CARNIVALE (2003-2005)
見世物小屋の怪奇と幻想〜第2のツイン・ピークス

 

CARNIVALE-DVD.JPG CARNIVALE-DVD2.JPG

The Complete First Season

The Complete Second Season

(P)2004 HBO Video (USA) (P)2006 HBO Video (USA)
画質★★★★☆ 音質★★★★☆ 画質★★★★☆ 音質★★★★☆
DVD仕様(北米盤6枚組)
カラー/ワイドスクリーン(スクィーズ収録
)/5.1chサラウンド・2.0chステレオ/音声:英語・フランス語・スペイン語/字幕:英語・フランス語・スペイン語/地域コード:1/720分/製作:アメリカ

映像特典
メイキング・ドキュメンタリー
製作スタッフによる音声解説
DVD仕様(北米盤6枚組)
カラー/ワイドスクリーン(スクィーズ収録
)/5.1chサラウンド・2.0chステレオ/音声:英語・フランス語・スペイン語/字幕:英語・フランス語・スペイン語/地域コード:1/720分/製作:アメリカ

映像特典
メイキング・ドキュメンタリー
出演者のパネル・ディスカッション
スタッフによる製作秘話
製作スタッフによる音声解説
創造:ダニエル・ノーフ
製作:アンソニー・サンタ・クロース
監督:ロドリゴ・ガルシア
    ジェレミー・ポデスワ
    アリソン・マクリーン
    スコット・ワイナント
    ジャック・ベンダー
    ピーター・メダック
    ティム・ハンター
    ジョン・パターソン
脚本:ダニエル・ノーフ
    ロナルド・D・ムーア
    ヘンリー・ブロメル
    トニー・グラフィア
    ウィリアム・シュミット
    ドーン・プレストウィッチ
    ニコール・ヨーキン
音楽:ジェフ・ビール
出演:マイケル・J・アンダーソン
    エイドリアン・バーボー
    パトリック・ボーショー
    クランシー・ブラウン
    デブラ・クリストファーソン
    ティム・ディケイ
    クレア・デュヴァル
    シンシア・エッティンガー
    ジョン・フレック
    カーラ・ギャロ
    トビー・ハス
    エイミー・マディガン
    ダイアン・サリンジャー
    ニック・スタール
    キャリン・スティーベン
    サラ・スティーベン
    ブライアン・ターク
創造:ダニエル・ノーフ
製作:バーナデット・コールフィールド
監督:ジェレミー・ポデスワ
    ジャック・ベンダー
    ジョン・パターソン
    アラン・テイラー
    ティム・ハンター
    ロドリゴ・ガルシア
    トッド・フィールド
    ダン・ラーナー
    スコット・ワイナント
    スティーヴ・シル
    タッカー・ゲイツ
脚本:ダニエル・ノーフ
    ウィリアム・シュミット
    ジョン・J・マクローリン
    トレイシー・トーメ
    ドーン・プレストウィッチ
    ニコール・ヨーキン
音楽:ジェフ・ビール
出演:マイケル・J・アンダーソン
    エイドリアン・バーボー
    クランシー・ブラウン
    デブラ・クリストファーソン
    ティム・ディケイ
    クレア・デュヴァル
    シンシア・エッティンガー
    カーラ・ギャロ
    トビー・ハス
    エイミー・マディガン
    ダイアン・サリンジャー
    ニック・スタール
    ブライアン・ターク
    ラルフ・ウェイト

 

 “第2のツイン・ピークス”と呼ばれ、その完成度の高さからファンや批評家に絶大な支持を集めながら、視聴率の伸び悩みから2シーズンで打ち切られてしまった日本未公開のテレビ・シリーズ。舞台となるのは、大恐慌に見舞われた1930年代のアメリカ。不思議な力を持った二人の男を主人公に、社会からドロップアウトした人々の壮絶な生き様、アメリカの根底に流れる宗教のパワー、そして終末思想的な善と悪の闘いを、壮大なスケールと怪奇幻想的なムードの中で描いていく異色作だ。

