アバ オリジナル・アルバム レビュー (1)

リング・リング
Ring Ring (1973)

 

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オリジナル盤ジャケット

CD初期盤ジャケット

CDリマスター盤ジャケット

曲目リスト

オリジナル・スウェーデン盤

インターナショナル盤

リマスター盤(2001年)

リマスター盤(2005年)

Side 1
1,Ring, Ring(Bara du skig en signal)
2,Another Town, Another Train
3,Disillusion
4,People Need Love
5,I Saw It In The Mirror
6,Nina Pretty Ballerina
Side 2
1,Love Isn't Easy (But It Sure Is Hard Enough)
2,Me And Bobby And Bobby's Brother
3,He Is Your Brother
4,Ring, Ring (Engelsk Version)
5,I Am Just A Girl
6,Rock'n Roll Band
1,Ring Ring
2,Another Town, Another Train
3,Disillusion
4,People Need Love
5,I Saw It In The Mirror
6,Nina, Pretty Ballerina
7,Love Isn't Easy (But It Sure Is Hard Enough)
8,Me And Bobby And Bobby's Brother
9,He Is Your Brother
10,She's My Kind Of Girl
11,I Am Just A Girl
12,Rock'n Roll Band
1,Ring Ring
2,Another Town, Another Train
3,Disillusion
4,People Need Love
5,I Saw It In The Mirror
6,Nina, Pretty Ballerina
7,Love Isn't Easy (But It Sure Is Hard Enough)
8,Me And Bobby And Bobby's Brother
9,He Is Your Brother
10,She's My Kind Of Girl
11,I Am Just A Girl
12,Rock'n Roll Band
bonus tracks
13,Merry-Go-Round
14,Santa Rosa
15,Ring, Ring (In Swedish)
1,Ring Ring
2,Another Town, Another Train
3,Disillusion
4,People Need Love
5,I Saw It In The Mirror
6,Nina, Pretty Ballerina
7,Love Isn't Easy (But It Sure Is Hard Enough)
8,Me And Bobby And Bobby's Brother
9,He Is Your Brother
10,She's My Kind Of Girl
11,I Am Just A Girl
12,Rock'n Roll Band
bonus tracks
13,Ring, Ring (Bara du skig en signal)
14,Ah, vilka tider
15,Merry-Go-Round
16,Santa Rosa
17,Ring Ring (Spanish Version)
18,Wer Im Wartesaal Der Liebe Steht
19,Ring Ring (German Version)
※Side 1の#1はスウェーデン語バージョン。 ※#10はビヨルン&ベニーの作品。
※スウェーデン以外でリリースされたレコード及び、初期CDバージョンは全てこの曲目。

※2005年発売のボックス・セットにのみ収録。
※#18は“Another Town, Another Train”のドイツ語バージョン

 

 

