バークにまかせろ!
Burke's Law (1963〜66)

 

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 アメリカン・ドラマの王様だった西部劇の大ブームが一段落し、『サンセット77』(58〜64)や『サーフサイド6』(60〜62)、『ハワイアン・アイ』(59〜63)などの賑やかな探偵ドラマ・刑事ドラマがテレビの花形となった60年代前半のアメリカ。ハンサムでダンディでリッチな刑事を主人公にした異色ドラマ『バークにまかせろ』も、当時のそうした犯罪ドラマ・ブームの中から生まれた人気番組の一つだった。
 主人公はロサンゼルス市警の殺人捜査部長エイモス・バーク(ジーン・バリー)。年齢35歳で独身の彼は、なんとビバリーヒルズでも有数の大富豪だ。運転手付きのロールス・ロイスを乗り回し、いつもお洒落な高級スーツでビシッと決めたバーク部長。大金持ちかつ頭脳明晰で、しかもユーモア・センスも持ち合わせたハンサムな独身貴族とくれば、もちろん女性が放っておくはずもなかろう。とにかくモテてモテて仕方がない。プライベートでは常に新しい恋人をはべらせ、殺人事件の捜査でもしょっちゅう美人容疑者とお熱い関係に。それでいて洞察力は抜群だし冷静沈着。しかも、人情家で部下からの信頼も厚い。演じるジーン・バリーの洒脱な大人の魅力と相まって、バーク部長は男性からも女性からも愛された。
 そんな彼をサポートするのが、経験は浅いがやる気は十分の熱血派若手刑事ティム・ティルソン(ゲイリー・コンウェイ)と穏やかなムード・メイカーのベテラン刑事レス・ハート(レジス・トーメイ)、ロス市警で一番の美人刑事グロリア・エイムス(アイリーン・オニール)、そしてお茶目で忠実な召使ヘンリー(レオン・ロントク)。こうした主要登場人物たちの愛すべきキャラクターも、本作が人気を集めた大きな理由であろう。
 さらに、毎回キラ星のごとき映画スターを何人もゲストに迎えたことが大変な話題となった。当時はまだまだテレビ・ドラマは映画よりも格下に見られていた時代。さすがにジョン・ウェインやキャサリン・ヘプバーンといったトップ・クラスの映画スターを揃えるわけにはいかなかったが、それでもグロリア・スワンソンやバスター・キートンといった伝説的なスクリーン・アイコンから、ナンシー・シナトラやフランキー・アヴァロンといった当時の人気若手スターまで、それこそ映画本編を丸々一本撮れちゃうんじゃないかといった豪華なオールスター・キャストを毎回揃えていたのは画期的だった。
 もちろん、推理ドラマとしての謎解きもしっかりしているし、捜査の過程で華やかなLA上流社会のドロドロとした裏側を暴きつつ、虚飾に彩られた人間模様の悲哀などを浮き彫りにしたストーリーも完成度が高かった。ただ単に軽いタッチの洒落た刑事ドラマではない、というのも視聴者から高い支持を集めた理由であろう。

 もともと、この『バークにまかせろ』は単発ドラマ番組『ディック・パウエル・ショー』(61〜63)の中の1エピソードだった。この『ディック・パウエル・ショー』というのは、1930年代にミュージカル映画などで活躍したトップ俳優ディック・パウエルが毎回違ったキャラクターを演じるという番組。当時は『ロレッタ・ヤング・ショー』(53〜61)や『リチャード・ブーン・ショー』(63〜64)など、この手のアンソロジー番組はアメリカで非常に人気が高かった。
 1961年9月から全米での放送が始まった『ディック・パウエル・ショー』。そのファースト・エピソードである“Who Killed Julie Greer”の主人公となったのが、他でもないエイモス・バークだった。当時56歳のディック・パウエルがバーク役を演じ、これが大評判となったことから、『ディック・パウエル・ショー』はたちまち人気番組の仲間入りを果たすこととなった。
 ところが、1963年1月にパウエルが癌で急逝したことから番組は終了。当初からエイモス・バークを主人公にした新シリーズの企画は検討されていたが、肝心のパウエルが亡くなったことで暗礁に乗り上げてしまう。その企画を救ったのが、後に『チャーリーズ・エンジェル』や『ビバリーヒルズ高校・青春白書』などでテレビ・ドラマ界のドンとなるプロデューサー、アーロン・スペリング。彼は人気ドラマ『バット・マスターソン』(58〜61)で、西部劇の常識を覆すようなダンディでお洒落な保安官バット・マスターソン役を演じて人気を得た俳優ジーン・バリーに白羽の矢を立てた。
 もともと脚本家としてキャリアをスタートし、一時期は俳優もやっていたアーロン・スペリング。大先輩であるディック・パウエルに気に入られたことから、50年代半ばにパウエルの共同経営するフォア・スター・プロダクションへ入社した。ここで脚本の執筆をこなしながら映画やドラマの製作について学んだ彼は、やがてプロデューサーへと転向することとなったわけだ。
 そのフォア・スター・プロダクションというのは、ハリウッドの大御所スターであるシャルル・ボワイエ、デヴィッド・ニーヴン、アイダ・ルピノ、そしてディック・パウエルの4人が1952年に共同で設立した製作会社。主に低予算映画やテレビ・ドラマの製作を手掛け、スティーヴ・マックイーン主演の『拳銃無宿』(58〜61)、チャック・コナーズ主演の『ライフルマン』(58〜63)、バーバラ・スタンウィック主演の『バークレー牧場』(65〜69)などの人気テレビ・ドラマを生み出した。この『バークにまかせろ』でゲストにオールスター・キャストを揃えることが出来たのも、ハリウッド・スターに強い人脈を持つフォア・スター・プロダクションならではの強みがあったからだと言えるだろう。

 “Who Killed Holly Howard?(誰がホリー・ハワードを殺したのか?)”といった具合に、毎回被害者の名前がエピソード・タイトルに使われているのが特徴。また、ストーリーも基本的には毎回同じパターンで進行する。冒頭で殺人事件が発生。華やかな自宅パーティや新しい恋人との甘いデートを楽しんでいるバーク部長のもとへ、ロス市警から事件発生の連絡が入る。せっかくのお楽しみをぶち壊された女性が口をとがらせてスネるのを尻目に、召使兼運転手のヘンリーを連れて現場へロールス・ロイスで出かけるバーク部長。ここでタイトル・ロールと相成る。タイトルバックでは、女性が囁くような声で溜息混じりに“バークス・ロー〜”と呟く。スインギーなジャズ調のテーマ曲と相まって、なんとも粋でお洒落なムードを盛り上げていく。
 で、現場では部下のティルソンとハートがバーク部長を出迎え、事件の経緯や現場の状況など既に判明している詳細を説明。バークの陣頭指揮で関係者への聞き込み調査が開始される。だいたい、被害者は社交界で名の通った大物実業家や芸能人、有閑マダムなどのセレブばかり。で、捜査を続けていく過程で、華やかな世界に生きる彼らのドロドロとした裏の顔が浮き彫りとなっていくわけだ。
 ただし、ドラマの中で被害者が出てくることは極めて少ない。大抵の場合は、冒頭シーンで死体として発見されるだけ。画面に顔すら映らないことだって珍しくない。その代わり、様々な思惑を抱えた関係者たちの証言によって、被害者の人物像が浮かび上がってくる。それらの関係者役を、賑やかな顔ぶれのオールスター・キャストが演じるのだ。
 そして、事件が一件落着するとバーク部長は自宅の豪邸へ。そこではしびれを切らせた恋人が待っており、熱い抱擁と甘いキスを交わしてジ・エンドとなる。

