素顔のアバ

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 今や学校の教科書にまで名前や写真が載っているアバ。しかし、彼らの素顔については一般にあまり知られていないというのが実情だろう。スウェーデンから登場したポップ・グループ。世界中で4億枚近くもCDやレコードを売り上げてきた大スター。二組の夫婦で結成されたファミリー・バンド。一般的にはその程度の認識だろう。その楽曲の全てをメンバーのビヨルンとベニーの二人が作曲・プロデュースしていたが、比較的最近までプロの音楽ジャーナリストですらその事実を知らない人が多かった。
 一般的にアバに関する情報が乏しい事の理由はいくつか考えられる。まず、彼ら自身がマスコミに対してあまりオープンではなかったという事。創作活動を最優先とし、パブリシティーは極力後回しにするというスタンスを取り続けた彼らは、マスコミの前に登場するのは新作アルバムのプロモーションの時くらいのもので、それ以外はストックホルム沖の島に建てたコッテージや市内のスタジオにこもって作曲・レコーディングに没頭していた。アグネッタはプライベートと仕事の境界線をきっちりと分けるタイプの女性だったし、ベニーはアバ結成以前に新聞のゴシップ記事が原因で離婚した経験があったためマスコミに対して口が重かった。そのため、主にビヨルンがグループのスポークスパーソンとして表舞台に立ったが、基本的に無難な受け答えに終始していた。
 次に、彼らがスウェーデンというヨーロッパの辺境の地から登場したグループだったという事。アバはそのキャリアを通して、一貫して母国スウェーデンを活動の拠点としていた。ライブ・ツアーやプロモーション・ツアーでもない限りは、スウェーデンを離れる事がなかったのである。今のようなインターネットのない時代。小国スウェーデンから世界に発信される情報は限られていた。そのため、彼らの普段の活動や母国での生活ぶりなどについての情報も決して豊富とは言えず、その素顔が詳細に伝えられる事はなかったのだ。
 さらに、重要な点は音楽ジャーナリズムが好んでアバを嫌っていたという事実だろう。特にアメリカやイギリスの音楽ジャーナリズム関係者はアバの存在を好ましく思っておらず、彼らに関する情報を意図して無視する傾向にあった。何故か?まずイギリスの音楽関係者はアバを自国の音楽文化の敵だと考えていた。60年代にビートルズの大成功によって世界中で一世を風靡したブリティッシュ・ポップスだったが、そのビートルズの解散によってわが世の春に終止符が打たれてしまった。そこへ登場したのがアバだった。ド田舎のスウェーデンから出てきたポップ・グループが世界中で大ブームを巻き起こし、挙句の果てには“ビートルズを超えた”とまで言われた事は、音楽先進国を自負するイギリスの音楽関係者の自尊心をいたく傷つけたのだった。しかも、皮肉なことにイギリスの一般大衆はアバを自国のグループのように愛していた。
 また、アメリカの音楽関係者にとってみれば、アバは厄介な存在だった。映画でも音楽でもアメリカ産が世界のスタンダ−ドだと考える彼らにとって、世界各国でトップを独走するアバは目の上のたんこぶのようなもの。消し去ってしまいたい存在だったとも言えるだろう。また、ヨーロッパやアジアに比べれば、アメリカでのアバの成功は限定的だった。所詮は外国人。アメリカ=世界という価値観の根強い彼らにしてみれば、アバの情報など必要最小限で構わなかったのである。
 そうした事実を裏付けるように、アバが「恋のウォータールー」で国際舞台に登場した頃は、イギリスでもアメリカでも音楽ジャーナリズムは彼らを非常に好意的にとらえていた。まだ脅威とは見なしていなかったのである。それが、「SOS」、「マンマ・ミーア」そして「ダンシング・クィーン」と次々にヒットを放ち、文字通り世界的な現象となるに至って、彼らは手のひらを返すようにアバを敵視するようになったのだ。
 残念ながら、アメリカやイギリスの影響をストレートに受けてしまう日本のジャーナリズムもこれに習ってしまった。特にビートルズ世代の関係者にとって、アバは認めてはならない存在だったと言えるだろう。故に、ボクはビートルズは認めても、ビートルズ・ファンは大嫌いである。まあ、ちょっと極論かもしれないが、それでも同じように考えているアバ・ファンは決して少なくない。そうした名残りは未だに強く、ヨーロッパやアメリカ、アジア諸国で報道されているアバ・メンバーの近況も、ここ日本では殆ど報道されることはない。今の日本のマスコミは特にアバに冷たいと言えるだろう。そのせいか、世界中で上演されているミュージカル「マンマ・ミーア」のプレミアで、メンバーが一人も会場に現れなかったのはここ日本だけである。お隣の韓国でさえ、プレミアにビヨルンが現れたというのに!

