クロード・フランソワ Claude François
“クロ=クロ”の愛称で親しまれたフランスの男性ボーカリスト。日本ではフランク・シナトラの名曲『マイ・ウェイ』の原曲を歌った人という程度でしか認知されていないようだが、フランスでは死後30年を経た現在でも絶大な人気を誇るスーパー・スターだ。熱狂的なファンたちは“クロ=クロ・マニア”と呼ばれ、2004年には彼のソックリさん大会を巡る人間ドラマを描いた映画“Podium”が大ヒット。パリの一角には彼を偲んで名づけられた“クロード・フランソワ広場”まで存在する。
おねえマンズもビックリの煌びやかな衣装とヘアメイク、ショー・パブのステージを見ているかのような派手でケバケバしいパフォーマンスなどなど、その存在そのものがあまりにもキッチュ。それゆえに、お洒落なものが大好きな日本のフレンチ・ポップ・ファンには受け入れ難いものがあるとも推測できる。また、その代表作の多くがアメリカのポップスやロックン・ロールのカバーだったり、コテコテの歌謡ディスコだったりするのも日本人的にはピンとこないのかもしれない。
しかし、60年代のロックンロール・ブームを牽引し、その後も歌謡ポップスからディスコへと移行していく彼のディスコ・グラフィーは、戦後フレンチ・ポップスの歴史そのもの。シルヴィー・ヴァルタンをチヤホヤする日本人が、その一方でクロ=クロを無視し続けてきたというのもイマイチ納得できないところ。
また、先述した『マイ・ウェイ』の原曲である“Comme
d'habitude”を筆頭に、彼はカバー曲以外でも数多くの名曲を残している。中でも、キャシー・クラレなど数多くのアーティストがカバーした大ヒット“Le
lundi au soleil”は個人的にも大好きな一曲だ。
ようやく、今年になって日本でもサエキけんぞうプロデュースの『CLO CLO MADE IN
JAPAN』というトリビュート・アルバムがリリースされ、一部で再評価(?)の動きが出てきたのは興味深いところ。とはいえ、いまだ日本では彼のベスト盤すらリリースされる気配もなく。やはり、ちょっとお洒落とは言いがたいクロ=クロが日本人の間で浸透するのは至難の技なのか・・・?
1939年2月1日エジプトはイスマイリアの生まれ。父親はスエズ運河に働くフランス人労働者で、母親はイタリア人だった。母親が大の音楽好きだったことから、幼い頃よりピアノやバイオリンの英才教育を受けていたという。しかし、17歳の時に第二次中東戦争が勃発し、一家はモナコへと移住する。そして、父親が病気で倒れてしまったことから、クロードは銀行員として働きながら家計を支えた。
その一方、夜は高級ホテルのナイト・クラブでミュージシャンとしてアルバイトをするようになる。この時、関係者に歌の上手さが認められ、各地のホテルから仕事の依頼が入るようになった。そこで、彼はさらなる飛躍を求めて単身パリへと渡る。
当時のフランスはロックン・ロール(いわゆるイエ・イエ)・ブームの真っ只中。ロック・バンドのメンバーとしてドサ周りをしながら資金を貯めたクロードは、それを元手にしてソロ・デビュー曲を自主制作する。このシングル“La
Nabout
twist”は当時流行の兆しを見せていたツイスト・ナンバーだったが、残念ながらセールス的にはパッとしなかった。ところが、その直後にリリースしたセカンド・シングル“Belles!
Belles!
