アブ・ファブ
〜アブソリュートリー・ファビュラス〜
Absolutely Fabulous

 

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(P)2005 BBC Video/Warner (USA) (P)2005 BBC Video/Warner (USA)
画質★★★☆☆ 音質★★★★☆ 画質★★★☆☆ 音質★★★★☆
DVD仕様(北米盤4枚組)
カラー/スタンダード・サイズ/ステレオ/
音声:英語/字幕:なし/地域コード:1/
540分/製作:イギリス

映像特典
NGシーン集(15分)
メイキング・ドキュメンタリー
ハイライト・ドキュメンタリー
元ネタ“Modern Mother and Daughter”
セレブ・ガイド
番組ガイド
パッツィ&エディナのインタラクティブ・マップ
DVD仕様(北米盤)
カラー/スタンダーソ・サイズ/ステレオ/
音声:英語/字幕:なし/地域コード:1/
150分/製作:イギリス

映像特典
NGシーン集(15分)
監督:ボブ・スピアーズ
製作:ジョン・プロウマン
脚本:ジェニファー・サウンダース
出演:ジェニファー・サウンダース
    ジョアナ・ラムレー
    ジュリア・サワラ
    ジェーン・ホロックス
    ジューン・ウィットフィールド
監督:トリストラム・シャピーロ
    ボブ・スピアーズ
脚本:ジェニファー・サウンダース
出演:ジェニファー・サウンダース
    ジョアナ・ラムレー
    ジュリア・サワラ
    ジェーン・ホロックス
    ジューン・ウィットフィールド

 

 1992年から2004年まで通算5シーズンに渡って放送され、欧米で熱狂的なファンを生んだイギリスBBCの超人気コメディ・ドラマ『アブソリュートリー・ファビュラス』。華やかなファッション業界を舞台に、2人の強烈なオバサマ・コンビがタブー・ネタ満載の毒舌ギャグを吐きまくるという番組だ。有名人を名指しでコキおろすなんてのは当たり前。人種差別ネタやら、マイノリティ差別ネタ、政治ネタ、宗教ネタなど危険極まりないギャグのオンパレードで、そこまで言うか!?という大胆不敵さ(というか怖いもの知らず)が実に痛快。主人公たちのド派手で下品なビッチぶりも愉快で、アメリカやイギリスでは特にゲイの間で熱烈な支持を得ている。個人的にも、『Sex and the City』、『デスパレートな妻たち』、『ルーシー・ショー』と並んで、世界で最も大好きなテレビ・ドラマの一つだ。
 主人公はファッション関係のPR会社を経営する女社長エディナ・モンスーン(ジェニファー・サウンダース)と、大手ファッション雑誌のファッション・ディレクターを務めるパッツィー・ストーン(ジョアナ・ラムレー)。2人は同じ近所に育った幼馴染で、常に行動を共にする大親友だ。仕事なんかそっちのけで、ファッションにショッピング、アルコール、パーティ、マリファナ、セックスと大忙し(?)。しかも、お互いに超が付くぐらい自己中心的で我がまま。実年齢は40歳を超えているものの、頭の中は明らかに女子高生のまま全く進化していない。しかも、悪知恵だけはついているのだから困りもんだ。
 そんな彼女たちを取り巻くのが、これまた一癖も二癖もある人々。エディナの娘サフロンは完全無欠の優等生で、母親の存在が目の上のたんこぶ。エディナの母親は温厚で優しいお祖母ちゃんだが、時々悪魔のような本性を覗かせることがある。そして、エディナの秘書を務める能天気な女の子バブルも、常に天才としか思えないようなバカっぷりを発揮。

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娘サフロンにちょっかいを出す母親エディナ

エディナはラクロワが命!

