその次にリリースした“Let
Him
Go”が大好きだった。アーサー・ベイカーを彷彿とさせるダイナミックな12インチ・バージョンはシビれるくらいのカッコ良さで、当時はアナログ盤が擦りきれるほど聴きまくったもんだった。
その2年後にリリースしたシングル“I
Engineer”はさらなる傑作。ボコボコボコボコ鳴り響くシンセ・サウンドは素晴らしいくらいに幻想的で、ミステリアスなメロディ・ラインとの相性も抜群。彼らはアメリカの出身だったが、ヨーロッパのテクノ・バンドだと言われても全く違和感がなかった。
ところが、その後オリジナル・メンバーが全員脱退し、レコード会社の集めたミュージシャンたちによる偽(?)アニモーションが誕生。そのサウンドは前作までと似ても似つかぬ軽薄なアメリカン・ロックに様変わりしてしまい、もはやバンドは有名無実と化してしまった。案の定、すぐに空中分散。結果的に、音楽業界によって才能を食い散らかされてしまったバンドだったのかもしれない。
オリジナル・メンバーは女性ボーカリストのアストリッド・プレイン、男性ボーカリスト兼ギタリストのビル・ワダムス、キーボード奏者のポール・アントネッリ、ベーシストのチャールズ・オッタヴィオ、ドラマーのフレンチー・オブライエンの5人。ワダムス以外は、もともとレッド・ゾーンというバンドを一緒に組んでいた。さらに、リード・ギタリストのドン・カークパトリックがバンド結成直後に加入する。
84年にポリグラム・レコードと契約してメジャー・デビュー。シングル“Obsession”が全米6位というスマッシュ・ヒットとなり、次の“Let
Him
Go”も39位まで上った。彼らはヨーロッパでの人気が高く、“Obsession”はイギリスで5位、ドイツでも8位を記録。セカンド・アルバムからシングル・カットした“I
Engineer”もアメリカでは不発だったものの、ドイツでの2位を筆頭にヨーロッパ各国で大ヒットしている。
しかし、その一方でオリジナル・メンバーが次々と脱退。88年には最後まで残っていたプレイン、ワダムス、オッタヴィオの3人もバンドを去ってしまう。レコード会社は女優シンシア・ローズとロック・バンド、ディヴァイスの元メンバーであるポール・エンゲマンを急遽フロントに立たせ、セッション・ミュージシャンをバックに配した新生アニモーションを即席で作ってしまった。映画の主題歌となったシングル“Room
To
Move”はプロモーション効果のおかげで全米9位をマークするも、アルバムは全く売れず、直後にバンドは解散した。
その後も何度かオリジナル・メンバーで再結成し、テレビの懐メロ番組に出演したり、コンサート・ツアーを行ったりしているみたいだ。
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Strange Behavior (1986) |
Obsession |
(P)1986 Mercury/Phonogram (JP) | (P)1996 Mercury/Polygram (USA) |
1,I Want You 4:36 ビデオ 2,I Engineer 4:13 ビデオ 3,Strange Behavior 3:56 ビデオ 4,Stealing Time 3:53 5,Anxiety 4:13 6,Out Of Control 3:29 7,Stranded 3:21 8,The Essence 4:06 9,One Step Ahead 3:34 10,Staring Down The Demons 4:13 produced by Richie Zito |
1,Obsession 5:35 ビデオ 2,Let Him Go 4:26 ビデオ 3,I Want You 4:36 4,I Engineer 4:14 5,Strange Behavior 3:56 6,Anxiety 4:13 7,Room To Move 4:34 ビデオ 8,Calling It Love 4:49 9,Obsession (12inch Remix Version) 7:32 ビデオ 10,Let Him Go (12inch Remix Version) 6:03ビデオ 11,I Want You (12inch Remix Version) 6:47 12,I Engineer (12inch Remix Version) 10:57 |
アニモーションのセカンド・アルバム。もう死ぬほど大好きな1枚でした。って大袈裟か(笑)全体に漂うジャーマン・テクノな雰囲気は、ジョルジョ・モロダー一派であるリッチー・ジトーの功績かもしれませんね。ベルリンの二番煎じという印象も拭えませんが、ヒューバート・カーを彷彿させる一面も感じられます。楽曲の完成度はすこぶる素晴らしさ。一貫した美学が感じられるのもポイント高いと思います。久しぶりに聴いたけど、改めて惚れ直しましたね。 | 12インチ・バージョンを網羅したベスト盤。#9はオリジナルの12インチ・バージョンではなく、#12のカップリング用に制作されたマーク・S・ベリーによるリミックス・バージョンを収録しています。オリジナルよりもダンス・ポップ色が濃厚な仕上がり。その#12はクラブ・ミックスとダブを繋げたスペシャル・バージョンになっとります。やはりセカンド・アルバムからの選曲が一番多いですね。完成度高かったですもん。でもって、大好きな#10にも大満足。お腹いっぱいです。 |
