クラシック・カートゥーン大好き!
〜パート1〜

 

 

BETTY_BOOP_1.JPG BETTY_BOOP_2.JPG

子供向けにしてはお色気過剰なベティ・ブープ

時代の先端をいくベティはカー・レーサーにも挑戦

 今でこそ、「シュレック」シリーズを成功させたドリームワークスや宮崎駿率いるスタジオジブリなど、ディズニー以外にも影響力のあるアニメ製作会社が存在するが、ほんの15年くらい前までアニメ映画といえばほぼディズニーの独占市場だった。ジャパニメーションが大きな影響力を持つようになり、宮崎駿作品以外にも大友克洋の「AKIRA」や押井守の「GHOST IN THE SHELL」、ピカチュウなどが世界的に受け入れられたのは、ディズニー的なるものがグローバル・スタンダードとなってしまったアニメーションの世界には良い刺激になったかもしれない。
 それでも、いまだにアメリカのアニメーション、特にカートゥーンと呼ばれる子供向けアニメの大半はディズニーの強い影響下にあると言っても過言ではない。「サウス・パーク」や「ザ・シンプソンズ」、「パワー・パフ・ガールズ」のような刺激的で実験的なアニメが人気を集めるようになったのは90年代以降のことであり、ディズニーはその長い歴史の中で一般大衆のアニメに対する概念を画一化させてしまった。
 しかし、アメリカ映画の歴史の中で、ディズニーが唯一のアニメ製作会社だったわけではない。今でも「ルーニー・テューンズ」や「トムとジェリー」といったワーナー・アニメが根強い人気を誇っているが、かつてはコロンビア映画やMGMといったメジャー・スタジオもアニメ制作部門を持っていたし、一時期はディズニーにも迫る勢いだったフライシャー・スタジオやテリートゥーン、UPA、ウォルター・ランツ・スタジオ、ハンナ&バーベラ・プロダクションなど数多くのアニメ・スタジオがしのぎを削って優れたアニメ作品を世に送り出していた。だが、その多くがディズニーの大規模な企業戦略によって廃業に追い込まれたり、時代の波に乗ることが出来ずに消え去って行った。
 そうしたディズニーの功罪については別の機会に触れる事にして、ここではディズニーによって市場が独占される以前に活躍したアニメ・スタジオやアニメーターを紹介してみたい。ディズニーだけがアメリカン・アニメーションだと思ったら大間違い。多くの人に、ディズニーとは一味違ったユニークで楽しい古典アニメを再発見してもらいたいと思う。

<ディズニー最大のライバルだったフライシャー兄弟>

BETTY_BOOP_3.JPG BETTY_BOOP_4.JPG

ベティの可愛いペット、パジー

来日公演を果たしたベティの目に映る日本の風景

BETTY_BOOP_5.JPG BETTY_BOOP_6.JPG

日本のファンの前に現れた和服のベティ

ベティの姿を一目見ようと集まった日本のファン

 フライシャー兄弟とは、一般的にマックス・フライシャーとデイヴ・フライシャーの兄弟のことを指す。アニメーターとしてクリエイティブ面を受け持ったのがマックス、そしてビジネス面と技術面を受け持ったのがデイヴ。彼らが設立したフライシャー・スタジオには、その他の兄弟であるチャールズやジョー、ルー、さらには妹のエセルとその夫のセイモア・ニーテルが加わり、まさにファミリー・ビジネスの様相を呈していた。
 フライシャー兄弟作品の特徴は、オフビートで強烈なギャグ、子供には刺激の強すぎる性描写、そして予定調和を完全に無視したシュールなストーリー展開にある。さらにディズニーより2年も前に導入されたマルチプレーン・カメラや独創的なキャラクターの描画力など、当時の独立系スタジオの中ではダントツに抜きん出た革新性と技術力を兼ね備えていた。そのおかげもあって、フライシャー・スタジオはディズニーに次ぐ世界最大のアニメ制作会社にまで成長したのだった。
 フライシャー・スタジオの人気キャラクターと言えば、何と言っても「ポパイ」と「ベティ・ブープ」だろう。中でも、「ポパイ」はディズニーのミッキー・マウスを上回る程の圧倒的な支持を集めた。しかし、フライシャー・スタジオ最大の功績は、「ベティ・ブープ」という前代未聞のアニメ・シリーズを生み出したことだろう。1920年代にアメリカ社会の価値観を根底から揺るがせた“性の解放者”たる現代女性像“フラッパー・ガール”をモデルにしたベティ・ブープは、無邪気であどけない表情と官能的な肉体、自由奔放な言動と女の性を武器にするしたたかさを持った小悪魔である。そんな彼女が、キテレツで常軌を逸した発明家の老人グランピー、クニャクニャした動きとちょっと不気味な顔つきの道化師ココ、妙にセクシーで時として邪悪でさえある犬ビンボー、無邪気で可愛らしいペットの愛犬パジーらと共に、キュートでシュールでブラックな物語を繰り広げる。
 ある時は上司を色仕掛けで丸め込むオフィス・レディ、ある時はレイの脇からオッパイを露出させながら踊るフラダンサー、はたまたある時は男勝りのカー・レーサー。1930年代当時において、ベティ・ブープはアメリカ人のピューリタン的価値観を破壊するテロリストのような存在だったと言っても過言ではない。大人の鑑賞に堪えうる恐らく最初のアニメであり、子供を連れて映画館に行ったお父さんの方が楽しめるシリーズであったろうことは想像に難くない。