 1963年9月に全米での放送が始まった『バークにまかせろ』。シーズン1(63〜64)とシーズン2(64〜65)は各32話づつ製作され、どちらも好調に視聴率を伸ばした。ところが、シーズン3(65〜66)で設定を大幅に変更。映画“007”シリーズやドラマ『0011ナポレオン・ソロ』の大ヒットでスパイ物がブームとなったことから、エイモス・バークも合衆国直属の秘密エージェントへと転職。オールスター・キャストの大人向け刑事ドラマというフォーマットを完全に捨ててしまったことから急激に視聴者が離れてしまい、シーズン3は約半分の17話が放送されただけで打ち切りとなってしまった。
 その後、90年代に入って新シリーズ『新・バークにまかせろ!』(94〜95)で番組は復活。同じようなオールスター・キャストの推理物というフォーマットを使用した『ジェシカおばさんの事件簿』(84〜96)の人気にあやかったのかもしれない。もちろん、主演はジーン・バリー。旧シリーズから30年近くを経て警察署長となったエイモス・バークが、刑事となった息子ピーター(ピーター・バートン)と共に殺人事件の犯人を追う。往年の名優をゲストに迎えたオールスター・キャストやLAの上流階級を舞台にしたストーリーなど、しっかりと旧作の基本フォーマットを踏襲。しかし、それが逆に古臭いと思われてしまったのだろうか、この新シリーズはたったの1シーズンで終了してしまった。

 

キャラクター紹介

AMOS_BURKE.JPG エイモス・バーク
ロサンゼルス市警の殺人捜査部長。資産家だった父親の莫大な遺産を相続し、ビバリーヒルズの豪邸で暮らしている。年齢は35歳、独身。日替わりで恋人を変えるほど女性にモテる。頭脳明晰でユーモアセンスも抜群。しかも人情に厚くて正義感が強い。“バークの掟(Burke's Law)”という、経験から培った独自の格言が口癖だ。
(ジーン・バリー)
1919年6月14日ニューヨークの生まれ。ロシア系ユダヤ人。42年にブロードウェイで初舞台を踏み、51年に映画へ進出。大ヒットしたSF映画『宇宙戦争』(53)で主演を務めたものの、その後はなかなか当たり役に恵まれず、テレビの『バット・マスターソン』と『バークにまかせろ!』でようやくブレイクした。このバーク役でゴールデン・グローブ賞を獲得。出版界を舞台にした主演ドラマ『ネーム・オブ・ザ・ゲーム』(68〜71)も好評だった。妻ベティとの間に2人の息子と1人の娘あり。2009年12月9日死去。享年90歳。

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ティム・ティルソン
ロサンゼルス市警の若手刑事。殺人捜査部へ配属されたばかりで、バーク部長に認めてもらおうと日夜努力を惜しまない。それゆえに、無茶な単独行動などで失敗することもあるが、そんなティムをバーク部長は叱咤激励しつつも温かい目で見守っている。
(ゲイリー・コンウェイ)
1936年2月4日、ボストンの生まれ。UCL
Aで美術を学んだ後、『怪人フランケンシュタイン/生き返った死体』(57)で映画デビュー。『バークにまかせろ』で脚光を浴び、続いて人気ドラマ『巨人の惑星』(68〜70)に主演。その後は俳優として伸び悩んだものの
、ワイナリーの経営で大成功。現在は実業家兼画家として裕福な生活を送っている。妻は元ミス・アメリカで、二人の子供あり。なお、無名時代にゲイ向けの雑誌でヌード・モデルを務めたほか、37歳の時に雑誌『プレイガール』のヌードグラビアを飾っている。
レス・ハート
ロサンゼルス市警殺人捜査部のベテラン刑事。人当たりが良くて温厚な人物で、バーク部長にとっては頼もしい部下であり先輩。血気盛んなティルソンの良きアドバイザーでもある。その一方で、犯罪者に対しては時として非常に厳しい態度で臨むことも。
(レジス・トーメイ)
1898年8月13日ピッツバーグの生まれ。ピッツバーグ大学を卒業してブロードウェイの人気俳優となるが、ヨーロッパ巡業中に喉を潰して舞台のキャリアを断念。29年に映画デビューを果たす。当初は二枚目俳優として売っていたが、やがて個性的な脇役俳優へと転向。『群衆』(41)や『三つ数えろ』(46)などの名作映画に出演した。80年代まで映画とテレビの両方で活躍。私生活ではレーガン元大統領夫妻と親しく、妻キャサリンとの間に二人の子供あり。1991年10月12日死去。享年93歳。
グロリア・エイムス
ロサンゼルス市警殺人捜査部の巡査。バーク部長からは、署内のベスト・ドレッサーと呼ばれている。基本的に事務関係の仕事がメインで事件現場へ出ることはないものの、女性の被害者や容疑者の捜査などでは尋問及び分析を任せられることも少なくない。
(アイリーン・オニール)
1939年7月3日フィラデルフィアの生まれ。モデル学校を卒業した後、ロサンゼルスへ出てCMモデルなどを経験。映画の端役やテレビ・ドラマのゲストを経て、『バークにまかせろ』のエイムス巡査役で知名度を上げた。その後『短刀(ドス)と呼ばれる男』(68)などの低予算映画に出演するもののパッとせず、16歳年上の資産家弁護士と結婚して芸能界を引退した。
ヘンリー
バーク家の召使兼運転手。ワリとズバズバものを言う性格で、時にはお坊ちゃま育ちのエイモスを叱りつけることも。使用人というよりも家族に近いような存在だ。お茶目だが短気なところが玉に疵で、頭にくるとフィリピン語でわめきたてる。
※どうやら、本作では日本人という設定になっている模様で、ヘンリーの喋るフィリピン語も日本語とされている。
(レオン・ロントク)
1908年2月20日フィリピンはマニラの生まれ。渡米してウェイターのアルバイトをしながら、43年に俳優として映画デビュー。『北京超特急』(51)や『雨に唄えば』(52)、『黒い絨毯』(54)、『侵略』(62)など数多くのハリウッド映画でチョイ役のアジア人を演じ続けた。普段はロサンゼルスで小さな床屋を経営していたという。1974年1月22日死去。享年65歳。