Anita Ward
ポ〜ン、ポ〜ンという初期シンセ・ドラムのサウンドが印象的なディスコ・ナンバー“Ring My
Bell”(79年)の全米ナンバー・ワン・ヒットで知られる一発屋アニタ・ワード。僕を含め、この曲を聴いてシンセ・ドラムの存在を初めて知った人も多かったと思う。また、アニタのボーカルも独特なベビー・ボイスで、一度聴いたら耳にこびりついて離れないくらいインパクトの強い作品だった。当時僕は外国暮らしをしていたわけだが、ヨーロッパのあちこちでラジオからこの曲が流れてきたことを覚えている。まさに一世を風靡した大ヒット曲だった。
アニタは1956年12月20日、アメリカのテネシー州メンフィスに生まれている。大学で心理学の修士号を取得して学校教師になったものの、夢を諦めきれずに歌手へ転向。プロデューサーのフレデリック・ナイトにスカウトされ、1979年にリリースしたシングル“Ring
My
Bell”が大ヒットした。アメリカのみならず、イギリスやヨーロッパ各国でもナンバー・ワンを獲得している。
ちなみに、この曲はもともとフレデリック・ナイトが歌手ステイシー・ラティソウのために書いた曲で、アニタ自身はレコーディングにあまり乗り気ではなかったらしい。そもそも、彼女自身はR&Bやゴスペルを歌いたかったらしいのだが、当時はディスコ・ブームの全盛期。レコードを売りたいならディスコじゃなきゃダメだ、というプロデューサーに押し切られる格好で嫌々ながら歌ったのだそうだ。
しかし、その次にリリースしたセカンド・シングルは見事に失敗。“Ring
My
Bell”があまりにも売れまくったおかげでディスコ・シンガーというイメージが定着してしまい、ディスコ・ブームの終焉と共に彼女のキャリアも終わってしまった。
90年代半ば以降はディスコのリバイバル・ブームのおかげで懐メロ・コンサートなどに呼び出されることが増え、現在もドサ周りで歌手活動を続けている。2003年にパリで行われたライブ・イベント“Tribute
to the
Funk”に出演した際の映像を見たことがあるが、40代後半であのベビー・ボイスを再現するのはやはり不可能だったようだ。というよりも全く声が出ておらず、思わず本当にアニタ・ワード本人か!?と耳を疑ってしまった。
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Ring My Bell (1979) |
Ring My Bell (1990) |
Ring My Bell |
Ring My Bell |
(P)1979 T.K. Records/Epic (UK) | (P)1990 BCM Records (Germany) | (P)1999 Hypnotic (USA) | (P)2000 Hypnotic (Denmark) |
side A |
1,Ring My Bell (1990 Mega Remix 7" Version) 3:49 ビデオ 2,Ring My Bell (1990 Mega Remix 12" Version)6:27 3,Ring My Bell (1979 Original 12" Version) 8:00 produced by Frederick Knight #1&2 remixed by Sanny X |
1,Ring My Bell (Millennium Remix)
4:59 2,Ring My Bell (Meeks Remix) 3:45 3,Ring My Bell (Astralasia Remix) 4:41 4,Ring My Bell (Funk Star Deluxe) 4:59 5,Ring My Bell (Fear No Art/Sky Remix) 4:55 #1 remixed by Julian Beeston #2 remixed by Meeks & Mad City Productions #3 remixed by Swordfish |
1,Radio Mix 3:40 2,Ringo My Bell Mix 8:01 3,Extended Mix 7:06 produce & mixed by Ringo Brothers. |