POPEYE-1.JPG POPEYE-2.JPG

「ポパイ」より

「ポパイ」より

SUPERMAN-1.JPG SUPERMAN-2.JPG

「スーパーマン」より

スーパーマンの敵である日本人スパイ

 フライシャー兄弟とその一家は、もともとオーストリア系ユダヤ人であり、1894年にニューヨークへとたどり着いた。幼い頃から絵の才能があったデイヴは、高級デパートの仕立て屋の職を失った父親のために最新ファッションのデザイン画を描いた。父親はその絵を持って洋服屋に営業に周り、仕立ての注文を得ていたという。その後、様々な職を経験したデイヴは、パテ映画のフィルム編集者となる。
 一方のマックスは広告会社に勤務しながら機械の発明に没頭し、実写の映像を1コマづつ絵に写し取っていくロトスコープという機械を開発した。これを使ってデイヴが生み出したアニメ・キャラクターが“道化師のココ”だった。1919年にシリーズ化された“ココ”は人気を集め、1921年にフライシャー・スタジオが設立される。
 「ベティ・ブープ」と「ポパイ」の短編シリーズでディズニー・スタジオに次ぐ大成功を収めたフライシャー兄弟は、ディズニーの「シリー・シンフォニー」シリーズに対抗して「カラー・クラシック」シリーズを制作。さらに「ガリバー旅行記」('39)で長編アニメに初挑戦する。2年の歳月と巨額の制作費をかけて作られたこの作品は、興行成績そのものは決して悪くなかったものの、制作費に見合うだけの興行収入は得られなかった。さらに、長編2作目の「バッタ君町へ行く」('41)が興行成績で惨敗してしまう。兄弟関係の悪化からデイヴはフライシャー・スタジオを離れ、破産に追い込まれたマックスも42年にスタジオを追われてしまった。
 その後、フェイマス・スタジオと社名を変え、兄弟の妹エセルの夫であるセイモア・ニーテル、イジー・スパーバーらによって「ポパイ」や「スーパーマン」といった人気シリーズが継続して製作された。しかし、フライシャー兄弟のような革新性も実験性も失われてしまった作品群は魅力に乏しく、「リトル・ルル」や「キャスパー」といった子供向けの可愛らしいキャラクターでヒットを放ったものの、1967年にフェイマス・スタジオは閉鎖されてしまった。

SOMEWHERE_IN_DREAMLAND.JPG GREEDY_HUMPTY_DUMPTY.JPG

“Somewhere In Dreamland”より (「カラー・クラシック」シリーズ)

“Greedy Humpty Dumpty”より (「カラー・クラシック」シリーズ)

FAMOUS_EMERALD-ISLE.JPG FAMOUS_LOST-JEWELS.JPG

“The Emerald Isle”より (フェイマス・スタジオ作品)

“The Lost Dream”より (フェイマス・スタジオ作品)

 

<アニメーションとモダン・アートを融合させたUPA>

 ブルーノ・ボゼットのページでも触れたが、UPAはコマーシャル製作からスタートした会社であり、洗練されたポップなアート・デザインで一時代を築いたアニメ・スタジオだった。UPA作品の大きな特徴は、ずばりリミテッド・アニメーションである。リミテッド・アニメーションとは従来のフル・アニメーションよりもセル画の枚数を減らすことによって、独特の抽象的な動きを再現する表現手段であり、UPAがそのパイオニアであると言われている。リミテッド・アニメーションというと、どうしても経費や製作期間を節約するための苦肉の策という印象が強い。確かに、「鉄腕アトム」以降の日本のテレビ・アニメは経済的な理由によってリミテッド・アニメーションを導入してきた。ハンナ・バーベラ・プロダクションもそうだと言われている。
 しかし、UPAにとっては、そのミニマルでモダンなアート・デザインを動かすに当たって、リミテッド・アニメーションによる簡略化された動きこそが最適な表現手段だった。それは代表作である「ジェラルド・マクボイン・ボイン」シリーズ(1950年〜1955年)を見ても明らかだろう。