 こうした諸々の事情から一般的にはあまり知られていないアバの素顔について、様々な情報をもとに垣間見てみよう。

<ライフスタイル>
 基本的に、彼らのライフ・スタイルはシンプルで堅実なものだった。第一線を退いた現在も、それはあまり変わっていない。ビヨルンとベニーは音楽以外に殆ど趣味らしい趣味はなく、ファッションなどのトレンドに関しても全く無頓着だった。暇さえあれば二人でギターやピアノを奏でて作曲に没頭したり、スタジオにこもってあれこれと実験を繰り返していた。
 アグネッタも家事や子育てが好きで、アバ時代から平凡な主婦になる事を望んでいた。彼女は回想録で、“若い頃はそれなりに野心もあったけど、結婚して家庭が一番大切だと思うようになった”というように語っていたが、彼女にとっては家族や芸能界とは無縁の友達と過ごす時間の方が大切だったようだ。
 メンバーの中ではフリーダが一番社交的で派手好きだったようだが、それでも全ては音楽活動を中心に回る生活だった。フィル・コリンズの話によると、フリーダはストックホルム市内に大規模なサウナを経営するなどビジネスにも手腕を発揮していたようだったが、その一方で一般客に混じってデパートのブティックで服を買うなど生活ぶりは至って庶民的だった。アバ解散後は親友のシルヴィア王妃との交遊や貴族との結婚から社交界の花形的存在となったフリーダだったが、現在はマヨルカ島の邸宅も売り払い、スイスの小さな村でのんびりとした毎日を過ごしているという。
 こうした、およそ世界的なスターというイメージから程遠い彼らのライフスタイルについて、スウェーデン人の国民性と深く関係があると考える向きもある。“ヨーロッパの日本人”と言われる事もあるスウェーデン人は、一般的に質素で控えめ、感情を表に出すことが少なく、周囲との協調性を大切にする民族と言われている。かつてフリーダが“スウェーデンに帰ると落ち着くわ。街を歩いていてもみんな放っておいてくれるし、マスコミに追い掛け回されることもないから”と語っていたが、芸能人だからといって特別扱いするような事のないお国柄。アバがスウェーデンを決して離れる事がなかったのは、まさにそれが理由だった。
 そういえば、スウェーデンからハリウッドに渡った大女優グレタ・ガルボも、アメリカでの喧騒に嫌気が差して一時期スウェーデンに戻ってしまった事があった。彼女は映画女優だからといって必要以上に注目される理由が理解できなかったという。何故なら、スウェーデンにはそんな習慣はなかったからだ。よく彼女は人間嫌いの孤独な女性というイメージで語られがちだが、実際は映画女優という仕事を選んだだけの堅実で常識のある普通の女性だったのである。彼女は人間が嫌いだったわけではない。プライベートにまで土足で入り込まれる事に我慢できなかっただけだ。自己顕示欲の強いアメリカ人には、彼女の考え方は理解できなかったのである。
 このように、アバの素顔を知る上でスウェーデン人の国民性というのは確かに非常に大きなファクターになると言えるかもしれない。

<イメージ>
 あるインタビューで、ビヨルンは“僕たちは音楽よりもイメージで非難されてきた”と語っていた事がある。二組の夫婦で結成された幸せなファミリー・グループ。このアバのイメージは、パンク・ロック全盛期の70年代当時には格好の非難の対象となった。幸せな家族や健全なライフ・スタイルといった従来の価値観を真っ向から否定して破壊する事を目的としていたパンク世代にとって、アバはまさに天敵だったと言えるだろう。それは、商業主義の生み出した幻想、レコードを売るために作り出された虚像だとしか受け取られなかった。しかし、アグネッタはこう反論する。“だって私たちは本当に愛し合っていた、幸せなカップルだったんだもの”と。
 同じように、そうした“幸せな家族”というイメージから生まれる彼らの清潔感、真面目さも揶揄される事が多かった。当時は、ホテルの窓からものを投げ捨てたり、ドラッグやパーティー、セックスに明け暮れるようなロック・スターが持て囃された時代。そのようなゴシップとは全く無縁だったアバは、まさに“クールでない”スターの代名詞だった。それについても、アグネッタはこう述べている。“だって私たちは母国では既にキャリアがあって、浮き沈みも経験してきていたのよ。成功を手にしたばかりで浮かれているような若者じゃなかったんだもの。”
 確かに、アバは突然国際舞台に現れて成功を手にしたグループだと思われがちだが、そのメンバーは60年代からスウェーデンで活躍してきたトップ・スターだった。“スウェーデンのビートルズ”と呼ばれた大物バンド、ヘップ・スターズの中心人物だったベニー。このバンドは、60年代のスウェーデン芸能界ではナンバー・ワンの問題児集団でもあった。そのために、頂点を極めながらも次々とトラブルを巻き起こし、最終的には事務所ごと破産するという、まさに天国と地獄を経験している(詳細はビヨルンとベニーのページを参照のこと)。
 アグネッタにしても、17歳で突然国民的なアイドル・スターとなり、ドイツ進出を図るものの失敗。自分の守護天使だと信頼して婚約までしたドイツ人プロデューサーとも破局し、帰国するとマスコミのバッシング対象にされて苦悩した。
 フリーダはフリーダで、若くして結婚したものの、その家族を捨ててまで飛び込んだ芸能界で成功を手にするまでに長い道のりを歩み、誰よりもこの世界の厳しさを知っていた。メンバーの中で唯一順調なキャリアを築いてきたのはビヨルンだったが、彼だって高校時代に結成したグループ“フーテナニー・シンガーズ”で一世を風靡したトップ・スター。昨日今日出たきたばかりのアマチュアではなかった。
 だいたい、彼らが「ダンシング・クィーン」で世界の頂点に立った時点で、アグネッタ以外は全員30代だったのである。