常に一心同体のエディナとパッツィー

 脚本を手がけたのは、エディナ役を演じている女優ジェニファー・サウンダース。彼女は、イギリスでは非常に有名なコメディエンヌで、相棒ドーン・フレンチとのコンビで主演したコメディ番組“French and Saunders”は、初放送から20年以上を経た現在も愛され続けている国民的人気番組だ。その“French and Saunders”の中で披露したギャグ・スケッチ“Modern Mother and Daughter”が、この『アブソリュートリー・ファビュラス』の元ネタだった。
 これは、自分に構って欲しくて娘の勉強を邪魔する母親を描いた寸劇コント。ド派手なヒップ・ホップ・ファッションで思い切り若作りし、“大学なんて行くぐらいだったらママと一緒にショッピングしようよ〜!”と言って駄々をこねる母親像は、まさしく『アブ・ファブ』のエディナ・モンスーンそのもの。
 その後、相方のドーン・フレンチが出産のために芸能活動を休業。必然的に“French and Saunders”も放送休止を余儀なくされたことから、ジェニファーは“Modern Mother and Daughter”をヒントに新しい番組の脚本を書き上げた。それが『アブ・ファブ』だったというわけだ。

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パッツィは男のケツを追いかけるのが大好き

機内サービスのアルコールも片っ端から飲み干す

フランスの田舎生活も二人にとっては地獄

 “Modern Mother and Daughter”が母子関係の逆転をテーマにしていたのに対し、『アブ・ファブ』は大人になりきれないヒッピー世代の目を通した社会風刺コメディという色合いが強い。エディナとパッツィーにかかったら、環境問題も欧州統合もジェーン・フォンダのシリコン・オッパイもみ〜んな同じ土俵の上に立たされる。そして、片っぱしから容赦なく切り捨てられていくのだ。彼女たちにはタブーという言葉が一切ないのである。
 セックス、ドラッグ、アルコール、ショッピングと己の欲望に忠実なエディナとパッツィー。世間の常識が全く通用しないだけに、その言動は恐ろしいくらいにパワフル。それこそ、悪事でさえも邪念が一切ない。フィリピン人を安くこき使って何が悪いわけ?彼らだってお金を貰えりゃハッピーなんでしょ?といった調子だ。誰もがオブラートに包みたがるような事柄の核心をバンバンと突いているだけに、いけないと思いつつも大爆笑させられてしまうわけである。
 たとえデブと呼ばれようとラクロワが着たい!男とコカインと酒を断つくらいだったら人間をやめてやる!世の中なんて楽に稼いで楽しんじゃった者が勝ちよ!という彼女たちの生き方は極端過ぎるとはいえ、あながち否定もできないはず。誰もが心の中ではこっそり思っているけど、とてもじゃないが行動に移すことなんて出来ないようなことをバンバンやってくれる、というのも『アブ・ファブ』の大きな魅力だ
。そのためにしょっちゅう散々な目に遭ってしまうわけだが、そんな愚かさや滑稽さも含めて、いろいろと共感できる部分も多いだろう。
 ちなみに、ペット・ショップ・ボーイズのニール・テナントも熱狂的な『アブ・ファブ』ファンで、彼らが94年に大ヒットさせたダンス・ナンバー“Absolutely Fabulous”は本作の公式トリビュート・ソング。プロモ・ビデオにはエディナとパッツィーの2人も登場し、ワケのわからないヘンテコなダンスを披露していた(笑)。

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ブドウ園でもワインを片っ端から飲み干す

床にへばりついて駄々をこねるエディナ

娘の授業参観もパッツィーが同伴

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雑誌の編集会議でもワインを飲みまくる

テレビのトーク・ショーに招かれたパッツィー

友と語らうにはマリファナを吸いながらが一番!?

 