GERALD_MCBOING-1.JPG GERALD_MCBOING-2.JPG

「ジェラルド・マクボイン・ボイン」より

「ジェラルド・マクボイン・ボイン」より

 最初に発した言葉が“ボイン、ボイ〜ン”という擬音だった事から名前が付いたジェラルド・マクボイン・ボイン。言葉の代わりにノイズしか発することの出来ない彼と、それに頭を悩ませながらも優しく見守る両親を中心にシュールでコミカルなストーリーが描かれていく。人と違っていることは決して悪いことじゃないよ、人はそれぞれに適した生き方があるんだよ、という強いメッセージ性もさることながら、何よりも目を引くのは洒脱で洗練されたモダン・アート的描画表現術だろう。その極端に簡略化され、法則化されたポップなキャラクター・デザインにはリミテッド・アニメーションこそが最も適したスタイルだった。
 アメリカの子供向けアニメに独創的な作家性を持ち込んだという意味で、UPAの存在は非常にユニークだったと言える。「ジェラルド・マクボイン・ボイン」以外に「近視のマグー」シリーズや「クリストファー・クランペット」などを生み出したUPAだが、アメリカのアート・アニメはUPAによって本格的に始まったと言っても過言ではないかもしれない。「パワーパフ・ガールズ」なんか、UPA作品がなければ生まれ得なかったんじゃないかとも思う。

<忘れられた名匠アブ・アイワークス>

 ディズニーを一躍世界的なアニメ・スタジオに押し上げたのは他でもない“ミッキー・マウス”だったが、その生みの親であるアブ・アイワークスの名前は残念ながら一般的に殆ど知られていない。ウォルト・ディズニーの片腕として草創期のディズニー・スタジオに多大な功績を残しながらも、その陰に隠れるようにして歴史に埋もれてしまった名アニメーター。しかし、ディズニーの存在がなければ、その才能の花開くこともなかったであろうことは否定できない。

 

IWERKS_FLIP_THE_FROG.JPG IWERKS_BALLOON_LAND.JPG

「カエルのフリップ」より

風船の世界を描いた「Balloon Land」


 オランダ系移民の息子としてカンザス・シティに生まれたアイワークスは、本名をウッベ・エルト・イヴェルクスという。1919年にペスマン=ルービン・コマーシャル・アート・スタジオに就職した彼は、レタリングやアート・ブラシといった地味な仕事をこなすようになる。ここで、彼はその後の運命を変える人物との出会いを果たした。そう、ウォルト・ディズニーである。同じくペスマン=ルービン・コマーシャル・アート・スタジオの社員だったディズニーと意気投合し、一緒に独立してアート・スタジオを設立した。それが“ディズニー=アイワークス・スタジオ”であり、これが後のディズニー・スタジオの前身となった。
 しかし、“Laugh-O-Gram”というアニメ・シリーズがそこそこの人気を集めたものの、“ディズニー=アイワークス・スタジオ”は経営難に陥り、1923年に倒産。その後、西海岸に移ったディズニーの後を追って合流する。プロデューサーであるチャールズ・ミンツのもとで製作された“ネズミのオズワルド”シリーズが大当たりしたが、再びディズニーとアイワークスは窮地に立たされる。契約が切れたことを口実に、ミンツはオズワルドの著作権をディズニーとアイワークスから取り上げてしまったのだ。
 そこで一計を案じたのがアイワークス。オズワルドのキャラクターを進化させた新しいキャラクターを生み出したのだ。それがミッキー・マウスだった。セレブリティー・ピクチャーズの配給でシリーズ化されたミッキー・マウス作品は大成功を収め、1928年にディズニー・スタジオが創設された。アイワークスはディズニー・スタジオの要として活躍し、ミッキー・マウスだけでなく「シリー・シンフォニー」シリーズなどを手掛けて大活躍する。