 アバの記念すべきファースト・アルバム。しかし、オリジナル盤のジャケットを見てオヤッ?と思う人もいるかもしれない。そう、アーティスト名がアバではないのだ。アバのメンバーが、それぞれスウェーデンで名を知られた人気アーティストであったことは、これまでのコラムでも再三述べてきたと思うが、このアルバムはあくまでも彼らのサイド・プロジェクトの一環としてリリースされたものだった。つまり、当時はアバというグループは存在しなかったわけだ。
 このアルバムの歴史は1972年の春にまで遡ることが出来る。ビヨルンとアグネッタは71年に正式に結婚しており、ベニーとフリーダも既に内縁の関係にあった。ビヨルン&ベニーのプロジェクトにアグネッタとフリーダがバック・コーラスで参加したり、アグネッタのソロ・アルバムをビヨルンがプロデュース、またはフリーダのソロ・シングルをベニーがプロデュースするなど、お互いに様々な場面でコラボレーションを組んでいた。
 マヨルカ島でバカンスを過ごした彼らは、あくまでも実験として4人が共同で一つのプロジェクトに取り組む事を決め、1972年の3月に最初のレコーディングが行われた。それが、シングル“People Need Love”である。6月にリリースされた“People Need Love”はヒット・チャートで17位をマーク。当時のスウェーデンのヒット・チャートはシングルとアルバムのセールスを混合していたので、数字としてはまずまずの成績だった。
 このヒットを受けて、同年の11月には2枚目のシングル“He Is Your Brother”をリリース。こちらはラジオ・チャートで1位を記録する大ヒットとなった。
 当時、既に世界マーケットへの進出を視野に入れていたビヨルンとベニーにとって、アグネッタとフリーダのボーカルは重要な武器だった。ボーカリストとしては決して才能に恵まれているわけではない彼らにとって、卓越した歌唱力を持つアグネッタとフリーダは必要不可欠な存在だったと言えるだろう。しかも、お互いに最も身近な存在の女性であり、公私にわたる心強いパートナーでもあった。
 この2枚のシングルの成功で自信をつけたビヨルンとベニーは、1973年ユーロビジョン・ソング・コンテストのスウェーデン代表候補曲として“Ring Ring”を書き下ろした。フィル・スペクターのウォール・オブ・サウンドを手本にしたキャッチーなポップ・ナンバーで、国内予選での一般客からの反応は非常に良かったものの、従来のユーロビジョン作品の路線からは外れていたこともあり、結果的には3位で予選落ちしてしまった。
 ところが、この“Ring Ring”はユーロビジョン出場曲に選ばれなかったにも関わらず、スウェーデン国内では驚異的な大ヒットを記録する。当時のヒット・チャートで、スウェーデン語バージョンが1位、英語バージョンが2位、そしてアルバム“Ring Ring”が3位と、上位3位を独占してしまったのである。さらに、ノルウェーとオーストリアで2位、南アフリカで3位、オランダで5位をマークし、ビヨルンとベニーは世界進出への大きな手応えを掴んだ。
 とはいえ、当時はビヨルンもベニーも他のアーティストへの楽曲提供やプロデュース業など様々なプロジェクトを抱えていたし、アグネッタとフリーダもソロ・アーティストとしての活動が主体だった。あくまでも“ベニー・ビヨルン&アグネタ・フリーダ”という、仲間内の実験的なプロジェクトに過ぎなかったのである。

 さて、その4人の実験プロジェクトの最初の集大成であるアルバム“Ring Ring”。後の、いわゆるアバ・サウンドの片鱗はうかがえるものの、まだグループとしての方向性みたいなものは見出されていない。“Ring Ring”がスペクター・サウンドをお手本にしているように、全体的に60年代半ば以降の英米ポップスやロックの影響が色濃く、正直なところオリジナリティは殆ど感じられないのだ。しかし、それはあくまでも後のアバ作品と比べての話であり、客観的に見れば非常に完成度の高いポップス・アルバムだと思う。
 そこはかとなくノスタルジックなメランコリーを漂わせたキャッチーなメロディ、弾けるような若々しさを感じさせるロック・サウンド。後の緻密に計算され尽くしたアレンジに比べると非常にシンプルだが、それだけに純然たるポップスの喜びや楽しさが伝わってくる。何故だか懐かしくて胸をキュンとさせられる、そんな感じだ。
 他のアバ作品に比べると極端に語られることが少ないアルバムだが、実は熱狂的なファンの多いアルバムでもある。特に、オルタナ系やパンク系のバンドにはとても人気が高い。日本でも、元イエロー・モンキーの吉井和哉がオールタイム・フェイバレットなアルバムとして本作を挙げている。確かに、後の完全無欠なポップ・サウンドに比べると、かなりバンド色の濃厚な作品と言えるだろう。アバでありながらアバではない、その未完成な粗っぽさこそが本作の最大の魅力なのかもしれない。

