クロディーヌ・ロンジェ Claudine
Longet
永遠のウィスパリング・ロリータ・・・
まるで洗濯物を干しながら口ずさむ鼻歌のように、優しくソフトに呟く可愛らしい歌声。その可憐で清らか、フランス語訛りの舌足らずな響きは、一度聴いたら好きにならずにはいられなくなる。彼女に影響を受けたウィスパー系ボーカリストは少なくないが、その多くは無理に声色を作っただけの偽ウィスパー。天性のウィスパー・ボイスに敵うわけがなかろう。
ウィスパー・ボイスの女王、人は彼女をそう呼ぶ。そう、彼女の名前はクロディーヌ・ロンジェ。
いわゆる実力至上主義のアメリカ芸能界で、決して歌が上手いとは言えない彼女がレコード歌手として活躍したこと自体が不思議と言えば不思議。それもこれも、彼女の歌声の持つ独特の魅力と味わいに可能性を見出したハーブ・アルパートやトミー・リプーマといったA&Mレコードの面々の先見の明があってのことだろう。いわゆるフレンチ・ポップス特有のロリータ的魅力を持つ彼女の歌声が、彼らのフランス文化への憧憬を強く刺激したのかもしれない。ゆえに、アメリカ人ばかりで制作された彼女の作品は、どれもフランス人以上にフランス的な感性に溢れている。
アルバム「クロディーヌ」の日本盤CDライナー・ノーツで高浪慶太郎さんも指摘しているが、フランシス・レイの「男と女」でアコーディオンと語りをフューチャーするセンスというのは、フランス人ですら考えつかなかったものだ。クロディーヌの呟くようなフランス語の語りの醸し出すエロティシズム、哀しげなアコーディオンの響きの生み出すエスプリ。フランス文化に憧れる外国人だからこその、実にツボを心得たアイディアと言えるだろう。このエレガンス、このロマンティシズム。フランスを含めて世界中で数多くのアーティストがカバーしている「男と女」だが、クロディーヌのバージョンはアストラッド・ジルベルトのバージョンと並ぶ最高峰の出来映えだと思う。
そんなクロディーヌだが、彼女の生い立ちやデビューまでの経緯にはいろいろと謎が多い。まず日本で語り伝えられているものと、アメリカで記録されているものとが微妙に違うのだ。1942年フランスはパリの生まれ。幼い頃からバレエを習い、19歳で渡米。ここまでは、日本とアメリカの資料はほぼ全く同じだ。しかし、ここからが異なっていく。
日本では、パリに戻った際に画廊でアンディ・ウィリアムスと偶然出会い、ウィリアムスにプロポーズされてゴールイン、ということになっている。一方のアメリカの資料では、ラス・ヴェガスのショーにダンサーとして出演していた彼女の車が、仕事の帰りに故障してしまって立ち往生。そこへ偶然通りかかって助けてあげたのが、同じくラス・ヴェガスのショーに出演していたアンディ・ウィリアムスだったという。これはアンディ自身の証言に基づいているので、かなり信憑性は高いと言えるだろう。ついでに言うと、昔からよくパリを訪れていたアンディは、ルーブル美術館の近くでローラースケートに興じる子供たちをたびたび見かけており、その中で特に美しい女の子の顔が印象に残っていたという。そう、それがクロディーヌだったという嘘のような本当の話。
こうしてクロディーヌとアンディは1961年に結婚。15才の年の差カップルだった。専業主婦となったクロディーヌだったが、結婚3年目にして芸能界復帰。大物スターであるアンディ・ウィリアムスの奥さんという話題性も手伝って、たちまちテレビ・ドラマで引っ張りだことなる。そして、その中の1本であるテレビ・シリーズ“Run
For Your
Life”が、彼女のキャリアのターニング・ポイントとなる。劇中でアントニオ・カルロス・ジョビンのボサノバの名曲“Meditation”を歌ったクロディーヌ。これを聴いたアンディの友人ハーブ・アルパートの強い勧めでA&Mレコードと契約し、1966年にアルバム「クロディーヌ」で歌手デビューを果たすこととなったのだった。
A&Mレコードは、社長であるハーブ・アルパートを筆頭にセルジオ・メンデス、カーペンターズなどの人気アーティストを数多く輩出し、お洒落でエキゾチックなサウンドを数多く生み出していたレコード会社。その名プロデューサーであるトミー・リプーマと看板アレンジャーのニック・デ・カーロという素晴らしい才能に支えられ、クロディーヌは次々とお洒落でロマンチックな作品を世に送り出していく。デビュー作「クロディーヌ」がビルボードのアルバム・チャート11位、セカンド・アルバム「恋の面影」が33位、サード・アルバム「恋は水色」が29位と、チャートの上でもまずまずの好成績。ただ、シングルは「スノウ」の30位が最高位で、彼女のファンの年齢層が比較的高かったであろうことが想像できる。