オリジナルのUK盤12インチ。やっぱカッコいいですね〜。当時話題になったシンセ・ドラムはもちろんのこと、リズミカルなギターのカッティングも最高にクール。ソウルフルでありながらキュートなアニタのベビー・ボイスやちょっとエッチな歌詞、キャッチーなメロディなど、売れて当たり前の傑作です。12インチ・バージョンは基本的にエクステンデッドですが、後半のトライバルなパーカッションはここでしか聴けません。 | ディスコ・リバイバルが始まりつつあった1990年にリリースされたリミックス・バージョン。オリジナル・トラックを使用しつつ、当時流行のイタロ・ハウス風の派手でキャッチーな仕上がりです。リミックスを担当したサニーXはイギリスのDJ用リミックス・サービス、DMCの出身。ダンクラのハウス・ミックスが得意で、ティナ・チャールズやエイミー・スチュアートのリミックスも手がけてます。原曲を生かした良心的な出来栄え。 | ディスコ・リミックス、リメイクものでお馴染みのヒプノティックからリリースされた99年バージョン。アニタのボーカルは新録です。オリジナル当時の歌声を再現しようという努力は感じられますが、サビになると高音が全く追いつかず。ただ、それぞれのミックスは非常に凝っていて悪くありません。特にヘヴィーなギターとラップをフューチャーした#2、80年代ユーロ・テクノ風の煌びやかな#3はオススメ。 | こちらはヒプノティックのデンマーク支社からリリースされたバージョン。やはりアニタのボーカルは新録です。アメリカ盤に比べるとよりハウス色の強い仕上がりで、音的にはアンダーグラウンドな雰囲気が濃厚。それだけに、原曲と比べると違和感を感じる人もいるとは思いますが、個人的にはこれはこれでアリかなと。オリジナルのエッセンスを随所に上手く取り込んでいると思います。 |
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Ring My Bell |
(P)2003 Hallmark (Netherland) |
1,Ring My Bell 2,Who Wants To Be In Love 3,All The Money In The World 4,Touch Love 5,When A Woman Loves 6,Have I Got A Girl For You 7,Someone Like You 8,Lady Bodybuilder 9,I'll Be The Girl 10,I'll Be Loving You Always 11,Be My Baby 12,Wherever There's Love 13,Ring My Bell (Latin Mix) |
これは80年代後半にレコーディングされたアルバムで、#11が89年にシングルとしてリリースされていますが、全く売れませんでした。とても平凡なダンス・ポップ・アルバムです。#1はオリジナルを忠実に再現しており、アニタのボーカルも全盛期と比べて遜色ありません。#13はラテン・ハウス風に仕上げたつもりなのかもしれませんが、ラテン色は希薄。ありきたりのユーロ・ハウスといった感じです。 |
Ann-Margret
なぜここにアン=マーグレットが!?と思われるかもしれない。60年代に一世を風靡した映画スターにしてミュージカル女優。歌手としても数多くのジャズやポップスのアルバムをリリースし、70年代以降は演技派女優として数々の演技賞に輝いている大スター。そんな彼女も、70年代には一時期ディスコ・シンガーとして活躍したことがあった。
実は、僕はジャズやポップスを歌うアン=マーグレットはあまり好きではない。というのも、歌いこみすぎるからだ。キュートな顔からは想像もつかないようなパワフル・ボイスで、とにかくがむしゃらに歌いまくる。限度を知らないというか、節操がないというか。あまりにもテンションが高すぎて、聴いている方がグッタリ疲れてしまうのだ。彼女のエネルギッシュなダンスは大好きだが、歌でそれをやられちゃかなわない。
ところが、である。一転してディスコを歌うと、そのテンションの高さが全く気にならない。それどころか、もの凄いテンションで派手に歌いまくる彼女のボーカルは、煌びやかなディスコ・サウンドに素晴らしくマッチするというか、驚くぐらいに映えるのだ。天性のディスコ・ディーヴァと言っても良いだろう。
彼女がディスコをやっていたのは2年程度のものだったが、出来ればハイエナジー、ハウスと継続してダンス・ミュージックを歌い続けて欲しかった。恐らく、ジョセリン・ブラウンやロリータ・ハロウェイなど足元にも及ばないカリスマ的存在になっていたはずだ。なんたって、あの声、あの美貌、あのスタイル、あのダンス。かえすがえすも残念でならない。
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Love Rush (1979) |
Ann-Margret (1979) |
Everybody Needs Somebody Sometimes (1981) |
(P)1979 Ocean/Ariola (USA) | (P)2006 GETDISCONNECTED (USA) | (P)2006 GETDISCONNECTED (USA) |
side A 1,Love Rush (Long Version) 6:11 side B 1,For You (Short Version) 4:50 produced by Paul Sabu |