 

見どころハイライト

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ビバリーヒルズの華やかな上流社会が舞台

いつもお楽しみの最中に事件発生の連絡が

愛用のロールス・ロイス

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自宅はビバリーヒルズでも有数の豪邸

優雅に朝食を取りながら捜査の打ち合わせ

ガールフレンドはまさに取っかえ引っかえ

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ロールス・ロイスには電話やミニ・バーなどを完備

召使で運転手のヘンリーとは家族同然の付き合い

どこへ行っても美女にモテモテ

 

エピソード・ガイド

第1話 Who Killed Holly Howard? (全米放送:1963年9月20日)

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工事現場でブロンド美女の死体が発見される

謎めいたモデルのブリジット

モデルが自由に出入りできるという豪邸を捜索する

<ストーリー>
 工事現場でブロンド女性の死体が発見された。被害者はモデルのホリー・ハワード。彼女は背後から射殺されていた。下宿先の女主人ボウイ夫人(ザス・ピッツ)からホリーの現住所を聞いたバーク部長とティムは、その若いモデルには不釣り合いな高級アパートでモデル事務所の住所を発見。だが、ホリーは大手のモデル事務所へ移籍したばかりだった。そこでバーク部長は、ホリーのモデル仲間のブリジット(スージー・パーカー)と知り合う。ブリジットはホリーが一匹狼で、私生活に隠し事があったことを示唆。一方、事務所社長のニッカーソン(スティーブン・マクナリー)は、ホリーはまだまだ純朴な田舎娘だったと証言する。
 検視の結果、ホリーが拳銃で撃たれた時点で既に溺死していたことが判明。捜査を進めるうちに、モデルたちが自由に出入り出来るという豪邸の存在が浮上する。どうやら、そこのプールでホリーは殺害されたらしい。管理人の老人ブッシュ(サー・セドリック・ハードウィック)はカメラ・マニアで、何かを隠し撮りしていた様子だ。バーク部長は聖書の中に隠されたネガフィルムを発見し、現像に回した。
 さらに、屋敷を所有するテキサスの大富豪マードック(ロッド・キャメロン)、マシスン(ブルース・キャボット)、ムーア(ロイ・ロジャース・ジュニア)の三人がバーク部長の尋問を受ける。というのも、管理人ブッシュのネガフィルムを現像したところ、3人がモデルたちと浮気を楽しむ様子が写真に写されていたのだ。しかし、彼らには動かぬアリバイがあった。振り出しに戻ったバーク部長とティムだったが、ボウイ夫人から下宿時代のホリーと親しかった売れない画家ホプキ(ウィリアム・ベンディックス)を紹介される。看板広告の絵師で生計を立てている彼は、純朴な田舎娘だったホリーが成功と引き換えに汚されていく様子を複雑な気持ちで見ていたという…。
<解説>
 一見すると華やかに見えるモデル業界の裏側を描いた第1話。監督は映画『恐怖の蝋人形』(66)や『ニューヨークの大停電』(68)のタイ・アヴァーバック。『エルダー兄弟』(65)のウィリアム・H・ライトと『スカートをはいた中尉さん』(56)のアルバート・ビーチが脚本を書いている。撮影は『夜の人々』(48)や『危険な場所で』(51)などフィルム・ノワールの名作を手掛けたジョージ・E・ディスカントが担当。
 事件のカギを握るモデルのブリジット役には、トップ・モデルから女優に転身して映画『秘めたる情事』(58)や『大都会の女たち』(59)で人気を集めたスージー・パーカー。エリッヒ・フォン・シュトロハイム監督の『グリード』(25)や『結婚行進曲』(28)などに主演し、サイレント時代から200本以上の映画に出演した伝説的な女優ザス・ピッツが、元映画女優という下宿屋の女主人役でとぼけた味わいを見せる。
 その他、ヒッチコックの『断崖』(41)や『ロープ』(48)などにも出演したイギリスの名優サー・セドリック・ハードウィック、『キング・コング』(33)のヒーロー役で有名なブルース・キャボット、『ベーブ・ルース物語』(48)のベーブ・ルース役で有名なウィリアム・ベンディックス、B級西部劇のスターだったロッド・キャメロン、アメリカの有名なユーモア作家ウィル・ロジャースの息子で後に下院議員となったウィル・ロジャース・ジュニア、『ジョニー・べリンダ』(48)や『裏切りの街角』(49)などの悪役で知られるスティーブン・マクナリーらが出演している。

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スージー・パーカー

ウィリアム・ベンディックス

ザス・ピッツ

サー・セドリック・ハードウィック

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ブルース・キャボット

ロッド・キャメロン

ウィル・ロジャース・ジュニア

スティーブン・マクナリー

 

第2話 Who Killed Mr.X ? (全米放送:1963年9月27日)