IWERKS_HUMPTY_DUMPTY.JPG IWERKS_TOM_THUMB.JPG

卵の楽しい世界を描いた「Humpty Dumpty」

親指トムがお茶目な「Tom Thumb」


 しかし、スタジオの規模が大きくなるごとにディズニーは社員を厳格な管理下に置くようになり、アニメーターの創造の自由さえも奪うようになる。それは、長年の盟友アイワークスも例外ではなかった。そのディズニーの締め付けに抵抗したアイワークスは、1930年にディズニー・スタジオを離れてアブ・アイワークス・スタジオを設立する。だが、この決断が結果的には失敗だった。技術者としては圧倒的な才能に恵まれていたアイワークスだったが、アニメ作家としては非常に個性が弱く、ビジネスの才能に長けているとも言えなかった。そのため、アブ・アイワークス・スタジオは長続きせず、1936年には閉鎖されてしまった。その後、コロムビア・ピクチャーズで「カラー・ラプソディー」シリーズを手掛けた後、1940年にイギリスで2本のアニメを製作したアイワークスは、最終的にディズニー・スタジオに逆戻りすることになってしまう。
 アイワークスが独立して成功しなかった理由は商才不足だけではない。作画家としてのアイワークスの才能にも限界があった。ディズニーのミッキー・マウスに対抗して作ったキャラクター、カエルのフリップは可愛らしさよりも気味悪さの方が先にたってしまい、子供向けのマーチャンダイジングとしては明らかに失敗作だった。さらに、同じくディズニーの「シリー・シンフォニー」シリーズに対抗した「コミカラー・カートゥーン」シリーズも出来不出来の差が余りにも激しく、手抜き作業としか思えないようなお粗末な作品も目立ってしまった。アイワークスはディズニーという“指導者”がいたからこそ、その才能を十分に発揮する事が出来たのかもしれない。
 晩年のアイワークスはアニメーターとしてだけでなく、特殊効果マンとしても活躍。ヒッチコックの「鳥」('63)やディズニーの「海底二万哩」('54)の特殊効果を手掛けた他、オプチカル・プリンターやマット撮影技術の開発者として1960年と65年にアカデミー賞を受賞している。

<ヴァン・ビューレン・スタジオ>

 1920年代から30年代にかけて、アメリカでは数多くのアニメーション・スタジオが生まれては消えていったが、ヴァン・ビューレン・スタジオもそんな中の一つである。このスタジオは、ハンナ&バーバラのジョー・バーバラが在籍していた事でも知られるが、何よりもディズニーの名アニメーターとして注目されていたバート・ジレットを引き抜いて、カラフルでユニークな「レインボー・パレード」シリーズを生み出した事で名高い。
 創設者であるアマディー・J・ヴァン・ビューレンはもともとアニメーションの世界の人間ではなかった。そのため、業界のしがらみや伝統にとらわれる事が一切なく、様々な改革を推し進めた人物だった。ディズニーの「三匹の子豚」('33)でアカデミー賞を受賞したばかりのジレットを週給400ドルで引き抜いたのも、彼独特の決断力と強引さの賜物だったと言えるだろう。

VAN_BEUREN_SCOTTIE.JPG VAN_BEUREN_SIMON.JPG

「Scottie Finds A Home」より

「Simple Simon」より

 ただ、ヴァン・ビューレン・スタジオの弱点は、ジレット以外に会社を牽引していくだけの実績のあるアニメーターが存在しなかった事だった。実写の映画監督となったフランク・タシュリンやジョー・バーバラなどの才能を輩出したとは言うものの、スタジオ在籍時の彼らはまだ無名の若者に過ぎなかった。全てはバート・ジレットの肩にかかっていたと言っても過言ではなかったのだ。
 結果的に、ジレットによって幾つかの優れた作品を生み出したものの、病弱だったヴァン・ビューレンが病に倒れてしまったことにより1936年にスタジオは閉鎖されてしまう。

<MGMアニメーション>

 1930年代のハリウッドにおいて、MGM(メトロ=ゴールドウィン=メイヤー)は全ての面において最大の規模を誇った映画スタジオだった。グレタ・ガルボにクラーク・ゲイブル、ジョーン・クロフォード、ロン・チャニー、マルクス兄弟、ジョン・ギルバート、ウィリアム・パウエル、ジャネット・マクドナルドといったトップ・スターを抱え、巨額の制作費をかけた大作を次々と生み出し、ハリウッドで最も多い数の従業員を誇っていた。そんなMGMが、短編アニメーションの自社製作の踏み切ったのは1937年の事だった。
 当時のアメリカでは、劇映画本編の上映前に短編アニメーションを上映するのが慣わしだった。そのために、メジャー各社は様々なアニメーション・スタジオの作品を買い付けていた。MGMもアブ・アイワークス作品を自社作品の併映用として配給していたが、ハリウッド最大手の映画スタジオとしての誇りから自社製作へと移行する。