1,Midnight Message 6:53 2,What I Do To Men 6:07 3,Love Rush 6:06 4,Never Gonna Let You Go 5:03 5,For You 4:50 produced by Paul Sabu |
1,Hold Me, Squeeze Me
5:30 2,Everybody Needs Somebody Sometimes (Part 1) 3:48 3,Everybody Needs Somebody Sometimes (Part 2) 6:36 produced by Paul Sabu |
サルソウル風のド派手なディスコ・サウンドに、アン=マーグレットのパワフルでソウルフルなボーカルは映えまくる傑作ディスコ・ナンバー。ファースト・チョイスも真っ青といった感じです。グイグイとうねりまくる分厚いストリングスが圧倒的な迫力。作曲・プロデュースを担当したのは、自らもディスコ・シンガーとして活躍していたポール・サブ。他にもデビー・ジャコブスやシスター・パワーなどを手がけています。 | アン=マーグレットにとって唯一のディスコ・アルバム。シングル・ヒットした#3が一番の目玉なんだろうとは思いますが、ミュンヘン・サウンド全開な#1のカッコよさも特筆もの。まるでLipps Incの“Funky Town”を彷彿とさせるようなグルーヴ感が最高です。派手なSEを駆使した官能的なファンク・ナンバー#2もクール。これらに比べると、軽めのポップ・ロック#4やミディアム・バラード#5は地味すぎるかもしれませんね。 | こちらは81年にリリースされた12インチ・シングル。#1の超ド派手なディスコ・サウンドに乗って、これでもかこれでもかとばかりにシャウトしまくるアン=マーグレットのボーカルは最高にパワフル。NYスタイルのアダルトなガラージ・ディスコ#2と#3もカッコいい。ただ、ディスコ・ブームの過ぎ去った当時としては時代遅れの音だったのかも。セールス的にはあまり伸びず、残念ながらアルバムも制作されませんでした。今だからこそ再評価すべき名盤でしょう。 |
Apollonia
ヴァニティの後釜としてプリンス・ファミリー入りし、映画『パープル・レイン』(84年)に主演。さらに、アポロニア6のリード・ボーカリストとして脚光を浴びたアポロニアことアポロニア・コテロ。あくまでも巨乳が売りのセックス・シンボルだっただけに、ボーカリストとしての実力は乏しかった。プリンス・ファミリーを離れた後もしばらくは頑張っていたものの、さすがに殿下のご威光なしで音楽界に生き残ることは難しかったようだ。
1959年8月2日カリフォルニア州サンタモニカの生まれ。本名をパトリシア・コテロという。映画『パープル・レイン』の撮影中に主演女優だったヴァニティがプリンスと喧嘩別れしたことから、急遽行われたオーディションに合格。殿下からポロニアという芸名を授かり、映画デビューを果たした。さらに、ヴァニティが在籍していたヴァニティ6を引き継いでアポロニア6として歌手活動もスタート。84年リリースのデビュー・シングル“Sex
Shooter”は、当時としてはかなりセクシーなプロモ・ビデオも話題となって大ヒットした。
しかし、プリンス自身がアポロニアのプロジェクトに興味を失ってしまったことから、翌年にはプリンス・ファミリーを離脱。しばらくはテレビ・ドラマに出演していたが、88年に初のソロ・アルバムをリリースした。しかし、これといったヒットに恵まれず、何本かの低予算映画に出演したのち芸能界を引退してしまった。
私生活ではテレビの昼メロ俳優と結婚。だが数年で離婚してしまい、近年はテレビ・ドラマのゲスト出演を中心に細々と女優活動を再開しているようだ。ちなみに、彼女は日本で入浴剤のCMに出演したこともある。ゆったりと浴槽に浸かってみたはいいものの、巨乳がプカプカと浮き上がるもんでNG連続だったらしい。
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Blue Limousine (1984) |
Mismatch (1988) |
(P)1984 Warner Bros/WEA (UK) | (P)1988 Warner Bros (USA) |
side A 1,Blue Limousine (Full Length Version) ビデオ side B 1,Some Kind Of Lover 2,Sex Shooter (Dance Remix) ビデオ produced by Apollonia 6 & The Starr Company |