ABBA_PARTY.JPG

<楽曲解説>

※オリジナル盤収録作品
1,Ring Ring (Bara du slog en signal) リング・リング(スウェーデン語バージョン)
 問答無用なくらいにキャッチーなメロディが圧巻ですね。後のアバ・サウンドの原点とも言うべき傑作です。スペクター・サウンドをヒントにした、分厚い多重録音も聴き応え十分。このスウェーデン語バージョンは、英語バージョンと聴き比べるとボーカルにエコーがかかっているのがよく分かります。初期のレコーディングで様々な実験を行っていた彼らは、サウンドにエコーをかけるために室内プールでレコーディングを行ったことがあると本で読んだことがありますが、もしかしたらこの作品のことなのかもしれませんね。

2,Another Town, Another Train 見知らぬ街の少女   ビデオ
 夜明けと共に列車に乗って旅立つ若者の心情を歌った、爽やかでセンチメンタルなソフト・ロック・ナンバー。ビヨルンがリード・ボーカルを取っています。ちょうど、当時のビージーズを思わせるようなメロディが印象的で、個人的にとても好きな作品。ベニーの奏でるメロトロンの寂しげな響きがキュンときますね。スウェーデンのラジオ・チャートで2位、アフリカのジンバブエで18位を記録しています。

3,Disillusion ディスイリュージョン   ビデオ
 アバとしては唯一、アグネッタが作曲した作品です。ビヨルンとベニーは普段から大量に曲を書き、幾つものデモ・テープを制作しながら、その中から優れたものをピック・アップし、時には複数の曲のパーツを集めて一つの作品に仕上げたりしていました。しかし、この当時はまだそうした制作体制が確立されていませんでした。で、実はアルバム制作の最終段階になっても12曲目が決まらなかったんですね。ちょうどその頃、アグネッタが自分のソロ用に新曲を書き上げたばかりで、それを気に入ったビヨルンが英語の歌詞を付けたのが、この作品だったわけです。ただ、マネージャーのスティッグ・アンダーソンはアグネッタとフリーダはボーカルに専念するべきだと考えており、以降アグネッタの作品がアバとして取り上げられることは2度とありませんでした。後に、アグネッタはこの曲を“Mina Ogon”というタイトルでスウェーデン語でレコーディングしています。

4,People Need Love ピープル・ニード・ラブ   ビデオ
 アバの4人が最初にレコーディングした作品。ちょっとゴスペルを意識したラブ&ピースなナンバーで、当時イギリスで人気のあった男女デュオ、ブルー・ミンクのヒット曲“Melting Pot”に影響された作品だと言われています。とはいえ、そこはビヨルンとベニーのこと。キャッチーで爽やかなメロディは勿論、エンディングにはヨーデルまで絡めて、お茶目に遊んでくれています。スウェーデンのセールス・チャートで17位を記録した他、ラジオ・チャートでは3位まで上昇しています。

5,I Saw It In The Mirror アイ・ソウ・イット・イン・ザ・ミラー
 アバ作品の中でも特に評価の低い一曲。もともとは、ビヨルンとベニーが1970年にビリー・ジーサンという男性ボーカリストの為に書いた曲で、本来はミッドテンポのソウル・ナンバーだったようです。ところが、このバージョンではソウルフルという言葉とは対極にあるビヨルンがボーカルを受け持ってしまった為に、何とも形容しがたい中途半端な楽曲に仕上がってしまいました。この曲なんか聴いていると、当時の彼らの暗中模索ぶりが良く分かる気がします。

6,Nina, Pretty Ballerina ニーナは、かわいいバレリーナ   ビデオ
 初期のアバは、メロディの持つインパクトや言葉の響きを最優先して、ほとんど意味のないような歌詞を付ける事が少なくないのですが、これなんかはまさにその好例と言えるかもしれません。一応、ニーナという地味なOLが週末だけダンス・フロアの女王になる、ってのが歌詞の内容なんですけど、これってまさに「ダンシング・クィーン」ですよね!?遊び心いっぱいのサウンド・エフェクトといい、キャッチーなメロディといい、まさに楽しけりゃいいじゃん!ってノリのハッピー・チューン。これぞアバ・サウンドの醍醐味です。ちなみに、オーストリアでヒット・チャート8位を記録しています。