ISING_TO_SPRING.JPG AVERY_DOGGONE.JPG

ハーマン&アイシングの「To Spring」

テックス・アヴェリーの「Doggone Tired」


 その、草創期のMGMアニメーションを手掛けたのがヒュー・ハーマンとルドルフ・アイシングのコンビだった。彼らの生み出した「ハッピー・ハーモニーズ」シリーズは豊かな色彩と実験性の高い作風で批評家にも高く評価された。1940年にはルドルフ・アイシングが“Milky Way”でアカデミー賞を受賞。ディズニー作品以外では初のオスカー受賞だった。
 ハーマンとアイシングによって軌道に乗ったMGMアニメは、さらにハンナ&バーバラによる「トムとジェリー」という大ヒット・シリーズを生み出し、さらに1940年代には鬼才テックス・アヴェリーを得て全盛期を迎える事になる。

 

BETTY_BOOP_DVD_1.JPG BETTY_BOOP_DVD_2.JPG BETTY_BOOP_DVD_3.JPG BETTY_BOOP_DVD_4.JPG

The Amazing World of Betty Boop

America's Sweetheart

The World's First Female Superhero

Her Wildest Adventures

(P)2005 Good Times (USA) (P)2002 Good Times (USA) (P)2004 Good Times (USA) (P)2004 Good Times (USA)
画質★★★☆☆ 音質★★★☆☆ 画質★★★☆☆ 音質★★★☆☆ 画質★★★☆☆ 音質★★★☆☆ 画質★★★☆☆ 音質★★★☆☆
DVD仕様
モノクロ(一部カラー)/スタンダード・サイズ/モノラル/英語音声/字幕:なし/地域コード:ALL/58分・製作:アメリカ

映像特典
なし
DVD仕様
モノクロ/スタンダード・サイズ/モノラル/英語音声/字幕:なし/地域コード:ALL/55分・製作:アメリカ

映像特典
なし
DVD仕様
モノクロ/スタンダード・サイズ/モノラル/英語音声/字幕:なし/地域コード:ALL/64分・製作:アメリカ

映像特典
なし
DVD仕様
モノクロ/スタンダード・サイズ/モノラル/英語音声/字幕:なし/地域コード:ALL/64分・製作:アメリカ

映像特典
なし

<収録作品>
Poor Cinderella
The Scared Crows
Betty in Blunderland
House Cleaning Blues
Grampy's Indoor Outing
Is My Palm Read
Toonerville Trolley
Bold King Cole

<収録作品>
Betty Boop's Rise to Fame
Betty Boop's Crazy Inventions
Be Human
Bety Boop's Ker-Choo
More Pep
No! No! A Thousand Times No!
Betty Boop with Henry
Is My Palm Read
<収録作品>
Judge for a Day
Betty Boop and Little Jimmy
No! No! Thousand Times No!
Betty Boop and the Little King
The Hot Air Salesman
Stop That Noise
Musical Mountaineers
Rhythm on the Reservation
A Song a Day
The Candid Candidate
<収録作品>
You're Not Built That Way
Training Pigeons
Pudgy Takes a Bow-Wow
Pudgy Picks a Fight
My Friend the Monkey
Baby Be Good
A Language All My Own
A Little Soap and Water
Not Now
We Dit It
 ベティ・ブープ・シリーズで唯一のカラー作品“Poor Cinderella”を含むDVDコレクション。マルチプレーン・カメラの生み出すゴージャスで立体感のある映像が本当に素晴らしいです。ベティが「不思議の国のアリス」の世界に入り込んでしまう“Betty In Blunderland”のシュールさやグランピーの奇想天外な発明がおかしい“House Cleaning Blues”、さらにエロスとナンセンスが暴走しまくる怪作“Is My Palm Read”は必見。  デイヴ・フライシャー自身がベティと共演する“Betty Boop's Rise To Fame”を含む作品集。必ずしもベストのセレクトとは言えないものの、ベティが動物虐待を阻止しようとする“Be Human”や、ペット・ショップを営むベティと孤独な少年ヘンリーの交流を描く“Betty Boop with Henry”など、心温まる作品が楽しめます。良い子のためのベティーって感じですかね。なので、全体的にシュールさは控えめです。  ベティがマナーの悪い人々に怒りを爆発させる“Judge for a Day”で幕を開ける作品集シリーズ。ベティがダイエットに挑む“Betty Boop and Little Jimmy”や、とんでもないセールスマンに家をめちゃくちゃにされる“The Hot Air Salesman”など、シュールで奇想天外なフライシャー兄弟のギャグ・センスが冴えわたります。マルチプレーン・カメラを駆使した“Betty Boop and the Little King”も秀逸。