 イメージといえば、彼らは長いこと“作られたバンド”という誤解を受ける事が多かった。というよりも、そもそもバンドであるとすら考えられていなかった。つまり、プロデューサーのもとにオーディションで集められた男女グループ、という印象が強かったのである。というのも、彼らのような形態のバンドというのは、それ以前には存在しなかったからだ。
 そもそも、彼らのような大衆的なポップスを演奏するグループで、自ら作曲からプロデュース、演奏までこなすようなグループは存在しなかった。それはロックやフォークのテリトリーだったのだ。アバの成功でガイズ・アンド・ドールズやブラザーフッド・オブ・マン(彼らはアバよりキャリアは古いが)、ドゥーリーズ、バックス・フィズなど次々とその影響を受けたポップス・グループが登場したが、自作自演するれっきとしたバンドというのはアバだけだった。
 確かに、男女4人という構成はコーラス・グループと受け取られても仕方なかったかもしれない。しかし、アバというのは、実はそのスタジオ・ミュージシャンも含めた大所帯のバンドだったとも言えるのだ。アグネッタとフリーダがボーカル、ベニーがキーボード、ビヨルンがギターという割り振りだったが、それ以外に彼らには実質的に準メンバーとも言えるスタジオ・ミュージシャンを抱えていた。それぞれ、アバ結成以前からメンバーの友人であったり、仕事仲間であったりした。アバの10年間という活動期間を通じて、スタジオ・ミュージシャンの面子が殆ど変わっていないという事実からも、彼らが実質的にアバの準メンバーであったということが伺える。様々な理由からミュージシャンが変わるという時も、彼らは決してオーディションで見ず知らずの人間を入れたり、知名度の高い赤の他人をゲストとして招くという事はなかった。仲間の仲間を紹介してもらったのである。
 また、アバ・サウンドの要であるスタジオ・エンジニアも全キャリアを通じてマイケル・B・トレトウが担当していた。アバのメンバーにとって、気心の知れた仲間との仕事こそが素晴らしい音楽を生み出す秘訣だったと言えるだろう。
 そして、アバというグループ自体が、そうした“仲間”という概念から生まれた偶然の産物だった。詳細はこれまでにアップしたアバ関係のコラムを参照して頂きたいが、アバは共に音楽を愛する二人の親友と、それぞれの恋人が意気投合して結成したバンドだった。しかも、たまたま全員がスウェーデンの音楽界でキャリアのあるスターだった。全ては、まさに運命のもたらした奇跡だったと言えるかもしれない。

 このように、アバというグループは70年代の社会の歪んだ価値観の中に晒され、それゆえにその実態を誤解され続けてきたと言える。そういえば、イギリスの音楽ジャーナリスト、デイヴ・ハスラム氏は昨年の著書「NOT ABBA」の中で、近年のアバのリバイバル・ブームが70年代という時代の実像を歪めてしまっていると語っていた。確かに、70年代という時代はブラック・パンサーにIRA、イタリアの“赤い旅団”、日本の赤軍などの左翼ゲリラ、ウォターゲートやロッキードに代表されるような巨悪と汚職の渦巻く暗い時代だったとも言える。そうした中からパンク・ロックのようなムーブメントが生まれたのも事実ではある。しかし、物事には全て表と裏、明と暗があるように、70年代が全くの暗い時代だったかというとそうではないはずだ。
 しかし、それ以上に重要なのは、アバ自身がそうした時代のトレンドやムーブメントを超越した普遍的な音楽を目指していた事であり、そもそもアバを70年代という時代を象徴する存在として捉えること自体が間違っているのではないかと思う。特定の時代を背負うような事がなかったからこそ、30年以上を経た今でも大人から子供まで幅広い世代のリスナーに愛されているのではないか。本人たちがあまり公の場に姿を現さないということもあるが、どうも未だにアバというグループは正当に理解・評価されているとは言い難いようだ。

