DANCE SINGLES REVIEW
PART 11

 

 

MR_SAXOBEAT.JPG JOLI_GARCON.JPG AMAZING.JPG SUN_IS_UP.JPG

Mr. Saxobeat (2011)
Alexandra Stan

Joli Garcon (2011)
Lolita

Amazing (2010)
Inna

Sun Is Up (2011)
Inna

(P)2011 Play On/Jeff Records (France) (P)2011 Universal Music (France) (P)2010 3Beat Productions (UK) (P)2011 Universal Music (France)
1,Radio Edit 3:17 ビデオ
2,Extended Version 4:16
1,Video Edit 3:16 ビデオ
2,Rob & Chris Remix 5:04 ビデオ
3,Ron Bon Beat Project Remix 6:13ビデオ

#2 remixed by Rob & Chris
#3 remixed by Kent Base & Shaun Bate
1,UK Radio Edit 2:22 ビデオ
2,Play & Win Club Mix 4:28 ビデオ
3,Buzz Junkies Mix 6:14 ビデオ
4,Almighty Mix 7:32 ビデオ
5,Frisco Club Mix 5:01 ビデオ

produced by Play & Win
1,Play & Win Radio Edit 3:44 ビデオ
2,Odd Remix 6:03 
3,Dandeej Remix 7:01 ビデオ
4,Ilario Estevez Remix 5:32

produced by Play & Win
 このところヨーロッパではルーマニア出身の女性ボーカリストの活躍が目立つようになっていますが、このアレクサンドラ・スタンもその一人。程よくラテン風味を効かせたフリーキーなユーロ・ハウスといった感じで、これがなかなかクセになるナンバーです。ただ、ラジオ・エディットとエクステンデッドだけで、リミックスが存在しないのは残念。USでのディストリビュートが実現したら、結構リミックスてんこ盛りになる気がするんですけどね〜。  かつてのイングリッドを彷彿とさせるフレンチ・ロリータなテックハウス。まあ、アーティスト名もそのまんまなんですが、これが意外にもドイツ産なんですね。ただし、ロリータ自身がどこの出身なのかは分かりませんけど。ミュゼットっぽい雰囲気なんか、やはりおフレンチ・ムードを意識したのでしょう。結構好きです。リミックスはオリジナルを尊重した#2がベスト。昔のスピード・ガラージっぽい仕上がりの#3は及第点って感じです。

 ルーマニアの女性ボーカリストといえばやはり彼女でしょう。UKチャートトップ10入りを果たした“
Hot”が一番有名かと思いますが、個人的にはこの“Amazing”の方が好き。そこはかとなく哀愁感を漂わせたメロディがたまりません。リミックスではプロデューサーのPlay & Winが手掛けた#2が最もオリジナルに近い出来ですが、それ以外もなかなか甲乙つけがたい仕上がり。オールマイティの#4なんか、彼ららしいミーハーぶりが嬉しいです。

 こちらもヨーロッパ各国でチャート上位を独占した大ヒット曲。いかにも今風な浮遊感のあるエレクトロ・サウンドに、またもやキャッチーで勢いのあるメロディが絡みます。基本的にはアッパーでありながら、どことなく東欧らしい寂しげなムードの漂うのがいいんですよね。リミックスでは重量感のあるテックハウスで攻める#2がカッコ良し。80'sジャーマンユーロを彷彿とさせる#3も悪くない。ただプログレッシブな#4は平凡だったかな。

ESTELLE_REMIX-1.JPG ESTELLE_REMIX-2.JPG AGUAS_DE_MARCO.JPG DEJA_VU.JPG

Remix EP Volume 1
Estelle

Remix EP Volume 2
Estelle

Aguas de Marco (2010)
The Unforgettables

Deja Vu (2009)
America Olivo

(P)2010 Atlantic (USA) (P)2010 Atlantic (USA) (P)2010 Energy/D:Vision (Italy) (P)2009 Federal/Universal (USA)
1,Fall In Love
  (Seamus Haji Remix) 7:07 ビデオ
2,Fall In Love
  (Seamus Haji Instrumental) 7:07
3,Fall In Love
  (Carl Louis & Martin Danielle Remix)6:03
4,Fall In Love
  (Carl Louis & Martin Danielle Inst.) 6:03
5,Fall In Love
  (White Shadow Remix) 5:02
6,Fall In Love (Avenue Remix)3:51
7,Freak (Riva Starr
     Extended Vocal)6:16 ビデオ
8,Freak (Riva Starr Dub)6:17
9,Freak (Michael Woods Remix)7:01ビデオ