キャラクター紹介

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エディナ・モンスーン

パッツィー・ストーン

 ファッション関係のPR会社を経営する女性実業家。出勤時には必ず“アタシが来たからもう大丈夫!みんな慌てないで!”というのが口癖だが、もちろん誰一人として慌ててはいないし、そんなこと聞いちゃいない。
 アルコールとマリファナ、クリスチャン・ラクロワとジャン・ポール・ゴルチェ、パーティとセレブが大好き。嫌いな言葉は“デブ”と“理性”。若い頃は太っていることで仲間外れにされていたため、その事に触れられると暴れるか気絶する。
 自称仏教徒で、環境問題やオーガニック・フード、第三世界に関心を持っているフリをしているが、単に流行に乗っているだけなので意味は全く分かってない。
 自分より幸せな人間、自分よりスタイルのいい女性、社会の秩序を守っている人間を見ると発作的に咬みつくクセがある。
 過去には2度の離婚歴が。最初の結婚は酒に酔った勢いで、2度目の結婚は覚えてない。ちなみに、2度目の夫ジャスティンはゲイ。最初の結婚で生まれた長男セルジュがゲイであることを知って大喜びするが、そのイケてないファッションを見て大激怒。いつまでも処女を守っている娘サフロンにも苛立ちをつのらせている。
 エディナの大親友で、一流ファッション雑誌“エラ”のファッション・ディレクター。とはいっても、親友のエディナでさえ彼女が仕事をしている姿をほとんど見たことがない。会議に出席するため久しぶりに出勤しようとしたが、周りの景色が変わっていたため道に迷ってしまった。
 アルコールとドラッグ、男とシャネル、他人の悪口とゴシップには目がない。セクシーな男性のお尻を見ると、舌なめずりをしながら後を追いかけるという習性がある。寝ている間もタバコを吸っているというくらい、極度のヘビー・スモーカー。そのため、エディナの家のキッチンを爆破したことがある。
 舞踏家で霊媒師でフリー・セックス主義者だった母親が40歳の時に生んだ子供。生理があがったと思って油断したところに妊娠したという経緯もあって、母親からは全く愛されないで育った。介護施設に入った母親へ放った最後の一言は、“さっさと死んじまえ”。困ったときには身の上話を聞かせて相手の同情を買うが、本人はしばしばそれが実話だということを忘れている。
 性格はいたって凶暴。エディナの娘サフロンのことを“悪魔の子”と呼んで忌み嫌っている。ファッションのトレンドと精液の臭いには敏感。

(ジェニファー・サウンダース)

(ジョアナ・ラムレー)

 イギリスを代表する人気コメディエンヌ。自ら監督・脚本も務めたテレビ『フレンチ&サウンダース』は国民的番組として名高い。『アブ・ファブ』の大ヒットでアメリカでも知られるようになり、映画『シュレック2』の吹き替えではピープルズ・チョイス・アワードを受賞している。スパイズ・ガールズのmemberとも親交が深く、映画『スパイスワールド』にもゲスト出演している。  60年代のトップ・モデルにして元ボンド・ガール。『女王陛下の007』('69年)を経て、テレビドラマ『新・おしゃれ?探偵』のヒロイン、パーディ役を演じてブレイク。その後しばらくは低迷していたが、この『アブ・ファブ』で再び人気を取り戻した。声優としても活躍しており、『ジャイアントピーチ』や『ティム・バートンのコープスブライド』に出演している。

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サフロン・モンスーン

モンスーン夫人

バブル

 エディナと2番目の夫ジャスティンの間に生まれた娘。成績優秀で品行方正。自由奔放でわがままなエディナの母親的存在で、叱り方もよく心得ている。性格は公平かつ寛大で真面目。父親がゲイであることも受け入れている。とはいえ、母親の親友パッツィーとは犬猿の仲。登場人物の中では誰よりも大人だが、孤独で傷つきやすいという一面も持っている。  エディナの母親。おっとりとして優しい、典型的なイギリスのお母さんという感じだが、時おり無邪気な悪魔が顔をのぞかせる。ジミ・ヘンドリックスのことはよく知っているのに、ローリング・ストーンズのことは何故だかイマイチ分かってない。アルコールをサイダーと呼ぶなど、かなりトボけた性格だが、単に抜けているのかアルツハイマーなのか本人もいまだに疑問。  エディナの秘書。サフロンに言わせると、“怠慢が芸術の域にまで達した唯一の人間”。言葉の訛りが強く、ファッション・センスは最悪。ファックスやパソコンが何なのかイマイチ分かってない。なのに、なせかフランス語はペラペラ。あまりのおバカぶりに耐えかねたエディナに解雇されるが、訴えを起こして勝訴。ただ、仕事内容を理解してなかったため女中に格下げされる。

(ジュリア・サワラ)

(ジューン・ウィットフィールド)

(ジェーン・ホロックス)

 ヨルダン系イギリス人俳優ナディム・サワラの娘。イギリスでは子役時代から知名度が高い女優。人形アニメ『チキン・ラン』のジンジャー役の声優としても知られる。  イギリスの国民的人気コメディ映画“Carry On
”シリーズで有名な女優。60年代からテレビで数多くのシットコムに出演し、ブリティッシュ・コメディ・アワードの生涯功労賞も受賞している。
 日本でも大ヒットした映画『リトル・ボイス』('98年)のヒロイン、リトル・ボイス役で各国の映画賞を総なめにした女優。最近では『コープスブライド』の声優も務めている。