7,Love Isn't Easy (But It Sure Is Hard Enough) ラヴ・イズント・イージー   ビデオ
 後のアバ・サウンドを彷彿とさせる、複雑なコーラス・ワークが素晴らしい一曲。男女コーラスのかけ合いで進行し、サビで見事に溶け合っていくのが気持ち良いですね。こちらは北欧のみでのシングル・カットで、スウェーデンのラジオ・チャートで最高3位をマークしています。

8,Me And Bobby And Bobby's Brother ミー・アンド・ボビー・アンド・ボビーズ・ブラザー   ビデオ
 何ともノスタルジックで切ないポップ・チューン。幼馴染の友達兄弟と遊んだ子供時代への憧憬を歌った作品で、フリーダがリード・ボーカルを担当しています。シングル・カットこそされていませんが、アバ・ファンの間でも特に人気の高い名曲です。

9.He Is Your Brother ヒー・イズ・ユア・ブラザー   ビデオ
 アバにとってのセカンド・シングルで、爽快感のある正統派なロックン・ロール・ナンバーに仕上がっています。彼ら自身もかなりお気に入りの作品だったらしく、77年の世界ツアーや79年のユニセフ・コンサートの際にも歌っています。スウェーデンのラジオ・チャートで最高1位を記録。

10,Ring Ring (Engelsk Version) リング・リング   ビデオ
 アバにとって初めて世界的なヒットを記録したのが、この英語バージョンです。ボーカル・トラックだけでなく、バック・トラックもスウェーデン語バージョンと若干違いますね。音の位置関係に広がりがあって、より立体感のあるサウンドに仕上がっています。スウェーデン・チャートで最高2位を記録した他、ノルウェーとオーストリアで2位、ベルギーで1位、オランダで5位、南アフリカで3位、ジンバブエで12位を記録しました。イギリスでもリリースされたもののヒットせず、翌年に「恋のウォータールー」が大ヒットして改めてリミックス・バージョンが発売され、トップ20に入る中ヒットを記録しています。ちなみに、この曲はユーロビジョン・ソングコンテストのスウェーデン予選において3位で落選したのですが、それにも関わらず世界的なヒットとなってしまった為、それまで審査員を務めてきた音楽評論家は全員クビになったそうです。アバは評論家よりも一般大衆に愛されるアーティストと言われてきましたが、デビュー当初からそうだったんですね。そして、この「リング・リング」での苦い経験があったからこそ、翌年のユーロビジョン・ソングコンテストでの優勝となったわけです。

11,I Am Just A Girl アイ・アム・ジャスト・ア・ガール   ビデオ
 これまたセンチメンタルで乙女チックなバラード・ナンバーです。もともとは、ビヨルンとベニーが映画の主題歌として書いた作品で、ヤール・クーレという男優が歌っていました。さらに言うと、ビヨルン&ベニー名義で発表した作品“Tank om jorden vore ung”(アグネッタとフリーダがコーラスで参加)がソックリで、恐らく元ネタになっているものと思われます。ゆったりとしたラウンジ・スタイルのメロウな作品で、胸に染みわたる名曲です。

12,Rock'n Roll Band ロックン・ロール・バンド   
 タイトルの割には、あまりロックンロールっぽくない作品ですね。リード・ボーカルを取るのはビヨルン。もともとはビヨルン&ベニー名義のシングル「木枯しの少女」の、日本盤限定のB面ソングとして発表された作品。リミックスを施した上で、ボーカル・トラックをレコーディングし直しています。

※CD用ボーナス・トラックなど
She's My Kind Of Girl 木枯しの少女   ビデオ
 インターナショナル版及び全てのCD版では、「リング・リング」のスウェーデン語バージョンの代わりとしてこの曲が収録されていますが、本来はビヨルン&ベニー名義で発表された作品です。もともと1969年の秋にスウェーデンでリリースされたものの、当時は全く売れませんでした。で、当時ビヨルン&ベニーの作品をフランソワーズ・アルディがカバーしていたこともあって、翌年にフランスで発売されたものの、こちらも最高97位と全く奮わず。ところが、パリでこの曲を耳にした日本人の音楽関係者が気に入って日本での販売権を獲得。日本でリリースしたところ、72年2月にオリコン・チャート7位を記録する大ヒットとなったのでした。洋楽がシングル・チャートでトップ10に入るなんて、当時でも珍しかったはずですから、どれだけの大ヒットだったかは容易に想像かつきますよね。