1,Fall In Love
  (Axel Bauer & Lanford
       Club Mix)6:50 ビデオ
2,Fall In Love
  (Axel Bauer & Lanford Inst.)6:50
3,Fall In Love
  (Scott Wozniak & 
                
Kenny Summit Remix)6:43
4,Fall In Love
  (Cutmore Club Mix)5:58
5,Fall In Love (Cutmore Dub)5:43
6,Freak (Plastic Funk Remix)5:54
7,Freak
 (Plastic Funk's Listlen
     & Repeat Mix)6:24 ビデオ
8,American Boy
  (Soulseekerz Club Mix)7:11 ビデオ
9,American Boy (Soulseekerz Dub)7:20

1,Keemani Radio Edit 2:53
2,Gambafreaks vs Holly & Mappa's Radio Edit 3:22
3,Ivan Kay Vocal Edit 3:49 ビデオ
4,Suonho Tropical Edit 3:34
5,Original Version 3:02 ビデオ
6,Electro Bossa Vision 3:58
7,Keemani Remix 5:24
8,Mako Dub 6:32
9,Ivan Kay Club Mix 6:35
10,Gambafreaks vs. Holly & Mappa's Just Addiction Mix 6:45 ビデオ
11,Suonho Tropical Mix 6:50
12,Balearic Version 4:51
1,DJ Escape & Tony Coluccio
   Main Mix 6:57
2,DJ Escape & Tony Coluccio Dub 5:54
3,DJ Escape & Tony Coluccio
   Radio Edit 3:37 ビデオ ←ある意味衝撃
bonus tracks
4,Stereo Martini Stirred Mix 6:47 ビデオ
5,Stereo Martini Shaken Mix 6:02
6,Stereo Martini Radio Edit 3:40

remixed by DJ Escape & Tony Coluccio
 グラミー賞を獲得した女性R&Bシンガー、エステルの限定盤リミックス集。いずれもプロモ盤及びiTu
nesにおけるMP3配信のみでのリリースだったため、CD-Rでの限定プレスとはいえファンには嬉しいリリースです。とりあえずUKの大物ミキサー、シーマス・ハジの手掛けた#1と#2がおススメ。エレガントで上品なエレクトロハウスに仕上がってます。ただ、それ以外は可もなく不可もなく。なんだか90年代ハウスっぽくて古臭いんですよね…。
 こちらがリミックス集第2弾。ボリューム1よりも内容的には充実していると思います。個人的には、官能的でありながら勢いのある秀逸なガラージ・ハウスに仕上げた#4と#5が一番のおススメ。また、トライバルで重量感のあるテックハウスに仕上がった#6なんかも、遊び心満点で良くできていると思います。ただ、グラミー受賞曲の#8と#9は、ワリと平凡なプログレッシブハウス。まあ、ソウルシ―カーズだしな〜といったとこでしょうか(笑)。  イタリア出身の女性グループ、アンフォゲッタブルズのシングル。彼女たちについては詳細不明ですが、楽曲はアントニオ・カルロス・ジョビンの名曲「3月の水」のカバーです。オリジナル#5はアコースティックですが、リミックス群は今時なラテン風味のユーロ・テックハウスといった感じ。ウィッグフィールドやイングリッドで有名なエナジー・プロダクションが絡んでいるだけに、完成度もなかなかのもんです。エレクトロ・ボサな#6もグッド。  以前にも紹介したアメリカの女優兼歌手アメリカ・オリーヴォのシングル。これはセカンド・リミックス盤なんですが、実に素晴らしい出来です。ドナ・サマーやヒラリー・ダフを手掛けたDJエスケープとトニー・コルッチョによるバキバキの哀愁系ユーロ・ハウスで、確実にオリジナルバージョンを凌駕する完成度の高さ。ボーナストラックの#4〜#6はアダルトなジャズファンク仕様。路線としては悪くないものの、もうひとひねり欲しかったかな。

 

戻る