アンディ・ウィリアムス Andy Williams
ソフトにロックするラウンジ・ミュージックの帝王

 

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 フランク・シナトラやトニー・ベネットと並び、アメリカを代表する男性ポップス・シンガー、アンディ・ウィリアムス。『ムーン・リバー』や『酒とバラの日々』などは、日本のリスナーも昔から馴染み深いだろう。甘い歌声で映画主題歌やヒット曲のカバーを歌う典型的なクルーナーだ。
 それだけに、年配のオジサンやオバサン向けの保守的なイージー・リスニングというイメージがどうしてもつきまとう。ボク自身もある時期まではそう思っていたのだが、67年の大ヒット曲『恋はリズムにのせて(Musics To Watch Girls By)』を初めて聴いて以来、すっかり彼に対する見方が変わってしまった。とにかく、お洒落でカッコいいのである。
 特に、60年代半ば以降のアンディ・ウィリアムス作品は抜群にセンスが良い。基本路線はイージー・リスニングに違いないのだが、ボサノバやロック、リズム&ブルースなどの要素も積極的に取り入れ、お洒落なソフト・ロックとして立派に成立している。さすが、クロディーヌ・ロンジェのダンナだっただけあるわ、と妙に納得させられたりするのだ(笑)
 もちろん、繊細で表現力の豊かなアンディのボーカルも素晴らしい。『恋の面影(The Look of Love)』や『青春の光と影(Both Sides Now)』といった女性の歌を、これだけ違和感なく自然に歌うことの出来る男性ボーカリストというのもなかなかいないと思う。なおかつ、とてもスタイリッシュで洗練された歌声。控えめで個性を出しすぎない、というのも時代に色あせない彼独特の魅力かもしれない。
 先述した『恋はリズムにのせて』以外にも、『シェルブールの雨傘(I Will Wait For You)』やギルバート・オサリヴァンの『アローン・アゲイン(Alone Again)』、ペチュラ・クラークも歌っていた『ハッピー・ハート(Happy Heart)』なども、ソフト・ロック・ファンにはたまらない仕上がり。ボクのように、いわゆるアンディ・ウィリアムス世代ではないリスナーにこそ聴いてもらいたい。

 アンディは1927年12月3日、アイオワ州はウォール・レイクの生まれ。幼い頃から家族揃って教会の聖歌隊として歌っていたという。その後、3人の兄と共にウィリアム・ブラザーズというコーラス・グループを結成して活動。戦後は有名な女性エンターテイナー、ケイ・トンプソンと組んで全米やヨーロッパを巡業するようになった。
 その後グループは解散し、アンディひとりだけがソロ・シンガーとしての活動を決意。ニューヨークへ渡りオーディションを受け、当時の人気テレビ番組“Steve Allen Show”にレギュラー出演を果たした。さらに、ケイデンス・レコードと契約をして、レコード・デビューも実現。テレビ番組との相乗効果もあり、たちまち人気スターとしてヒットを飛ばすようになった。
 61年にはコロムビア・
レコードへと移籍し、出すアルバムはことごとく大ヒットを記録。これまでに獲得したプラチナム・ディスク(100万枚)の数は3枚、ゴールド・ディスク(50万枚)に至っては実に18枚にものぼる。さらに、62年からスタートした自らのテレビ番組『アンディ・ウィリアムス・ショー』も人気を呼び、1971年まで9年間も放送されるというロングランを記録。文字通りアメリカの国民的なスーパー・スターとなった。
 しかし、70年代半ば頃から人気も急落。アルバムのセールスも伸び悩むようになった。76年には新しいテレビ番組も企画されたが、放送は1年間で終了。その後はコンサートを中心に活動を続けた。92年にはミズーリ州に2000人以上の観客を収容できる豪華な劇場ムーン・リバー・シアターを開業。現在もこの劇場を拠点として、精力的にコンサート活動を行っているようだ。もちろん、来日ツアーもこれまでに6回実現しており、最近では2006年に東京国際フォーラムでコンサートを行っている。
 一方、99年にはイギリスでテレビCMに起用されたことから、『恋はリズムにのせて』が全英9位にランクされるという大ヒットを記録。当時の世界的なラウンジ・ミュージック・ブームと相まって、一躍アンディは“ラウンジの帝王”として再注目されるようになった。07年にはクリスマス・ソングの定番『一年で一番素敵な時(It's The Most Wonderful Time Of The Year)』が同じくCMに起用され、全英チャートで最高21位をマークしている。
 ちなみに、アンディとクロディーヌのエピソードなどについては、こちらをご参照のこと。