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遊園地のメリーゴーランドで身元不明の死体が

女優の卵ステイシーが第一容疑者だった

忘れ去られたサイレント女優アナベルの存在が浮上する

<ストーリー>
 遊園地のメリーゴーランドで身元不明の他殺体が発見される。被害者は初老の男性。身分証や財布など一切持ち合わせておらず、明らかに高そうなスーツもブランドのタグが切り取られていた。唯一発見されたのは、1930年代に閉店したという古い高級ナイトクラブのマッチ。そこにメモされていた電話番号から、ステイシー・エヴァンス(エリザベス・モンゴメリー)という女性が浮上する。ステイシーは女優の卵で、ハリウッドの有名な大富豪フラッド氏にスカウトされて専属契約を結んでいた。しかし、映画の仕事が舞い込む様子は一切なく、フラッド氏から与えられた豪邸に一人で住んでいるという状態。毎週300ドルの小切手が生活費として送られてくるものの、ステイシーはフラッド氏と会ったことすらなかった。
 そもそも、フラッド氏はこの5年間ほど公の場に姿を見せておらず、長年仕えている執事グレゴリー(チャールズ・ラグルズ)も近頃では電話で指示を受けるだけ。直属の部下であるヘンリー・ゲラー(スーピー・セイルス)も居場所を知らないという状態だ。そこで、バーク部長はフラッド氏が若い女優を囲っている事実を公にすると脅したところ、大勢の弁護士団がロサンゼルス市警へと押しかけた。
 ところが、その弁護団が身元不明の死体を確認したところ、それがフラッド氏本人であると判明。すると、フラッド氏の会社の大株主である投資家ハロルド・メイソン(ジム・バックス)が、死体発見の直前に株を全て売却していたことが明るみとなる。メイソンの話によると、たまたまフラッド氏の死体を発見し、株を売却するまでの時間稼ぎのために開園前の遊園地へ死体を置いて行ったのだという。社長が死んだとなれば、会社の株価が落ちることは必至だからだ。でも殺してはいない。確かに死亡推定時刻のアリバイはあった。
 何か見落としていることはないかとフラッド氏のオフィスを訪れたバーク部長とティムは、アナベル・ロジャース(アン・ハーディング)という老女と知り合う。彼女はフラッド氏との面会を求めて30年近くも毎朝オフィスへ通い詰めているが、一度も会えないのだという。実は、アナベルはフラッド氏が40年前に最初にスカウトしたサイレント映画の女優だった。しかし、女優を引退してからフラッド氏とは疎遠になり、与えられた大豪邸で一人寂しく暮らしている。
 他にも、フラッド氏はバリー・コールマン(ダイナ・メリル)という女優を囲っていた。彼女もまた与えられた豪邸で十数年間暮らしており、多額の生活費は送られてくるものの、フラッド氏の訪問はおろか映画出演の話すらないまま。そんな時、ティムはフラッド氏の遺体から見つかった古いマッチと同じものを、アナベルが持っていたことに気付く。フラッド氏の女優コレクションの原点である彼女が、この謎めいた殺人事件の鍵を握っているのではないかとバーク部長は考える。
<解説>
 人々の記憶から忘れ去られ、時代からも取り残されてしまった映画女優の哀しみを描いた秀逸なエピソード。被害者のフラッド氏は、恐らく大富豪ハワード・ヒューズをモデルにしたのだろう。監督は『ハートでキッス』(63)や『パジャマ・パーティ』(64)のドン・ワイズ。アカデミー賞受賞経験のあるフランク・D・ギルロイと人気ドラマ『ピーター・ガン』(58〜61)のルイス・リードが脚本を書き、『拳銃無宿』や『ライフルマン』のチャールズ・バークが撮影監督を担当している。
 忘れられたサイレント映画女優アナベル役には『素晴らしき休日』(30)でアカデミー主演女優賞にノミネートされたアン・ハーディング。上流階級のマダム役を得意とした上品なスターで、当時62歳だった本作でも往年の色香を漂わせている。また、『奥さまは魔女』(64〜72)のサマンサ役でお馴染みのエリザベス・モンゴメリーが女優の卵ステイシー役で登場し、コケティッシュな魅力でバークとの淡いロマンスをキュートに演じているのも面白い。
 その他、1930年代に女優メアリー・ボーランドとのコンビで人気を得た喜劇俳優チャールズ・ラグルズ、社交界の花形から映画女優へ転身して活躍した元祖セレブ女優ダイナ・メリル、『理由なき反抗』(55)でジェームズ・ディーンの父親を演じた名脇役ジム・バッカス、子供向けのテレビ番組で一世を風靡した喜劇俳優スーピー・セイルスが登場。また、バッグス・バニーやトムとジェリーの声優として有名なメル・ブランがインコの声を吹き替えている。

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エリザベス・モンゴメリー

アン・ハーディング

チャールズ・ラグルズ

ダイナ・メリル

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ジム・バッカス

スーピー・セイルス

 

第3話 Who Killed Cable Roberts ? (全米放送:1963年10月4日)

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冒険家で作家のケイブル・ロバーツが射殺された

未亡人モナは悲しむ様子など一切ない

ケイブルの前妻フローレンスが犯行を自供する

<ストーリー>
 冒険家で猛獣ハンター、作家としても知られる伝説的な大物ケイブル・ロバーツが自宅で死体となって発見された。凶器は愛用の猟銃。現場からはそれぞれ別の方角から発射された2つの弾痕が発見され、怨恨の線が濃厚だった。年の離れた妻モナ(リザベス・スコット)は全く悲しむ様子もなく、事情聴取をするバークに色目を使うようなありさま。一方の秘書であるアーサー・クラーク(ポール・リンデ)は、ショックを隠し切れずに錯乱していた。
 メイドのアンナ(ジャジャ・ガボール)によると、前日に二人の人物がケイブルのもとを訪れたという。一人はフローレンス・ロバーツ(メアリー・アスター)。ケイブルの前妻だ。もう一人はバド・チャーニー(ジョン・サクソン)という喧嘩っ早い若者で、ケイブルの仕留めた獲物を剥製にする仕事を請け負っていた。二人とも前日にケイブルと激しい口論をしていたが、殺人犯であるという証拠はなかった。ただし、アーサーの話によるとフローレンスは射撃の経験があるという。
 捜査の過程で、バーク部長はハリー・リグス(チル・ウィルス)という有名な猛獣ハンターのもとを訪れる。ハリーはケイブルが有名になる以前から活躍する凄腕のハンターだった。その彼によると、ケイブル・ロバーツの伝説は嘘で塗り固められているのだという。実は、記録映画にも収められたケイブルの活躍ぶりは、全てねつ造されたものだった。実際に猛獣を仕留めたのはハリーで、ケイブルは金にものを言わせて手柄を横取りしていたのである。
 バーク部長が警察署へ戻ると、事態はおかしな展開を見せていた。というのも、フローレンスとハリーがそれぞれケイブルを殺したのは自分だと自首してきたのである。実は、ハリーはケイブルとフローレンスとの間にできた子供だった。しかし、自分が老人であることを認めたくないケイブルは、成長した我が子を認知することを拒み続けていたのである。二人がお互いを庇うためにウソを言っていることは明らかだった。しかし、その様子を見ていたバーク部長は、あることに気付く。つまり、嘘で塗り固められたケイブル・ロバーツの本当の素性を調べれば、事件解決に繋がるヒントが出てくるのではないかと。すると、意外な事実が浮かび上がるのだった…。
<解説>
 殺されたケイブル・ロバーツという人物は、明らかにアーネスト・ヘミングウェイをモデルにしたものと思われる。もちろん、ヘミングウェイは“偽物”などではなかったのだけど。金と名声のために家族や友人さえも踏み台にして己の虚像を作り上げた男ケイブル。そこには、アメリカン・ドリームという名の怪物が投影されているように感じる。監督は『サンセット77』や『ビーバーちゃん』などの人気ドラマを手掛けたジェフリー・ハイデン。フォア・スター・プロダクション製作のドラマを数多く手掛けたグウェン・バーニが脚本を、ジョージ・E・ディスカントが撮影監督を担当している。
 ケイブル・ロバーツの未亡人でバーク部長を翻弄する悪い女モナ役には、ハンフリー・ボガートと共演した『大いなる別れ』(47)で有名なクール・ビューティ、リサべス・スコット。男のようなダミ声が妙にセクシーだ。さらに、あの名作『マルタの鷹』(41)でボガートの相手役を演じた大女優メアリー・アスターがケイブルの前妻フローレンス役で登場。これはなかなか心憎いキャスティングと言えるだろう。
 さらに、ハリウッドの元祖お騒がせ女優ジャジャ・ガボールが、トンチンカンな英語を喋る外国人のメイド、アンナ役でコミカルな演技を披露。その他、『アラモ』(60)でアカデミー助演男優賞にノミネートされた個性派の名優チル・ウィルス、『燃えよドラゴン』(73)や『エルム街の悪夢』(85)でもお馴染みのジョン・サクソン、『奥さまは魔女』のアーサー叔父さん役や映画『バイ・バイ・バーディ』(63)で知られるポール・リンデが登場。また、ハワード・ホークス監督の『エル・ドラド』(67)でジョン・ウェインの相手役を演じた女優シャーリーン・ホルトが、バーク部長のガールフレンド役として顔を出している。