 主人公は旅回りのカーニバル一座に拾われた天涯孤独の若者ベン・ホーキンズ(ニック・スタール)と、田舎町の小さな教会で牧師を務めるブラザー・ジャスティン(クランシー・ブラウン)。共に父親の存在を知らずに育っており、幼い頃から不思議な力を持っている。二人はお互いの存在を全く知らないが、何故か共通の悪夢によって繋がっているのだ。この両者が自分の持つ特殊な能力によって翻弄され、自らのルーツを探るうちに、それぞれが持って生まれた使命と宿命を知る事になる、というのが大まかな粗筋である。
 そんな二人を取り囲む個性的な人々も、それぞれに様々な謎と秘密を抱えている。ベンを拾ったカーニバルの座長サムソン、テレパシーを操る植物人間の占い師アポロニアと娘のソフィー、盲目の読心術師ロッズ、怪しげなヒゲ女ライラ、ヘビ使いのルーシーなどなど・・・。誰もがベンの過去に何かしらの関係を持った人物ばかりだ。
 そもそも、ベンがカーニバルに拾われたこと自体が、実は偶然ではなかった。カーニバルにはマネージメントと呼ばれるオーナーが存在するのだが、サムソンとロッズ以外はその姿を一度も見た事がない。そのマネージメントの指示により、サムソンは偶然を装ってベンをカーニバルに雇い入れたのだ。
 実は、マネージメントにはある重大な使命があり、それを遂行するためには選ばれた人間の特殊な能力が必要だった。その選ばれた人間というのがベンだったというわけだが、彼自身はその能力をまだ使いこなせていない。それゆえに、マネージメントもサムソンも、彼を導くために様々な手段を講じていくことになる。
 一方、ブラザー・ジャスティンにとって鍵となる存在が、実の姉アイリス(エイミー・マディガン)である。二人はロシアからの移民で、幼い頃に母親を列車事故で失っていた。アイリスは弟のことを陰で支えている謙虚な女性だが、実は弟の特殊な能力のことを知っており、彼こそが世界を救うことのできるメサイア(救世主)であると信じている。その狂信的な姉の愛情がブラザー・ジャスティンの理性を狂わせ、次第に彼の邪悪な本性を目覚めさせていくのである。

 さらに、このベンとジャスティンを繋ぐ謎の男がいる。それがヘンリー・スカダー(ジョン・サヴェージ)という人物。二人が見る悪夢の中に登場する男だ。彼はベンの実の父親であり、全ての謎の鍵を握る人物でもある。しかし、遥か昔に行方をくらましており、生きているのかどうかすら定かでない。
 ベンは父親ヘンリーの行方を探していくうちに、彼がマネージメントと深い関わりがあった事を知る。実は、ヘンリー・スカダーもマネージメントも、ベンやジャスティンと同じような超能力を持っていた。それが、第一次世界大戦の最中に起きたある事件をきっかけに、二人とも闇の世界に身を隠すことになったのだった。
 やがて、ベンはマネージメントも彼の父親ヘンリーの行方を探しているという事、そして自分と同じような超能力を持った人物がもう一人おり、それが世界を破滅に導くことになる存在である事を知る。
 一方、邪悪な本性に目覚めたブラザー・ジャスティンはラジオの布教活動を通じて強大な影響力を持つようになり、やがて信者を集めて独自のコミュニティーを形成するようになる。腐敗した政治家や資本家を一掃して国民のためのアメリカを実現するという理想を掲げ、貧困にあえぐ庶民の心を掴むことに成功するブラザー・ジャスティン。しかし、彼の真の目的は宗教の名の下に狂信的な独裁国家を作り上げることだった。姉アイリスはその事に気付いて愕然とするものの、自らの理想とする宗教国家を実現するための必要悪として積極的に加担するようになる。