Belles!”がヒット・チャート1位をマークし、200万枚以上を売り上げる驚異的なセールスを記録する。
64年にはフランス音楽界の殿堂オランピア劇場のステージにも立ち、押しも押されぬトップ・スターとなったクロード。65年に渡米した際にはラスベガスのショーに多大な影響を受け、この頃からキッチュでケバケバしいパフォーマンスを取り入れるようになったようだ。68年には“Comme
d'habitude”が大ヒット。さらに、72年の“Le lundi au
soleil”も爆発的なヒットとなった。
さらに、67年には自らのレコード会社を設立し、その後も有名雑誌社やモデル・エージェントを買収するなどのビジネスを幅広く展開。エンターテイナーとしても実業家としても多忙を極める生活を送るようになった。そのハード・ワークが災いしたのか、71年にはステージ上で失神するというアクシデントに見舞われる。以降、たびたび過労が原因で体調不良を訴えるようになったという。また、77年には熱狂的なファンが彼を銃撃するという事件まで発生している。
そして、1978年3月11日。スイスのホテルに宿泊していたクロードは、浴室で死体となって発見された。享年39歳。どうやら、入浴中に浴室の電灯が故障し、それを直そうとして感電してしまったらしい。その4日後には盛大な葬儀が執り行われ、フランス全土が深い悲しみに包まれたという。死の直後にリリースされた最後のシングル“Alexandrie,Alexandria”はヒット・チャートで最高2位をマークし、国民的スーパー・スターの早すぎる死を惜しんだ。
その後も、89年にリリースされた“Meme
si tu
revenais”のリミックス・バージョンが話題となり、クロ=クロの第一次リバイバル・ブームが。リミックス・アルバムも発売され、シングル・カット曲も相次いだ。さらに、98年にも再びリミックス・アルバムが製作されて大ヒット。そして、その死から30年を経た2008年には数多くの企画盤がリリースされ、いまだ衰えぬクロ=クロ人気の高さを証明している。
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Tendres Annees 60 |
No 4 (1965) |
Claude Francois (1967) |
Claude Francois (1968) |
(P)2003 Universal Music (France) | (P)2000 Mercury/Universal (France) | (P)2000 Mercury/Universal (France) | (P)2000 Mercury/Universal (France) |
1,Le Nabout twist 2,Belles ! Belles ! Belles ! ビデオ 3,Un clair de lune a Maubeuge 4,Venus en blue jeans 5,Des-lui 6,Marche tout droit ビデオ 7,Si tu veux etre heureux ビデオ 8,Des bises de moi pour toi 9,Si j'avais un marteau ビデオ 10,Ma petite amie est de retour 11,J'y pense et puis j'oubile 12,Petite meche de cheveux ビデオ 13,Donna Donna ビデオ 14,Quand un bateau passe 15,Meme si tu revenais |
1,Meme si tu revenais ビデオ 2,Silhouettes 3,Le jouet extraordinaire (Zip! bap! brrr) (The Marvelous Toy) 4,Geordie 5,Ce monde absurde (Eve of Destruction) 6,Sois fier (Walk Tall) 7,Quand un bateau passe (Trains and Boats and Planes) 8,Je t'aime trop, toi (I Got You Babe) 9,Je devrais dormir (Teardrops Fall Like Rain) 10,N'essaie pas de me mentir (Make It Easy On Yourself) 11,Tout le monde rit d'un clown (Everybody Loves a Clown) 12,Je sais ビデオ |
1,Comme d'habitude ビデオ 2,Ce soir je vais boire (Stasera Mi Butto) 3,Je veux chaque dimanche une fleur 4,Pourquoi (Baby Now That I've Found You) 5,Le martien (Flowers in the Rain) 6,La plus belle chose du monde (Massachussetts) 7,Pardon 8,L'homme au traineau (Carrie Ann) 9,Rien Rien Rien (I Was Made To Love Her) 10,Ma fille (My Guy) 11,Mais quand le matin ビデオ |
1,Avec la tete, avec le coeur ビデオ 2,Eloise ビデオ 3,Les petites souris 4,Te fatigue pas 5,Chut! plus un mot 6,Reste ビデオ 7,Dans les orphelinats 8,Les majorettes 9,Le magicien 10,Tu n'as pas toujours dit ca 11,Monsieur le businessman |