 ベティ・ブープ作品集シリーズ中ではこれがベストのセレクトでしょう。パジーがブルドッグに憧れて真似しようとする“You're Not Built That Way”やいらずらな鳩を懲らしめようとする“Training Pigeons”、狐の毛皮に嫉妬して襲いかかったものの自分が殺してしまったと勘違いして大慌てする“Pudgy Picks a Fight”など、子犬パジーのキュートさが炸裂です。その表情のカワイイこと!

POPEYE_DVD_1.JPG POPEYE_DVD_2.JPG SOMEWHERE_IN_DREAMLAND_DVD.JPG SUPERMAN_DVD.JPG

70 Years of Popeye

Popeye

Somewhere In Dreamland

Superman : The Ultimate Max Fleischer Cartoon Collection

(P)2000 Win Star (USA) (P)1998 DDE (USA) (P)2002 Kit Parker Films (USA) (P)2006 VCI (USA)
画質★★☆☆☆ 音質★★★★☆ 画質★★★☆☆ 音質★★★☆☆ 画質★★★☆☆ 音質★★★☆☆ 画質★★★★☆ 音質★★★☆☆
DVD仕様
モノクロ/スタンダード・サイズ/モノラル・ステレオ・サラウンド/英語音声/字幕:なし/地域コード:ALL/100分・製作:アメリカ

映像特典
プロダクション・ノート
サウンド・デモ
DVD仕様
モノクロ/スタンダード・サイズ/モノラル/英語音声/字幕:なし/地域コード:ALL/70分・製作:アメリカ

映像特典
なし
DVD仕様
カラー/スタンダード・サイズ/モノラル/英語音声/字幕:なし/地域コード:ALL/270分・製作:アメリカ

映像特典
ドキュメンタリー
専門家による音声解説
アートワーク・ギャラリー
DVD仕様
カラー/スタンダード・サイズ/モノラル/英語音声/字幕:なし/地域コード:ALL/150分・製作:アメリカ

映像特典
声優ジョーン・アレクサンダー インタビュー
シリアル版「スーパーマン」予告編
スタッフ・声優 バイグラフィー
パロディ映画“Snafuperman”
<収録作品>
Popeye for President
Assault and Flattery
Gopher Spinach
Fright to the Finish
Parlez Vous Woo
Bride and Gloom
Shuteye Popeye
Insect to Injury
Taxi Turvey
A Haul in One
Customers Wanted
Popeye the Sailor Meets Ali Baba
<収録作品>
Popeye Meets Sinbad The Sailor
Ancient Fistory
Popeye Meets Ali Baba's Forty Thieves
Cookin' with Gags
<収録作品>
Poor Cinderella
Little Dutch Mill
An Elephant Never Forgives
Song of the Birds
Dancing on the Moon
Somewhere in Dreamland
The Little Stranger
The Cobweb Hotel
Greedy Humpty Dumpty
Hawaiian Birds
Play Safe
Christmas Comes But Once A Year
Bunny Mooning         その他
<収録作品>
Superman (The Mad Scientist)
The Mechanical Monsters
Billion Dollar Limited
The Arctic Giant
The Bulleteers
The Magnetic Telescope
Electric Earthquake
Volcano
Terror on the Midway
The Japoteurs
Showdown
Eleventh Hour
Destruction, Inc.        その他

 フェイマス・スタジオ以降の作品を中心にセレクトされた作品集。ポパイ誕生70周年を記念してリマスターされた・・・という割には、画質は決して良くありません。サラウンド・リミックスした音声も平凡。また、作品のセレクト的にも、出来るなら40年代までのフライシャー兄弟による初期作品をもっと見たいもの。全般的に、非常に中途半端な1枚です。