 

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Dear Heart (1965) / The Shadow Of Your Smile (1966)

Born Free (1967) / Love, Andy (1967)

(P)1999 Collectables Records/Sony Music (USA) (P)1999 Collectables Records/Sony Music (USA)
Dear Heart
1,Red Roses For A Blue Lady
2,It Had To Be You
3,I Can't Stop Loving You
4,Till
5,I'm All Smiles
6,Who Can I Turn To (When Nobody Needs Me)
7,You're Nobody 'Til Somebody Loves You
8,Emily
9,Almost There
10,My Carousel
11,Everybody Loves Somebody
12,Dear Heart
The Shadow of Your Smile
13,The Shadow of Your Smile
14,That Old Feeling
15,Meditation
16,Try To Remember
17,Michelle
18,Somewhere
19,The Summer Of Our Love
20,Peg O' My Heart
21,How Insensitive
22,Yesterday
23,Bye Bye Blues
24,A Taste Of Honey
Born Free
1,Born Free
2,Somewhere, My Love (Lara's Theme)
3,Spanish Eyes
4,Strangers In The Night
5,Sherry!
6,Music To Watch Girls By ビデオ
7,I Want To Be Free
8,Alfie
9,Then You Can Tell Me Goodbye
10,Sunny
11,I Will Wait For You
12,You Are Where Everything Is
Love, Andy
13,Somethin' Stupid
14,Watch What Happens
15,The Look Of Love ビデオ
16,What Now My Love
17,Can't Take My Eyes Off You ビデオ
18,Kisses Sweeter Than Wine
19,Holly
20,When I Look In Your Eyes
21,The More I See You
22,There Will Never Be Another You
23,God Only Knows
 この頃のアンディは、まだ『ムーン・リバー』の時代を引きずっているという印象ですね。レイ・チャールズの名曲#3やディーン・マーティンの大ヒット曲#11、エンジェルズの中堅ヒット#4など、当時の有名曲を素直にカバーしたオーソドックスなボーカル・アルバム。これといって印象に残るものはないけど、BGMとしてサラリと流すには最適といった感じ。いずれにせよ、個人的にはあんまり好みな音ではないかも。  アントニオ・カルロス・ジョビンの#15や#21、ビートルズの#17や#22をカバーしていることからも分かるように、ボサノバやロックの要素を盛り込んだ、お洒落で洗練された大人のイージー・リスニング・アルバム。ミュージカル・ソングとして有名な#16や#18も、センスの良いオーケストラ・アレンジが素晴らしい仕上がりです。ただ、映画『いそしぎ』のテーマ#13は、ちょっと大袈裟過ぎるようにも感じますが(^^;  いやあ、まさにアレンジの妙技で聴かせる小粋でお洒落なアルバム。南欧の民謡風に仕上げた“ララのテーマ(『ドクトル・ジバゴ』)#2なんか最高にいかしてます。気だるいボサノバにアレンジされたボビー・ヘブの名曲#10や、華麗なストリングスと程よいジャズのリズム、そしてアンディのソフトな歌声が絶妙に絡み合った『シェルブールの雨傘』#11も鳥肌ものの出来栄え。もちろん、大ヒット曲#6も超グルーヴィー!  フランク・シナトラと娘ナンシーのデュエットで有名な#13で幕を開ける1枚。これまた、カクテル・タイムにピッタリなお洒落で洗練されたアルバムです。ダスティ・スプリングフィールドの歌で知られる#15や、フランキー・ヴァリの大ヒット曲#17も秀逸な仕上がり。ジルベール・ベコーのシャンソンをリズム&ブルース風にアレンジした#16なんか最高ですね。そして、クロディーヌもカバーしてた#20の美しさといったら!