62年のデビューから65年頃までのシングル曲で構成された初期ベスト盤。この頃のクロ=クロって、見た目もかなりアイドルっぽくてカワイイですよね。で、肝心の中身はというと、当時流行のアメリカン・ポップスを中心としたカバー・ソングばかり。個人的にロックン・ロールやツイストみたいなのは苦手なんですけど、妙にフレンチっぽいエスプリが効いているのは良いと思いますね。やっぱり一番のお気に入りは日本人にもお馴染みの名曲#13ですね。“ドナ・ドナ・ドナ・ド〜ナ〜♪”って。ソフトでメランコリックなアレンジがとてもお洒落。 | 4枚目のフル・アルバム。やはり大半はカバー曲で占められています。でも、個人的に一番お気に入りなのは、オリジナル作品の#1。イントロからの導入部分はかなり地味ですが、煌びやかでセンチメンタルなメロディが一気に炸裂するサビでイチコロにされます。カバー曲の中では、ハーマンズ・ハーミッツの#2やディオンヌ・ワーウィックの#10、ゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズの#11辺りが聴きどころでしょうか。やはり、ソフト・ロック系のポップなナンバーはフランス語の響きに良く合うように思いますね。 | 『マイ・ウェイ』の原曲として有名な#1で幕を開ける7枚目のフル・アルバム。今回は11曲中4曲がオリジナル作品です。#3でシタールを使っている辺りは時代ですよね〜。モータウン・サウンドをフレンチ流に料理したジャンプ・ナンバー#11も痛快です。全体的にポップでグルーヴィーな仕上がり。ファウンデーションズの#4やザ・ムーヴの#5、ビージーズの#6、ホリーズの#8など、ブリット・ポップ系のカバーが目立ちますね。イタリアのロックン・ロール・シンガー、ロッキー・ロバーツの一発ヒット#2も面白い選曲です。 | 11曲中6曲がカバー曲で占められた8枚目のフル・アルバム。シングル・ヒットした#2はバリー・ライアンのカバーです。フォー・シーズンズのファンキーなジャンプ・ナンバー#6なんか、まさにクロ=クロ節炸裂という感じで、オリジナルと遜色ないくらいにカッコいい仕上がり。カンツォーネっぽいドラマチックなアレンジとセンチメンタルなメロディがツボにハマるオリジナル作品#1も素晴らしい出来栄えです。ただ、それ以外は全体的に地味な印象。なんとなく、即席で作っちゃった感は否めないかもしれません。 |
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Le lundi au soleil (1972) |
Chanson Populaire (1973) |
Je viens diner ce soir (1973) |
Claude Francois (1975) |
(P)1997 Versailles/Sony (France) | (P)1997 Versailles/Sony (France) | (P)2008 Sony BMG (France) | (P)2004 East West/Warner (France) |
1,Le lundi au soleil ビデオ 2,Nina nana ビデオ 3,Il n'y a que l'amour qui rende heureux 4,On ne choisit pas (Rain) 5,Soudain il est trop tard (Eve) 6,Qu'on ne vienne pas me dire 7,Belinda (Miss Belinda) 8,Une fille et des fleurs (You Can't Hurry Love) 9,Celui qui reste 10,L'amour se meurt 11,Mon mensogne et ma verite 12,Tu as tes problemes, moi j'ai les miens (You've Got Troubles) |
1,Chanson Populaire ビデオ 2,Sha la la (Hier est pres de moi) (Yesterday Once More) 3,J'ai encore ma maison (Take Me Home, Country Roads) 4,Pour un peu de bonheur ビデオ 5,Notre derniere chanson ensemble (Our Last Song Together) 6,La maison va revivre 7,J'ai perdu ma chance 8,Dis-lui pour moi (Brother Louie) 9,Jamais non rien jamais 10,Fille Sauvage 11,Immortelles sont les filles ビデオ |
1,Je viens diner ce soir ビデオ 2,A part ca la vie est belle (By The Devil I Was Tempted) 3,L'amour c'est comme ca (I Can't Help Myself) 4,Il n'y a que l'amour qui rende heureux 5,Sur ton visage un sourire (Puppy Love) 6,Je t'embrasse 7,Gens qui pleurent, gens qui rient 8,De la peine pas de chagrin (Summer Breeze) 9,Mon mensonge et ma verite 10,J'ai retrouve ma liberte (Lover's Rainbow Wonderland) |
1,Pourquoi pleurer (Please Mr.