 フライシャー兄弟による“Popeye Meets Sinbad the Sailor”と“Popeye Meets Ali Baba's Forty Thieves”を収めた作品集。特に“Popeye Meets Sinbad the Sailor”は他でもなかなか見られない貴重な作品で、4本しか収録されていないのも気になりません。ただ、さすがに画質はもう少し何とかして欲しかったかも。  フライシャー兄弟の手掛けた“カラー・クラシック”シリーズから30作を収録した、クラシック・アニメ・ファンには夢のような2枚組セット。カラフルでドリーミーで奇妙でオフビートなフライシャー兄弟のアニメート・センスを存分に楽しめます。甘いだけのサッカリンのようなディズニー作品に比べ、大人も思わずニヤリとさせられてしまうピリッとした辛口のギャグ・センスは大好きです。  フライシャー兄弟の手掛けた初期作品からフェイマス・スタジオ時代までの、全てのスーパーマン・カートゥーン・シリーズを収録した究極のコレクション。きめ細かいアートデザイン、ダイナミックなスケール感、そして緻密に描きこまれたキャラクターの動きなど、フライシャー兄弟の最高傑作と言っても過言ではない素晴らしいシリーズです。日本人の悪役が多いのが時代を感じさせますね。

FAMOUS_STUDIOS_DVD.JPG GERALD_MCBOING-DVD.JPG UB_IWERKS_DVD.JPG UB_IWERKS_DVD_2.JPG

Lost Cartoons Vol.2 :
Famous Studios

Cartoon Adventures starring Gerald McBoing Boing

The Ub Iwerks Collection Vol.1

The Ul Iwerks Collection Vol.2

(P)2005 Good Times (USA) (P)2006 Sony Pictures (USA) (P)1999 Image Entertainment (USA) (P)1999 Image Entertainment (USA)
画質★★★☆☆ 音質★★☆☆☆ 画質★★★★★ 音質★★★★☆ 画質★★★☆☆ 音質★★★☆☆ 画質★★★☆☆ 音質★★★☆☆
DVD仕様
カラー/スタンダード・サイズ/モノラル/英語音声/字幕:なし/地域コード:ALL/63分・製作:アメリカ

映像特典
なし
DVD仕様
カラー/スタンダード・サイズ(一部ワイド・スクリーン)/モノラル/英語音声/字幕:なし/地域コード:ALL/29分・製作:アメリカ

映像特典
なし
DVD仕様
モノクロ(一部カラー)/スタンダード・サイズ/モノラル/英語音声/字幕:なし/地域コード:ALL/236分・製作:アメリカ

映像特典
なし
DVD仕様
モノクロ(一部カラー)/スタンダード・サイズ/モノラル/英語音声/字幕:なし/地域コード:ALL/190分・製作:アメリカ

映像特典
なし
<収録作品>
Pleased To Eat You
Sudden Fried Chicken
The Lost Dream
Up an' Downs Derby
Land of the Lost Jewels
The Big Flame Up
A Mutt in a Rut
The Emrald Isle
Little Red School Mouse
<収録作品>
Gerald McBoing Boing
Gerald McBoing Boing! on Planet Moo
Gerald McBoing Boing's Symphony
How Now Boing Boing
<収録作品>
Fiddlesticks
The Soup Song
The Little Red Hen
The Village Smitty
Mary's Little Lamb
The Village Barber
Old Mother Hubbard
Humpty Dumpty
The Brementown Musicians
Summertime          その他
<収録作品>
Nurse Maid
Room Runners
The Office Boy
The Milkman
The New Car
Ragtime Romeo
What a Life
The Bully
Funny Face
Movie Mad            その他
 フライシャー兄弟が去った後、弟子だったイジー・スパーバーやセイモア・ニーテルによって運営・管理されたフェイマス・スタジオの作品を集めたDVDコレクション。フライシャー兄弟特有のシュールな毒々しさは失われてしまい、小ぢんまりとまとまってしまった感は否めないものの、“The Emerald Isle”のような夢見心地な作品は素敵です。  UPAの製作したジェラルド・マクボイン・ボイン・シリーズ全作を収録したコレクション。その後、テレビ・シリーズ化されたり、リメイクされたりしていますが、やはりオリジナルのUPA版がベストですね。キュートでモダンでシュールな楽しさが満載です。アメリカン・アニメ・ファンだけでなく、アート・アニメ・ファンにもオススメしたい傑作シリーズです。  ディズニー・アニメの立役者であるアブ・アイワークスの独立後の作品を集めたコレクションです。作品によってはキャラクター・デザインやデッサンが物凄くいい加減で、とても巨匠の作品とは思えないのが玉に瑕。その一方で、卵の世界をロマンティックに描いた“Humpty Dumpty”やフライシャー兄弟を思わせる“Tom Thumb”などはユニーク。  アブ・アイワークス作品集の第2弾。こうして見ていると、アイワークスのアニメート・センスというのは基本的にディズニーよりもフライシャー兄弟やテックス・アヴェリーに近いものだったようにも思います。つまり、かなり辛口で大人向け要素が濃厚なんですね。ただ、それを上手く作品として表現する才能に欠けていた。あくまでも技術者であって芸術家ではなかったのかもしれません。