また、映画でもピーター・セラーズ主演のコメディ「パーティー」('68)に出演。ヘンリー・マンシーニ作曲のメロウでお洒落な主題歌“Nothing
To
Lose”を歌っている。ちなみにこの曲、何故かサントラ盤には収録されておらず、シングル盤でもB面扱いだった。また、当時は日本でも人気が高かったらしく、日本市場向けに「五木の子守唄」などを日本語で歌った作品も発表している。
さて、こうして“パリのアメリカ人”ならぬ“アメリカのパリジェンヌ”として活躍するようになったクロディーヌだが、4枚目のアルバム「カラーズ」がアルバム・チャート155位という大惨敗を喫し、1970年にはA&Mとの契約を打ち切られてしまう。その後、バーナビー・レコードに移籍してからも素敵なアルバムをリリースしているが、いずれもチャート・インすらせず。私生活でも1970年にアンディ・ウィリアムスと別居(正式に離婚したのは75年)し、公私共にクロディーヌのキャリアは下り坂となっていく。
で、ここで彼女のその後の運命を変える人物が登場する。日本では長い間、クロディーヌが夫アンディの愛人を射殺したということになっていて、アンディ・ウィリアムスがまるで浮気性のダメ亭主みたいに言われてきたが、実のところこれは根も葉もない嘘。どうしてこんな話が流布してしまったのか分からないが、クロディーヌが殺してしまったのはアンディの愛人なんかではない。自分自身の恋人だったのである。それがウラジミール・サビッチという人物だ。
スパイダーという愛称で親しまれたサビッチは、オリンピックのアメリカ代表も務めた花形スキー選手で、当時アメリカでは非常に有名なアスリート・スターだった。クロディーヌとサビッチの出会いは1972年。たちまち恋に落ちた二人は、75年にクロディーヌとアンディの離婚が正式に成立すると、アスペンにあるサビッチの自宅で同棲するようになる。
しかし、この関係はどうやらクロディーヌの方が積極的だったらしい。ハンサムでお金持ちのアスリートであるサビッチは、かなりのプレイボーイだったらしく、一人の女性と落ち着く気持ちはさらさら無かったようだ。そんなもんだから、子連れでズカズカと乗り込んできたクロディーヌのことが疎ましい、と周囲には日頃から漏らしていたという。ただ、クロディーヌの3人の子供たち(アンディとの子供)はサビッチに懐いており、彼も子供が大好きだったために嫌とは言えなかったようだ。
そして1976年3月21日、事件は起きてしまう。シャワーを終えて着替え中のサビッチが、自宅でクロディーヌに射殺されたのだ。クロディーヌ自身の証言によると、サビッチが拳銃の使い方を冗談交じりに教えてくれてたが、その最中に誤って引き金を引いてしまったとのこと。しかし、サビッチが背後から遠距離で撃たれていること、さらにクロディーヌの血液からコカインが検出されたことなどから、彼女は不利な立場に追い込まれてしまう。ただ、警察が令状もなしに彼女の血液を採取したり日記を押収したりしていたことから裁判では証拠として採用されず、さらに子供たちが自分を必要としていることを涙ながらに訴える彼女の言葉が陪審員の心を動かし、判決は30日間の禁固刑と僅かな罰金という軽いものだった。しかも、平日は自宅で過ごして週末だけ刑務所に入るという温情判決。
ちなみに、アンディ・ウィリアムスは事件の第一報を聞いてすぐさまクロディーヌの元に駆けつけ、弁護士を手配したり、裁判費用を全額出すなど、別れた夫婦とは思えないほど献身的に尽くしたという。むちゃくちゃいいヤツだったのである、アンディは。
さて、この事件は当時アメリカでもかなりスキャンダラスに報じられたらしく、現在でもアメリカでクロディーヌ・ロンジェと言えば“スキー選手を殺した女優”というイメージが強い。
その後、クロディーヌは彼女の弁護を担当した弁護士ロン・オースティンと再婚。当時オースティンには妻子があり、ほとんど駆け落ちのような状況だったようだ。ある意味、クロディーヌには魔性の女的な資質があったのかもしれない。クロディーヌとオースティンの二人は、今でもアスペンで静かに暮らしているという。
2003年にアメリカのケーブル・テレビ局A&Eで放送されたアンディ・ウィリアムスのドキュメンタリー番組に出演したクロディーヌ。“人殺し”という汚名を気にしてか、画面には姿を一切現さず、声だけの出演だったという。
名曲“Nothing To Lose”の映像 ココ で見れます!(映画「パーティー」の1シーン)
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
クロディーヌ |
愛の面影 |
恋は水色 |
カラーズ |