ABBAベスト盤コレクション

※今のところ手元にあるベスト盤について紹介します。アバのベスト盤は本当に夥しい数がリリースされており、ここに紹介したものはごく一部です。今後も入手し次第、随時アップしていきますのでお楽しみに。

BEST.JPG HONEY_HONEY.JPG VERY_BEST.JPG GREATEST_HITS.JPG

The Best of Abba (1974)

Honey, Honey (1974)

The Very Best Of Abba (1976)

Greatest Hits (1976)

(P)1974 日本フォノグラム (Japan) (P) Polydor (Germany) (P)1976 Polydor (Germany) (P)Atlantic Recordings (USA)
Side 1
1,Waterloo
2,Another Town, Another Train
3,Watch Out
4,I Am Just A Girl
5,Me and Bobby and Bobby's Brother
6,Hasta Manana
Side 2
1,She's My Kind Of Girl
2,Ring Ring
3,Gonna Sing You My Lovesong
4,Honey, Honey
5,King Kong Song
6,Nina, Pretty Ballerina
1,Ring Ring
2,Another Town, Another Train
3,People Need Love
4,Nina, Pretty Ballerina
5,Disillusion
6,Rock'n Roll Band
7,Honey, Honey
8,Love Isn't Easy (But Sure Is Hard Enough)
9,Me And Bobby And Bobby's Brother
10,He Is Your Brother
11,She's My Kind Of Girl
12,I'm Just A Girl
Side 1
1,Ring Ring
2,So Long
3,Sitting In The Palmtree
4,Suzy-Hang-Around
5,Hasta Manana
6,S.O.S.
Side 2
1,Mamma Mia
2,Tropical Loveland
3,Rock Me
4,Love Isn't Easy (But Sure Is Hard Enough)
5,People Need Love
6,Intermezzo No.1
Side 1
1,Fernando
2,My Mama Said
3,What About Livingstone
4,Hey, Hey Helen
5,Honey, Honey
6,Bang-A-Boomerang
Side 2
1,I Do, Ido
2,Nina, Pretty Ballerina
3,Dance (While The Music Still Goes On)
4,Gonna Sing You My Lovesong
5,I've Been Waiting For You
6,Waterloo
1,SOS
2,He Is Your Brother
3,Ring Ring
4,Another Town, Another Train
5,Honey, Honey
6,So Long
7,Mamma Mia
8,I Do, I Do, I Do, I Do, I Do
9,People Need Love
10,Waterloo
11,Nina, Pretty Ballerina
12,Bang-A-Boomerang
13,Dance (While The Music Still Goes On)
14,Fernando
 「恋のウォータールー」で世界的にブレイクしたばかりのアバ。これは、日本へのショーケース的な意味合いで発売されたベスト盤。日本ではビヨルン&ベニー時代に大成功を果たしていたものの、当時アバとしての認知度はまだ低かった。しかし、このジャケット写真、これだけ見たら確実にグラム・ロック系のバンドですよね。  こちらはドイツで発売された初期ベスト盤。ドイツでも結成当初から根強い人気のあったアバ。とはいえ、当時はドイツでも4〜5曲くらいしかシングルは発売されていなかったはずで、いかに大衆に熱狂的に受け入れられていたかが分かろうというもの。ジャケット・デザインも洒落ていて素敵ですね。  またまたドイツで発売された2枚組ベスト・アルバム。他にも、ドイツでは幾つものベスト盤がリリースされています。この2枚組は、個人的にも思い出深いもの。生まれて初めて、自分のお小遣いで買ったアバのアルバムが、このベスト盤のカセット・テープでした。テープが擦り切れるまで毎日のように聴いていたのを思い出しますねー・・・。  各国で次々とベスト盤がリリースされる中で、その真打としてポーラー・レコードが世界同時発売させた“オフィシャル”なベスト盤第1弾。これはアメリカのアトランティックが80年代後半にCD化したもので、アメリカで最初にリリースされたアバのCDでした。CD自体がまだ普及し始めた時期のリリースだったため、長いことファンの間ではコレクターズ・アイテムとされてたものです。

GREATEST_HITS24.JPG GREATEST_HITS2.JPG THE_SINGLES.JPG INTERNATIONAL.JPG
ABBA'sGreatest Hits-24 (1977)

Greatest Hit Vol.2 (1979)