Please) ビデオ 2,Je chante des chansons (I Write The Songs) 3,Un nuage dans le soleil 4,Quelqu'un pleure pour quelqu'un (Another Somebody Done Somebody Wrong song) 5,Combien de temps faut-il donc? (Don't Let The Good Times Fool You) 6,Doucement sur la route (Ease On Down The Road) 7,Une chanson francaise ビデオ 8,17 Ans (At Seventeen) 9,Fais comme si 10,Des pleurs sur l'oreller (Tears on My Pillow) 11,Moi je suis francais (Thank God I'm a Country Boy) 12,Elles sont jolies en angleterre |
通算17枚目に当たるオリジナル・アルバム。なんと言っても、70年代のクロ=クロを代表する名曲#1が最大の目玉でしょう。作曲を手掛けたのはパトリック・ジューヴェですが、彼らしい甘いメロディと牧歌的なリズムが何ともノスタルジックで胸キュンなムードを盛り上げる素晴らしい作品。60年代の女性ポップ・シンガー、パトリシア・カルリが手掛けた#2やクロ=クロ自身がソングライトにも参加した爽やかなメロウ・バラード#6など、オリジナル曲が非常に充実した一枚。70年代フレンチ・ポップの魅力がギッシリと詰まってます。オススメ♪ | ジョン・デンヴァーの名曲#3が立派にフレンチ・ポップしているのにはちょっと感心。カーペンターズの#2やニール・セダカの#5、ホット・チョコレートの#8など、カバー曲も含めて全体的にソフト&メロウな傾向の強いアルバムです。前作“Le lundi au soleil”の路線をそのまま踏襲した#1や、ギルバート・オサリヴァンの“Alone Again”を彷彿とさせる#4、ノスタルジックでメランコリックな美しいバラード#9、ドラマチックなシャンソン・ナンバー#11など、今回もオリジナル作品の出来がとても素晴らしいと思いますね。 | またまた“Le lundi au soleil”路線の胸キュン・ポップ・ナンバー#1で幕を開けるアルバム。この頃は1年に2〜3枚のペースでアルバムをリリースしていたんですね。ブルー・ミンクの#2やフォー・トップスの#3など、ポップでアップビートなカバー曲も魅力ですが、やはりメロウでノスタルジックなオリジナル作品が個人的にはたまらないですね〜。クロ=クロ自身がソングライトにも参加した#6や、ロマンティックで煌びやかなワルツ風ナンバー#7なんか最高!ミレイユ・マチュー辺りが歌ってもおかしくない美メロ・バラード#9も大好きです。 | 12曲中8曲がカバーという通算24枚目のアルバム。オープニングからオリビア・ニュートン=ジョンのカバーでビックリしました。この人、女性のラブ・ソングでも平気で歌えるんですよね。#5も女性カントリー・シンガー、メルバ・モンゴメリーのカバーだし、#8に至ってはあの自閉症系(笑)女性シンガー・ソングライター、ジャニス・イアンですもん。オリジナル作品の中では、クロ=クロお得意のノスタルジックでメロウなポップ・ナンバー#7がお気に入り。クライマックスを飾るバラード#12も良いですね。 |
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30ans Edition Anniversaire (2008) |
Disco For Ever (2008) | ||
(P)2008 WEA Music/WarnerMusic/Sony BMG/Mercury (France) | (P)2008 WEA Music/Warner (France) | ||
CD 1 1,Belles, Belles, Belles 2,Marche tout droit 3,Si j'avais un marteau 4,Chaque jour c'est la meme chase ビデオ 5,J'y pense et puis j'oublie 6,Donna Donna 7,Je sais 8,Meme si tu revenais 9,Le jouet extraordinaire 10,J'attendrai ビデオ 11,Qu'est-ce que tu deviens? ビデオ 12,Mais quand le matin 13,Comme d'habitude 14,Pardon 15,Avec la tete, avec le coeur 16,Eloise 17,C'est la meme chanson 18,Il fait beau, il fait bon 19,Stop au nom de l'amour 20,Y'a printemps qui chante (viens a la maison) |