 

『アブ・ファブ』名セリフ集

サフロン:口から卵が出てるわ。
エディナ:キャビアよ、キャビア。
パッツィ:自分の卵はもうないもんね
エディナ:そんじゃ、自分の卵巣と共に去るわ
(素人をお洒落に変身させるテレビ番組への出演が決まり、緊張しまくるパッツィに一言)
エディナ:髪を切らせて、ブランド服を着せるだけじゃない。人に恥をかかせるのは得意でしょ。

パッツィ:(エディナに)あなたは素晴らしい母親よ。体だってボロボロ。
誰のためにお腹とおっぱいをたるませたと思ってるの?

(モデルのヤスミン・ル・ボンがファッション・ショーをドタキャン。電話を受けたバブルがエディナに報告をする)
バブル:旦那さんがおかしいの。“こちらはル・ボンです”だって。奥さんの性を名乗ってんの。
(ちなみに、その旦那とはデュラン・デュランのリード・ボーカリスト、サイモン・ル・ボン)
(運動やダイエットをせず、薬で痩せようとするエディナをサフロンが批判すると・・・)
エディナ:60年代はラリって運動なんて出来なかった。70年代は厚底の靴が流行ったし。
80年代は・・・そう、パンクの時代だったから、安全ピンを鼻に刺すので忙しかったのよ!
(ちなみに正確に言うとパンクは70年代)
(エディナの天敵が数十年ぶりにロンドンにやって来る。デブ体型を隠したいエディナだったが)
パッツィ:いいニュースよ!
エディナ:彼女も太ったの?
パッツィ:もっといいわ
エディナ:じゃ、死んだの?
パッツィ:いいえ、目が見えないのよ!
エディナ:タマと遺伝子に関しては、誰もパッツィに敵わないわ
サフロン:歩く精子バンクだものね
(勢いでルーマニアから養子を注文したエディナ)
エディナ:まずい。養子って返品利くわよね?
パッツィ:売るのよ。高く。売っちまえ。
(ベロベロに酔っ払って車に乗ろうとしたエディナ。間違って助手席に座ったところ・・・)
エディナ:ハンドルが盗まれた!
(ダイエットなんか無駄だと言われたエディナ)
エディナ:この体の中にはスリムなアタシがいて、外に出ようともがいているのよ!
モンスーン夫人:で、一人だけなのかしら?
エディナ:禁酒するわ
パッツィ:じゃ、いったい何を飲むのよ?
エディナ:水よ。ウィスキー入りの。
(ファッション・ショーを大成功させたエディナ)
エディナ:アン王女にヴィヴィアン・ウェストウッドを着せたのも正解だったわね。ショーよりもウケてたわ。
(モスクワでグラビア撮影を計画したパッツィ)
編集者:ロシア人のモデルを使うの?
パッツィ:いや、不細工だからダメ。デブだし。400年もイモばっかり食ってるヤツらに、ゴルチェは無理よ
(経営する雑貨店の新入荷を自慢するエディナ)
エディナ:ソマリアからは鍋。食べるものなんかないんだから必要ないでしょ。でも凄いのはクルド人が放棄した村よ。村ごと買ったわ。
パッツィ:偉い、よくやった
(ある日突然、自分が取り返しのつかないくらい太ってしまったことに気付いたエディナ)
エディナ:鏡を見て仰天したわ。まるで裸のバーバラ・ブッシュなんだもん。

 

ゲスト・スターあれこれ

 『アブ・ファブ』の見どころの一つが、あちこちにカメオ出演しているゲスト・スターたち。ある時はエディナの夢に出てくる悪魔、ある時はスター本人として登場。自分をネタにした自虐的なギャグを披露する人も多い。下記以外にもマリアンヌ・フェイスフルからエルトン・ジョン、ナオミ・キャンベル、ツィギー、アニタ・パレンバーグ、ジャン=ポール・ゴルチェ、クリスチャン・ラクロワ、エマ・バントンまで様々な有名人が顔を出してきた。

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ヘレナ・ボナム・カーター

ミランダ・リチャードソン

ブリット・エクランド

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ルル

リチャード・E・グラント

スージー・クアトロ

 

エディナ ギャラリー

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パッツィ ギャラリー

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