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Honey (1968) / Happy Heart (1969)

Raindrops Keep Fallin' On My Head (1969)
/ Get Together with Andy Williams (1969
)

(P)1998 Collectables Records/Sony Music (P)2002 Collectables Records/Sony Music (USA)
Honey
1,The Impossible Dream (The Quest)
2,This Is My Song
3,By The Time I Get To Phoenix
4,Theme from "Valley Of The Dolls"
5,Scarborough Fair/Canticle
6,Love Is Blue (L'Amour est bleu)
7,Honey (I Miss You)
8,Windy
9,Our Last Goodbye
10,Spooky
11,Up, Up And Away ビデオ
Happy Heart
12,For Once In My Life
13,Where's The Playground Susie?
14,My Way
15,Wichita Lineman
16,Happy Heart
17,Gentle On My Mind
18,Didn't We
19,Memories
20,Little Green Apples
21,Here, There And Everywhere
22,Abraham, Martin And John
Raindrops Keep Fallin' On My Head
1,Long Time Blues
2,It's Over
3,Sweet Memories
4,Raindrops Keep Fallin' On My Head
5,Bridge Over Troubled Water
6,Little Boy/If Wishes Were Horses
7,Today Medley
8,Reason To Believe
9,Simple Thing As Love
10,Both Sides Now
Get Together With Andy Williams
11,My Cherie Amour
12,You Are
13,Yesterday When I Was Young
14,Love Theme from Romeo and Juliet
15,Quentin's Theme (Shadow of the Night)
16,Good Morning Starshine
17,Sweet Caroline
18,Get Together
19,More Today Than Yesterday
20,Put A Little Love In Your Heart
21,Aquarius/Let The Sun Shine In

  いや、ヤバイ(笑)何がヤバイって、アンディの歌う『恋はみずいろ』#6ですよ。そっか、こんなアレンジもあったのね!という、まさに目からウロコ状態。まるでバロック時代のラブ・バラードのような仕上がりで、それがまた60年代末という時代の空気をしっかりと捉えているんですよ。これまでに聴いたあらゆるバージョンの中でも最高峰の出来栄え。傑作です。アソシエーションの名曲#8やクラシックスWの#10など、全体的にソフト・ロック色が強いのも魅力です。

 のっけから、スティーヴィー・ワンダーをカバーした超グルーヴィーなR&Bナンバー#12で強烈パンチ。アンディがトム・ジョーンズばりにシャウトしとります。いや〜、カッコいい!時代なんでしょうか、全体的にジミー・ウェッブの作品が多いというのも、ソフト・ロック・ファンには嬉しいところ。シナトラの代表作としてあまりにも有名な#14も、爽やかなフォーク・バラード風に仕上がっているのが好感触。ペチュラ・クラークと競作となった#16も素敵です。  全体的にカントリー&フォーク色の強いアルバム。イチオシはやはりタイトル曲にもなっている#4でしょう。B・J・トーマスのバージョンとは一味違った、イージーなソフト・ロック・タッチがとてもお洒落で、女性コーラスのスキャットもかなりイカしてます。当時注目されていたブルーグラス系のシンガー・ソングライター、ジョン・ハートフォードをカバーした#9も爽やかで美しいし、ジョニ・ミッチェルの名曲#10も素晴らしいアレンジ。とても瑞々しい作品に仕上がってます。  ただでさえ大好きなスティーヴィー・ワンダーの名曲#1が、アンディお得意のスウィートでイージーなソフト・ロックに!これだけでも聴く価値は十分ある1枚でしょう。さらにさらに、死ぬほど大好きなシャルル・アズナヴールの大傑作#13までカバーしてるんですから。もうおしっこチビってしまいそうなくらいに(笑)最高の選曲。A&Mサウンドにも勝るとも劣らない洒落たアレンジの数々も素晴らしいです。ソフト・ロック・ファンは是が非でも聴くべし!