Merry-Go-Round メリー・ゴー・ラウンド
 こちらは、2001年にリリースされたリマスター盤CDと、2005年リリースのボックス・セット版にボーナス・トラックとして収録されています。もともとはビヨルン&ベニー時代に“En Karusell”というタイトルでシングル・カットされたスウェーデン語作品で、英語版は「木枯しの少女」に続くシングルとして日本でシングル発売されました。しかし、日本ではヒットせず、スウェーデンでは「ピープル・ニード・ラヴ」のB面ソングとして使用されています。

Santa Rosa サンタ・ローザ
 こちらも2001年のリマスター盤と2005年のボックス・セット版にボーナス・トラックとして収録されている作品。もともとは「ピープル・ニード・ラブ」と「メリー・ゴー・ラウンド」をレコーディングした時期に書かれた作品でしたが、ビヨルンもベニーもあまり気に入らず、半ばお蔵入りにさせていました。ところが、72年の11月にビヨルンとベニーが東京のヤマハ音楽祭に招待された際、エピック・レコードの関係者が出場曲としてこの作品をピック・アップしています。アグネッタとフリーダを伴って来日したビヨルンとベニーは、音楽祭でこの曲を演奏したものの評判はまり良くなく、結局日本でレコード発売されることもありませんでした。その後、「ヒー・イズ・ユア・ブラザー」のB面として使用されています。

Ah, Vilka Tider 過ぎ去りし日々   ビデオ
 これは、もともと「リング・リング」スウェーデン語バージョンのB面ソングとして発表された作品で、スヴェンスクトッペンと呼ばれるスウェーデン語作品に限定したヒット・チャートで6位を記録するヒットになっています。ヴォードビル・スタイルののどかで爽やかなポップ・ナンバーで、とても愛らしい作品です。リード・ボーカルを担当しているのはビヨルン。当時はビヨルンが歌う作品も多かったんですよね。2005年にリリースされたボックス・セットに入っているアルバム「リング・リング」に、ボーナス・トラックとして収録されています。

Ring Ring (Spanish Version) リング・リング(スペイン語バージョン)
Ring Ring (German Version) リング・リング(ドイツ語バージョン)
 「リング・リング」の世界的なヒットを予感していたスティッグ・アンダーソンによって、当初からスウェーデン語版・英語版の他にスペイン語版、ドイツ語版がレコーディングされていました。基本的に、スウェーデン語版と同じバック・トラックを使用しています。ボックス・セット版にボーナス・トラックとして収録。

Wer Im Wartesaal Der Liebe Steht 見知らぬ街の少女(ドイツ語バージョン)
 その名の通り、「見知らぬ街の少女」のドイツ語バージョン。スウェーデンとドイツは言語が似ているという事もあってか、昔から音楽的な結びつきが密接なんですね。ドイツでは歌謡曲をシュラガーといいますが、スウェーデンでも同じです。で、このドイツ語バージョン、基本的には英語バージョンのバック・トラックをそのまま使用しただけ。2005年のボックス・セット版にボーナス・トラックとして収録されています。

なお、これからCDで買い求めようという方には、ちょっと値段が張るものの、2005年発売のボックス・セット“The Complete Studio Recordings”をオススメします。1997年と2001年の24ビット・リマスター盤も良いのですが、オリジナル・アナログ・マスターをそのまま使用した2005年盤の音質はビックリするくらいに最高。まるで、レコーディング・スタジオの中で聴いているみたいな迫力があります。過去にリリースされた全てのアバ音源の中でも、最高の音質だと思います。全オリジナル・アルバムはもとより、未発表音源やDVDも入っているので、このボックス・セット一つでアバの全てを手に入れることが出来ます(あくまでもオフィシャル・リリースとして)。

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