side 1 1,Mismatch (Hand In Glove Mix) 7:28* ビデオ 2,Mismatch (Reflective Mix) 6:33** ビデオ side 2 1,Mismatch (Motor City Mix) 6:17* ビデオ 2,You Can't Win 6:58*** produced by Bobby Sandstrom * remixed by Kevin Saunderson & Ben Grosse ** remixed by Francoise Kevorkian *** produced by Robert Kraft |
いかにも当時のプリンス・ファミリー節全開といった感じのファンク・ナンバー。完全に“I Would Die For U”の路線そのまんまです。しかし、やはり目玉はB面の#2でしょう。リミックスというよりもエクステンデッドに近い内容ですが、オープニングのエフェクトがたっぷりと楽しめるだけでもポイント高し(笑)かっちょいいです。 | ソロ・アルバムからのファースト・シングル。オリジナルは殿下を意識したエロ・ファンクですが、リミックスはハウス系の音に仕上げています。A面の#1とB面の#1は当時ネネ・チェリーやインナー・シティのリミックスで話題を集めていたケヴィン・サウンダーソンによるアシッド・ハウス・ミックス。大御所フランソワKによるA面#2も遊び感覚に溢れた良質な仕上がりです。 |
Others...
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ABC The Remix
Collection |
Whole Wide World (1989) |
Shy Boys
(1987) |
Japanese Boy
(1981) |
(P)1993 Connoisseur/Polygram (UK) | (P)1989 RCA/BMG (UK) | (P)1987 Parc Records/CBS (USA) | (P)1981 Handshake/Hansa (USA) |
1,Tears Are Not Enough (Extended
Version) 7:48 2,Alphabet Soup (Extended Version) 8:03 3,That Was Then But This Is Now 3:33 4,How To Be A Zillionaire (Bond Street Mix) 7:33 5,Be Near Me (Munich Disco Mix) 4:58 6,Poison Arrow (US Remix) 6:55 7,The Look Of Love (US Remix) 7:39 8,Ocean Blue (Atlantic Mix) 5:12 9,The Night You Murdered Love (Sheer Chic Mix) 6:31 10,King Without A Crown (Monarchy Mix) 8:39 11,One Better World (Garage Mix) 6:02 12,The Real Thing (Frankie Knuckles Mix) 5:15 |
1,Whole Wide World 3:50 ビデオ 2,Whole Wide World (Wingate 12" House Remix) 7:15 * ビデオ 3,Whole Wide World (Elliot Wolff 12") 5:35 ** produced by Elliot Wolff * remixed by Wingate & Trevor Bernard ** remixed by Mick Guzawski & Elliot Wolff |
side A Shy Boys (Special 12" Mix) 5:30 side B Shy Boys (Dub Mix) 3:45 produced by Karl Richardson & Frank Wildhorn remixed by Jellybean |
side A Japanese Boy (An Endless Music Mix) 6:34 ビデオ ビデオ side B Ae Fond Kiss 3:48 produced by Neil Ross remixed by Rusty Garner |
80年代に一世を風靡したUKのニューウェーヴ系バンド、ABCの12インチ・バージョンばかりを集めたコンピレーション。“When Smokey Sings”のフィル・ハーディング・ミックスが洩れてしまっているのは不満の残るところですが、概ね満足できる内容かと思います。R&Bやモータウン・サウンドに影響を受けた彼らですが、それが最も反映されているのは#1と#2かもしれません。特に#2はエクステンデッドならではの重量感溢れるサウンドが楽しめる佳作。 | 当時ポーラ・アブドゥルで大当たりを取っていたエリオット・ウルフが、第2のポーラ的な路線で売り出したアイドル歌手エイミー・ロレインのデビュー・シングル。当時としては旬な音だったこともあって、全米9位、ダンス・チャートでも9位という大ヒットになりました。楽曲そのものは典型的なエリオット・ウルフ・サウンド。