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リザベス・スコット

メアリー・アスター

ジョン・サクソン

ジャジャ・ガボール

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チル・ウィルス

ポール・リンデ

 

第4話 Who Killed Harris Crown ? (全米放送:1963年10月11日)

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有名プロモーターのハリス・クラウンが事故死した

事故を起こした車は妻エンジェルのものだった

エンジェルに疑惑の目が向けられるが…

<ストーリー>
 有名なレーシング・プロモーターのハリス・クラウンが、スポーツカーの運転中に崖から転落して死亡した。一見したところ単なる事故死かと思われたが、ティムは不審な点が見受けられると主張する。そもそも、ハリスは妻エンジェル(ジュリエット・プラウズ)が出演するチャリティー・ショーのリハーサルを見学し、その帰り道に事故を起こしていた。リハーサル会場の駐車場を確認したところ、オイル漏れが発見される。車に細工がされていた可能性があった。
 その妻エンジェルは、夫の訃報を聞かされても驚く様子はない。実は、彼女は元レーシング・ドライバーで、事故を起こしたスポーツカーは彼女のものだった。ハリスが事件の直前に女性服のブティックで高額な買い物をしていたことを知ったバーク部長は、その届け先を調べることにした。ブティックの女性マネージャー、シャーリー・ミルズ(ロラ・オールブライト)は、結婚適齢期をとうに過ぎて焦っている独身女性。ハンサムで魅力的なバーク部長が現れて色めき立つものの、彼が警察官と知ってガッカリする。彼女の父親も警察官で、母親は貧乏生活に大変な苦労をさせられたからだ。そんな彼女のリアクションをニヤニヤと観察しながら、バーク部長は高級ドレスの送り先を突き止める。
 ハリスがドレスをプレゼントした相手は、エセル・クロンケイト(ジョーン・ブロンデル)という中年の主婦。彼女はハリスの兄ルー(ドン・リックルズ)の妻だった。家族を顧みることのなかったハリスは、長年病気を患っていた父親の面倒も全て貧しい兄夫婦に任せきり。その代償として、エセルは金品を要求したのだった。
 さらに、ハリスがマー二・リー(バーバラ・イーデン)という女性のために高級アパートを借りていたことも判明する。マーニは新進の若手女優で、ハリスとマネージメント契約を交わしたばかりだった。そのマーニのアパートメントへ、チャリティー・ショーの演出を担当するリック・メイソン(ジーン・ネルソン)が現れる。二人は親しげな様子だったが、リックはマーニと会っていることを口外しないで欲しいとバーク部長に頼む。
 バーク部長はゴシップ・ライターのリリー・ベントリー(エヴァ・ガボール)に話を聞くことにした。すると、リックがブロードウェイへ進出する予定だということ、彼にはリッチなスポンサーがいることなどが判明する。そのスポンサーとは、大富豪の未亡人エレノア・アルブリックだった。リックは彼女のヒモだったのだ。だが、エレノアは彼の目的が自分の金だということ、彼がマーニと秘かに付き合っていることを承知済みだった。
 ハリスの殺される理由がなかなか見えてこない。また、事件の晩にハリスが妻の車を使用した理由も引っかかった。というのも、車を使うよう彼に言ったのはエンジェルだったからだ。そこで、バーク部長はエンジェルが飲んでいる処方薬を、秘かに鑑識へ回すことにした。すると、意外な事実が浮かび上がってくる。
<解説>
 芸能界の裏にうごめく野心と欲望を描いたエピソード。監督は第2話も手掛けたドン・ワイズが担当している。ワーナー・ブラザーズの元専属脚本家で、テレビ『スター・トレック/宇宙大作戦』(66〜69)の製作兼脚本でも有名なジョン・メレディス・ルーカスが脚本を執筆。チャールズ・バークが撮影監督を務めている。
 どこかミステリアスなハリスの妻エンジェル役を演じるのは、映画『GIブルース』(60)でプレスリーの相手役を演じて人気を得た女優ジュリエット・プラウズ。しかし、今回のゲストで圧倒的な存在感を示しているのは、なんといってもエセル役のジョーン・ブロンデルだろう。気風のいい姉御肌のグラマー女優として、30年代のミュージカル映画やギャング映画のヒロインとして活躍したトップ・スター。ディック・パウエルの元奥さんだ。当時は57歳ですっかり体型も崩れてしまっているが、喧嘩っ早くて口うるさい下町のオバちゃんを迫力たっぷりに演じて強烈なインパクトを残している。ワン・シーンだけの出演とはなんとも勿体ない。
 また、前エピソードでユーモラスなお色気を披露した女優ジャジャ・ガボールの妹エヴァ・ガボールが、ちょっとピントのずれたゴシップ・ライター役でユーモアを振りまいているのも見どころ。さらに、白馬の王子様を夢見る年増の乙女シャーリー役で、ドラマ『ピーター・ガン』のクールなクラブ歌手役でもお馴染みの美人女優ロラ・オールブライトが顔を出しているのも面白い。
 その他、カーク・ダグラスと共演した『チャンピオン』(49)など男性映画の強いヒロイン役で有名な名女優ルース・ローマン、人気ドラマ『かわいい魔女ジニー』(65〜70)で一世を風靡したバーバラ・イーデン、『二人でお茶を』(50)などミュージカル映画で活躍して映画監督へ転身したジーン・ネルソン、最近では『トイ・ストーリー』シリーズのMr.ポテトヘッド役の声優としても有名なコメディアンのドン・リックルズなどが出演している。

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ジュリエット・プラウズ

ロラ・オールブライト

エヴァ・ガボール

ルース・ローマン

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ジョーン・ブロンデル

バーバラ・イーデン

ジーン・ネルソン

ドン・リックルズ

 

第5話 Who Killed Julian Buck ? (全米放送:1963年10月18日)