 大恐慌時代の荒廃したアメリカを忠実に再現した見事なプロダクション・デザイン、幻想的で退廃的な美術セット、カーニバルや見世物小屋独特の怪しげなムード、そして宗教を背景にした象徴的なイメージの数々。テレビ・ドラマの枠を超えた完成度の高さはまさに驚異的だ。
 さらに善と悪が入り混じる混沌とした世界観の中に、人生の意味や宗教の本質が生々しくえぐり出されていく。また、カーニバル一座の中で展開する人間模様には、社会の底辺でのた打ち回りながらも必死になって生きている人々の逞しい生命力、通り一遍等のモラルやきれい事では語り尽くせない普遍的な愛といったものが丁寧に描きこまれている。
 制作したのは『SEX AND THE CITY』や『ザ・ソプラノズ』、『デッドウッド』など優れたドラマ作品を世に送り出してきたHBO。アメリカの大手ケーブル・テレビ局で、テレビ・ドラマの常識を覆すような問題作を数多く手掛けてきた会社だ。この“CARNIVALE”にしても、HBOだからこそ作る事のできた非常に革新的なドラマだと言えるだろう。
 その緻密に練り上げられたストーリーと、丁寧で細やかな演出には眼を見張るものがある。ただ同時に、それが本作にとって最大のネックとなってしまったのは不幸だった。とにかく、物語の進行が遅いのである。登場人物が圧倒的に多い上、その一つ一つのドラマを丁寧に織り込んでいくため、ベンとジャスティンが己の能力を理解するまでに丸々1シーズンを費やしてしまっている。なので、シーズン1では殆んどストーリーに起伏がないのだ。
 ようやくシーズン2で善と悪の対比が表面化していくものの、ストーリー的な盛り上がりを見せるのは最終エピソードになってから。それゆえに視聴者数がなかなか伸びず、いよいよこれからというクライマックスを迎えたシーズン2で、残念ながら打ち切られてしまう事になったのだった。
 なので、非常に欲求不満の残る終わり方をしてしまうのは事実。また、『24』や『プリズン・ブレイク』のようなスピードとテンポに慣れた視聴者には忍耐力を必要とするかもしれないし、アメリカ文化や宗教への知識に乏しい日本人には難解に感じられるかもしれない。しかし、いろいろな点で一見の価値のあるシリーズであることは間違いないだろう。たったの13話で終わってしまった失敗作『恋するアンカーウーマン』なんかで大々的なキャンペーンを打つくらいだったら、この“CARNIVALE”のような質の高いドラマをもっと日本に紹介してもらいたいと願うばかりだ。

 

主要登場人物紹介

BEN_HAWKINS.JPG BROTHER_JUSTIN.JPG

ベン・ホーキンズ

ブラザー・ジャスティン

 病死した母親の遺体を埋めているところを、通りすがりのカーニバルに拾われた若者。幼い頃から治癒能力があり、それを知った母親は彼の事を悪魔の子として忌み嫌っていた。それゆえに、持って生まれた自分の能力を呪っている。やがて、自分の両親がかつてカーニバルで働いていた事を知り、父親の行方を探しているうちに、自らに課せられた使命を悟っていくのだが・・・。  小さな町のメソジスト教会で布教に務める牧師。社会から見放された貧しい人々を救おうと尽力していたが、自らの不思議な力に気付いて困惑する。自分が邪悪な存在なのではと思い悩んだ末に失踪するが、その苦悩の果てに己の本性を悟る。以降は、自分の野心のためなら手段を選ばない行動に。それまで従順だった姉アイリスに対しても、邪悪な顔を覗かせるようになる。

(ニック・スタール)

(クランシー・ブラウン)

 日本では『ターミネーター3』('03)のジョン・コナー役で知られる若手俳優。『シン・シティ』('05)では殺人鬼イエロー・バスタード役を怪演していた。  80年代から活躍する名バイプレイヤー。その風貌から悪役が多く、不良少年を演じた『バッド・ボーイズ』('83)は印象的だった。