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Alone Again (Naturally) (1972) / Solitaire (1973)

Andy (1976)

I Don't Remember Ever Growing Up (2006)

(P)2002 Collectables Records/Sony Music (USA) (P)2002 Collectables/Sony (USA) (P)2006 Demon Music Group (UK)
Alone Again (Naturally)
1,Pieces of April
2,Day By Day
3,Where Is The Love
4,If I Could Go Back
5,I Need You ビデオ
6,Alone Again (Naturally)
7,The First Time Ever (I Saw Your Face)
8,Song Sung Blue
9,Home Lovin' Man ビデオ
10,The Long And Winding Road
11,Amazing Grace
Solitaire
12,Solitaire ビデオ
13,Make It Easy For Me
14,You Are The Sunshine Of My Life
15,Getting Over You
16,Remember
17,That Is All
18,Walk Right Back
19,Last Tango In Paris
20,My Love
21,The Dreamer
1,Yellow Beach Umbrella
2,Sailin'
3,Thank You, Baby
4,Since I Fell For You
5,My Lonely Room
6,Put Your Blues To Bed
7,If You Ever Believed
8,Groovin'
9,Tryin' To Forget I Loved You
10,The Poem
bonus tracks
11,Love Said Goodbye
12,One More Time
13,Tell It Like It Is
14,Goin' Through The Motions
15,Are You There? (Theme from "King Kong")
16,Are You There? (Disco Version)
17,Jason
18,I'll Never Love Anyone Anymore
1,She's The One
2,Have You Ever Really Loved A Woman
3,Every Breath You Take
4,Have I Told You Lately
5,I Don't Want To Talk About It
6,I'll Never Break Your Heart
7,Desperado
8,One Sweet Day
9,Breaking Up Is Hard To Do
10,The Shadow Of Your Smile (with Chris Botti)
11,Just To See Her
12,Lady In Red
13,I Don't Remember Ever Growing Up

produced by Andy Williams
 スリー・ドッグ・ナイトの中堅ヒット#1やアメリカの名曲#5、そしてタイトル・ソングにもなっているギルバート・オサリヴァンの#6など、全体的にフォーク・ロック的なアプローチの強い作品。でもご安心あれ、そこは天下のアンディ・ウィリアムスのこと。彼一流のソフトでロマンティックなサウンドとスウィート&ジェントルなボーカルは健在です。70年代の甘酸っぱい雰囲気が全編に漂っていて、なんだかとてもセンチメンタルな気分にさせてくれるアルバム。やっぱアンディ最高!  こちらも70年代のフォーク・ロックをベースにしつつ、アンディらしいロマンティックなサウンドを聴かせてくれる素晴らしいアルバム。カーペンターズもカバーしたニール・セダカの名曲#12なんて、まるで彼のためにあるような作品ですもんね。スティーヴィー・ワンダーの名曲#14まで、爽やかで美しいフォーク・バラードに。一番気になっていたのは#19の『ラスト・タンゴ・イン・パリ』なんですが、これがまたムーディーで美しいソフト・ロック・バラードに仕上がっていて驚かされました。  当時新たなTVショーの放送を始めたばかりのアンディが、番組のプロモーションも兼ねてリリースしたアルバム。マイナーな楽曲ばかりで構成されているのが珍しいですね。個人的には、キム・カーンズの隠れた名曲#2をカバーしているのが嬉しいです。キム自身がボーカル・アレンジとバック・コーラスも担当してます。ボーナス・トラックには、コロムビア時代末期にリリースしたシングルを収録。#16がとても真面目にディスコ・ファンクしているのは意外でした。ひとまず、熱心なファン向けの1枚。  今のところアンディの最新作に当たるのがこれ。レコーディング当時78歳とはとても思えない、伸びやかで力強いボーカルには驚かされます。ポリスの名曲#3やヴァン・モリソンの#4、イーグルスの#7、マライア・キャリーの#8、ニール・セダカの#9、かつて66年にもレコーディングしたことのある#10など、ベタ過ぎない選曲のセンスも悪くありません。70年代のナッシュビル・サウンド辺りを思わせる、ノスタルジックで渋いカントリー・ロック・スタイルのアレンジも良く、じっくりと腰を落ち着けて聴きたい1枚。