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文豪ジュリアン・バックが死体で発見される

行方不明の新作は戦友チャーリーが保管していた

大学教授トーマスの素性に疑問を抱いたティム

<ストーリー>
 数多くのベストセラーを出版した著名な作家ジュリアン・バックの死体が発見された。死因は心臓発作。タイプライターの前でうつぶせになって倒れていた。ティムからの連絡で呼び出されたバーク部長だったが、犯罪の可能性が低いと知ってすぐに帰ってしまう。翌日、ジュリアンが専属契約を結ぶ出版社の代表ジェームズ・リトルフィールド(エド・べグリー)が、ロサンゼルス市警を訪れた。彼によると、ジュリアンは最新作を書き上げたばかりで、その原稿が見当たらないのだという。確かに、現場にはそれらしきものは見当たらなかった。さらに、詳しい検視の結果、ジュリアンが絞殺されていたと判明。殺人事件として捜査が始まった。
 改めて現場を検証したところ、部屋からは指紋一つ出てこなかった。一旦は自然死として処理されたため、メイドがきれいに掃除してしまったのだ。ただ、タイプライターの傍に2つのキャップが置いてあった。どうやら、タイプライター・デスクの脚にはめるキャップのようだ。だが、実際にキャップが外れているのは1ヶ所だけ。なぜ一つ余分に落ちていたのか?
 ジュリアンのプライベートは謎に包まれていた。若い頃にはパリで暮らし、相当なプレイボーイとして鳴らしていたことは有名だったが、最近ではほとんど人付き合いもなかったようだ。そこで、バーク部長はティムに命じ、ジュリアンの葬儀の様子を8ミリで撮影させた。その映像をチェックしていたバーク部長は、参列者の中に意外な女性を発見する。
 その女性とは、フランチェスカ・ベル・アミ(コリンヌ・カルヴェ)というフランス人。ジュリアンが殺された晩に、たまたま偶然知り合った女性だった。ジュリアンとは8年前にパリで知り合い、それ以来の友人だという。とりあえず、彼女のアリバイはバーク部長自身が証明できる。次に、彼はティムを連れて、片足の不自由な大学教授トーマス・モートン(カールハインツ・ベーム)を訪ねた。トーマスはジュリアンと直接面識はなかったものの、アメリカを代表する文学者に敬意を表して葬儀に参列したのだという。その時、ティムはトーマスの研究室に飾られた1枚の絵に気付く。フランスの有名な女流画家のものだ。大学教授の給料では到底手が出まい。疑問に感じたティムが訊ねたところ、その女流画家はトーマスの亡くなった母親だった。
 さらに、バーク部長とティムは元ボクサー、キット・コーリー(キーナン・ウィン)のボクシングジムを訪れる。キットはトレーナーとしてジュリアンのエクササイズを見ており、パリ時代からの付き合いがあった。このジムの一角にジュリアンの秘密の書斎が発見される。彼はここで新作の執筆を行っていたが、事件の直後に何者かが持ち去った。ジュリアンの元愛人マーガレット(リタ・モレノ)の証言によると、彼は女性に対する暴言などが極端だったようだ。
 やがて、ジュリアンの戦友チャーリー・ヒルズ(テリー=トーマス)の存在が浮かび上がる。実は、彼こそがジュリアンの新作の原稿を持ち去った人物だった。生前から、自分に何かあったら預かってくれと頼まれていたという。もともと自らの奔放な恋愛経験などを小説のネタにしてきたジュリアンだったが、この新作では戦時中のドイツで実際に起きた仲間の裏切り行為が描かれていた。その仲間とは、出版社代表リトルフィールドのことだった。
 疑惑の目はリトルフィールドに向けられた。しかし、確かに新作の内容を知った彼はジュリアンの殺害を企てたが、自宅へ訪ねた時には既に死んでいたのだという。そんな時、ティムはジュリアンの過去の作品で、パリで知り合った女流画家のことが描かれていたことを思い出す。その女流画家に足の不自由な子供がいたことも…。
<解説>
 ヘミングウェイやフィツジェラルドなど、かつてはパリを愛したアメリカの文豪も多かったことから、彼らをモデルにしてインスパイアされたエピソードなのだろう。監督はドン・ワイズ、脚本は第1話も手掛けたアルバート・ビーチ、撮影はチャールズ・バークが担当している。
 まず、バーク部長に近づく魅惑のファム・ファタール、フランチェスカ役として、50年代に“第2のリタ・ヘイワース”としてハリウッドで売り出されたフランス人女優コリンヌ・カルヴェ。『素晴らしきヒコーキ野郎』(65)や『モンテカルロ・ラリー』(69)で有名なイギリスの喜劇俳優テリー=トーマスが、ジュリアンの戦友チャーリー役でエキセントリックな演技を披露して印象に残る。
 さらに、『渇いた太陽』(62)でアカデミー助演男優賞を受賞した名優エド・べグリー(エド・べグリー・ジュニアの父親)、ハリウッド黄金期の名作には欠かせない個性派の名脇役キーナン・ウィン、『プリンセス・シシー』(55)シリーズや『血を吸うカメラ』(60)などで知られるオーストリアのトップ俳優カールハインツ・ベーム、『ウェストサイド物語』(61)でアカデミー助演女優賞を獲得したミュージカル女優リタ・モレノが登場。また、製作者のアーロン・スペリングがワン・カットのみ顔を見せているのも見逃せない。

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コリンヌ・カルヴェ

テリー=トーマス

カールハインツ・ベーム

リタ・モレノ

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キーナン・ウィン

エド・べグリー

 

第6話 Who Killed Alex Debbs ? (全米放送:1963年10月25日)