SAMSON.JPG SOPHIE.JPG SOPHIES_MOTHER.JPG

サムソン

ソフィー

アポロニア

 カーニバル一座を取り仕切る座長。身体は小さいが性格は非常にタフで、部下たちから絶大な信頼を得ている。数々の修羅場をくぐってきていることから何事にも厳しいが、その反面人情味が厚くて心優しい。いざという時に、とても頼りになる人物だ。マネージメントの正体を知る唯一の人間で、ベンの秘密についてもいろいろと知っているが、その能力に対しては半信半疑の様子。それでも、親友であるマネージメントの手となり足となって、ベンの行動を見守っている。  母アポロニアと共にトランプ占いをやっている女性。植物人間である母親のテレパシーを傍受し、相談者の未来を占うというのが彼女の役割だ。自分の殻にこもった内気な性格だが、本当はとても情熱的な面を持っている。ただ、テレパシーによって母親から常に監視されている状態で、その事からしばしば母親と揉める。やがて自分がレイプによって生まれた子供であることを知り、それが思わぬ悲劇を生むことに。カーニバルを去った後、ブラザー・ジャスティンの家で働くことになる。  もともと占い師をしていたが、レイプ事件のショックで植物人間に。しかし、それをきっかけにテレパシー能力を身につけ、レイプで生まれた娘ソフィーと組んでカーニバルの占い師をやっている。非常に頑固で厳しい女性。娘ソフィーに対しては愛憎入り混じった感情を抱いている。テレパシーによる透視能力にも長けており、ベンに超能力があることをいち早く感じ取った。なお、彼女をレイプした犯人が意外な人物であることが、シーズン2で明らかになる。

(マイケル・J・アンダーソン)

(クレア・デュヴァル)

(ダイアン・サリンジャー)

 『ツイン・ピークス』の小人役で一躍顔を知られるようになった俳優。『マルホランド・ドライブ』('01)にも出ていた。実は大変なインテリで、NASAのコンピューター技師としても働いている。  映画『パラサイト』('98)で注目された個性的な女優。『THE JUON/呪怨』('04)の撮影で来日。最近ではテレビ『HEROES』のFBI捜査官役が印象的だった。  ティム・バートン監督の出世作『ピーウィーの大冒険』('85)のヒロイン役を務めた女優で、『バットマン・リターンズ』('92)ではペンギンマンの母親役を演じている。

LODZ.JPG BEARD_WOMAN.JPG RUTHIE.JPG

ロッズ

ライラ

ルーシー

 盲目の読心術師。ベンの素性や能力を知っており、その使い方を悟らせようとして様々な試練を与える。マネージメントにも一目置かれている存在だが、野心的で抜け目がない。ベンに力を貸しているのも、彼の能力を利用するのが目的で、サムソンに代わってカーニバル一座を仕切ろうと画策する。文学や芸術を愛好するインテリでもあり、服装や持ち物も一流品ばかりを揃えている。  カーニバルの見世物小屋に出ているヒゲ女。ロッズとは愛人関係にあり、野心的で好色な女性。ヒゲを自分のセックス・アピール・ポイントと考えている。ロッズと同じように贅沢が趣味で、いつもエキゾチックで豪華な衣服を身にまとう。シーズン2ではロッズの行方が分らなくなった事を怪しみ、サムソンに対して反旗を翻そうとするが、誰も彼女に力を貸す者はいなかった。  同じく見世物小屋で働くヘビ使い。息子のガブリエルも怪力男として働いている。勝気で強い女性だが、その一方で母性愛に溢れる温厚な一面も。かつて、ベンの両親と一緒にカーニバルで働いていたことがある。ベンに対しては母親的な愛情を抱いており、一度は結ばれたことも。ロッズの罠でヘビに噛まれて死んでしまうが、ベンの力で息を吹き返す。それ以来、死者の姿を見るように。

(パトリック・ボーショー)

(デボラ・クリストファーソン)

(エイドリアン・バーボー)

 ヴィム・ヴェンダースの『ことの次第』('81)に主演したフランス人俳優で、ダリオ・アルジェントの『フェノミナ』('85)では刑事役。『007/美しき獲物たち』('85)をきっかけに、ハリウッドへ。  80年代から主にテレビで活躍している脇役女優。本作が今のところ一番の大役。このライラ役のために体重を大幅に増量したらしい。  元ジョン・カーペンター夫人で、『ザ・フォッグ』('80)や『ニューヨーク1997』('81)などのカーペンター作品でヒロイン役を務めた女優。カルト映画スターとして非常に人気が高い。