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In The Lounge With...

The Best Of 70s

(P)1998 Sony Music/Columbia (UK) (P)2003 Sony Music/Columbia (UK)
1,Music To Watch Girls By ビデオ
2,Can't Take My Eyes Off You
3,Windy
4,Up, Up And Away
5,Wives & Lovers
6,The Look Of Love
7,Spooky
8,Kisses Sweeter Tha Wine
9,Pretty Butterfly
10,What Now My Love
11,The Face I Love
12,So Nice
13,Quiet Night Of Quiet Stars
14,How Insensitive
15,Smoethin' Stupid
16,It's A Most Unusual Day
17,You Are My Sunshine
18,Almost There
19,It's So Easy
20,Sunny
21,More Today Than Yesterday
22,Happy Heart
23,Can't Get Used To Losing You
1,Can't Help Falling In Love
2,It's So Easy
3,I Think I Love You
4,Candida
5,For Once In My Life
6,Here Comes That Rainy Day Feeling Again
7,You Are
8,It's Too Late
9,Never Can Say Goodbye
10,Rose Garden
11,Spanish Harlem
12,If You Could Read My Mind
13,Wichita Lineman
14,Five And Rain
15,Sweet Caroline
16,My Cherie Amor
17,Aquarius/Let The Sun Shine In
18,We've Only Just Begun
19,The Long To Be Close To You
20,(Where Do I Begin?) Love Story ビデオ
21,Love Theme from "The Godfather" ビデオ
22,Solitaire
 90年代末に世界のクラブ・シーンを席巻したネオ・ラウンジ・ブーム。その最中にリリースされたのが、このコンピレーションです。単にヒット曲を集めただけのベスト盤ではなく、お洒落でダンサンブルなラウンジ・ミュージックというコンセプトのもとに選曲されているのが特徴。60年代のヒップでグルーヴィーなアンディを存分に堪能できる1枚です。  こちらも、当時の世界的なソフト・ロック・ブームを意識して企画されたコンピレーション盤。イギリスのソニーは、こうしたサブカル的ムーブメントに乗っかるのが本当に上手いですね。選曲も見事にツボを心得ています。これぞソフト・ロックの王道!とも言うべき、爽やかで躍動感溢れるポップ・ナンバーのオンパレード。オススメです。

LOVE_STORY.JPG

Love Story (Where Do I Begin?) (Disco Version) (1979)

(P)1979 Columbia/CBS (USA)
side 1
Long Version 9:45 ビデオ
Short Version 7:25 ビデオ

produced by Bob Etsy
 71年に大ヒットさせたシングル『ある愛の詩』をディスコ・バージョンとしてリメイクした作品。当時はネコも杓子もディスコ・ディスコでしたからね〜。これはファン垂涎とも言える、幻のオリジナル12インチ・シングルです。プロデュースはドナ・サマーやウェザー・ガールズで有名なボブ・エッツィー。ストリングスの高揚感やスケールの大きさは『ラスト・ダンス』に匹敵しますね。ちなみに、アンディのボーカルは録り直しです。10分近くにも及ぶ、豪華絢爛たる煌びやかなディスコ・サウンド。お腹いっぱいになるくらいのゴージャス感です(笑)

 

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