(P)1996 A&M/Pony Canyon (JP) | (P)1996 A&M/Pony Canyon (JP) | (P)1996 A&M/Pony Canyon (JP) | (P)2006 Lilith Ltd. (Russia) |
1,A Man And A Woman 2,Here, There And Everywhere 3,Meditation 4,Tu As Beau Sourire 5,A Felidicade 6,Wanderlove 7,Hello, Hello 8,Sunrise, Sunset 9,Until It's Time For You To Go 10,My Guy produced by Tommy LiPuma arranger : Nick De Caro |
1,The Look Of Love 2,Man in a Raincoat 3,Think of Rain 4,How Insensitive 5,Manha De Carnaval 6,I Love How You Love Me 7,Creators of Rain 8,When I'm Sixty-Four 9,Good Day Sunshine 10,The End Of The World produced by Tommy LiPuma arranger : Nick De Caro |
1,Falling In Love Again 2,Happy Talk 3,Love Is Blue 4,Holiday 5,Dindi 6,Who Needs You 7,When I Look In Your Eyes 8,Walk In The Park 9,Small Talk 10,Snow 11,It's Hard To Say Goodbye produced by Tommy LiPuma arranger : Nick De Caro |
1,Scaborough
Fair/Canticle 2,Pussywillows, Cat-Tails 3,Catch The Wind 4,Colours 5,For Bobbie (For Baby) 6,I Believed It All 7,Am I Blue? 8,Hurry On Down 9,Let It Be Me 10,Both Sides Now 11,I Think It's Gonna Rain Today produced by Tommy LiPuma arranger : Nick De Caro |
静かに響いてくるアコーディオンの音色、呟くようなフランス語のセリフ・・・まるで映画のワン・シーン(まあ、映画の主題歌ですが)を思わせるようにロマンティックで美しい傑作「男と女」#1で幕を開けるクロディーヌのファースト・アルバム。ソフトでメランコリックなビートルズのカバー#2、美しく叙情的なボサノバ#3と#5、そしてキュートでハッピーな#7にノスタルジックで切ない#8と、あまりにも完成度の高い素晴らしい1枚です。カバー曲ばかりで構成されていますが、どれもクロディーヌらしい乙女チックで愛らしい仕上がり。必聴です。 | ダスティー・スプリングフィールドの艶かしいボーカルで有名な「007/カジノ・ロワイヤル」の主題歌#1で幕を開けるセカンド・アルバム。全体的にジャジーで気だるい雰囲気で、前作に比べるとよりアンニュイなアダルト路線を狙った作品です。その辺りは人によってちょっと好き嫌いが分かれるかもしれません。#1なんか、やっぱりクロディーヌが歌うとちょっと背伸びし過ぎな気も・・・。ただ、ゴージャスでロマンティックなボサノバの名曲#4から「黒いオルフェ」の主題歌#5へのドラマチックな繋ぎは絶品。A&Mサウンドの真骨頂です。 | ファースト・アルバム「クロディーヌ」と双璧と呼んでもいい、比類なき傑作です。ディートリッヒの名曲をキュートなボードヴィル・サウンドで甦らせた#1、映画「南太平洋」でお馴染みのお茶目で文字通りハッピーな#2、ポール・モーリアの演奏でも有名なタイトル・ソング#3ではフランス語と英語を織り交ぜて歌っており、それはそれはロマンティックでドリーミーに仕上がっています。トミー・リプーマとのデュエットを聴かせる軽やかでメロウなボサノバ#6も大好き!そして叙情的で爽やかなバラード#11の美しいこと!感涙です。 | それまで、どちらかというと古めのポップ・ナンバーを現代風(当時)にカバーしてきたクロディーヌが、サイモン&ガーファンクルやジョニ・ミッチェル、ドノヴァン、ランディー・ニューマンなど、当時の新進アーティストの作品を取り上げるようになった1枚。それはアルバム全体の雰囲気にも影響していて、ボサノバやイージー・リスニング路線だったサウンドが、よりフォーク色を強めています。それでも、ゴードン・ライトフットのカバー#2の寂しげで美しい歌声、ジルベール・ベコーの名曲#9の爽やかなコーラスなどは絶品です。 |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