RITA_SUE.JPG DADDY.JPG LIBBY.JPG

リタ・スー

フェリックス

リビー

 ストリップ小屋の花形ダンサーを務める女性。ショーが終わった後は売春も行っている。二人の娘もダンサー。自分の仕事に誇りを持っており、とても気丈で逞しい女性。足の不自由なジョーンジーに心を寄せるなど繊細な一面もあるが、その一方で実の娘に対して嫉妬心をむき出しにするような所も。次女ドーラが殺された時には、悲しみのどん底に叩きつけられた。何をやらせてもダメな夫フェリックスを心から愛している。  ストリップ小屋のマネージャーであり、リタ・スーの夫でもある。また、ポン引きとして妻に売春をさせ、娘たちにもストリップをさせている。とはいえ、非常に気弱な性格で、妻や娘たちの尻に敷かれている状態。立派なダメ人間なわけだが、男としてのプライドは傷つけられており、しばしば酒に逃げている。妻を喜ばせようとバクチに手を出すが大損し、逆に妻のヘソクリに助けられるという一幕も。それでも、なぜか憎めないところのある人物。  フェリックスとリタ・スーの長女。母親や妹と共にストリップ・ダンサーをやっているが、本当はハリウッドで女優になりたいと思っている。神経質で気難しいところもあるが、相手の気持ちを思いやる繊細な優しい女性。それだけに、ストリップの仕事を嫌悪しながらも、両親のことを思って我慢をしている。しかし、妹ドーラが殺された時は本気で足を洗おうとした。ソフィーと大親友になるが、ある出来事がきっかけで気まずい関係に。

(シンシア・エッティンジャー)

(トビー・ハス)

(カーラ・ギャロ)

 主にテレビで活躍するアメリカの脇役女優。最近では『デッドウッド』にセミ・レギュラーとして出演していた。  アメリカではフランク・シナトラの物真似芸で知られる俳優。アニメ『キング・オブ・ザ・ヒル』の祖父コットン役の声優としても有名。  主にテレビやインディーズ映画で活躍している女優。かなり童顔だが、撮影当時で28歳だったという。

JONES.JPG HENRY_SCUDDER.JPG MANAGEMENT.JPG

ジョーンジー

ヘンリー・スカダー

マネージメント

 観覧車などの遊戯施設を管理している責任者。元メジャー・リーグの野球選手だったが、八百長を断った為に脚を折られて選手生命を絶たれてしまった。不器用で実直な人間。事情を全く知らないため、マネージメントやサムソンの指示に懐疑的。かつての苦い経験から心に傷を負っており、一時はソフィーと恋愛関係になったが、上手くいかなかった。リタ・スーとも恋愛関係を持った事もあるが、同じように孤独を抱えるリビーと愛し合うように。  ベンとジャスティンの夢の中にたびたび登場する謎の人物。ベンの実の父親でもある。かつてカーニバルの見世物小屋で働いていたことがあり、その時にベンの母親と関係を持った。ルーシーと付き合っていたこともある。第一次世界大戦に従軍した際、知り合ったロシア兵が実はマネージメント。二人の間には何かしら因果関係があったようだ。彼の生家には忌まわしい過去があり、幼い頃から特殊な能力を持っていた。  専用トレーラーの奥にあるカーテンの向こうに潜んでいる謎の存在。カーニバル一座のオーナーと言われている。その実態はロシア人兵士ルシウス・ベリャコフといい、ヘンリー・スカダーとは因縁の関係にあった。もちろん、彼も超能力者。しかし、身体の衰弱と共にパワーも衰えている。邪悪な存在であるジャスティンと対峙するようベンに訴えるが、彼もジャスティンとは意外な関係で結びついていた。

(ティム・ディケイ)

(ジョン・サヴェージ)

(リンダ・ハント)

 90年代の人気ドラマ『サンフランシスコの空の下に』のセミ・レギュラーで知られる脇役俳優。バルサザール・ゲティに似ている。  『ディア・ハンター』('78)や『ヘアー』('79)で知られる名優。気難しい性格とアルコール癖からトラブルも多く、そのため一時期は殆んど仕事のない状態が続いていた。  男性であるマネージメントの不気味な声を吹替えているのはリンダ・ハント。そう、『危険な年』('82)で小人の男性役を演じてオスカーを受賞した女優さんだ。