The Singles (1982)

International (1983)

(P)1977 Discomate (Japan) (P)1979 Discomate (Japan) (P) Polydor (Germany) (P) Polydor (Germany)
Side A
1,Dancing Queen
2,What About Livingstone
3,Hey, Hey Helen
4,Honey, Honey
5,Mamma Mia
6,Waterloo
Side B
1,Gonna Sing You My Lovesong
2,Another Town,Another Train
3,Nina, Pretty Ballerina
4,Ring Ring
5,Suzy-Hang-Around
6,Bang-A-Boomerang
Side A
1,That's Me
2,Hasta Manana
3,My Mama Said
4,I Am Just A Girl
5,Dance (While The Music Still Goes On)
6,Intermezzo No.1
Side B
1,Fernando
2,S.O.S.
3,Rock Me
4,I Do, I Do, I Do, I Do, I Do
5,People Need Love
6,I've Been Waiting For You
Side 1
1,Gimme! Gimme! Gimme! (A Man After Midnight)
2,Knowing Me Knowing You
3,Take A Chance On Me
4,Money, Money, Money
5,Rock Me
6,Eagle
7,Angeleyes
Side 2
1,Dancing Queen
2,Does Your Mother Know
3,Chiquitita
4,Dummer Night City
5,I Wonder (Departure)
6,The Name Of The Game
7,Thank You For The Music
1,Ring Ring
2,Waterloo
3,So Long
4,I Do, I Do, I Do, I Do, I Do
5,S.O.S.
6,Mamma Mia
7,Fernando
8,Dancing Queen
9,Money, Money, Money
10,Knowing Me, Knowing You
11,The Name Of The Game
12,Take A Chance On Me
13,Summer Night City
1,Chiquitita
2,Does Your Mother Know
3,Voulez-Vous
4,Gimme! Gimme! Gimme!
5,I Have A Dream
6,The Winner Takes It All
7,Super Trouper
8,One Of Us
9,The Day Before You Came
10,Under Attack
1,Ring Ring (German Version)
2,Intermezzo No.1
3,Waterloo (French Version)
4,Take A Chance On Me
5,Gimme! Gimme! Gimme!
6,I've Been Waiting For You
7,Happy Hawaii
8,S.O.S.
9,Rock'n Roll Band
10,People Need Love
11,Wer im Warfesaal der Liebe stecht (Another Town, Another Train)
12,Chiquitita (Spanish Version)
13,I Wonder (Live)
14,Eagle
15,Dancing Queen
16,I Have A Dream

 こちらはアバの初来日を記念してリリースされた2枚組のベスト盤。“That's Me”が入っている辺りが日本らしい選曲ですね。しかし、よく考えてみれば24曲中半分以上がアルバム・トラックなんですよね。にもかかわらず、どれもが一度聴いたら口ずさめてしまう位にキャッチーなのが、アバの凄いところ。ベスト盤が次々とリリースされ続けるワケです。

 アバのオフィシャル・ベスト第2弾。しかし、なぜか“Voulez-Vous”は収録されておりません。その代わり、シングル・カットされていない“Thank You For The Music”と、オーストラリアでのみシングルA面扱いだった“Rock Me”が収録されるという変化球的な選曲。それでも、たった3年の間にこれだけのヒット曲をリリースしていたんですよねー。

 アバの結成10周年を記念してリリースされたオフィシャル・ベスト第3弾。世界共通でリリースされたシングルA面のみで構成されています。Disc 2の#9と#10が、当時新曲としてアルバムに合わせてシングル・カット。で、この新曲はそれぞれヒット・チャートでは振るわなかったものの、アルバムは全英1位を筆頭にバカ売れし、アバの不動の人気を証明したものでした。  アバの活動停止直後にドイツでリリースされたベスト企画盤。ヒット曲の別語バージョンやアルバム未収録バージョンなどを含んだ構成で、アバの新曲に飢えていた熱烈なファンには非常に嬉しい内容のアルバムでした。これも80年代末にCD化されたもので、一時期はコレクターズ・アイテムとしてファンの間では高値で取引されていたものでした。

WITH_LOVE.JPG THE_HITS.JPG ABSOLUTE.JPG LOVE_SONGS.JPG

From ABBA with Love (1984)

The Hits (1986)

Absolute ABBA (1988)

Love Songs (1989)