愛のプレリュード |
シュガー・ミー |
デジタル・リマスター・ベスト |
Cuddle Up With... |
(P)1993 Barnaby/Century (JP) | (P)1993 Barnaby/Century (JP) | (P)1998 A&M/Pony Canyon (JP) | (P)2003 Barnaby/VampiSoul (Spain) |
1,(They Long To Be) Close To
You 2,Peace Will Come According To Plan 3,Broomstick Cowboy 4,Long Long Time 5,We've Only Just Begun 6,I'll Be There 7,Ain't No Mountain High Enough 8,What Have They Done To My Song, Ma 9,Cry Me A River 10,Make It With You 11,Electric Moon produced by Nick De Caro |
1,Anytime Of The Year 2,Huess Who I Saw In Paris 3,You Don't Have To Be A Baby To Cry 4,With Wings 5,All Alone Am I 6,Who Broke Your Heart 7,Goodbye Jimmy Goodbye 8,Every Beat Of My Heart 9,Sugar Me 10,You Set My Dreams To Music 11,I Cannot Love You 12,As If You Walked Away |
1,Hello,
Hello 2,Meditation 3,Here There And Everywhere 4,Good Day Sunshine 5,A Man And A Woman 6,The Look Of Love 7,Think Of Rain 8,Small Talk 9,I Love How You Love Me 10,Love Is Blue 11,Happy Talk 12,Walk In The Park 13,It's Hard To Say Goodbye 14,Sleep Safe & Warm 15,Am I Blue? 16,Hurry On Down 17,Let It Be Me 18,Both Sides Now 19,I Think It's Gonna Rain Today 20,Everybody's Talkin' 21,Lazy Summer Night 22,Love Can Never Die 23,Snow 24,I Don't Intend To Spend Christmas Without You |
1,They Long To Be Close To
You 2,Broomstick Cowboy 3,Mucho Tempo Mas (Long Long Time) 4,We've Only Just Begun 5,I'll Be There 6,Ain't No Mountain High Enough 7,Look What Thet Done To My Song, Ma 8,Cry Me A River 9,Como La Luna (Electric Moon) 10,God Only Knows 11,Every Night 12,Hey That's No Way To Say Good-Bye 13,Wake Up To Me Gentle 14,Medley:Jealous Guy/Don't Let Me Down 15,Birds 16,Remember The Good 17,Sleep Song 18,Let's Spend The Night Together 19,Guess Who I Saw In Paris 20,You Don't Have To Be A Baby To Cry 21,All Alone Am I 22,Sugar Me 23,You Set My Dreams To Music 24,As If You Walked Away |