VAN_BEUREN_STUDIOS_DVD.JPG FORGOTTEN_CARTOONS.JPG CARTOON_CARZYS.JPG CARTOON_MARATHON.JPG

Lost Cartoons :
Van Beuren Studios

Top 10 Forgotten Cartoons

Cartoon Crazys

Cartoon Marathon Vol.2

(P)2005 Good Times (USA) (P)2002 Good Times (USA) (P)1997 Win Star (USA) (P)2003 Vintage (USA)
画質★★★☆☆ 音質★★☆☆☆ 画質★★★☆☆ 音質★★★☆☆ 画質★★☆☆☆ 音質★★★☆☆ 画質★★★☆☆ 音質★★★☆☆
DVD仕様
カラー/スタンダード・サイズ/モノラル/英語音声/字幕:なし/地域コード:ALL/63分・製作:アメリカ

映像特典
なし
DVD仕様
カラー/スタンダード・サイズ/モノラル/英語音声/字幕:なし/地域コード:ALL/78分・製作:アメリカ

映像特典
なし
DVD仕様
カラー/スタンダード・サイズ/モノラル・5.1chサラウンド/英語音声/字幕:なし/地域コード:ALL/100分・製作:アメリカ

映像特典
修復デモ
DVD仕様
カラー/スタンダード・サイズ/モノラル/英語音声/字幕:なし/地域コード:ALL/239分・製作:アメリカ

映像特典
なし
<収録作品>
Parrotville Post-Office
Ali Baba
Parrotville Old Folks
Simple Simon
Scottie Finds a Home
The Hunting Season
Spinning Mice
The Merry Kittens
The Picnic Panic

<収録作品>
Doggone Tired
Trolley Ahoy
Dancing on the Moon
A Waif's Welcome
All's Fair at the Fair
It's A Greek Life
To Spring
A Self-Made Mongrel
Cupid Gets His Man
Happy Days

<収録作品>
Falling Hare
Yankee Doodle Daffy
Take of Two Kitties
Naptune Nonsense
Crowing Pains
Robin Hood Makes Good
Fresh Hare
Trolley Ahoy
Daffy the Commando
Have You Got Any Castles  その他
<収録作品>
Foney Fables
Farm Frolics
Pigs in a Polka
Wacky the Worm
A Day at the Zoo
Sport Chumpions
Hamateur Night
Bars and Stripes Forever
Fox Pop
Fin'n Catty           その他
 ディズニーで注目された名アニメーター、バート・ジレットがバン・ヴューレン・スタジオに残した作品を中心にセレクトされた作品集。とはいうものの、アブ・アイワークス・スタジオの作品も混ざっています。ジレット作品の特徴は、ぬいぐるみのように可愛いキャラクター造形と、ほのぼのとしたタッチのストーリー。心地よい懐かしさが魅力です。  テックス・アヴェリーやハーマン&アイシングのMGM作品やフライシャー兄弟の「カラー・クラシック」シリーズなどで構成されたコレクション。何を基準にトップ10としているのかは不明ですが、確かに貴重な作品もあります。特にハーマン&アイシングの“To Spring”の壮麗な美しさは必見。トム・パーマーの“Cupid Gets His Man”もカラフルで楽しい。  一応、フル・レストアされた映像と立体サラウンドにリミックスされた音声というのが売りの“Cartoon Crazys”シリーズですが、そんな手間隙をかけている事が全く分からないような画質が返す返すも残念。収録作品としては、初期のバッグス・バニーやエルマ−、ダフィー・ダックなどクラシック・カートゥーン・ファン必見の名作ばかりです。  ワーナー初期の「メリー・メロディー」シリーズ及び後期「ポパイ」シリーズからセレクトされたオムニバス作品集。全30作品中、1本だけフライシャー兄弟の手掛けた「ポパイ」のエピソード“A Date to Skate”がオマケで含まれています。ということで、かなり即席感の強いDVDながら、画質は平均点を保っているのが救いでしょうか。

戻る