(P) Polydor (Germany) (P)1986 IMP (UK) (P)1988 Telestar (UK) (P)1989 Pickwick International (UK)
1,One Of  Us
2,Lay All Your Love On Me
3,Eagle
4,The Winner Takes It All
5,Head Over Heels
6,To Turn The Stone (Frida)
7,Voulez-Vous
8,My Love, My Life
9,Wrap Your Arms Around Me (Agnetha)
10,Cassandra
11,The Day Before You Came
12,Elaine
13,Slipping Through My Fingers
14,Thank You For The Music 
1,Waterloo
2,S.O.S.
3,Dancing Queen
4,Knowing Me, Knowing You
5,Lay All Your Love On Me
6,Super Trouper
7,Take A Chance On Me
8,I Do, I Do, I Do, I Do, I Do
9,Honey Honey
10,Hasta Manana
11,The Visitors
12,Mamma Mia
1,Fernando
2,The Name Of The Game
3,Chiquitita
4,Thank You For The Music
5,Angeleyes
6,Waterloo
7,Knowing Me, Knowing You
8,One Of Us
9,Does Your Mother Know
10,Summer Night City
11,Lay All Your Love On Me
12,The Winner Takes It All
1,Super Trouper
2,Money, Money, Money
3,Voulez-Vous
4,Ring Ring
5,Head Over Heels
6,Take A Chance On Me
7,Dancing Queen
8,Gimme! Gimme! Gimme!
9,Mamma Mia
10,I Do, I Do, I Do, I Do, I Do
11,S.O.S.
12,I Have A Dream
1,Under Attack
2,Slippin' Through My Fingers
3,Sould I Laugh Or Cry
4,Gonna Sing You My Lovesong
5,Lovers (Live A Little Longer)
6,Lovelight
7,I've Been Waiting For You
8,My Love My Life
9,One Man One Woman
10,Tropical Loveland
11,Another Town, Another Train
12,When All Is Said And Done
13,If It Wasn't For The Nights
14,So Long
 こちらも80年代末にCD化された、ドイツのベスト企画盤。アルバム未収録のシングルB面曲#10と#12、さらにフリーダとアグネッタのソロ作品も含んだ選曲。特にシングルB面曲は長らくCD化される事がなかったため、4枚組のボックス・セットがリリースされるまではコレクターズ・アイテム扱いされていました。  この頃には、アバも既に過去の存在となってしまい、各国では廉価版専門のマイナー・レーベルによる即席のベスト盤が続々とリリースされるようになってしまいました。これもその中の1枚で、イギリスのPickwickグループ傘下のIMPよりリリースされたもの。これといった特色のない選曲ですね。  こちらは廉価版専門レーベルとして世界的に有名なTelestarが、当時まだイギリスでの配給権を持っていたCBSレコードの協力で企画した2枚組ベスト。しかも、ディストリビュートにはワーナーが協力しており、それなりに力の入ったリリースだったと思われます。そのおかげもあってか、UKチャートでは70位にランク・インしました。  殆どがアルバム・トラックとシングルB面曲で構成されたマニアックな選曲のベスト盤。中でも、#6はオリジナル・バージョンでの収録で、後にCD化されたバージョンが当時未発表だったリミックス・バージョンだったことから、長い間レアなコレクターズ・アイテムとしてファン垂涎の1枚でした。

THE_SONGBOOK.JPG GOLD.JPG MORE_GOLD.JPG THE_COLLECTION.JPG

The Songbook (1990)

Gold (1992)

More ABBA Gold (1993)

The Collection (1998)