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出版界の寵児アレックス・デブスがパーティで刺殺される

目撃者は口裏合わせをされていた

たれ込みをしたイラストレーターのシドニーも殺される

<ストーリー>
 出版界の寵児アレックス・デブスが何者かによって殺害された。派手で奇抜なパーティを好んで開催した彼は、パーティの余興であるマジックの仕掛けの中で刺殺されていたのだ。デブスはセクシーな女性モデルを売りにする大人向けの男性誌を発行して巨大な帝国を築き、それらのモデルをウェイトレスとして揃えたナイトクラブは社交界の人気スポットだった。
 現場へ到着したバーク部長はデブスの右腕ラッシュウェル(ジョン・アイアランド)から事情を訊くものの、被害者が人に恨まれるようなことはないと通り一辺倒の返事しか返ってこない。現場に居合わせたモデルたちもラッシュウェルから口止めされているらしく、決まりきったような答えに終始していた。その中で、アンジェラ・パティソン(スージー・パーカー)だけは本当のところを口にする。デブスは女を食い物にする怪物だったと。
 デブスの自宅を捜索したところ、滅多に手に入らない女性用最高級タバコの吸い殻と、オランダ皇室御用達の高級ワインのボトルが発見される。アメリカ人の元モデルで、オランダ皇室へ嫁いだダイアナ王女(アーリン・ダール)の存在が浮上する。事件の直前まで、彼女はデブスと密会していた可能性が高かった。確かに、ダイアナ王女はアメリカへ一時帰国している。だが、相手は皇族ゆえ慎重にならねばならない。
 バーク部長はデブスの出資者で恩人でもある資産家女性デヴォラ・ケイト(ジャン・スターリング)から話を聞いたところ、彼の元妻を探すように助言される。プレイボーイの独身貴族で鳴らしていたデブスだったが、実は離婚歴があったのだ。バークが署へ戻ると、デブスのお抱え芸人コードウェイナー・バード(サミー・デイヴィス・ジュニア)なる男が犯行を自首してくる。だが、ただの売名行為のようだった。
 デブスの出版社を訪れたバーク部長は、イラストレーターのシドニー・ワイルド(バージェス・メレディス)と会う。彼は、デブスによって人生を滅茶苦茶にされた女性の話をして聞かせた。その女性とはアンジェラのことだった。その頃、バークの指示でアンジェラを尾行していたティムが、何者かに暴行される。
 デブスの自宅で金庫を発見したバーク部長は、たまたまそこへやって来た経理係の女性マキシーン(ダイアナ・ドース)に金庫を開けさせた。すると、その中からダイアナ王女のあられもない姿が映った写真フィルムが発見される。ダイアナ王女本人に確認したところ、それは彼女が無名モデルだったころ生活のために撮影したヌード写真で、そのネガをネタにデブスから脅迫されていたのだという。
 一方、シドニーから犯人が目の前にいるとの電話が入った。バーク部長らが出版社へ駆けつけるとシドニーは既に殺害されており、ラッシュウェルが行方をくらましていた…。
<解説>
 ご存知、雑誌『プレイボーイ』の発行人として有名なヒュー・ヘフナーをモデルにしたエピソード。華やかな夜の社交界の裏側を赤裸々に暴いたストーリーである。監督は前話に引き続いてドン・ワイズ。アイザック・アシモフと並ぶSF小説の大家ハーラン・エリスンが脚本を手掛けている。撮影は第1話及び第3話も手掛けたジョージ・E・ディスカント。
 そして、やはり第1話でも妖艶なファム・ファタールを演じたスージー・パーカーが、今回も事件の鍵を握る謎めいた美女アンジェラ役で登場。さらに、“イギリスのマリリン・モンロー”と呼ばれたセクシー女優ダイアナ・ドースが、デブスの秘密を知る経理係マキシーン役で濃厚なお色気を披露している。
 また、『地底探検』(59)などの映画でエレガントな美女を演じ、B級アクション俳優ロレンツォ・ラマスの母親としても知られる女優アーリン・ダールが、傲慢で鼻持ちならないダイアナ王女役を好演。あのサミー・デイヴィス・ジュニアがワン・シーンだけ登場し、オフビートな演技を披露するのも見逃せない。その他、『赤い河』(48)や『OK牧場の決斗』(57)など西部劇の悪役で鳴らした名優ジョン・アイアランド、『紅の翼』(54)でアカデミー助演女優賞にノミネートされた名女優ジャン・スターリング、『ロッキー』シリーズのコーチ役でもお馴染みのバージェス・メレディスが顔を出している。

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スージー・パーカー

ジョン・アイアランド

バージェス・メレディス

ダイアナ・ドース

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アーリン・ダール

ジャン・スターリング

サミー・デイヴィス・ジュニア

 

第7話 Who Killed Sweet Betsy ? (全米放送:1963年11月1日)

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資産家女性ベッツィーが毒殺される

リチャーズ姉妹は四つ子だった

帰宅したメレディスが銃撃される

<ストーリー>
 裕福な資産家の女性ベッツィー・リチャーズ(キャロリン・ジョーンズ)が毒殺された。酒癖の悪かった彼女だが、愛人と密会中に飲んだマティーニに毒薬が混ぜられていたのだ。その場に居合わせた愛人ギル・ハリス(ジョン・エリックソン)に疑惑の目が向けられるものの、彼が毒を混ぜてベッツィーを殺害したと証明するに足りる理由も証拠もなかった。
 ベッツィーは“有名なリチャーズ姉妹”の一人だという。リチャーズ家を訪問したバーク部長は、その“有名”な理由を理解した。なんと、姉妹は一卵性の四つ子だったのだ。大人しくて優しいメレディス(キャロリン・ジョーンズ)は、姉妹でただ一人仲の良かったベッツィーの死を知らされて涙する。派手好きで気位の高いオリヴィア(キャロリン・ジョーンズ)は、ぶざまな死に方だと高笑いしていた。そして、盆栽に夢中のジェーン(キャロリン・ジョーンズ)は、ベッツィーの死そのものに関心が全くない様子だ。
 バーク部長とティムは、まずオリヴィアの男性遍歴や過去に注目した。彼女の最初の夫は拳銃自殺を遂げているが、その状況には謎や疑問が多かった。さらに、現在の夫マニング(リチャード・カールソン)は極度のアルコール中毒で、健康状態が思わしくない。そもそも、姉妹の両親が亡くなった交通事故にも不審な点が見受けられた。そして、ベッツィーの愛人だったギル・ハリスはオリヴィアの愛人でもあり、オリヴィアはマニングと離婚して彼と再婚するつもりだったという。
 だが、ギルとオリヴィアの仲を取り持ったのは意外にも夫のマニングだった。オリヴィアから愛されていないことに悩んだ彼は、若くてハンサムなギルを紹介することで夫婦関係を維持しようと考えていたのだ。裕福な家庭の歪んだ家族関係に驚きを隠せないバーク部長。そんな折、犯罪心理学者のアラン・スタイナー教授(マイケル・ワイルディング)が、メレディスに気を付けた方がいいとバーク部長へ警告する。メレディスは彼の教え子の一人なのだが、精神的に不安定で危険な状態にあるのだという。だが、バーク部長はスタイナー教授がメレディスに横恋慕しており、振り向いてもらえないことを逆恨みして中傷していることを見抜く。
 姉妹の財産は大叔母に当たるハリエット・リチャーズ(グラディス・ジョージ)が管理していた。半身不随で病気がちなハリエット叔母さんだったが、どうも何かを隠している様子だ。バーク部長はオリヴィア、ティムはジェーン、そしてハート刑事はハリエット叔母さんの傍について、事件の謎を解く鍵が出てこないかと模索していた。
 そんな時、車で帰宅したメレディスが銃撃された。間一髪で弾が外れたため、メレディスは無事だったが、現場近くに仕掛けられた拳銃はジェーンのものだった。さらにハリエット叔母さんの様態が急変。医者を呼んで治療が施されたものの、ハリエット叔母さんは謎めいた言葉を残して息を引き取った。その直前に姉妹の様子を観察していたバーク部長は、ベッツィー殺しの犯人を突き止めるためにハリエット叔母さんの死を伏せることにする…。
<解説>
 金と暇を持て余した大富豪一族の、退廃的な裏の素顔を暴き出していくエピソード。第1話を手掛けたタイ・アヴァーバックが監督を務め、ジーン・ネグレスコ監督の『大都会の女たち』(59)や『すてきなジェシカ』(62)などの女性映画で知られる有名な女流脚本家エディス・R・ソマーズが脚本を担当。ジョージ・E・ディスカントが再び撮影監督を任されている。
 一人四役を見事に演じ分けているのは、『独身者のパーティ』(57)でアカデミー助演女優賞にノミネートされ、大ヒットドラマ『アダムスのお化け一家』(64〜66)のモーティシア役でも有名な個性派美女キャロリン・ジョーンズ。さらに、『情熱への反抗』(36)でアカデミー主演女優賞候補となり、『マルタの鷹』(41)などのフィルムノワールでも活躍した名女優グラディス・ジョージが、ハリエット叔母さん役でさすがの存在感を発揮している。
 さらに、50年代にSF映画のヒーローとして活躍したリチャード・カールソン、エリザベス・テイラーの2人目のダンナさんとしても有名なイギリスのインテリ二枚目俳優マイケル・ワイルディングが、それぞれのイメージを覆すような意外な役柄で登場。また、本作のスピンオフ番組『ハニーにおまかせ』(65〜66)でも知られる二枚目俳優ジョン・エリックソンが顔を出しているのも興味深い。