IRIS.JPG UNCLE.JPG TOMMY_DOLAN.JPG

アイリス

ノーマン

トミー・ドーラン

 ブラザー・ジャスティンの姉。幼い頃に母親を列車事故で失って以来、母親代わりとして弟に尽くしてきた。一見すると物静かで穏やかな女性だが、弟を偉大な救世主に祀り上げるためには人殺しも厭わないような人物。全ては神のためと信じきっている。弟の特殊な能力についても子供の頃から知っており、秘かに陰でコントロールしていた。そのため、ジャスティンの強い反感を買い、様々な局面で辛い立場に立たされるようになる。それでも、地獄まで弟についていくと言い切る狂信的な女性。  孤児となったアイリスとジャスティンの姉弟を引き取って育てた牧師。二人にとっては心の支え的な存在だ。しかし、ジャスティンの中に芽生えた邪悪な心を真っ先に感じ取り、その企みを阻止しようとしたところを、脳卒中で倒れてしまう。もちろん、ジャスティンの仕業だ。そして、発作の後遺症で身体が不自由になり、言葉も話せなくなってしまう。そんな彼を何事もなかったかのようにジャスティンは介護するが、ノーマンはその正体を常に見透かしている。ジャスティンの正体を周囲に伝えようとするが、なかなか上手くいかない。  ラジオの人気パーソナリティ。ジャスティンのカリスマ性にいち早く目を付け、彼の説教番組を企画する。これが大当たりし、たちまちジャスティンの知名度が上がる。次第にトミーはジャスティンの私設秘書的な存在となり、資金集めにも力を発揮するように。当初はジャスティンを利用するつもりだったが、いつの間にか利用される存在となっていく。ジャスティンの為にスパイ活動も行い、アイリスの身辺調査も行うように。当初はアイリスに惹かれていたが、やがてジャスティンの言うがままになってしまう。

(エイミー・マディガン)

(ラルフ・ウェイト)

(ロバート・ネッパー)

 『プレイス・イン・ザ・ハート』('84)や『フィールド・オブ・ドリームス』('89)で、アメリカの大地に生きる素朴な女性を演じてきた名女優。『ストリート・オブ・ファイヤー』('84)の女兵士役も有名。  9年間のロングランを続けた伝説的な人気TVドラマ“The Waltons”の父親役で全米のお茶の間の顔となったベテラン名優。映画『クリフハンガー』('93)の老パイロット役も印象的だった。  80年代から活躍する個性的な脇役俳優。当初は2枚目で売っていた。最近では『プリズン・ブレイク』のティーバッグ役が印象的。個人的にも、とても大好きな俳優の一人。

 

ギャラリー

CARNIVALE-0.JPG CARNIVALE-1.JPG CARNIVALE-2.JPG

戦前のカーニバルの様子を忠実に再現

カーニバルで生活をする人々

大親友となるソフィーとリビー

CARNIVALE-3.JPG CARNIVALE-4.JPG CARNIVALE-5.JPG

母娘3人のストリップ・ショーで男性客を惹き付ける

殺された次女ドーラは死者の町バビロンの住人に

ベンの治癒パワーは周囲の生物の命を奪う

CARNIVALE-6.JPG CARNIVALE-7.JPG CARNIVALE-8.JPG

底なしの貧困に苦しむ大恐慌時代の庶民

見世物小屋に売られていく“ザリガニ少女”

ベンはたびたび悪夢に悩まされる

CARNIVALE-9.JPG CARNIVALE-10.JPG CARNIVALE-11.JPG

ロッズの読心術ショー

ヘビ・ダンスを見せるルーシー

邪悪な本性を現したブラザー・ジャスティン

CARNIVALE-12.JPG CARNIVALE-14.JPG CARNIVALE-15.JPG

ジャスティンの夢にたびたび現れる大木

瞼を縫い付けた老女はベンの祖母だった

自らのコミュニティーを拡大させていくジャスティン

戻る