(P)1990 A.B.C. (Australia) (P)1992 Polar Music (EU) (P)1993 Polar Music (EU) (P)1998 Polar Music/A&M (USA)
1,Fernando
2,Mamma Mia
3,S.O.S.
4,Dancing Queen
5,Money, Money, Money
6,I Do, I Do, I Do, I Do, I Do
7,Rock Me
8,Ring Ring
9,Waterloo
10,Chiquitita
11,Does Your Mother Know
12,Knowing Me, Knowing You
13,Gimme! Gimme! Gimme!
14,The Winner Takes It All
15,On And On And On
16,The Name Of The Game
17,Summer Night City
18,Hasta Manana
19,Take A Chance On Me
20,The Day Before You Came
1,Dancing Queen
2,Knowing Me, Knowing You
3,Take A Chance On Me
4,Mamma Mia
5,Lay All Your Love On Me
6,Super Trouper
7,I Have A Dream
8,The Winner Takes It All
9,Money, Money, Money
10,S.O.S.
11,Chiquitita
12,Fernando
13,Voulez-Vous
14,Gimme! Gimme! Gimme!
15,Does Your Mother Know
16,One Of Us
17,The Name Of The Game
18,Thank You For The Music
19,Waterloo
1,Summer Night City
2,Angeleyes
3,The Day Before You Came
4,Eagle
5,I Do, I Do, I Do, I Do,I Do
6,So Long
7,Honey, Honey
8,The Visitore
9,Our Last Summer
10,On And On And On
11,Ring Ring
12,I Wonder
13,Lovelight
14,Head Over Heels
15,When I Kissed The Teacher
16,I Am The City
17,Cassandra
18,Under Attack
19,When All Is Said And Done
20,The Way Old Friends Do
1,Thank You For The Music
2,The Winner Takes It All
3,Fernando
4,One Of Us
5,Angeleyes
6,The Day Before You Came
7,Eagle
8,So Long
9,Why Did It Have To Be Me
10,Ring Ring
11,The Way Old Friends Do
 世界中でも最もアバを愛している国とも言えるオーストラリアで企画されたベスト盤。サブ・タイトルが示している通り、オーストラリアでチャート・インしたシングルのみで構成されています。一見してブートっぽいデザインですが、ちゃんとポリドールのロゴと、ポリグラムのライセンス・クレジットがある正規盤です。  アバのリバイバル・ブームを象徴する存在となった究極のベスト盤。現在までに2500万枚以上を売り上げている驚異のベスト・セラーです。このアルバムのヒットのおかげで、その後数多くのアーティストがベスト盤に“Gold”と命名。90年代のベスト盤ブームの火付け役となりました。今では“Gold”というユニバーサルのベスト盤シリーズまであります。これまたアバの偉業ですね。  “Gold”の記録的なヒットを受けてリリースされた続編。前作で収録しきれなかったヒット・シングルに加えて、ファンの間でも熱狂的に愛されているアルバム・トラックを収録した内容。中でも、リリース予定にあがっていたものの、未完成のままお蔵入りしてしまった最後のアルバムに収録されるはずだった未発表曲#16の収録は話題になりました。  アメリカで企画されたベスト盤。曲数は少ないものの、選曲者の愛情が感じられるなかなか心憎い1枚。メガ・ヒット、中ヒット、アルバム・トラックとバランス良くチョイスされています。面白いのは、ポリグラムがユニバーサルに身売りをする前のリリースだったためか、ディストリビュートをA&Mレコードが担当していること。

PA_SVENSKA.JPG COMPLETE_SINGLES.JPG DEFINITIVE.JPG ON_AND_ON.JPG

Pa Svenska (1994)

The Complete Singles Collection (1999)

The Definitive Collection (2001)

On And On (2003)

(P)1994 Polar Music (Sweden) (P)1999 Polydor/Universal (Germany) (P)2001 Polar/Universal (UK) (P)2003 Polar/Universal (USA)
1,Waterloo
2,Att finnas till (Bjorn & Benny)
3,En sang och en saga (Agnetha)
4,Honey, Honey
5,Ska man skratta eller grata (Frida)
6,Tank om jorden vore ung (Bjorn & Benny)
7,S.O.S. (Agnetha)
8,Fernando (Frida)
9,Ah, vilka tider
10,Som en sparv (Frida)
11,En sang om sorg och gladje (Agnetha)
12,En karusell (Bjorn & Benny)
13,Drom ar drom, och saga saga (Agnetha)
14,Man vill ju leva lite dessemellan (Frida)
15,Hej gamle man (Bjorn & Benny)
16,Ring Ring
17,Sa glad som dina ogon (Agnetha)
18,Vill du lana en man (Frida)
1,People Need Love
2,Ring Ring
3,Waterloo
4,Waterloo (German)
5,Honey Honey
6,So Long
7,I Do, I Do, I Do, I Do, I Do
8,S.O.S.
9,Mamma Mia
10,Fernando
11,Dancing Queen
12,Money, Money, Money
13,Knowing Me, Knowing You
14,The Name Of The Game
15,Take A Chance On Me
16,Eagle
17,Thank You For The Music
18,Summer Night City
1,Chiquitita
2,Does Your Mother Know
3,Voulez-Vous
4,Gimme! Gimme! Gimme!
5,I Have A Dream
6,The Winner Takes It All
7,Super Trouper
8,Lay All Your Love On Me
9,One Of Us
10,Head Over Heels
11,The Day Before You Came
12,Under Attack
13,Ring Ring (German)
14,Happy New Year
15,Wer Im Wartesaal Der Liebe Stent
1,People Need Love
2,He Is Your Brother
3,Ring Ring
4,Love Isn't Easy
5,Waterloo
6,Honey, Honey
7,So Long
8,I Do, I Do, I Do, I Do, I Do
9,S.O.S.
10,Mamma Mia
11,Fernando
12,Dancing Queen
13,Money, Money, Money
14,Knowing Me, Knowing You
15,The Name Of The Game
16,Take A Chance On Me
17,Eagle
18,Summer Night City
19,Chiquitita
20,Does Your Mother Know
1,Voulez-Vous
2,Angeleyes
3,Gimme! Gimme! Gimme!
4,I Have A Dream
5,The Winner Takes It All
6,Super Trouper
7,On And On And On
8,Lay All Your Love On Me
9,One Of Us
10,When All Is Said And Done
11,Head Over Heels
12,The Visitors
13,The Day Before You Came
14,Under Attack
15,Thank You For The Music
※bonus tracks
16,Ring Ring (1974 Remix)
17,Voulez-Vous (Extended Remix)
1,Waterloo
2,Rock Me
3,Love Isn't Easy
4,Gonna Sing you My Lovesong
5,The Name Of The Game
6,Hole In Your Soul
7,Why Did It Have To Be Me
8,On And On And On
9,Lay All Your Love On Me
10,The Visitors
11,Kisses Of Fire
12,When All Is Said And Done
 アバ最初期のスウェーデン語バージョンと、その時期にリリースされたアグネッタとフリーダのソロ及びビヨルン&ベニーの作品を集めたマニア垂涎のコンピレーション盤。今でこそ、アグネッタやフリーダのソロ作品やビヨルン&ベニーの作品は殆どCD化されているけど、このアルバムのリリース当時は衝撃的なコレクターズ・アイテムでした。  ドイツでリリースされたシングルだけで構成された2枚組ベスト。一応、リリース順に収録されているものの、厳密に言うとDisc 1の#17は活動停止後にシングル・カットされたもの。また、#14は本アルバムのリリースに併せてドイツでのみシングル・カットされました。ドイツでのアバ人気も凄まじいもので、本アルバムも10位にランクされてます。  こちらは本国スウェーデンでシングル・カットされた楽曲で構成された2枚組ベスト。オマケで、ファンの間ではコレクターズ・アイテムだったレア・バージョンも収録されています。しかし、これだけ夥しい数のベスト盤がリリースされている中で、高額な2枚組であるにも関わらずオーストラリアやイタリアではトップ10入りするなど、各国でヒットを記録。まさに止まる所を知らぬアバ人気。  ヨーロッパでは“The Name Of The Game”のタイトルでリリースされたベスト企画盤のアメリカ・バージョン。選曲もジャケット・デザインも全く一緒です。全体的にロック/ニュー・ウェーブ色の強い選曲で、アバのバンド的な魅力を楽しめる1枚になっています。