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キャロリン・ジョーンズ(ベッツィー役)

キャロリン・ジョーンズ(メレディス役)

キャロリン・ジョーンズ(オリヴィア役)

キャロリン・ジョーンズ(ジェーン役)

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グラディス・ジョージ

リチャード・カールソン

ジョン・エリックソン

マイケル・ワイルディング

 

第8話 Who Killed Billy Joe ? (全米放送:1963年11月8日)

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アイドル歌手のビリー・ジョーが射殺された

ビリー・ジョーの愛人コール夫人も殺害される

マネージャーであるリンの横領が発覚したものの…

<ストーリー>
 人気絶頂のティーン・アイドル歌手ビリー・ジョーが、パーティ会場で何者かに射殺された。犯人は大胆にも現場に凶器のライフル銃を置き去りにしていたが、指紋などは一切検出されなかった。バーク部長は、ビリー・ジョーの敏腕女性マネージャー、リン・デクスター(アイダ・ルピノ)から事情聴取する。南部の農場で働くちょっと歌の上手い田舎者ビリー・ジョーを、全米のスーパー・アイドルへと育て上げたリン。ビリー・ジョーの替わりなど全米各地にゴロゴロしている、イメージ戦略とプロモーション次第でスターなど幾らでも作り出すことが出来ると豪語する彼女は、そもそもビリー・ジョーを殺したって何の得にもならないと言ってのけるのだった。
 次に、ビリー・ジョーと不仲が噂されるエージェントのルー・コール(ハワード・ダフ)に疑惑の目が向けられる。だが、それは仕事の上で対立するリンが吹聴した悪質なデマだった。だが、そのコールの夫人リサ(ラレイン・デイ)から事情を訊いたバーク部長は、彼女がビリー・ジョーと愛人関係にあったことを見抜く。さらに、古くからの友人であるトランぺッター、リップ・ファーリー(フィル・ハリス)に話を聞いたところ、音楽業界でのビリー・ジョーの評判は芳しくなかった。
 その晩、リサから呼び出しを受けたバーク部長とティムがコール夫妻の自宅へ行くと、リサが何者かによって殺害されていた。さらに、リンがビリー・ジョーの金を横領していたことも発覚。だが、殺人事件に直接結びつくような証拠はなかなか挙がらなかった。
 次に、バーク部長たちはマーカス・デグルーテ(シーザー・ロメロ)という占い師のもとを訪れる。実は、ビリー・ジョーは占いや迷信を本気で信じており、私生活の行動などにおいて、すっかりマーカスの言いなりだった。つまり、マーカスによってビリー・ジョーは格好の金づるだったのである。さらに、ビリー・ジョーの従兄弟チャーリー・ヴォーン(ニック・アダムス)の存在も浮上する。彼も音楽の道を志していたが才能やチャンスに恵まれず、ビリー・ジョーの音源を盗んで海賊盤レコードを製造し、その売り上げで派手な生活を送っていた。
 そうした中、バーク部長は場末の劇場で踊り子をしているビリー・ジョーの妹ボニー・ベル(ティナ・ルイーズ)と接触。彼女の証言から、ビリー・ジョーが義理の父親と険悪な仲だったことを知る。実は、彼の葬式で一人だけ薄ら笑いを浮かべている老人がいた。その老人こそ、義理の父親ジェスロ(トム・タリー)だったのだ。狂信的なクリスチャンであるジェスロは貧しさゆえに酒に溺れ、ビリー・ジョーの死は神の与えた天罰だとわめき散らす。その身勝手な言葉に、普段は冷静なバーク部長も怒りを露わにした。その時、彼はジェスロが手にしている酒のボトルを目にし、ある重大なことに気が付いた…。
<解説>
 若い才能を大人たちが寄ってたかって食い物にする芸能界の裏側と、生活格差による現代社会の歪んだ人間関係を浮き彫りにした秀逸なエピソード。監督は前エピソードに引き続いてタイ・アヴァーバックが担当。『ピーター・ガン』や『モッズ特捜隊』(68〜73)などの人気ドラマでも知られるトニー・バレットが脚本を、ジョージ・E・ディスカントが撮影監督を手掛けている。
 鬼のように冷酷な凄腕芸能マネージャー、リン・デクスター役で異彩を放つのは、30〜40年代のハリウッドを代表するトップ女優の一人で、本シリーズを製作したフォア・スターズ・プロダクションの創設者の一人でもあるアイダ・ルピノ。そして、若い頃はラテン系のタフガイ俳優として人気を集め、年を取ってからはテレビ『バットマン』(66〜68)のジョーカー役でも親しまれたトップ・スター、シーザー・ロメロが、怪しげな占い師マーカス役を演じている。
 また、フィルムノワールやギャング映画のタフガイ・スターとして活躍し、晩年は『クレイマー・クレイマー』(79)の弁護士や『追いつめられて』(87)の上院議員役でも印象を残した名優ハワード・ダフがエージェントのコール氏役、ヒッチコックの『海外特派員』(40)でヒロインを演じた女優ラレイン・デイがコール夫人役として登場。
 そのほか、60年代に歌手兼セクシー女優として人気を集めたティナ・ルイーズ、名作『ケイン号の叛乱』(54)の船長ケイン役でアカデミー助演男優賞にノミネートされた名優トム・タリー、ジャズ歌手及びバンド・リーダーとしても有名なフィル・ハリス、『怪獣大戦争』(65)など日本の特撮映画にも主演した俳優ニック・アダムスが出演。また、アイダ・ルピノと並んでフォア・スターズ・プロダクションの創設者の一人でもある大スター、デヴィッド・ニーヴンがカメオ出演しており、コミカルな演技を披露している。

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アイダ・ルピノ

シーザー・ロメロ

ラレイン・デイ

ティナ・ルイーズ

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トム・タリー

ハワード・ダフ

フィル・ハリス

ニック・アダムス

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デヴィッド・ニーヴン

 

〜第9話以降は近日アップ予定!

 

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