ポーラの“Knocked Out”路線のダンス・ポップ・ナンバーです。今聴くとさすがに古臭さは否めませんが。#2のハウス・ミックスもしょぼいし。 | こちらは第2のマドンナ的な扱いでデビューした、当時弱冠13歳の女の子アナのデビュー・シングル。初期マドンナを意識した、いかにもなダンス・ポップ・ナンバーで、ジェリービーンがリミックスを担当するというオマケ付き(笑)ただ、個人的には“第2のアリーシャ”というイメージでしたけどね。全米ではダンス・チャート23位という惨敗ぶりでしたが、日本ではキュートなルックスが受けてヒットしました。その後はミアという名でラテン・ポップスに転向してます。 | 全英チャート・ナンバー・ワンを記録したアネカの大ヒット曲。オリエンタル・タッチのキュートなハイエナジー・ナンバーです。まあ、明らかに日本と中国を混同していますが、その辺は大目に見てあげましょう(笑)歌っているアネカはスコットランド出身の女性シンガーで、もともとはフォーク系の人だったらしいですね。ノリとしてはディー・D・ジャクソンやヌーシャ・フォックス辺りと同じように、ニューウェーブとダンス・ポップの中間路線を狙っていたように思います。 |
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Remixed Remodelled
(1989) |
Forget About Her (1987) |
Let's Go Round Again |
(P)1989 Passion (UK) | (P)1987 Capitol Records (USA) | (P)1994 The Hit Label (UK) |
1,Love Trap 7:12 2,Turn Me On Again 5:58 3,Fire Me Up 6:17 4,Fine Time 5:28 5,In The Name Of Love 6:08 6,Running Away From Love 5:35 7,The Power Of Love 7:11 8,Rival Love 5:39 9,What Have I Got To Lose 9:14 ビデオ 10,Fire In My Heart 6:37 produced by Nigel Stock & John Davies |
side 1 1,Forget About Her (Club Mix) 6:36 * 2,Forget About Her (Edit) 3:59 side 2 1,Irresistible (The UK Remix) 7:30 ** 2,Forget About Her (Club Dub) 6:44 * produced by Lionel Job & Preston Glass * remixed by John Morales & Sergio Munzibai ** remixed by Pete Hammond & Pete Waterman |
1,Let's Go Round Again (7" CCN
Remix) * 2,Let's Go Round Again (12" CCN Remix) * 3,Let's Go Round Again (Original Mix) ビデオ 4,Let's Go Round Again (12" CCN Alternative Mix) * produced by David Foster, Alan Gorrie & Roger Ball * remixed by C.C.N. |
UKのハイエナジー専門レーベル、パッションで数多くのヒットを放ったダンス・プロジェクト、アステアの12インチ・コレクション。哀愁ハイエナジーの名曲#5と#6は大好きでしたね〜。しかも、ちゃんとオリジナル作品で勝負しているのは立派です。80年代のUKダンス・ミュージック・シーンは本当に充実してましたね。ちなみに、リード・ボーカルを取っているのはセッション・シンガーとしても有名なトレイシー・アッカーマンです。 | アメリカを代表する大物セッション・シンガー、オードリー・ホイーラーがリリースしたセカンド・ソロ・シングル。スターポイントでお馴染みのライオネル・ジョブとソングライターとしても有名なプレストン・グラスがプロデュースを担当。アーバンなミディアム・ダンス・ナンバーです。しかし、目玉はB面の#1。ファースト・シングルをPWLがリミックスを担当。プリンセス路線の洒落たUKソウルに仕上がっています。 | 泣く子も黙るダンクラの定番。このシングルは94年にリリースされたリミックス・バージョンです。もちろん、#3にはオリジナルも収録されています。リミックスに関しては、ごくありきたりのアシッド・ジャズ・ミックスという感じ。原曲のアレンジを尊重しているのは買いますが、ちょっと軽すぎる仕上がりです。やはりオリジナルがベスト。リミックスを担当したCCNは、ディヴァインやフレディ・マーキュリーを手がけたコリン・ピーターのプロジェクトみたいです。 |