CD 2 1,Le lundi au soleil 2,Belinda 3,Celui qui reste 4,Je viens diner ce soir 5,Une fille et des fleurs 6,A part ca la vie est belle 7,Chanson populaire 8,J'ai perdu ma chance, j'ai perdu ma chanson 9,Sha la la (Heir est pres de moi) 10,Le mal aime 11,La musique americaine 12,Le telephone pleure 13,Quand la pluie finira de tomber 14,Six jours sur la route 15,Toi et moi contre le monde entier 16,Soudain il ne reste qu'une chanson 17,Le chanteur malheureux ビデオ 18,Joue quelque chose de simple 19,Ou s'en aller? 20,Le spectacle est termine |
CD 3 1,Pourquoi pleurer (sur un succes d'ete) 2,Elles sont jolies en Angleterre 3,Une chanson francaise 4,17 ans 5,Sale bonhomme ビデオ 6,Dors petit homme 7,Cette annee-la 8,La solitude c'est apres 9,Savoir ne rien savoir 10,Le vagabond ビデオ 11,Danse ma vie 12,Quelquefois (avec Martine Clemenceau) 13,Laisse une chance a notre amour 14,Je vais a Rio 15,Les anges, les roses et la pluie 16,C'est comme ca que l'on s'est aime (acev Kathalyn) 17,Toi et le soleil 18,Ecoute ma chanson 19,Magnolias for ever 20,Alexandrie, Alecandra |
1,Alexandrie Alexandra ビデオ 2,Magnolias For Ever 3,Eve 4,Pourquoi Toi 5,Disco Meteo 6,Je vais a Rio (I Go To Rio) ビデオ 7,Enfin (Smiley) 8,Comme une chanson triste 9,Laisse une chance a notre amour (Now Is The Time) 10,Cette annee-la (Oh What A Night) ビデオ 11,Alexandrie Alexandra (Sequantial Mix) 12,Je vais a Rio (Remix) 13,Alexandrie Alexandra (Garage Mix) |
30周忌を記念した3枚組のベスト盤。1枚目は1962年〜72年までのヒット曲で構成されています。初期はカバー曲ばかりですが、65年辺りから徐々にオリジナル曲が増えていきますね。やはり『マイ・ウェイ』の原曲#13がひとつのの転機だったのでしょう。もともと抜群に歌の上手い人ですが、この曲辺りから表現力に深みが加わり、スケールの大きな歌い手へと成長していくのがとても良く分かります。 | 黄金期へと突入した72年〜75年までのヒット曲を収めた2枚目。圧倒的にオリジナル曲が増え、70年代のフレンチ・ポップスらしい、甘くロマンティックなポップ・ナンバーをたっぷりと聴かせてくれます。個人的には、この時代のクロ=クロが一番大好き。てか、70年代のフレンチ・ポップスは全般的に好きなんですけどね。 | 歌謡ポップスからディスコへと移行していく75〜78年のヒット曲で構成された3枚目。当時はダリダやシルヴィー・ヴァルタンなど、数多くのアーティストがディスコにチャレンジしたもんでした。中でも彼の死後にヒットした#20は、今でもフランスではパーティの定番として愛され続けている名曲。ジミー・ジェームズ&ザ・ヴァガボンズのカバー#13も、原曲より遥かに煌びやかで秀逸な仕上がりです。 | クロ=クロのディスコ・ナンバーばかりを集めた企画盤。ボーナス・トラックの#11〜#13は、98年のリミックス・アルバム及びマキシ・シングルに収録されていたものです。ピーター・アレンのカバー#6なんか、あまりにも派手になりすぎて原曲が全く分かりませんね(笑)ペトゥラ・クラークのカバー#7も意外な選曲です。なお、リミックス・バージョンはどれもイマイチ。 |