ニック・デ・カーロをプロデューサーに迎えた事により、A&M時代のカラーを色濃く残すことになったバーナビー・レコード移籍第一弾。特に、当時A&Mの看板スターだったカーペンターズのカバー#1と#5は、本家にも負けないくらい素晴らしい出来映え。#1ではさりげなくフランス語も織り交ぜています。心憎い演出ですね。モータウン・サウンドのカバー#6と#7もキュートで爽やか。そしてドノヴァンのカバー#11で聴かせるロシア民謡風の哀しげなサウンドも胸キュンです。 | 1974年頃に完成していたものの、バーナビー・レコードが販路を変えたためにお蔵入りしてしまったアルバムに、未発表曲や未完成デモを加えたアルバムがこれ。有名なユダヤ民謡をロシア民謡風にカバーした#1、ノスタルジックで小粋なフレンチ・ポップ風バラード#2、古いカントリー・ソングをヨーロピアン・テイスト溢れるセンチメンタルなバラードに変身させた#6など、クロディーヌらしい愛すべきナンバーが目白押しです。 | その名の通り、A&M時代の作品から選曲された日本企画のベスト盤。日本人好みの作品ばかりが揃っているので、クロディーヌ・ロンジェ入門編としては最適な1枚でしょう。「ローズマリーの赤ちゃん」の主題歌をカバーした#14と“Snow”のB面だったクリスマス・ソング#24の2曲がアルバム未収録のレアな楽曲。ここ数年、アメリカやイギリスでもベスト盤が相次いでリリースされていますが、UK盤も内容的になかなかの充実度でした。 | こちらはバーナビー・レコードに残された音源から選曲されたコンピレーション・アルバム。ソフト・ロックやラテン・ジャズ、イージー・リスニングの名盤をリイシューしているスペインのVampi Soulレーベルからのリリースです。ということで、#3と#9は超レアなスペイン語バージョンでの収録。クロディーヌのウィスパー・ボイスはスペイン語との相性もバツグンですね。思わず、スペインのウィスパー・クィーン、ジャネットを思い出してしまいました。 |
![]() |
The Mad, Mad World Of Sound Tracks Volume 2 |
(P)2001 Universal Jazz (Germany) |
1,The Six Million Dollar Man by John
Gregory 2,Das Gelbe Haus Am Pinnasberg by Rolf Kuhn 3,A Place For Lovers by Ella Fitzgerald 4,Bond Street by Fred Hector 5,Wie Ein Blitz by Sam Spence 6,Nothing To Lose by Claudine Longet 7,Harper by Kai Winding 8,Die Kette by Jochen Brauer Group 9,The Streets Of San Francisco by Pat Williams 10,A Time For Us by Astrud Gilberto 11,Robbi, Tobbi & Das Fliewatuut by Ingfried Huffman 12,The Odd Couple (Vocal) by Neal Hefri 13,Come Saturday Morning by Chet Baker 14,Angels Who Burn Their Wings by Peter Thomas 15,Diamonds Are Forever by The Bachelors 16,Tatort by Klaus Doldinger 17,The Night Visitor by Jimmy Smith 18,The Windmills Of Your Mind by The Gunther Kallimann Choir 19,French Connection by The Button Down Brass 20,That Night by Scott Walker |
レアな映画主題歌やサントラ・カバー曲を集めたドイツ企画のコンピレーション盤。クロディーヌ・ファン注目なのが、#6の“Nothing To Lose”!そう、あの映画「パーティー」の主題歌であり、劇中でクロディーヌ自身が歌っていた作品。しかし、何故かサントラ盤には収録されず、アルバム未収録のシングル“White Horses”のB面にひっそりと収録されただけだった幻の名曲。勿論、作曲はヘンリー・マンシーニ。まさしく彼女のために書かれた、ゴージャスでエレガント、ソフトでメロウな素晴らしい仕上がりです。この1曲のためだけに買って損の無い1枚です。 |
戻る