ORO.JPG WATERLOO.JPG GREATEST_HITS30.JPG

Oro (1999)

Waterloo (1999)

Greatest Hits (1976)

(P)1999 Polar Music/Polydor (EU) (P)1999 Polydor/Universal (Germany) (P)2006 Polar Music (Sweden)
1,Fernando
2,Chiquitita
3,Gracias Por La Musica
4,La Reina Del Baile
5,Al Andar
6,Dame! Dame! Dame!
7,Estoy Sonando
8,Mamma Mia
9,Hasta Manana
10,Conociendome,Donociendome
11,Felicidad
12,Andante, Andante
13,Se Me Esta Escapando
14,No Hay A Quien Culpar
15,Ring Ring
1,Waterloo (German Version)
2,Waterloo
3,Megamedley 8:52
1,Fernando
2,S.O.S.
3,He Is Your Brother
4,Ring Ring
5,Hasta Manana
6,Nina, Pretty Ballerina
7,Honey, Honey
8,So Long
9,I Do, I Do, I Do, I Do, I Do
10,People Need Love
11,Bang-A-Boomerang
12,Another Town, Another Train
13,Mamma Mia
14,Dance (While The Music Still Goes On)
15,Waterloo
 アバのレコーディングしたスペイン語バージョンを集めたコンピレーション盤。南米というのは基本的にスペイン語でないとヒットしないという非常に保守的なマーケットで、アバはスペイン語で歌うことによってビートルズも成し得なかった南米制覇をも実現したのでした。特に“Happy New Year”#11はスペイン語との相性が抜群で、オリジナルを凌駕する素晴らしい出来栄えです。  こちらはベスト盤ではないものの、ファン必携のコレクターズ・アイテムです。「恋のウォータールー」発売25周年を記念して復刻されたドイツ盤シングル。目玉は#3のメガ・ミックス。アバが自作を他人に加工させる事は滅多にないので、非常に貴重な1曲です。凝った事はしていないものの、とても新鮮な楽しみがありますね。  そして、アバ初のオフィシャル・ベストとなった“Greatest Hits”の発売30周年を記念した復刻版。今回の目玉は、当時のスウェーデン盤ジャケットを忠実に再現したカード・スリーブ仕様。選曲もスウェーデン盤に準じており、これまたファン必携の1枚です。このジャケットのイラストはファンの間でも伝説になっていました。ちなみに、セミ・ダブル仕様なので、アグネッタとビヨルンは裏側にいます。

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